村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

準絶滅危惧種

2018年05月31日 | Weblog
5月の中頃に、庭先の蓮池のほとりのこまゆみの枝にぶら下がっていた、モリアオガエルの卵を見てから、図鑑で調べていると・・・島根県では準絶滅危惧種に指定されていると出ていた・・・
昔、田んぼの畔の草刈りをしているとよく見かけたような気がしていたが・・準絶滅危惧種に指定されるぐらいまで減少して来たのかと驚いた・・・

今日、
植田のほとりの草を手鎌で刈っていると・・・

出るわ出るわ・・・少し繁茂した畦畔の草叢には、3~4メートル間隔でモリアオガエルの卵が産みつけられていた・・・
モリアオガエルの卵に出逢うたびに・・泡状になっている卵の塊を、両手で掬い取るようにして刈り終わった後方へ移動すると・・・・
泡状になった塊にはねばねばした粘液があり・・・何時までも粘り気が取れない・・
気持ち悪い・・・

島根県では準絶滅危惧種に指定されていると聞いていたが・・・
我が家の狭い田圃の畦畔だけでもこれだけ産み付けられているのを見ると・・

とても絶滅しそうには思えない・・・
オタマジャクシから蛙になるころを見計らって・・アオサギも飛来する・・・

まだまだ山村には野生の生物は健在である・・・

今の山村で準絶滅危惧種の指定を受けたい生物は・・・

人間だ、
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急がば回れ

2018年05月30日 | Weblog
奥谷から採って帰ったうわばみ草も、食べるまでに葉をむしらなければならない・・・
これが意外と厄介だ・・
谷川のほとりの生えているうわばみ草の茎は少しでも曲げるとすぐに折れる・・・
葉を取る時に乱暴に扱うと茎が次々と折れるので丁寧に取らなければならない・・・
下から扱いて葉を取っていたが、どうしても先端の部分が無くなってしまう・・・
その上に取り残しの葉も多い・・・

昔、子供の頃に、母の手伝いで張り子の糊をご飯粒で作る仕事があった・・・
ご飯粒を板の上に並べて、竹のへらでつぶして行く作業である・・・
一粒づつつぶすのが面倒なので、板の上に沢山ご飯粒を載せてつぶそうとすると・・うまく行かない・・

そんなときの母の話は・・・

「弁慶さんと牛若丸さんが一升のご飯で糊を作れと言われて・・・牛若丸さんは、一粒づつ丁寧につぶして糊を作っていたが、弁慶さんはまどろっこしいと言って、一度にご飯をぶちまけ、大きな金棒で捏ねたそうだが・・結局早く糊が出来たのは牛若丸さんだった・・そうだよ・・」

うわばみ草の葉を取る時には、いつも母の話を思い出す・・・

結局一枚一枚丁寧に葉をむしったが一番能率が上がる・・見た目もきれいだ・・・

能率だけにとらわれると・・結局は能率が上がらない・・・急がば回れだ・・・
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野草が美味い

2018年05月29日 | Weblog
水路の辺の草を刈っていたら・・・芹の一群がある・・・
つまんでみると、軟らかそうなので持ち帰った・・・
掃除をすると、市販されている芹のようだ・・・

この頃は、我が家も惣菜は草を食べている・・・
昨日は、淡竹採り・・
その前には奥谷へうわばみ草採り・・・と・・・
我が家の食卓には、今頃の時期には野草類が並ぶ・・・

これが意外と美味い・・・

うわばみ草は、地域では「タキ菜」と言っている・・・
谷川の清流沿いにだけ生える草なのでタキ菜と呼んでいたのだろう・・・

タキ菜の生えるような渓流には、沢蟹も多い・・
昔は、沢蟹も山村の食卓に並ぶことがあったが・・さすがに今は見かけなくなった・・・
山村では見かけなくなったが・・・

出雲市のスーパーでは、沢蟹がパック詰めで売られていた・・・

誰が食べるのだろうか・・・?
歳取ると、沢蟹の甲羅でも歯に応える・・・

マムシの骨も田舎では酒の肴にしていたが・・・マムシの骨も年取ると噛めなくなった・・・

田舎の老人は、肉食動物からだんだんと草食動物に変化して行くらしい・・・

野草が美味くなる、



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淡竹

2018年05月28日 | Weblog
孟宗竹が終わって、次は淡竹が生える時期である・・・
淡竹の生える山が隣り合っているHさんが昨夕用事で来られた・・・

その時の話に・・
「淡竹が生えだしたわよ・・・」と聞いた・・・

早速、今日は我が家の淡竹の生える山へ上がって見ると・・・・
猪の堀跡だらけである・・・

孟宗竹の山と近いので、イノシシも筍には食い飽きていたかと思ったが・・・
淡竹はまた別の味らしい・・・
猪も、人間と同じで違った食材の味を楽しんでいるようだ・・・

何時もなら野球のバットほどの太さの淡竹だが・・・
太い淡竹はイノシシが先客だ・・・

猪の食べ残した、鎌の柄の太さぐらいの淡竹を10数本採って帰った・・・

淡竹は、全国区の名前のようだが・・
私たちの地方では「こちく」と呼んでいたような気がする・・・

小さな筍だから単純に・・こちく・・と言っていたのだろう・・・

春は、孟宗から始まって、淡竹・・・そして黒竹と・・・筍の生えるのが一巡すると夏を迎えていた・・・
我が家の黒竹の生える山は、随分と奥山にある・・・
近頃は熊対策をしなければ上がれなくなって来た・・・

黒竹の味も、もう何年も味わっていない・・・今年は、家内に内緒で黒竹の筍採りに挑戦してみようか・・?
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お寺の奉仕作業

2018年05月27日 | Weblog
お寺の奉仕作業に出掛けた・・・
田舎の人口減少化は宗教界にも影響する・・・

人口の減少は、門徒の減少でもある・・・
門徒の減少は、寺院の維持にも影響がある・・・

人材センターなどに頼って管理されていた寺院も、いよいよ経費節減のためには門徒の手に寄ることになった・・・

多人数での清掃作業などは、さほどに苦にならない・・・
むしろ、共通の目的に向かって動く時には・・・連帯感が生まれる・・・

田舎の人口減少化が問題になる事が多いが・・・
共通の目的を持った、住民の連帯感を育むことが出来たら・・・少子高齢化社会の到来に戸惑う地域社会のこれからのヒントになりそうである・・・
それも、宗教界ならではの事柄かも知れない、
地域社会について言えば・・・個々の住民の価値観の多様性を尊重してのことだ・・・
全体主義的な、価値観の一元化で連帯感を強要するような社会に向かうのなら・・・消滅の危機を迎えそうである・・・日大アメフト部はどうなるのだろう?
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我が家の泥落とし行事

2018年05月26日 | Weblog
家内も休みだったので、今日は我が家の田植え後の泥落としで・・・
久しぶりに映画観に出掛ける・・・
昔は、小さな百姓でも、田植えを終えると、泥落としと称して御馳走するか、行楽に出かけていた・・・
農業が手作業から機械化されてから、田植えが終わってもあまり達成感も湧かなくなったようである・・・
泥落とし・・と言った言葉も風習もどこからともなく消えていったような気がする・・・

映画は、丁度、山田洋次監督の、家族は辛いよⅢ、妻よ薔薇のように・・・が上映中だった・・・

流石に観客の年齢層は・・・ほとんどが中年以上、老年夫婦と言ったところだったが・・・
若い層の夫婦にも見せたいぐらいだ・・・

笑いあり、涙あり・・・泥落とし行事にふさわしい映画鑑賞の日になった・・・

帰宅後・・・
家内と奥谷へ「うわばみ草」採りに上がる・・・
前々からうわばみ草の時期になったので、一人で採りに上がるつもりだったが・・・
有線放送での、熊の目撃情報の放送があってから、奥谷に上がることに、家内から禁止令が出ていた・・・

映画を見てから、家族の絆の大切さに目覚めたか、今日は禁止令の一部解除となり・・・
家内同伴で奥谷に入った・・・家内の腰には熊鈴、胸にはトランジスターラジヲ・・
と・・・熊除けグッズで武装している・・・ラジヲから流れる軽音楽の伴奏つきで刈り取る「うわばみ草」は、保育園児の遠足の様で落ち着かない・・・・
うわばみ草も今年は出来が悪い・・・
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電牧柵を設置する

2018年05月25日 | Weblog
計画通りに今日はイノシシ防除の電牧設置作業を済ませる・・・
一体、何時の頃からイノシシ防除対策をしなければならなくなったのだろうか・・・・
山の中の田んぼならいざ知らず、家の前の、しかも国道沿いの田んぼでも電牧が必要になったのは・・・
中山間地域の少子高齢化が問題視されるようになってからだ、

私がまだ20歳前後の頃には、山の中の田んぼでもイノシシ対策など考えても居なかった・・・
第一、イノシシの肉などあまり口にしたことなどなかった・・・
野生の肉と言えば・・・ウサギか狸、雉ぐらいのものである・・・

猪の肉がジビエ料理の主役になってからは、ウサギや狸、雉などの肉にはとんとお目にかからなくなって来た・・・

子供の頃には、ウサギ追いは冬の風物詩だったが・・・もう、冬にウサギ追いの声を聞くことも無くなった・・・
春、山菜取りに山に入ると・・・散弾銃の、から薬きょうがあちこちに落ちていたものだが・・今頃は見掛けない・・・イノシシは散弾銃では倒せないそうである・・・

人口減少化最前線の山村では、人も子供も見かけなくなったが・・・
猪の親や子供は、ちょっと背戸山に入れば、日常的に会うことが出来るようになった・・・

猪の次は・・・熊の親子が控えていそうである・・・

有線放送では熊の目撃情報がよく流される、
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いよいよ猪対策

2018年05月24日 | Weblog
家の前を走っている国道の橋の改修工事がようやく終わったらしい・・・
今日は、足場も取り払われて片付けられている・・・

開始から優に半年以上は掛かった工事だった・・・
冬の厳寒期には、工事中の橋脚に架かっていた水道管が凍結して3週間も断水していたが・・・
これで大丈夫だろうか・・?

田植えも一段落したので、イノシシ防除用の電牧張りを計画しているが・・・
電牧の始点が国道の橋脚の脇に作ってある・・・
川を渡って来るイノシシ対策のためだ・・・

工事中では、足場もある、作業員の通路もあるので電牧張りを遠慮していたが・・
これで一安心だ・・・

すでに、イノシシの出没の形跡は近くまで迫っている・・・
猪一族の偵察隊だろうか・・・田の水か来なくなっていると思ったら・・用水路脇を掘り散らしていた・・・

明日から、早速電牧張作業だ・・・
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正統 都忘れ

2018年05月23日 | Weblog
我が家の裏庭には今、都忘れの花が咲いている・・・
昔は、ピンクや紫、白といろいろな都忘れの花が咲いていたが・・・
今では白い花一色になった・・・

佐渡に流刑になった順徳天皇が配所で詠んだ歌が・・花の名前の由来だそうだが・・・
御父皇の後鳥羽天皇が愛された白菊に似ていると詠まれたらしい・・・

  いかにして 契りおきけむ白菊を都忘れと名づくるも憂し

我が家の都忘れが白い花だけになったのも、順徳天皇の心を伝えたかったのだろう・・

その意味では・・・我が家の都忘れは・・・正統 「都忘れ」である、
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シャクヤクの花

2018年05月22日 | Weblog
我が家のシャクヤクが咲きだした・・・
立てばシャクヤク座れば牡丹、歩く姿は百合の花・・
昔から美人の容姿を形容する花として知られているが・・・牡丹と芍薬はよく似ている花である・・・

花は似ていても・・・なんとなく牡丹の花の地位が高い・・・
牡丹は貴族でシャクヤクは庶民のような扱いである・・・

各地で、牡丹祭りは開催されても、シャクヤク祭りとは・・・あまり聞かない・・・

牡丹は、気位は高くてもいざ成長するにはシャクヤクの助けを借りているではないか・・・
今、売られている牡丹の苗は、ほとんどがシャクヤクの根に接ぎ木されているそうだ・・・

シャクヤクは又漢方としても重宝されている・・・

容姿が派手な牡丹だが、実際に世の中の役に立つのは控えめながら有能な資質を持ったシャクヤクである・・・女房にするにはどちらを選ぶか・・・・人間界ではよくある話だ・・・

逞しく、毎年裏切らずに綺麗な花を咲かせてくれる我が家のシャクヤクが私は好きだ・・・

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