高齢者でございます。

送迎を頼まれて、出雲市の整形病院へ行った・・・
後期高齢者になって・・・頼まれたとはいえ人の送迎をするのは・・・・・・
最近の高齢者の運転事故への風当たりの強さからして憚るところだが・・・

親戚の頼みなら・・・許されるだろう・・・

病院の駐車場に車を止めると・・・
私の車の枯れ葉マークが目立つ・・
在の道路なら、軽自動車を筆頭に、高齢者マークを付けた車がほとんどだが・・・
流石に市街地では、高齢者マーク付きの車は少ない・・・

しかも・・
私の付けている高齢者マークは、一昔前の枯れ葉マークである・・・


最近の高齢者マークは、4葉のクローバーをデザインしたものである・・・
高齢者マークと知らなければ、・・女学生の運転する車と間違えられそうである・・・

その点・・枯れ葉と言われた高齢者マークは・・イメージからしても高齢者の運転する車そのものである・・

そこのけそこのけ　　高齢者でございます・・・と・・・私は走っている。

手前土建

今日も以前勤めていた会社のお手伝い・・・
何しろ・・・年取ると一度聞いた作業手順も、暫くすると忘れている・・・

今日もまた老人の・・健忘症気味の失敗があった・・・
前に一度聞いていたかもしれない機械操作での失敗である・・・

手順書通りに動かしても一向に動かない・・・何度やっても同じである・・
ギブアップ・・

若い技術者のお世話になる・・・
何のことは無い・・・バルブの開閉を一カ所間違えていたらしい・・・
手順書を見直すと・・正常なら、間違えることも無かろうと思われる個所など手順書には書いてない・・・

こりゃー　　高齢者の運転が危ないと思われても仕方がない・・・

夕方わが家に帰って、モグラ孔から崩落した田圃の畔の修復工事をしている・・・
時間があったら、猫車一台分でも土を運んでいる・・・
完全修復まで、相当時間がかかりそうだ・・・

姉らから「どこに頼んだの・・」と聞かれると・・「（株）手前土建さんだ。」と答えている・・・

錆を落として～

昔、働いてた会社で、骨の治療の為に長期の入院を余儀なくされた従業員の方の補充に・・・ＯＢとしてお手伝いしている・・・
勤めていたといっても・・退職してからすでに17年は経っている・・・
しかも、職種が違っていたので作業の手順など見よう見まねで覚えていた程度である・・・

体力知力も・・退職当時と比べただけでも随分と劣化してきている・・・
だが・・・ＯＢとしては、頼まれれば嫌とは言えない・・・積年の仁義がある・・・

初めての作業だったが・・・今日はうまく行った・・・
昨日、入院先から一時帰宅の当人から丁寧に説明を受けていたからである・・・
聞いたこと、教わったことを忘れない内にと・・急ぐ工程を今日から二日間・・出勤である・・・

近頃・・
高齢者の自動車運転が何かと社会問題化して来たが・・・
動かしてさえいれば・・・まだまだ錆びた身体も頭も・・錆も落ちて動かすことが出来そうだ・・・

齢77の私だが・・・免許返上はもう少し待っていただこう・・・

ようやく初夏

田圃が並びの隣家の田植えも終わり・・
我が家から望む里の様子も・・ようやく初夏の風景になった、

昨夜からの雨は、暑さも洗い流してくれたようである・・
半袖シャツの上に、またジャンパーを重ねて田んぼの水見に歩く・・・

国賓のアメリカ大統領も帰国されたらしい・・・
帰国前での、米海軍基地で、兵士に向かっての演説では・・・
「安倍総理より、米国の戦闘機100機の受注を受けた」との報告もあったそうである・・・
流石は商売人、・・・一機100億円の戦闘機、１００機の商談成立をお土産に御帰りになった・・・

７０数年前に・・戦って負けた相手国の大統領である・・・
精いっぱいのおもてなしに過分なお土産をお持たせするのも・・やむおえなかろう・・・

熊の出没

お隣の山口県でも、最近人里で熊の目撃が頻繁に報告されるそうだ・・
私の住む地区内でも今日は、隣りの集落の国道沿いで熊の出没が放送されていた・・・

隣りの出來山地区の国道の停留所付近では、毎年、熊の目撃情報が出ている・・
一度は、国道を走る車にはねられた熊が道路沿いで死んでいたことが話題になったこともあった・・・

有線で放送される目撃情報も・・こう頻繁に出されると住民の反応も薄くなって来る・・・
「オオカミが出た、オオカミが出た・・」オオカミ少年の目撃情報のようになっている・・・

駆除か・・保護か・・共生か・・

山村に住み続けるためには、熊との付き合い方にも覚悟が必要になって来た・・・
私は、一度、谷沿いの道で遭遇してからもっぱら逃げの一手で・・・熊の出そうなところを避けまくっている、

真夏のような五月晴れ

きょうは一日真夏日のような一日だった・・・
朝の涼しいうちに家内と墓掃除を終い・・・
終日、家の中を夏仕様に片付ける・・

恥ずかしい話だが・・
わが家にはまだ炬燵が出ていた・・・
ほんの3～4日前の寒い朝などはこたつの中で過ごした・・・
初夏だと言うのに何の違和感も無かった・・・

年とるとそれだけ体感が鈍くなるのだろうか・・？

流石に今日の暑さには炬燵は違和感がある・・・
人の来ないうちに片付けて、夕日のあたる西側の窓には簾を掛け・・・すっかり夏仕様に見せかけた・・

扇風機も出したが・・・一方で温風機はまだ隅に追いやっただけである・・・
まだ暖房の必要な朝が来るかもしれない・・・

クーラーもあることはあるが・・・年に数回の使用である・・
それだけ山里の夏は凌ぎ易い・・・

ことしの5月の天候は異常である・・・
鶯とホトトギスの鳴き声が同時に聞こえる・・・

シャクヤクが今、花盛りである・・・
暑いけど・・良い5月だ・・・

免許はゴールド

出雲市まで家内と所用で車で出かけた・・・
用事を済ませて昼食を取り・・いざ帰路に向かうと・・・

お腹が膨らめば、瞼が下がるのは生理現象だ・・・

「運転を変わろうか・・」睡魔には勝てない・・・家内の申し出に素直に従った・・・

わが家には、車は一台だけだ・・・
普段は、留守番の私が専用に使っているので家内はあまり運転をする機会が無い・・

「免許はゴールドよ・・」と強気だが・・・
いざ、運転席に座ると・・・・
「えーと・・右がアクセルで左がクラッチ・・真ん中がブレーキだったよね・・？」

エッ！　　今から運転するのに・・そんな基礎的なことを聞く・・？

運転を交代してから50キロばかりの道中は・・
助手席の私は一気に眠気が覚めた・・・

「だいじょうぶか？　右に寄り過ぎているぞ・・ほら対向車・・赤だぞ・・！」
「うるさいわね・・免許を取ってから何年になると思っているの・・？ゴールドよ」

ゴールドにあまり縁がなかった私は返事のしようがない・・・

女の強さを実感した50キロだった。

谷ウツギの花

谷ウツギの花が咲きだした・・・
まだ、谷奥を上った山の上の田んぼを作っていたごろには・・田植え時期ともなると、谷沿いの農道脇には谷ウツギの花が群れを成して咲いていた・・・
さながら花の道を行く様な感じだった・・・

山の田んぼを作らなくなったこともあるが・・
この頃は谷ウツギの花も探さなければ目に入らないようになった・・・

早乙女花とも言っていた・・・
近頃の田んぼには、田植え時期になっても早乙女と呼ばれるような女性の姿はほとんど見かけない・・・
田植えをする田んぼから早乙女の姿が消えたことと前後して、谷ウツギの花も見かけなくなったような気がする・・・

早乙女が消えて早乙女花も消えつつある・・・

谷ウツギは美しい花だが・・何故か田舎では部屋に活けることはしなかった・・・
縁起の悪い花・・と言う説もあったが・・
本当は飢饉の際に谷ウツギの葉が食料になるので、やたらに採種するのを禁じたからとの説が有力のようである・・・

大事な谷ウツギの花も田舎の人口減少化と共に消えつつある・・・
今や、飢饉の心配も無い・・・
わが家の玄関に活けてみよう・・・・

畔のモグラ孔

2～3日前に刈った、法面の草寄せをしていたら・・・
小川の上流から、筋状の濁り水が出て来る・・・
雲一つない晴天なのに・・・？
猪でも川の上流で暴れているかと思い・・川上の我が家の田んぼの畔を点検すると・・・

畦畔の一カ所が崩壊している・・・モグラの穴からでも水が漏れていたのが洞になって一気に崩壊したらしい・・

道理で・・・中期除草剤を撒いて溜め水をしていたのに・・・一向に溜まらないと思った・・・

早速崩壊カ所の修復だ・・・

中山間地域の田んぼでは、こうした思いもよらない畔の崩壊がままある・・・

ちょっとした土木工事は自前で納めなければならない・・
父から子へ・・・山間地の小農家ではいろいろな農作業の仕方を伝えることも大事な仕事の一つだったが・・・

今の山間地の小農家では、もう伝える後継者もいない・・・
昔は、30軒近くあった私の集落のほとんどで稲作をしていたが・・・今、集落で稲作をする家は3戸になった・
苗作りから収穫まですべて、自前で稲作をする農家は我が家だけになった・・・

中山間地域の稲作が昔話になる日の来るのも・・・まさかの話ではない・・

専業主夫の役目

初夏のような陽気がつづく・・・
牡丹も終わり、カキツバタ、あやめも終わりかけている今の時期は、咲いている花はいくらでもあるようだが意外と切り花になる花は少ない・・・

白シャクヤクが花開いた・・・もう少しすると一人娘、紫蘭、京鹿子、アジサイが出番を待っている・・・

みやこわすれと白シャクヤクを・・・家内に指示されて、明朝、家中の花瓶に活けるのが私の仕事だ・・・

専業主夫見習いは、指示がなければまだ役目を全うできない・・・独り立ちできていない・・

そうそう・・・残飯処理も仰せつかっていた・・・