正さん日記

世の中思いにつれて

白鵬10回目の優勝、朝青龍は来場所が正念場=大相撲春場所

2009-03-31 14:59:12 | スポーツ
 大相撲春場所は横綱白鵬が全勝で10回目の賜杯を握った。9日目まで白鵬と並んで全勝街道を進んでいた横綱朝青龍は、10日目、大関日馬富士に完敗後は精彩を欠き11勝止まりで白鵬の独走を許した。
 その他大関以下は、横綱との差がますます大きくなり、早い内から優勝争いの興味を削いだ。
 
 今場所、最も印象に残る出来事は、朝青龍が急激な衰えを滲ませた点だ。14日目大関琴欧洲、千秋楽白鵬に完敗したところにそれをあらわに感じさせた。来場所、もし同じような状態で土俵に上がったとすると、最早、朝青龍の強さは過去のものとなり、白鵬時代到来を確定づけるかも知れない。
 反面、全勝優勝した白鵬の盤石な強さが印象的だった。何番か相手力士が食い下がって時間をかけた相撲もあったが、落ち着いた取り口で相手を退けた。
 
 何時もながら、大関陣は不甲斐なかった。外国勢の琴欧洲、日馬富士がようやく10勝を上げたが、日本勢の魁皇、琴光喜は8勝止まり、琴光喜は何とか角番を脱出したが、千代大海が大関負け数新記録の2勝しか勝てず、13度目の角番記録更新でまた来場所に生き残りを賭けることになった。
 このようなぶざまな状態にしびれを切らせた横綱審議委員会の一部委員から、「5回以上カド番なら一つ格を下げるとか、引退を勧告する考えがあっていい」との提言が出る有様だ。相撲協会としては、先ずは聞き置く程度で済ませたようだが、大関陣は危機感を持つべきだ。
 
 さて、和製大関狙いが期待された関脇稀勢の里は5勝止まりでまた平幕転落、代わって御当所小結豪栄道が9勝を上げ来場所関脇昇進が確実だ。2つ空く小結には前頭西筆頭で10勝を上げたモンゴル出身の鶴竜は確実、あと1人は前頭西2枚目で8勝の栃煌山が運良く昇進できるか否か。
 来場所は、前頭中位で勝ち越した実力者の安美錦、豊ノ島、豊真将、栃乃洋らがまた上位に上がってくる。人気の巨漢山本山は、何とか勝ち越して前頭中位に上伸しよう。「関連:3月16日
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