大方の予想に反して民主党の小沢一郎前幹事長が、代表選挙に出馬を決め、既に立候補を表明している菅直人首相(代表)との一騎打ちになることが決まった。
小沢氏は、鳩山由紀夫前首相が「お前が出れば応援する」と薦めてくれたので立候補に踏み切ったと語り、「衆議院総選挙で国民に示したマニフェストの実行に全力を上げる」と表明、菅氏との全面対決を辞さない構えだ。
しかし、小沢氏の立候補については多くの疑問を拭いされない。1つは、3か月前に、自らの政治資金問題の道義的責任をとり幹事長を辞任したばかりだということ。2つには、若し当選して総理大臣になれば、政権奪取以来、鳩山、菅に次ぎ3代目となり、自公政権の際に批判した政権たらい回しに繋がること。3つ目に、政治資金疑惑で検察審査会が2回目の起訴相当の結論を出す可能性を残していること。4つ目には、国会で野党からの政治資金疑惑について徹底的に追及され、これに抗しなければならず、またも国会の停滞を招く恐れがあること。5つ目に小沢氏が主張するマニフェストの実現が出きるか疑問が残ること。6つ目には、菅氏との対決は相当激烈になることが予想され、党の結束が上手くいかず、分裂の危機を孕んでいること。などである。
この菅、小沢対決は党内を真っ二つに分けた支持者の争奪戦になることが予想され、菅側には、現閣僚を中心にした支持者が集まり、菅、前原誠司、野田佳彦グループを中心に、岡田克也、仙谷由人、枝野幸男、蓮舫氏らが連なり、小沢氏側には、小沢、鳩山、羽田孜グループがついている。また、小沢氏は、旧社会党、旧民社党グループなどに積極的にアプローチし、支持者を集めているが、それぞれ自民党派閥のような締めつけは弱いので、支持者の票読みは難しそうだ。
小沢グループは党内最大の150人の国会議員がいるが、その多くを占める新人議員が必ず小沢氏に入れるかといえばそうでもなさそうだ。鳩山グループ60人にしても、既に菅氏を支持することを表明している議員もいて、地方、サポートの投票も、小沢氏に不利な状況とも聞く。やはり9月1日から14日までの選挙戦で、世論の動向が大きく影響することは間違いなく、今後徐々に両者の優劣が明確になってくるだろう。
それにしても、当初菅氏を支持していた鳩山氏が、突然小沢氏支持に回ったことには驚いた。彼には、もう宇宙人などの称号は似つかわしくない。「関連:8月19日」
小沢氏は、鳩山由紀夫前首相が「お前が出れば応援する」と薦めてくれたので立候補に踏み切ったと語り、「衆議院総選挙で国民に示したマニフェストの実行に全力を上げる」と表明、菅氏との全面対決を辞さない構えだ。
しかし、小沢氏の立候補については多くの疑問を拭いされない。1つは、3か月前に、自らの政治資金問題の道義的責任をとり幹事長を辞任したばかりだということ。2つには、若し当選して総理大臣になれば、政権奪取以来、鳩山、菅に次ぎ3代目となり、自公政権の際に批判した政権たらい回しに繋がること。3つ目に、政治資金疑惑で検察審査会が2回目の起訴相当の結論を出す可能性を残していること。4つ目には、国会で野党からの政治資金疑惑について徹底的に追及され、これに抗しなければならず、またも国会の停滞を招く恐れがあること。5つ目に小沢氏が主張するマニフェストの実現が出きるか疑問が残ること。6つ目には、菅氏との対決は相当激烈になることが予想され、党の結束が上手くいかず、分裂の危機を孕んでいること。などである。
この菅、小沢対決は党内を真っ二つに分けた支持者の争奪戦になることが予想され、菅側には、現閣僚を中心にした支持者が集まり、菅、前原誠司、野田佳彦グループを中心に、岡田克也、仙谷由人、枝野幸男、蓮舫氏らが連なり、小沢氏側には、小沢、鳩山、羽田孜グループがついている。また、小沢氏は、旧社会党、旧民社党グループなどに積極的にアプローチし、支持者を集めているが、それぞれ自民党派閥のような締めつけは弱いので、支持者の票読みは難しそうだ。
小沢グループは党内最大の150人の国会議員がいるが、その多くを占める新人議員が必ず小沢氏に入れるかといえばそうでもなさそうだ。鳩山グループ60人にしても、既に菅氏を支持することを表明している議員もいて、地方、サポートの投票も、小沢氏に不利な状況とも聞く。やはり9月1日から14日までの選挙戦で、世論の動向が大きく影響することは間違いなく、今後徐々に両者の優劣が明確になってくるだろう。
それにしても、当初菅氏を支持していた鳩山氏が、突然小沢氏支持に回ったことには驚いた。彼には、もう宇宙人などの称号は似つかわしくない。「関連:8月19日」
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