籠池森友学園理事長を証人喚問に、安倍首相から寄付受けたと断言。安価購入にもメス入るか

　安倍晋三内閣が揺れている。国有地を８億円もダンピングしてもらって取得し、このほど森友学園理事長退任を表明した籠池泰典理事長が、昨日、参議院予算委員会のメンバーが調査に訪問した際、小学校の建築について安倍首相夫人を通じ首相から１００万円の寄付をしてもらったと述べた。

　これについて、安倍首相はその事実を否定したが、結局、今まで阻み続けてきた籠池氏の国会招致について、自民党、公明党が折れ、野党が要求してきた参考人としての招致ではなく、虚偽答弁した場合には刑事告発が伴う証人喚問で籠池氏を招致することになった。

　証人喚問は、３月２３日に衆参両院の予算委員会で行われることになったが、果たして籠池氏の爆弾発言が正しいのか、安倍首相の否定発言が正しいのか正されることになる。

　しかし、野党は、安倍首相の寄付問題だけでなく、何故、途方もない安さで国有地が売買されたのか、当時の財務省責任者の国会招致を含め追及していくことにしている。

　また、南スーダンにおける自衛隊活動の日報について、自衛隊内で隠蔽した問題についても、稲田明美防衛相の管理不足や自衛隊内の隠蔽体質について明らかになった。

　日本は、先の大戦の反省から、シビリアンコントロールについては、機微にならなければならないのに、自衛隊制服の中で、このような状態が顕在化していることは大問題だ。

　その他、共謀罪についてもさまざまな問題が解消されていない。長期政権になりつつある安倍政権の横暴やほころびがだんだん広がってきた感じだ。「関連：３月１４日」