村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

持続可能な山村

2016年09月30日 | Weblog
注文していた、集落の座敷椅子が届いた・・・・
集落の高齢化対策である、
常会時に膝が崩せないお年寄りが多くなって来たので、とりあえず五脚だけ揃えた・・・
評判が良ければ・・随時数を増やす予定である・・・

常会構成員の高齢者の方が次々と入院されたり施設への転居されることが多くなったので、座敷椅子の数を増やす前に常会そのものの仕組みを考える時期は来ている・・・

私たちの集落は、山間の狭い渓に点々と家屋が点在している地域である、したがって耕地も狭い・・・
都会地に働きに出た若者は、ほとんどが帰らない・・・
残された家は、老夫婦、独居老人がほとんどである・・・
持続可能な集落への方策は、自分らで考えろ・・・と言われても・・・

どうしたもんじゃろのーー   の先がなかなか浮かばない・・・

空き家はある、耕作地もある、山もある・・・

もう少し若かったころに、数人の仲間と遊び心でいろいろな山村ならではの活動をした・・・

炭焼き、古代米栽培、合鴨飼育、ホンモロコ養殖、そば打ち、水車つくり、昔の農具を使っての、脱穀、籾摺り、よずくハデ、万石、唐箕作業などなど・・子供のころからの仲間たちが知っている限りの農村の姿を再現してみた・・・
酒も飲んだ・・イノシシ肉から狸、野兎、カモ、キツネまでが鍋になった、・・・
皆が生き生きしていた・・・
年間百数万円の活動資金は、炭焼きや、そば、カモ肉、古代米などで楽に調達できた・・・
ただし・・・労働に見合う報酬となると・・ちょっと疑問ではあった、

都会の生活に飽きた若者達は、こんな野生的な山村の生活へのあこがれは無いものだろうか・・・
女でもよし、男でもよし・・結婚なんてカタグルシイことを考えなくてもいい・・気持ちが通じ合えば子供をどんどん産んでくれたら…子育てぐらいは山村の老人でも手助けできる・・・

少子高齢化社会での持続可能な集落は、現代社会から見れば無茶な生活の出来る若者たちが入って来てこそ可能な様な気がする、

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大口病院事件

2016年09月29日 | Weblog
横浜市の大口病院での連続殺人事件は、不気味な事件である・・・
数か月前に起こった、相模原事件もまた不気味な事件だった・・・・

私自身・・高齢者となって社会のお世話になる身だからこそ・・・応える事件である・・・

相模原事件の時には、ナチスの優生思想との関連も取りざたされたが・・・
数年前だったか麻生代議士の「ナチスに見習え」発言があった・・・・

どこかでそんな思想の持ち主がうごめきだしたのではないだろうか・・?

憲法改正を目論む安倍政権の思想を確かめてみたい・・・

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小池都知事の演説

2016年09月28日 | Weblog
雨も降るのでテレビなど・・・とチャンネルを回すと・・・
丁度、東京都の小池知事の施政方針演説の最中だった・・・
なかなかに、歯切れのよい、納得できる内容の演説だった・・・
地元の市長の施政方針演説などは・・・聞いたことも無かったが・・・都民でもないのに小池都知事の演説は、思わず引き込まれてしまうほどの迫力だった・・・

日本では、古代から重要な局面では女性の指導者が適しているようである・・・
天照大御神しかり・・・卑弥呼、神功皇后、持統天皇・・・・

東京都は財源も豊富で、行政サービスも地元民に丸投げをする必要も無いからこそ・・・迫力も生まれるのだろう・・

それに比べて・・・
私たちの市は・・先日のNHKの報道番組でも紹介されたように、全国に先駆けて行政サービスは住民に投げかける政策で生き残りをかけることになった市である・・・

報道番組の中で、市役所の担当者の言葉に、「これからの自主組織は、すべて住んでる方自身で考えて、行く方を決めていただくことになる、消滅を選択されたらそれも仕方ない・・・」
もはや行政以前の世界だ・・・
平家の落ち武者集落か・・原始社会の状態に戻りなさい・・と突き放されたような話である・・・

私の幼児期には、地区内のほとんどの行政的なサービスは地区民の責任で為されていたような気がする・・・
そのころには、地区内を仕切るうえで、権力を一手に握る必要があったようである、所謂、村ボスと言う人だ、
そのころの大人たちの様子では・・窮屈で住みにくい村だったような感じだった・・・

住民に、行政サービスを丸投げすると・村ボスの様なものが生まれかねない・・・
人間も自然界では動物と同じである・・猿山のボス猿が自然発生的に生まれるようなことも起こりうる・・、

東京都議会にもドンと呼ばれるボス猿がいるそうだが・・・都会も田舎も・・人間界も動物の世界も・今も昔も・・・・変わりなさそうだ。
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高齢化ニッポンの衝撃

2016年09月28日 | Weblog
昨日は、乾燥がなかなか進まなかったので籾摺り作業が夜までかかってしまった・・・
何しろ、我が家の乾燥機と言えば・・・年代物の竪型乾燥機である・・・
今頃の若い農業者に見せると・・・何に使うのか戸惑うぐらいの代物である・・・

すっかり疲れて、夕食後はバタンキュー  だった。

老齢の身体をいとうには良いアイデアだと思っていた米袋の少量化も、運搬には威力を発揮したが・・・
手を掛けるのが今までの倍はかかる・・・それだけ体を動かすことが多くなるのが欠点だった・・・

米袋を積み重ねるにも、呉に組んで積まなければひっくり返ってしまう・・・
一度は、昼食を食べている間にひっくり返っていた・・・

何とかかとか言っても・・・
やっぱり・・楽である・・・

これからは、出荷用の米袋も中山間地域の老農対策で、今までの30キロ入り米袋に加えて・・
20キロ入り、15キロ入りの米袋をJAも採用したらどうだろうか・・?

島根の山間地は今・・・「縮小ニッポンの衝撃」より・・・「高齢化ニッポンの衝撃」が深刻である、
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もはや走れない、踊れない

2016年09月26日 | Weblog
昨日、ハデ干しの稲を脱穀したが、乾燥がいまいちだった・・・
補助乾燥のために、籾摺りはお預けである・・・・
乾燥機で乾燥中にいろいろと籾摺りの準備に取り掛かったが・・・

今年から、お米は一袋30キロ入りを二つに分けて、15キロ入りの袋へ変えようと思っている・・・
貯蔵用米を蔵まで運ぶのにも難儀するようになったからである・・・
ホームセンターへ買いに行ったら・・
20キロ入り、15キロ入り、10キロ入り、5キロ入り3キロ入り・・と米袋も5キロ刻みで用意されていた・・

田舎のお百姓さんは、どことも高齢化が想像以上に進んでいるようである、

昨夜は、NHKの放送で「縮小ニッポンの衝撃」を観た・・・
隣り町のフエイスブックで番組の紹介を見たからである・・・

島根県は、大正時代の人口を唯一下回った県だそうである・・・
財政破たんで、極端な人口減少化した北海道の夕張市が取材対象だった、隣り町の番組紹介だったので、飯南町も取材対象かと思ったら・・・・

雲南市の鍋山地区が写されていた・・・

雲南市の小規模多機能自治と銘打った地域自主組織への行政サービス委託は全国的に注目されているそうである・・
取材されていた、鍋山地区の現実は・・・・縮小ニッポンの衝撃 をまともに受けているような画面だった・・・
観ている私たちは・・・衝撃・・・と言うほどでもない・・すでに現実は数歩も先を進んでいることを知っているからだ・・・

自分たちの郷は自分たちで決めて、自分たちで守る・・・
小規模多機能自治の理念は・・・なるほど・・住人の活力がまだある内なら何とか可能だが・・・
現実の地域自主組織の構成員は想像以上に年取っている・・・行政サービスの丸投げを受けて立つだけの・・・
肉体的にも経済的にも力の無くなった高齢者には・・・笛を吹かれても、、目の前にニンジンをぶら下げられても・・もはや走れない、踊れない・・・

縮小ニッポンの衝撃の番組中・・・
島根県の石見地方の一地区で、地域自主組織の立ち上げでの万歳三唱の中・・・
80歳代のお年寄りさんたちが・・・不安と戸惑いの顔での万歳姿は・・・印象的だった、
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脱穀が終わった

2016年09月25日 | Weblog
夕方から雨の予報が出ていた・・・
家内と二人で朝9時から脱穀作業・・・
雨の予報に恐れて、昼食抜きで1時半まで頑張った・・・

遅い昼食を済ませてから、ハデ場の片付け・・

芥を燃やしてやれやれと一息ついたとたんに・・・雨が降り出した・・・・

こんな場面の幸せ感は、何事にも代えがたい・・・

昔、オリンピックの平泳ぎで、15歳の岩崎選手が金メダルを取った時の言葉が名セリフとして今でも語り継がれている・・・
「今まで生きていた中で、一番幸せです」

オリンピックの金メダル選手と比較にならないが・・・
天気相手の百姓仕事の中では、どんなに頑張ってもどうにもならないことがある・・・
そんな時に、ドンぴしゃりと読みが当たった時の嬉しさは・・大げさだが、メダル獲得時の選手の気持ちに通じるものがあるかもしれない・・・

通じると言っても・・・
オリンピック選手と田舎の老百姓では、ライオンとゴキブリ位の違いではある・・・

さあ・・・風呂に入って・・今夜はゆっくり休もう・・・

と思ったが・・・夜の9時からのNHKの番組で、「縮小ニッポンの衝撃」を見る予定だった・・・

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優れもの

2016年09月24日 | Weblog
昔から、ハデ干しの期間は、ハデ20日・・・と言っていた・・・
我が家のハデ干しも、すでに20日を過ぎている・・・
台風16号と秋雨前線の停滞で、なかなか晴れ間が続かなかった・・・

ハデ干しのお米は珍重がられていたが・・・乾燥機の性能が良くなってきて、ハデ干しブランドも今は昔ほどでは無い・・・むしろ・・
ハデ干し期間中に長雨にあったお米は、どうしてもくすんだ匂いが付きやすいそうである・・・

ハデ干しのお米神話は消えつつあるようだ・・・

それでもハデ干しにこだわるのは・・・もはや経済的な理由が主になった・・・・

明日まで天気が続くが、明後日からは又雨模様の予報が出ていた・・・
明日の日曜日は、家内に手伝ってもらって、我が家も脱穀を済ませることにした・・

稲藁の結束機の付いたハーベスターをもらったので、今日は、明日の本番に備えて、試験運転をする・・・

これがなかなかの優れものである・・・
丁度、稲藁が欲しいと来ておられた集落のNさんは、勢いよく飛び出す結束された稲わらの束を見て「始めて見た・・」と感動されていた・・・

小農には無縁の農機だ、

明日・・・飛び出す稲束を見て家内の驚く顔が・・・楽しみである、
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久しぶりの青空

2016年09月23日 | Weblog
夕方、掛合にあるホームセンターへ買い物に出ると・・・
ホームセンターから見える東の空から青空が広がっていた・・・
久しぶりに見る青空である・・・

このまま天気が回復して来たら・・・我が家のハデに掛かっている稲も、来週には脱穀出来そうである・・・

コンバインでの刈り取り農家はほとんど収穫も終わっているようだ・・・
今年の作柄の情報もぼちぼち聞こえてくるが・・・

稲作前半の好天気を受けて、今年の作柄は上出来だそうだ・・・

作柄が上出来と言っても・・・・耕作面積の少ない小農家では、あまり大きな影響はない・・・

其れよりも・・・
収穫作業を控えて、老いた身体に支障を来たすようなことがあったら・・・・と、身体をいとうように心がける毎日である・・・

スポーツ選手が大試合を前に、入念な体調管理をするのに似ているかもしれない・・・

たかだか2反ばかりの田んぼの収穫作業に、大げさな・・・・
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彼岸花の咲く道

2016年09月22日 | Weblog
彼岸の中日さんには、忘れずに田んぼの畔の曼珠沙華が咲く・・・
例年、彼岸の日は晴れることが多いが、今年は秋雨前線の影響でぐづ付いた天気が続いている・・・

彼岸花の朱の色は、陽光の中でこそ映える・・・
ぐづ付いた空の下では、幽霊でも呼び込む様な・・・怪しげな雰囲気を醸す花である・・・

田圃の基盤整備で農道がつけられたときに、あちこちの田んぼの畔に在ったヒガンバナを、ハデを組む田圃の農道脇に植えて置いた・・・

稲ハデとのコラボは絵になるような気がしたからである・・・

彼岸花のために、我が家の稲作はハデ干しにこだわっている・・・

誰に見せるものでもないが・・・天気が良かったら、ハデに掛かった干し稲の藁の匂いを嗅ぎながら、彼岸花の咲いている農道を家内と散歩するのが・・・・
田舎暮らしのささやかな幸福だと思ったからである・・・

毎年、心なしか、彼岸花の本数も少しづつ増えてきているような気がする・・・
農道脇一面に彼岸花が広がった頃は、私たち老夫婦の彼岸への道行が待っていそうだ・・・
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豊洲市場

2016年09月21日 | Weblog
台風一過・・・と言えば・・・
青空に太陽の輝く好天気をイメージしていたが・・・
今日は、朝からぐずついた一日だった・・・

脱穀もならず、納屋を片付けて籾摺り作業の準備をするぐらいである・・・
いきおい・・・テレビを観る時間が多くなるが…・

どこの局を回しても、豊洲市場の謎の地下空間?の話題ばかりである・・・
謎と言うのもおかしい・・・

縄文時代か、江戸時代に作られた市場の下層にあった空間なら、「謎」とも言えようが・・・
たかだか数年前の工事で作られた空間である・・・
指示した人も、設計者も施工者も皆健在である・・・記録もあるだろうから名前だってわかっている・・

調べればすぐにわかることではないか・・・

共産党都議団の告発によるそうだが・・・
都議会議員なら、調査権もあるのではないだろうか?
テレビ局の騒ぎ様も異常である・・・

東京都庁の杜撰な体質が露呈した感じだが・・・
案外、我々の身近なところでも、恒常的に起こっている姿かもしれない・・・
市民が知らないだけなのだろう・・・

雲南市でも、市庁舎、病院、温泉施設、などの建設が次々と計画されているが・・・
当初の計画から大幅に建設費があがるのは毎度のことである・・・
資材、人件費の高騰がいつも理由として上がるが・・ちゃんとした計画立案者なら想定済みの理由の様な気がする・・・
公共の事業は・・・・どこかに闇を抱えているのが常識のようである、
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