正さん日記

世の中思いにつれて

草津白根山噴火、死者1名、5人が重症負う

2018-01-23 14:46:59 | 社会

 今日午前10時5分頃、群馬県草津町の草津国際スキー場で、「噴火で雪崩が起きた」と119番があり、間もなく、気象庁は草津白根山の本白根山で噴火が発生したと発表。噴火警戒レベルを3(入山規制)に引き上げた。

 群馬県吾妻広域消防本部は、この噴火により、10人が搬送されうち1人が死亡したと発表した今回の噴火に関係する災害で死者は初めて。

 同本部によると、10人はいずれも草津国際スキー場で負傷し、うち8人が自衛隊員という。10人中5人が重症、2人が中等症、3人が軽症とのことだ。

 また、雪崩も起きたが、今のところ行方不明者の情報は入っていない。噴火による噴石がゴンドラに当たり、窓ガラスが割れて複数人がけがをした。

 草津町役場によると、噴火の影響で停電し、ゴンドラにスキー客らが閉じ込められた。予備電源で動かし、乗客ら約80人は山頂付近に退避。雪上車で順次救助している。 

 草津白根山は、上信越国立公園の一角にある草津のシンボル的な存在で、高山植物はもとより、ニホンカモシカが生息するなど、大自然に溢れた山。山頂には北東から南西に、水釜、湯釜、涸釜の3火口湖が並び、一番大きなものが中央の湯釜で、直径約300M、水深約30Mのエメラルドドグリーン。

 草津白根山は、気象庁が運用を開始した2007年12月1日から噴火警戒レベルが設定されている。群馬県と草津町はレベル1(平常)の段階でも第1次規制として山頂火口の湯釜から半径500M内に立ち入り制限をかけ、当初は夏場の観光シーズンにのみ規制緩和して河口縁の展望台まで続く歩道を開放していた。

 特に、鏡池付近から約2キロ以内では、噴火に伴う大きな噴石に警戒が必要という。 

 

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