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トリからキノコ 自然見て歩き
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クワコの幼虫
2023-04-30
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虫類
クワコは生糸をとるカイコの野生種と言われているイモムシ
鳥の糞に擬態しているのか、汚れた色模様をしている
中・後胸、第1腹節は大きく膨らみ、背面に眼状紋がある
刺激を受けると胸部を膨らませ眼状紋を強調する
大きさは35mmほど
クワコ:
カイコガの仲間(カイコガ科)で、日本ではこの科にはカイコのほか4種が居る
卵で越冬して、春先に幼虫になり、6月頃から11月まで成虫が見られる
成虫は触角がオスメス共に櫛の歯状で、口吻が退化しているため餌をとれず、産卵後数日で死んでしまう
大きさは4cmほど
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アカボシゴマダラ幼虫
2023-04-29
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虫類
エノキにアカボシゴマダラの幼虫が居た
背中に4対の突起があり、大きさは4cm程
日本のアカボシゴマダラは奄美に分布していて、個体数が減って準絶滅危惧種になっている
出会った個体もそうだが、関東で広がっているものは、中国のものが放されて広がった外来種
幼虫で越冬し、成虫は5月半ばころから見られる
幼虫の食草はエノキで、市街地の孤立木や幼木も利用している
森林、公園、農地、河川など幅広く生息している
成虫は日中に樹上や林縁を穏やかに飛び、葉上などに良く止まる
樹液や腐果などで吸汁し、路上でも吸水を行う
春型は白化していて赤班が無い
成虫(7月のもの・・赤班がある)
コメント
ニガキ
2023-04-28
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樹木 草花
ニガキの小さな花があった
赤い色の花は虫こぶのようだ
樹皮や材を始め、枝 葉 冬芽など全体に強い苦みがあるのでニガキ(苦木)という
ニガキ科の山野の林内に生える落葉高木、高さ15mほどになる
葉は互生し、長さ20cm程の奇数羽状複葉で、4~6対の小葉がある
小葉は4~8cmの卵状長楕円形、先端は尖り基部はクサビ形
縁には細かい鋸歯がある
花は4~5月に咲く
雌雄別株で、本年枝の葉腋から5~10cmの集散花序を出し、黄緑色の小さな花を多数つける
花序は3回ほど分枝し、雄花序には雄花が40個ほど、雌花序には雌花が8個ほど付く
出会ったのは雌花のようで、花柱の先が割れていて、花盤の上に4個ほどに分かれた子房が見える
花弁は4~5個、2mmほどの楕円形
果実は核果
2~3個の分果に分かれる
分果は6mmほどの広楕円形で、9月に緑黒色に熟す
中の核は黄褐色で5mmの楕円形で、赤褐色の模様がある
コメント
エビネ
2023-04-27
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樹木 草花
エビネは、地中に球状の偽鱗茎があり、これが横に連なっている形をエビの尾に見立てた名前
準絶滅危惧種
ラン科の林内に生える多年草
葉は2~3個根生し、長さ20cmほど、幅5mmほどと線状
花は4~5月に咲く
40cm程の花茎を出して、総状花序を付け白と赤茶の花を多数つける
花の正面に白く大きく見え、下向きに開いているのが唇弁
大きく3裂し、中央の裂片は更に浅く2裂している
唇弁の基部は袋状の距になっている
距の入り口、中心の白い部分にはずい柱がある
ずい柱は雄しべと雌しべが合着して1本の柱のようになったもので、ラン科とガガイモ科だけに見られる
花の左右に斜め上向きに開いているのが側花弁で、その上と下にあるやや幅広いのは萼片
コメント
トビカズラ
2023-04-26
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樹木 草花
トビカズラの花が咲いた
名前は、源平合戦の時に千手観音菩薩がこの木に飛び乗り空を飛び、焼けるのを防いだという伝説から付いた
熊本県相良町にある、むかし留学僧が中国から持ち帰り植えたと言われるトビカズラは国の特別天然記念物に指定され、名前もアイラトビカズラと名前が付いている
マメ科の大型の常緑つる性木本
中国南部に分布している
葉は3出複葉 小葉は網状の脈が目立つ
4~5月に花が咲く
古い茎の葉腋から15cm程の花序を数本伸ばし、1つの花序から10個以上の花を付ける
花は暗紫色で7cm程の蝶形花
真ん中から突き出しているのは竜骨弁だろうか、上下を押すとパキンと音がして中から蕊が出てきた
コメント
クサフジ
2023-04-25
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樹木 草花
葉と花がフジに似ているのでクサフジと言う
少し早めのお出ましだ
マメ科の日当たりの良い草地などに生えるツル性の多年草
茎は角張り細毛があり、高さ1mほどになる
葉は8~13対の狭卵形の小葉からなる偶数羽状複葉、先は巻きひげになっている
茎上部の葉の脇から花柄を伸ばし、総状花序を付ける
花期は5~9月
花は青紫色の蝶形花
長さは1.5~3cmほど
果実は約3cmほどの豆果
コメント
ムラサキサギゴケ
2023-04-24
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樹木 草花
紫色の花の様子を、飛んでいるサギの頭に見立てて、ムラサキサギゴケという
白花品をサギゴケと言う・母種と混成していることがある
ゴマノハグサ科の少し湿って所に生える多年草
走出枝を出して増えるのが特徴
葉は根元に集まり、5cm程の倒卵形又は楕円形
走出枝の葉は小さくて対生する
根元の葉の間から10cmほどの花茎を伸ばし、淡紫色~紅紫色の花をまばらにつける
花期は4~5月
花冠は唇形で1.5cmほど
上唇は2裂し、下唇は3裂する
下唇には隆起した黄褐色の斑紋がある
花柱の先は大きく広がって2裂し、その先が柱頭になっている
柱頭に触れると広がっている柱頭が数秒の内に閉じ、しばらくするとまた開く
柱頭運動と呼び、同じ仲間のトキワハゼにも見られる
コメント
ムサシアブミ
2023-04-23
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樹木 草花
ムサシアブミは独特の形をしている
仏炎苞の形が、むかし武蔵の国で作られる評判の良い鐙(あぶみ)に似ているのでムサシアブミと名付けられた
サトイモ科のやや湿った林内に生える多年草
葉柄が2個、間に花柄が1個あるさっぱりした形
葉は3枚1組の複葉で、それぞれの葉柄に1個づつ付き先に3個の小葉がある
光沢があり30cmほどにもなる
3~5月に花が咲く
葉柄の間からやや低い花茎をだし、仏炎苞に包まれた肉穂花序をつける
仏炎苞は暗紫色から緑色まで変化があり白い筋がある
仏炎苞は袋状に巻き込み、口辺部は耳状に張り出し、先端が突き出る独特の形をしている
雌雄別株で、仏炎苞の内部に花弁も蜜もない花を付ける
雌花は緑色で、雄花は淡紫色、栄養状態がよいと雌株になり、悪いと雄株になる性転換をする
雌花は実を付けるための負担が大きいので、その分豊富な栄養が必要なのだ
コメント
フジ
2023-04-22
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樹木 草花
林の中でフジの花が垂れ下がり素敵で見入った
日本固有種
マメ科でつる性の落葉高木 高木に巻き付いて樹冠に達する
枝はつるの巻きあがる方向が左巻き
葉は互生、20cm程の奇数羽状複葉で、小葉は5~9対ある
小葉は4~10cmの長楕円形又は狭卵形で全縁
花は5月頃に咲き、枝先に20~100cmの総状花序が垂れ下がり、2cm程の紫色の蝶形花が多数つく
花は基部から先端に向かって咲いてゆく
上側の大きな花弁は旗弁、左右の2個は翼弁、下の2個は竜骨弁という
雄しべと雌しべは竜骨弁に包まれている
旗弁は花を訪れる昆虫の目印になっている
竜骨弁は虫が止まると重みで下がり、雄しべや雌しべが虫の体に触れて送受粉する仕組みになっている
果実は豆果
長さ10~20cmで表面はビロード状の毛に覆われている
10月過ぎに熟して乾燥すると2裂して捩じれ、種子を飛ばす
種子は1cm程の扁平な円形、褐色で光沢がある
コメント
サクラソウ
2023-04-21
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樹木 草花
久し振りに国の天然記念物の自生地に行ってサクラソウを見てきた
昔来たときは、周りの草が刈ってあり、沢山の花が咲いていた
今は手入れの仕方が変わったのか、草の中に隠れるようにチラホラと咲いて見えた
花びらがサクラに似ているのでサクラソウという
絶滅危惧種
サクラソウ科の山麓や川岸、湿地などに生える多年草
この科にはシクラメンやオカトラノオの仲間など、花が綺麗なものが多い
プリムラでおなじみの園芸種も多い
葉は根元に集まって付き、4~10cmの楕円形でしわが多く、縁は浅く切れ込む
葉の中心から15~40cmの花茎を伸ばし、先端に紅紫色の花を散形状に数個つける
花は4~5月に咲き、花冠は2cmほどの高杯型で上部は5深裂し、裂片はさらに浅く2裂する
花に2タイプあり、株によって雌しべが長く雄しべが花筒の下部に付く花と、雌しべが短く雄しべが花筒の上部に付く花がある
同花受粉を防ぐ仕組みらしい
果実は扁球型の蒴果
コメント
シオカラトンボ
2023-04-20
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虫類
今シーズン最初のトンボはシオカラトンボだった
成虫は4月から10月にかけて見られる
全国どこでも見られ、都市部の公園や河川にもいるポピュラーなトンボ
平地から低山地の池、沼、水田などに生息し、成熟したオスは腹部に白粉をまとい、先端は黒い
メスはムギワラトンボとも呼ばれムギワラ色で、成熟すると脱色したような色調になる
大きさは5cm程
交尾の後に、メスは単独で打水産卵をするが、オスは近くで他のオスからメスを守っている
コメント
オオミズアオ
2023-04-19
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虫類
大きくて綺麗な色の蛾が木に止まっていた
大きさは10cm程だった(追記)
オオミズアオはヤママユガの仲間(ヤママユガ科)
この仲間は温帯から熱帯にかけて分布する大型の蛾の一群で、巨大なものが沢山いる
日本には12種ほどいるが、全て大型でヨナクニサンのように、世界最大の蛾もいる
蛹で越冬して成虫は4月頃から現れる
食草はサクラ、クリ、ウメなど
触角をアップしたが、櫛の歯状で大きく、数キロ離れたメスの香りを感じ取ることが出来るという
コメント
ヒメウラナミジャノメ
2023-04-18
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虫類
裏翅に白色の波状の模様があるチョウ
眼状紋が目立つ
最近都市部ではあまり見られない
幼虫越冬する、成虫は4月から9月に見られる
終齢幼虫は淡黄褐色で、淡褐色の幅広い背線がある、24mmほどのイモムシ
食草はチヂミザサ、ススキ、チガヤ、メヒシバ、などイネ科、ショウジョウスゲなどカヤツリグサ科などで、種類が多い
成虫は2cm程の小型のチョウ
表翅は、濃褐色で前翅に1個、後翅に3~5個の眼状紋がある
平地から低山地が主だが、山地でも見られる
日中、草地上をチョコチョコと跳ねるように飛び、葉上によく止まる
ニガナ、カタバミ、キツネノマゴなど各種の花を訪れる
コメント
ギンイチモンジセセリ
2023-04-17
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虫類
翅裏に真っ直ぐな銀色の筋があるチョウ
初見のチョウだ
準絶滅危惧種
幼虫で越冬して、成虫は4月半ばころから9月まで見られる
幼虫は3cm程のイモムシで、ススキなどの葉表を内側にして丸め、細い巣を作る造巢性がある
食草はススキ、チガヤ、ヨシなどイネ科
成虫は3cm程の小型のチョウで、表翅は黒褐色で無紋
裏翅の後翅は黄褐色で、春型では基部から外縁に銀色条が走り、夏型では不明瞭になる
草地の上の低い場所を緩やかに飛び、ノアザミ、タンポポ類など各種の花を訪れる
かっては濃地周辺の草地の多く見られたが、草地が放棄され全国的に減少している
コメント
メダイチドリ
2023-04-16
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野鳥
目の大きなチドリ類の中でも特に目が大きく見えるチドリ
可愛い目なのだが、黒い過眼線に囲まれて良く分からない
旅鳥
春秋に渡来して、海岸の砂浜、干潟、時には水田や湿地などにも入る
潮の干満に左右されて行動し、シロチドリなどと良く混群を作る
ゴカイ類を主に、他に貝類や甲殻類、昆虫類なども捕る
夏羽では白と黒の顔と、前頭と胸の橙色が目立つ
冬羽では橙色味が無く、下面は淡褐色になる
大きさは19cm
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