お知らせ
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。
マージャン終了後、谷(6期生・ユニバーサル造船)を家まで送る。
午前7時15分、23号はそこそこ混んでいる。
三雲中エリアだ。
雲出川を渡り右手にローソンがある交差点を左折、それをずっと行ったところで降ろす。
こんなところから谷の奥さんは中川駅まで自転車で、そして津高に通った。
その女子校生がいつしか谷と結婚、息子をもうけた。
真ん中の部屋に6期生が古い塾の前で撮った写真が飾ってある。
そこには長髪の谷、中3のときの谷がいる。
生まれたばかりの息子はいつかこの写真を見るのだろうか。
そして俺はその時にどんな言葉をかけるのだろう。
最後の半荘はおもしろかった。
瞭(20期生・名古屋大学工学部機械航空2年)にはかわいそうだったが、俺と谷と古西はおもしろかったはず。
なにしろ3人リーチがやたらかかる。
唯一テンパイが遅れるのは瞭。
趨勢を分けたのは2回目の3人リーチ。
トップの谷が果敢にリーチ、1巡おいて俺、さらに1巡おいて古西。
当たり牌は谷が七竹単騎、俺が二五竹、古西が六九竹。
谷が二竹を切り俺が牌を倒す、「リー・ピン・イッツウ・ドラ1、マンガン!」
「くそっ、ハネマンやったのに」と悔しがる谷。
古西はあらぬ方を見てはニヤニヤしながらタバコをくゆらせている。
この段階でトップが谷から俺に移る。
次局、これまた谷が最初に牌を横に曲げる。
振っても復活力がある・・・やっかいなやっちゃ。
そして2巡おいて古西もリーチ。
さらに俺がツモり四暗刻をテンパッて六筒切ってリーチ。
古西が静かに牌を倒す。
「リー・ソク・ドラ3で~す」
終了・・・結局は古西が俺をマクッてトップ・・・ったく。
谷が家に向かって歩いていくのをルームミラーで眺めている。
田んぼ道をおんぼろエスティマ、とろとろ走り堤防に出る。
10年ほど前にできた香良洲へ架かる橋を渡り左折、23号に入り塾に戻る。
なぜかこんな時間から中2の若菜が勉強している。
三重教材から届いたばかりのワーク「歴史・Ⅱ」を渡す。
古西(12期生・JT)はスラム街のベッドで寝ている。
俺は真ん中の部屋のロフトのベッドにもぐり込む。
今日は酔っぱらっていない、階段を上るだけの体力は持ち合わせているのだ。
横になると50cmほど上に壁がある。
入試前夜に受験生によって書かれる落書き。
今年書かれた知子(伊勢高1年)の落書きがそこにある。
去年の高校受験で一番震えた。
その震え、過去を遡っても例を見ない。
津高に落ちたあと、伊勢高の二次募集で合格するという快挙。
あの震えを知ってしまうと麻薬だ。
今年もあんな快感を求め、これからの半年を生徒たちを並走することになる。
そんなことをどこまで考えたのか・・・意識が遮断される。
「先生、もういい時間です」
起こされた・・・友希が立っている。
顔色が悪い、・・・俺も同じか。
双葉塾の福島先生とこに行く時間だ・・・午前9時30分。
それでも1時間少々は寝ている。
身体はかなり軽くなっている。
あいりと藍子と友希をエスティマに乗せ、高速に入る。
あいりが言った、「先生、だいじょうぶですか」
俺の睡眠時間を心配しているのか・・・「これが仕事だ、出版時代はもっときつかった」
昨日から疾走するなかで新しい一日が始まった。
午前4時まで付き合ってくれた宏樹(10期生・薬剤師)も同じ一日が始まっているはず。
今日もやたら暑い。
古西が覚醒したので、龍神に連絡。
就職活動のレクチャーである。
ところが龍神家、家族で竜王のアウトレット・・・仲がいい家族である。
古西はマッツンに髪を切ってもらい、さっぱりして夜のサンマに備える。
面子は征希(4期生・カイロプラクティク自営)と臼井(4期生・臼井自動車)だ。
ブログがうらやましかったのだろう、刀称から連絡。
9月下旬に福井を訪ねる予定について話す。
たまたま居合わせた古西に代わる、「いやあ、刀称さん、お久しぶりです。はい、古西です」
古西は塾で刀称とマージャンする以外にも、大学生だった頃に前田と二人で北陸旅行。
その時に福井を訪問、刀称からは歓待を受けている。
塾を通してだけでなく、いろんな場所で塾生たちは俺のダチとも繋がっている。
俺の携帯での話し合いで、急きょ9月の福井ツアーに古西も組み込まれることになる。
「9月の連休、楽しみにしておいてください。あいにくなことに、僕はこれからしばらく連休はヒマですから・・・ええ、越知先輩(4期生・旭洋)とは置かれた立場が違いますからね」
彼女ができた越知に対するあてつけ・・・。
なんなら越知も誘ってみようか。
そしてシュウちゃんに連絡。
今日の訪問が不可能になったことを伝える。
仕事もマージャンも同じだ。
ついてないことはある。
クリックのほう、なにとぞよろしくお願いします。