安呂巴(高田文理1年)には三重大学工学部の戦略について話した。
「三重大学の工学部は変っている。センター550点、二次試験400点、計950点や。センター試験は英語だけが2倍で200点、国語と数学は100点や。二次は数学が250点で物理か化学どちらか1教科で150点。となるとや、英語と数学と理科のどちらかの1教科の3教科で計750点。つまり950点中750点を3教科が占める。当然この3教科が得意なら楽勝や。だから健人先輩(松阪高校3年)には国語や社会を無視して、高1と高2の間はひたすらに数学と物理をさせたんや。そして高2後期から英語、これを仕上げて950点中の750点・・・総得点の8割弱を潰す。最後は高3から残りの200点ぶんを仕上げていく。たとえば国語やったら100点、内訳は論説文と小説と古典と漢文、つまり古典はたった25点配点や。この25点のために3年間に渡って延々と古典単語を覚える時間は時間対効果にすれば価値はほとんどない。だからオマエも国語はとやかく言わん。しかし英語の200点は途方もなく大きい。オマエの場合、今んところ数学はいい、優先順位は英語、これに尽きる。突き詰めれば、三重大学工学部は数学と物理で半分以上の550点、ここが勝負や。さらに英語ができれば受かる」
午前1時から最後の諮問試験・・・幸奈(鈴鹿探求3年)だ。これが終わった頃に電話・・・竜太(18期生・立命館大学文学部4年)、明日の段取りについてだ。
「こっちを出るのは昼頃か。まあ、午後2時には着くやろけど、俺は日曜日に国公立の英語の授業がありそうだから、どっかの喫茶店にでも入って予習やな。タバコが吸える喫茶店、オマエ知らんか? 他の方々はどうかな、洪水被害にあった嵐山・・・里恵が辛いから行きたくないって言ったら、防災の甚ちゃんが、逆やって・・・みんな頑張ってるから行ってやれって。嵐山やったら、マー君とこに車を置いて京福で行ける」
明日は昼から「京都れいめい会」への出席のために塾を空けます。帰還は深夜1時頃かと・・・。日曜日は朝から寝ているはず・・・早く来た中3は起こすように。
私は夕方から行きますので。