『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

鰻のいとう

2012年07月22日 15時44分20秒 | 

和司ちゃん(8期生・三重銀行)の授業は2か月で1度ほどのペース。お礼といっても金銭は絶対に受け取らないので昼飯を食べることにしている。そして今日は前々から連れて行きたかった『うなぎのいとう』だ。

中部電力から23号線にかけてのシャッター商店街に店はあるが、外がこんな状態・・・

中が暗くて開店か休業かが分からない。それでも日曜日ということで近くのパーキングにエスティマを止めてドアを開ける。客は誰もいない。新聞を読んでいた大将が迎えてくれるが、いつも大将と下ネタで盛り上がっていた女のひとがいない。なにしろ1年ぶりだ。当然値段は上がっているはず・・・とメニューがにのは前と同じ、やたら無意味に賑やかな壁を見る。

上丼が2200円、美人は2000円だ。遊び心ではなくホンマの値段。それでも1年前は上丼が1050円だったはず・・・ほぼ2倍だ。しかし以前のように鰻を選ばせてくれる。そして腕に自信があるのなら自分でサバいても構わない。

「先生、そっちも塾の先生か」と大将、「いや、銀行マンやけど、ウチの塾で趣味で日本史を教えてくれてるねん」と俺。「銀行マンか・・・最近、京都のキャバクラ嬢が来てくれてるんやけどな、一番騙しやすいのは一に医者、二に坊主、三に金融って言ってたな」 そろそろエンジンがかかってきたようだ。「そういや川向こうの某銀行のエリート、未成年たぶらかして捕まりよったな。あんた、知ってる?」 和司ちゃん、頷く。

この店は鰻の味もさることながら大将の下ネタで有名。テレビや雑誌の取材も多いが、そのしゃべりが過激すぎてカットされることも多いといういわくつきの店だ。俺にしても奥さんは連れていかない、たぶん娘たちも連れていかないだろう。ただ、困ったことにビーンボールまがいの大将のしゃべりと対極、鰻の焼き加減と味がストレートのど真ん中なのだ。

ただ、鰻の味を堪能する暇を与えないような大将の徹頭徹尾下ネタで固められたマシンガントーク。それをしのぎながら箸を進めることになる。「先生、最近はウチの客層も変わってしもてな、最近よく来るのは絶倫男と別嬪のカップルやな。いとうを嫌いや言うてるんは大半がインポの男や。そやそや先生、ブログに書いてくれるんやったら、いとうはもうアカン、末期的症状や。近いうちにパンティを盗んで警察に捕まるやろから、それまでに店に来いって書いといてや」

そうそう・・・肝心の鰻。

男根に見立てた中央のバナナが大将の心意気。

和司ちゃんを家に送りながら尋ねる。「さっきの淫行の銀行マンって百五銀行なん」 「ええ」 「そりゃ大変やな」 「でも、僕が三重銀行って聞いたから百五のネタを振ったんでしょう。僕が百五の客だったら三重銀行のネタを振ったでしょうね」 「そりゃそうかもしれんけど、あの大将のことや、『れいめい塾の先生が男を連れてきたけどな、ありゃできてるな』・・・なんて言ってるで」 「ははは」 「あの店はイカサマうそつき、なんでもありのルールや、でも困ったことに鰻は王道なんやな」

和司ちゃんを家の近くで降ろして塾に向かって走っていると越山(7期生・デイトレーダー)から電話。「先生、塾に来てるんですけど」 「分かった、あと10分くらいや」 これもまた夏だ・・・。

 

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