久しぶりに美香(14期生)登場・・・・おいおいおい、娘も同伴か。タバコを吸ってた俺、2階へ誘う。
まあ、悩み事は想定内・・・これは内緒。同伴の娘、長女は4歳・・・しかし二人の話を遮らないように一人でビーズ遊びをしている。もう一人の娘は美香の胸に顔をうずめて眠っている。
奥さんがやって来て長女の相手をしてくれると、なかなかに元気な娘に変身していく。「幼稚園じゃ、こんなんじゃないのにね」と美香。そのうちに次女も覚醒、1歳ちょっとで不安定ながらも裸足で床に足をつけ、教室内をきょろきょろと探索し始める。
かつて名古屋を中心にモデルで活躍、さんまの「恋のから騒ぎ」にも出場した美香がいつしか結婚したと聞いた時は少し残念な気もしたが・・・それでも順風満帆、皆が羨む結婚なんやろなと思ってた。ところが、過酷な運命に翻弄されていたことを今日初めて聞いた。
結婚を考え始めた頃に、この子宮では子供を産むことはできないと医師からの宣告。絶望のなかを彷徨い、自殺も心を過るような日々を送っていた美香に、それでもいいから結婚しようと言ってくれた旦那。その時の若き父と母の覚悟のほどを、この娘たちはいつの日にか聞くことになる。どんな気持ちで聞くんやろね・・・。
二人目の子どもを産んだ病院は残酷な宣告を下された病院。来院した美香を、医師は信じられないと絶句したとか・・・このあたり、母親はなかなか意地が悪い。お嬢たち、ここんとこ似ないほうがいい。
「一度は子供は産めないと言われた私が、二人の子供を授かった・・・この子たちには私、できる限りのことをしてあげたいのよ」と美香。「で、先生」 「なんや」 「小学1年生から塾に入れてくれるの?」