村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

謙虚な心

2011年07月31日 | Weblog
明日から8月である、お盆の月である、
家内の休日を当てにして朝からわが家の墓掃除をした・・・

私一人で墓掃除をしても良いが・・・昔からお盆の前の墓掃除は家中総出ですることにしている・・・
これも、先祖供養になるかもしれない?と思ってのこだわりである・・・
生前の父も、墓掃除には子どもたちを総動員していた・・・
総廟にする前だったので、個人墓だったが、石塔に書かれた法名の由来から墓石の主の生前のエピソードなどを聞かされて、子どもながらにわが家のおよその輪郭を知ることが出来た・・・
生活の中に宗教がさりげなく織り込まれていた時代である・・・

近頃は、だんだんと生活の中の宗教色も薄まってきた・・
第一に、お葬式の際のおときと言っていた仕上げの料理でも、近頃ではお刺身が入っている事がある・・・
いままでなら、葬儀が3日に亙りでもしようものなら、精進料理から身体が動物性たんぱく?を求めるぐらいであった・・・・

他寺の檀家衆の話だが・・・
お寺の奉仕作業では、終わってから焼き肉ビールが定番だそうである、
宗教的戒律も何も無くなった・・・・
五戒を守ることが絶対とは思わないが・・・・
不殺生、不飲酒を思うと・・・多少は後ろめたく思って欲しいものである・・

お寺の周囲やお墓に堂々と除草剤を撒く行為も同じである・・・

万事に謙虚な心が・・・地球を救う・・・!
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スサノウノミコト

2011年07月30日 | Weblog
所用で赤来町へ行った帰りに、ハ神の公民館へ周って見た・・
今日の公民館祭りの会場に、面作教室の作品展示がなされているからである、
先輩に交じって、私も、小町面を出展している・・・

先生や先輩たちの作品と一緒の展示では・・さすがに技量の差が目立つ・・
そこのところは仕方がない・・・・

頓原経由で帰ったが・・・
かねてから機会を狙っていた頓原八幡宮の隋神門の狛犬を見に寄った、
頓原の由来八幡宮の狛犬は、入間の八重山神社の隋神門の狛犬と同形式の狛犬だと聞いていたからである・・・

八重山神社隋神門の狛犬は・・・
それは珍しい狛犬である、獅子でも無い、犬でも無い・・豹のような精悍な姿である、
狛犬研究の大家である来待ストーンの館長さんのお話では、現在この二つの神社以外では確認されていないと言う・・・
石も福光石である・・・

私は、世界遺産登録された石見銀山との繋がりを想像して見た・・・・
ブログ「来待ストーン四方山話」で是非確かめて欲しい・・
貴重な文化遺産だと載せていただいている・・・

八重山神社の狛犬は雲南市の文化財にまだ指定登録されていない、
雲南市では、今のところは、夢のような神話の世界のスサノウノミコトで忙しいらしい・・・

ちなみに・・八重山神社にもスサノウノミコト伝説がある、
通信も報道も無かった時代には、強くて頼もしいよそ者は全てがスサノウノミコトに見えたのだろう・・?
想像すると、スサノウノミコトは複数存在したと考えるのが自然だ?・・・が・・・
八重山神社に現れたスサノウノミコトは・・本物であったことを私は信じている・・・
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老人には優しい

2011年07月29日 | Weblog
出雲中央病院へ10時に出掛けた、
10時半からの予約診察に間に合う時間である・・・

いつもは、朝一番のまだ受付が開いていない時間に出掛けるが、今回は部長先生の診察なので、こちら側の都合が言いにくい・・・
8時ごろの駐車場の込みようと、10時の駐車場では話にならないぐらい違う・・・
10時ごろの中央病院の駐車場ともなると、玄関に近い所はもちろんだが・・・広い駐車場もほとんどが詰まっている、
辛うじて・・・端っこの駐車スペースに入れることが出来た・・・・
病院の屋上からはおりしも救急ヘリコプターが飛び立つ所でもあった・・・

繁盛している・・・?繁盛と言う言葉は公立病院にはふさわしくないが・・・忙しそうである、

部長先生の診察では、私の手術の日を決めていただいた・・・
11月7日ごろからの入院である・・・
9月の中頃から手術のための検査に入るとのことだった、・・・
「次の検査の日の予約は、10時半に取っておいていいですか・・・?」と聞かれると・・・

とっさに私は・・・
「8時半にしてください・・・駐車場が端っこで、歩くのが大変です・・」
先生は苦笑いをされていたが、希望をかなえていただいた・・・

ひょっとしたら・・若いと思っていたのは私自身の思いだけで、外観は相当に老人域に達している様である・・・
老人には、誰もが優しい・・・・
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大切な役目

2011年07月28日 | Weblog
2~3日前から家の周囲からわが家の田んぼの周りの草を刈っている・・・
昔から、農家はお盆の準備に周囲の草刈りをした・・・
農作業に追われて、普段は取り散らかしてい農家の佇まいを見てからか・・・
家の周りから何から汚い事の代名詞に「百姓家見たいだ・・」と言われていた・・・

特に、小作家ともなると・・・日を惜しんで働くので、家の周りの片づけなどは・・無駄な仕事として論外のことだった・・・

そんな小作家でも・・お盆やお祭り、正月ともなると・・それなりに掃除をしてきれいにしていた・・・
とりわけ・・草を刈ることはあばら家をきれいに見せる一番の効果があった・・・
子どもの頃からの農家魂は、私の身体の中に棲みついている・・・

家の周りが終わったら・・・あすから墓の掃除である・・・

お盆は農家にとっては、宗教行事以前に、日々の生活の中の区切りの到達点としての役目がある、

お盆も秋祭りも・・・変化の少ない山村では大切な行事だと・・・私は思っている・・
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チップソー

2011年07月27日 | Weblog
天気が落ち着かない・・・朝から雨である・・
こんな時、農家は普段、天気の時にはもったいなくて出来ない仕事を片付ける・・・

今日は、たまりにたまったチップソーの目立てをする・・・
チップソーが普及してから、それまでの鋸歯の様に頻繁に目立てをしなくてもよくなったが・・・
それだけに、なかなか目立てをする気持ちが湧かない・・・
気が付くと・・・切れの悪くなったチップソーが山のようにたまっている・・・

人間、便利な道具に馴れてくると怠惰になる・・
文明の進歩は・・結局は人間を怠け者にしてしまった・・

進歩から得た恩恵で、新しい時代の新しい生活、新しい地域、新しい文化を造る努力を積み重ねて行けば・・・楽園?も夢では無かったかもしれないが・・・

怠け心は・・追いかける楽園を次々と過大に描いてしまって何時まで経っても楽園にはたどり着けない構造になってしまった・・・

チップソーも進化したなーー・・・
目立てをして見ると、昔のようにチップの欠けが少なくなってきた、
チップソーは進化したが、肝心の刈り払い機を使う若者も、文明の進化と共に田舎に居なくなって来た、
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癒しの心

2011年07月26日 | Weblog
我が家の蓮が咲きだした・・
随分前から、各地での蓮の開花が報じられていたが・・・
我が家の蓮は、例年お盆前になってからようやく開花する、

生前の父は、お盆前に咲く我が家の蓮が自慢だった・・・
自分が仏心の持ち主だからこそ、我が家の蓮はお盆に咲く・・・・と言っていたが・・

本当は、我が家のハス田に引いた谷川の水が冷たいので丁度お盆頃になってようやく開花時期を迎える様である・・・・
仏心も何も関係ない・・・第一、生前の父に信心の心が厚かったとは・・とても思えない・・・

「泥より出でて  泥に染まらず・・・」

生物として数億年の歴史を持つ蓮の花自体は、宗教とは何の関係も無いだろうが、生態からしてなんとなく宗教的である・・・
私たちも、子どものころから仏壇、お墓、その他仏教のもろもろの絵画で蓮の花を見慣れているからか・・・蓮と言えば・・お釈迦さまやお浄土を連想する・・・

野良仕事を終えて、庭にしつらえたテーブルでお茶を酌みながら・・・蓮池の蓮の花を見ていると・・・・
私でさえも・・少しばかり仏の心?・・・癒しの心に浸る事が出来る・・・
わが家の即席パワースポットである・・・
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パワースポット

2011年07月25日 | Weblog
家内と出雲市からの帰りに県道を走った折り・・・川向うの岩窟の下の小さなお寺を見つけた・・・・岩根寺である、
お寺を覆う高い岩窟の端先に、黄色い花が咲き乱れている・・・・
ノウゼンカズラの花だ、
庵の縁先から30メートルの高さまで、かずらが岩肌を背に一直線に伸びている・・・
どうして登って行ったのか不思議である・・・・

一度、隠れたパワースポットとして紹介されたらしい・・・・
なるほど・・・下から30メートル上のノウゼンカズラの花を見上げると・・・
さながら「天花」の様である・・・

一度、骨董好きの父が骨董商からノウゼンカズラを描いた掛軸を買わされていた・・・
箱の表に「天化・・・」と書かれていたように思う・・・・
以来・・父は死ぬまでノウゼンカズラの花を「テンカの花」と言っていた・・・
我が家では、ずーとテンカの花・・で通っていたが・・・テンカがいつの間にかテイカになっていた・・・
「定家の花」は別にちゃんとある・・・・

近頃、あちらこちらで何かの力が授けられるかの様に、人集めを絡めたパワースポットと称される観光目的の場所が宣伝されるが・・・・

岩根寺の崖を一直線に登って花を咲かせているノウゼンカズラを見上げると・・・
不思議な力が・・・授けられるような気がする・・・・
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タラソ

2011年07月24日 | Weblog
バイキングレストランには、苦手意識があったが・・・
今日の昼食は多岐のマリンタラソ出雲、海の香りのバイキングでとった、

4月のオープンから評判のお店だそうである・・・
丁度、お昼時だったせいもあるが、行列が出来ていて・・およそ30分待ちだった、

海の幸を中心に地元の食材を使っての料理が売りである・・・
握り鮨もあり、あさりの炊き込みご飯から魚料理が豊富なことは、山家育ちにはどれもが御馳走に見える・・・・
取り皿に仕切りがあって、料理同士が混ざらない工夫もありがたい・・・
アイスクリームからコーヒーの種類も豊富だ・・・・
食べ終わった取り皿からすぐに片附けていただけるので、テーブルの上の雑さも感じられない・・・・
バイキングレストランも・・・進化したようである・・・

バイキングレストランへの苦手意識も薄らいだ、

「タラソ」・・・とはどういう意味だろう・・・・・
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駄農万歳

2011年07月23日 | Weblog
我が家と農地が接しているHさんは、自他共に認める精農である、
80歳を超えられるが近ごろ珍しい野良の朝仕事を欠かされることは無い・・・
田の草取りでも、3回は田んぼの中に入られる・・・
ちなみに・・・私などは近年・・田の草取りなどで田んぼに入ったことは無い・・・

昔、村の古老から、よく聞かされたことがある・・
 精農は、草を見ずして草を取る・・・・
 中農は、草を見てから草を取る・・・

すかさず私は聞いて見た・・・駄農は・・・?

おもむろに村の古老の答えが返ってきた・・・・「草を見ても・・草を取らない」
私は、駄農・・かもしれない・・?

そんな精農のHさんだが・・・・
わたしが真似したくないことがある・・・

やたらと除草剤を多用されることである・・

お盆前ともなると・・
お墓はもちろんだが、庭から田の畔から畑の周囲から・・・・農道わきから水路、イノシシよけの電牧線の下から・・あらゆる所へ除草剤をふりまかれる・・・
なんでも最近新しい背負の手動噴霧器を求められたらしい・・・
嬉しそうに背負って歩いて居られるところを良く見かける・・・

自分の守備範囲だけならまだ我慢も出来るが・・・・
本人は親切のつもりかもしれないけれども・・・
我が家の田の畔や畑の周囲から農道木戸道までふりまかれるのには往生する・・・

お盆には孫たちも帰省するのでなおさらである・・・・

草を見ずして草を枯らす精農より・・・
草を見ても草とともに共生する駄農の生活がより人間的である・・・
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キーワード

2011年07月22日 | Weblog

飯南町での面作教室からの帰りは波多を経由して帰った、
途中、昔、賑わっていた、ふれあいの里奥出雲公園に立ち寄って見る・・・
今は、「さえずりの森」と名づけられて、地域コミュニティーの管理だそうである、

テントが4~5張り張られていて、子どもたちの歓声も聞こえた・・・・・が・・・・

広い・・・寂しい・・・荒れた管理棟にマムシに注意の看板がやたらと目立つ、・・・・
掛合町での地域振興グループの発表会の時に、管理担当者の熱い報告があったので・・・
多少は先行きに希望は見えるのだろうが・・・・・?

素人目には、どう見ても見捨てられた公園に見える・・・
「千と千尋の神隠し」で見せられたテーマパークの成れの果ての様である、

よほどの事を構えないと・・・森林公園から公園が消えて・・ただの森林になりそうだ、
盆地状のひろーい、昔は運動広場だった所へ、思い切って月の輪熊でも囲い込んで見たら面白いかもしれない・・・
熊の出没情報が頻発している、雲南市の山間地域対策を逆手に取ることだ・・・

他人事では無い・・・
今や・・山村では個人の家でも農地でも・・・大きくて広い所ほど、将来の継続的な管理に不安を抱いている・・
これからの山村は・・・小さく・まとめる・・・がキーワードだ!



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