村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

男だけの田園

2016年09月11日 | Weblog
今日は隣家の稲刈りである・・・
隣村の農事組合から来た大型のコンバインが刈り取りを始めた、
少々倒伏した稲も、あっという間に刈り取ってしまう・・・

毎年、我が家の稲ハデと見比べながら、家内はうらやましそうな顔をする・・・
明日には米袋に入ったお米が届けられるそうである・・・

午後からは、お寺で門徒の地区委員会があったので出かけた・・・
お寺での他の委員さん方の話を聞いていると・・大型のコンバインは500万円以上だそうである・・・
中山間地域の矮小な田んぼに戦車の様なコンバインを動かすには相当なお金も掛かりそうである・・・

食うに困ったから百姓でもしようか・・?などと言っていた昔の考えはとんでないことである・・
今、新規に就農しようと思えば、多額の資金が必要な時代になった・・・

お寺へ行く道中に広がる田園は、昔の様な田園風景には見えない・・・
畔草は繁茂している・・・法面も大草である、稲が2段に見えるぐらいの稗の穂が見える・・・
田圃と田圃の間には、耕作放棄されて草だらけの田が点在する・・・
そんな田んぼの風景の中を、コンバインだけが動いている・・人の気配は希薄だ・・

手入れをされた田圃の中で、女子供も交えての収穫作業を見ることは無い・・・

中山間地域だけなら・・まだそこそこに生き残る田園も考えられるが・・・
山間地域の田園は、何時まで持つだろうか・・・?

女子供の姿が消えた田園には・・明日の姿も見えて来ない・・・




コメント (3)
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