トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

オオルリ♀

2019-06-30 | 野鳥


オオルリのオスはルリ色の艶姿と美声で人気は高いが、メスも囀りは素敵な声で鳴く
子育て中のメスは、巣の近くで敵を見つけるとオスと同じような囀りをする
枝に止まったまま随分と長く囀ってくれて嬉しく聞きほれていたが、敵と思われたのは私だったかもしれない
鳴き止む距離まで遠ざかるべきだったと反省
ヒナが巣立ってからも危険を感じるとこの囀りをする

夏鳥
平地から山地の主に渓流 湖沼などに近接する林に居る
繁殖期のこの時期は、一定の縄張り内を飛び回り昆虫類 クモ類などを採食する

オスは青紫色の頭上から上面 顔から胸にかけて黒い
メスは頭からの上面と胸 脇腹が淡褐色で喉と下腹部は白い
大きさは16cm
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ヨシゴイ

2019-06-29 | 野鳥


ヨシ原・湿地などに生息するので、「ヨシ原のゴイサギ」の意味で江戸時代からヨシゴイと呼ばれている

夏鳥 暖地では一部留鳥
ペリカン目サギ科の鳥で、サギの仲間
水田や湿地アシ原に住み、茂みの中で一日中活動し、主に魚類を取り小型のエビ類 ザリガニ カエル 昆虫類も捕る

雌雄ほぼ同色
オスは上面が茶褐色で頭頂は青みのある黒色 喉から下に淡茶褐色の縦線が中央にある
メスは頭の暗青色は後頭だけで 喉の下の縦線が5本ある
大きさは37㎝で日本のサギ類では最も小さい
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クロツラヘラサギ

2019-06-28 | 野鳥


顔の前面が黒いヘラサギ類
名前にサギと付いているが、サギではなくトキの仲間
昔はサギの仲間と思われていたことを物語る名前だ
世界的な希少種 日本版レッドリスト絶滅危惧ⅠA類

冬鳥又は旅鳥 夏まじかなこの時期に都心の公園に居るのが不思議
分類はペリカン目トキ科 かってはコウノトリ目だった
水田や湿地 干潟に居る
浅瀬に嘴を少し開いて入れ 左右に振りながら歩き嘴に触れた魚を捕らえて食べる

雌雄同色 目先から嘴の先までと足が黒い
大きさ74cm
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ヒスイカズラ

2019-06-27 | 樹木 草花


温室で頭の上にドーンと素敵な色の大きな房が垂れ下がっていた

ヒスイカズラはマメ科の常緑つる性植物
原産地はフイリッピン諸島 ルソン島など限られた地域の熱帯雨林に生息している
自生地では数が減り絶滅が心配されている

花は早春から夏までの間に見られる
花房は1m近くもあり 一つの花は7cm程の瓜型をしている
ヒスイのような青緑色をしていて中々魅惑的
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ブルーベリー

2019-06-26 | 樹木 草花


まだ未熟のブルーベリーの実が生っていた

ブルーベリーはツツジ科スノキ属数種類の総称
日本ではヌマスノキが栽培されている
北米の沼沢地に野生する種から改良されて作られたもの

高さ2m程の落葉低木
4~6月 枝先に淡桃色を帯びた花を下向きに付ける
花冠は筒状の鐘形
果実は1cm程で7~8月に熟す
適当な甘みと酸味があって、生食の他ジャム ゼリー パイなどに利用される

又 目の為のハーブとも言われ、多く含まれるアントシアニン色素は約4時間で目の持つ本来の機能を回復させると言われる最近は多くの国で医薬品として使われ、白内障 近視 乱視 疲れ目 ドライアイに効果がある

花(4月のもの)
 
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バラの回廊

2019-06-25 | 樹木 草花
          

バラの回廊が200m以上も続くバラ園を歩いた

バラ科は普通4つのグループに分けられている
(サクラ亜科 バラ亜科 ナシ亜科 シモツケ亜科の4グループ)
見たのは勿論バラ亜科バラ属の園芸品種で、数えも出来なかったが種類も多く只々見事だった

バラは紀元前には薬用や香料として利用されていたと言われる
今のバラはモダンローズ(現代バラ)が主流で、19世紀後半まであった古い系統のバラとは区別されている
原種はヨーロッパ 西アジア アフリカ 中央アジア 中国 日本のノイバラ テリハノイバラなど各地のバラがあり、長い時間をかけ複雑に交雑されて系統分類が難しいため、便宜上園芸的にいくつかのグループに分けられている

ハイブリットティーローズ(HT):現代バラの主流
フロリバンダローズ(FI):房咲中輪 房咲はノイバラの血を引いている
ポリアンサローズ(Pol):ノイバラを改良したもの 多くの園芸種がある
ミニチュアローズ(Min):小さな株で四季咲き プランターに植えて窓辺で楽しめる
クライミングローズ(Cl):つるバラのグループ
シュラブローズ(S):高さ1~2mの半つる性の種 景観用に使われる
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ローズゼラニウム

2019-06-24 | 樹木 草花


ローズゼラニウムはハーブの1種 咲いた花も可愛い
ヨーロッパでは、最も肌に良いハーブとして1820年頃から一般的に使用されている
アロエより効果があると言われ、乾燥した葉を入浴剤として使用するとアトピー性皮膚炎などの症状の緩和になる

フウロソウ科の常緑小高木 1m程の高さ 南アフリカ原産
花は5~7月に咲く ピンク系の色で濃淡がある
香りがバラの香り オイルの他お茶屋料理の香りづけなど多岐にわたって利用される


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コバノズイナ

2019-06-23 | 樹木 草花


コバノズイナ(小葉の瑞菜)は、ズイナに比べて葉がずっと小さい
ズイナは近畿以南に分布している若菜が食べられる同属の落葉低木で日本固有種

コバノズイナはユキノシタ科の落葉低木 2m程の高さだった
北米原産で明治初期に渡来した

葉は互生して 楕円形で6cm程の長さ 先端は尖り基部はくさび型
縁には細かい鋸歯がある
花は5~6月に咲く
枝先に10cm程の総状花序を出し、白色の小さい花を多数つける
花弁は4mm程の長さの線形 萼片も線形
花序の軸は赤紫色を帯びている

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コゴメウツギ

2019-06-22 | 樹木 草花


ウツギに似た小さい白い花を小米に見立ててコゴメウツギと言う

太平洋側の山地に生えるバラ科の落葉低木 叢生し高さ2m程になる
葉は互生し、長さ3cm程の三角状広卵形
葉の形は浅裂または中裂し変異が多い
秋には黄葉し渋く捨てがたい色を呈し、比較的遅くまで残る

花は5~6月に咲く両性花
円錐状又は散房状の花序に、5mm程の小さな花を付ける
花弁は白色で5個ヘラ型で 萼片も5個で白色で花弁のように見える
雄しべは内側に曲がって10個付く 雌しべは1個

果実は袋果 2mmほどの球形で萼に包まれ表面に軟毛がある
9~10月に熟す 種子は1.5mmほどの大きさ
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イビツウツボカズラ

2019-06-21 | 樹木 草花


温室で食虫植物のウツボカズラを見た
ウツボカズラも種類が色々あるようで 見たのはイビツウツボカズラ

食虫植物は湿地や高い山の岩場など、土の中の養分が少なく他の植物が生きて行くのが難しいような場所に生えている
勿論 他の植物と同じように光合成をして栄養分を作ることはしている
虫を捕って足りない栄養分を補って生きている

虫を捕まえる仕組みは何通りか有り、いずれも変形した葉を使う
ウツボカズラは葉が変形して袋のようになり中に液が溜まっていて、袋の内部は滑りやすく落ちた虫は這いあがれずに溺れて死んでしまう それが消化され養分として吸収される
袋の上には帽子の様な葉が付いているが、雨除けになっているそうだ
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サトキマダラヒカゲ

2019-06-20 | 虫類


黄色の複雑なまだら模様が木の幹に止まった サトキマダラヒカゲは日本固有種

蛹で越冬し成虫は5月~9月頃まで見られる
平地から山地の森林 林縁 公園などでも見られる
都市近郊の公園などでも時折見られ個体数もすくな多い

食草はクマザサ マダケ ミヤコザサなどの各種タケやササ類
日中樹林周囲を活発に飛び回り、クヌギやコナラなどの樹液を好んで集まる
路上で吸水したり、獣糞や果実にも集まる
花を訪れることは少ない
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ヤミイロカニグモ♀

2019-06-19 | 虫類


大きくて太い前の2脚を広げながら横に歩く姿をカニに見立ててカニグモの名が付けられている
この仲間は形態 色彩 斑紋などよく似た種が多く正確には交尾器を見る必要がある

成体は4~10月にかけて見られる
都市部~山地まで広く生息している
神社や公園などの林 草間 落葉上などを歩き回って又待ち構えて獲物を探し捕る
網は作らず徘徊性のクモ

ヤミイロカニグモのオスは黒褐色だが、メスは茶色か茶褐色
大きさは出会ったメスで10mmほど (オスは4~7mm)
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ハラグロオオテントウ幼虫と蛹

2019-06-18 | 虫類


名の通り体の覆面の黒い大型のテントウムシ
幼虫(右側)と赤っぽい蛹が一緒に居た
幼虫に綿毛のようなものが纏わりついているが、食べたキジラミの残骸らしい

成虫は5~6月にかけて見られる
全体の地色が綺麗な朱色で大型であるためかなり目立つテントウムシ
大きさは12mmほど

幼虫は黒っぽいイモムシ型で全身に突起があり足が長い
成虫も幼虫もアブラムシ類 キジラミ類を捕らえて食べる

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アカボシゴマダラ春型

2019-06-17 | 虫類


アカボシゴマダラは国内では、奄美大島周辺に限って分布している
一方で1998年に藤沢市で記録されて以来分布を広げて、今では南関東から山梨 静岡などでも確認されている中国大陸由来のアカボシゴマダラ(外来種)がいる 人の手で放たれたと考えられている
要注意外来生物に指定されている

幼虫で越冬し、成虫は5月頃から見られる
夏型は名前の通り、後翅外縁に赤斑列が見られるが、この時期は春型で白化しており赤斑は薄くなったり消失している
食草はエノキで、市街地の孤立木や幼木なども利用して数を増やしている

森林 農地 公園 河川などに居る
日中樹上や林縁を緩やかに飛び、葉上によく静止する
樹液や腐果などで吸汁し、路上で吸水もする
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アオヤンマ

2019-06-16 | 虫類


アオヤンマが水辺の木陰で休息中

日本のヤンマの仲間(ヤンマ科)は23種 関東地方では13種が記録されている
多くは全長8cm程と大型
日中活発に飛翔する種は少なく、朝や夕方に飛び回っている種が多い

アオヤンマの成虫は5~8月に見られる
5月頃夜間に羽化して、幼体は近くの草むらなどで過ごす
腹部3節がくびれず、全体が寸胴型をした大型のヤンマ 全長7cm程
全身が鮮やかな黄緑色か青緑色

成熟すると沼湿地の植物の間を縫うようにメスを探して飛び回る
交尾は草むらの中で静止していることが多く メスは植物の生体組織内に卵を産み付ける
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