つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

生まれるな

2010-01-22 | Weblog
少し高台に上り、地にへばり付いていきる人々を見る。
生まれたての赤子も、うら若き乙女も、怖いもの知らずの若者も、姥桜も、老いる親父たちも皆、不浄なものとして見える。
魑魅魍魎を見るかのような形相を為していて
血肉で固められたその体は煩悩を内在して、ただ不浄なものを膿のように吐き出している。
脂ぎり悪臭を放ちながら、片時も清浄となることがない。
綺麗を装い艶やかな女でも。
生きるとは他の命を奪い、綺麗を穢れに変えてなる。
それは罪つくりであり罰となり苦しみである。
消費して浪費して苦労である。徳を積まない人生には。
徳を積めない人生には何の意味も無い。無意味無駄であるだけ、苦であるだけ。
生まれるなと覚る。
コメント
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