『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

5月12日

2007年05月12日 13時59分56秒 | Weblog

ユタカ(7期生)が頭取賞を貰った!

1年半前に鈴鹿支店から激戦区・名古屋へ移勤。
「これからが正念場や! 絶対に半年で頭取賞を取ったる」
俺と酒を飲みながら激してつぶやいた台詞。
半年ではなく、プラス1年かかったわけだが実現しちまった。
有言実行・・・思えばユタカの真骨頂でもあった。

甲子園を目指し三重高進学を希望するものの「野球しかできない馬鹿だと思われたくない」という一心で津高を受験・・・合格。
合格発表会場で「すいません、僕はどうしても野球をやりたいんで三重高に行きます。本当にすいません」と、何度も何度も津高の先生に頭を下げてきたユタカ。
14年前の話だ。

甲子園のキップを手にした瞬間、甲子園のベンチ入りが決まってきたユタカは独断で退部した。
念願だった甲子園を断念したことをなじる俺や橋本講師(現在の親馬鹿チャンリンドクター)にユタカは言った。
「でも先生、俺絶対に中央大学へ行きたいねん。ここで甲子園に出場してひと月奪われたら合格する自信ないねん。野球ばっかりやってきた今の悲惨な成績、こんな成績から中央大学合格まで持ってくには悔しいけど今辞めるしかない。何度も何度も考えて出した結論や」
そして古い塾の伝説の一つに語られるような勉強・・・午前0時から計算用紙に英単語を書き始め、その積み重ねた計算用紙の高さが10cmになったところでその日の勉強を終了・・・そんな過酷な身体を削るような勉強の末に見事合格。
あげく中央どころか、難度の高い明治大学にまで合格。
ここで頑ななユタカらしく、絶対に明治大学へ進学しろ!という三重高進学指導の意見にも耳を傾けずに初心貫徹。
偏差値に一切こだわらずに中央大学に進学。
「だって中央大学がなかったらこの半年はなかったんや。ここは迷わず中央やろ」
あれは11年前だった・・・。

昨夜午後11時半のユタカからの電話。
「先生、やっちまったよ、頭取賞。1年遅れたけど、きっちりカタはつけました」
福井から戻ったばかりの俺はお祝いに駆けつけることができなかった。
痛恨・・・これが寄る年波というやつかもしれぬ。
だがユタカ、本当におめでとう。
今度こっちへ帰ってきたらユタカ、飲もや。



北国街道は柴田勝家が越前を拝領した後に築いた道である。
賎ケ岳の戦いにはこの街道を南下、そして戦いに敗れるとこの街道を北上した。
前々から通ってみたい道だった。
木本から今庄にかけての山道、北国街道をおんぼろエスティマは制限速度70km弱で登って行く。しかし道が狭い。対面1車線だが場所によってはすれ違いがきかない。
そこをトラックが我が物顔に駆け抜ける。
時刻は午前3時前とはいえ、一般車両には一度も会わず、トラックとの遭遇が続く。
あげく後ろから狭い山道をトラックが距離を詰めてくる。
おいおいおい、冗談じゃねえぞ。
こんな細い道だと知らなかったが、トラックの唯我独尊ぶりもまた想像してなかった。
静寂の中の密やかな疾走が一転、ブレーキとアクセルを駆使する展開となる。
今後、絶対にこんな道は通らへんぞ! 
俺の絶叫に眠っていた助手席のれいが起き出す。

今庄から越前市に入り国道8号線へ。
時刻は午前4時、福井中央市場まで約30km地点。
道沿いのコンビニはほぼサークルK、何度かエンジン不良ランプが点滅するたびにコンビニに車を止める。
午前4時半に福井中央市場に到着。
走行距離は200kmちょうど。
時間は嬉野を出てから3時間半。
アキラの親父の工場脇にエスティマを止めて市場へ。
22年ぶりだ。
しかし午前5時ともいえばほとんどの店が品出しの最中のはずが閑散としている。
アキラの親父からは何度か聞かされていた台詞・・・市場はだんだんと死んでいく・・・。
おいしい蕎麦を食べさせてくれた『あらや』のドアを開けると手を振られる・・・まだらしい。
そこそこの時間潰しの末に『あらや』は断念して『都』で食事をとる。
もちろん「おろし蕎麦」、先客のおいちゃんが美味しそうにコップ酒を飲んでいるので冷の日本酒。

ほろ酔いかげんの午前6時、お客のようにしてアキラの親父の店の前を通る。
一瞬怪訝そうな顔で娘のれいを眺めている。
それから視線が後に俺のほうへ・・・。
「なんやオマエ、幽霊ちゃうんか、ちゃんと足はあるんか」
こんな間の抜けた顔を見るためだけに北国街道を徹夜で走らせてきた。
たまには俺自身がサプライズになるのもいい。



数日前に大西君(立命館大学院先端学部)から連絡。
土曜日の夜に高校生を集めて欲しいとの連絡。
隼人の現代文の授業をどうするか・・・そかし、とりあえずは連絡。
前回のこともあり、出現を訝ってはいたのだが午後8時に登場。
来るだけで安堵のため息を漏らすのは大西君だけやね。
仁志(14期生・井村屋勤務)が来ていて、久しぶりの挨拶。
コメント
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