つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

半眼思惟にして・

2017-02-15 | Weblog
現代の目で事物を見るのではなく、少し進んだ時の目で事物を見れば、
その映像は円形が基準となってくる。
それは、円いという形そのものの固定的観念ではなく、
永続的なものという滑らかさである質というもの。
滞ることのない容、平坦さを表すもので、切れ目のない事物映像である。
少し先を行く眼差しというものは、現代をレトロな映像として映し、
ブリキ作りの事物として見ることができる。
今という時をセピア色に染めるのである。
想像を巡らし、
光を纏い操った事物は、まさに平坦で境を持たないものである。
前後左右を持たずに滑らかにあり、どことなく出入りが開かれるものである。
今にしてただ斬新さを持ち、未来にして衰えることもなく、一歩も二歩も先に
続いていくものである。
常に、瞬時闇を破り、闇に隠れるものである。
今にして、スキはあれども見出すことはなく、
時の先を行くものである。
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