トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ホオジロ

2011-11-30 | 野鳥


黒色の過眼線と頬 顎線に囲まれた白色部 白い眉斑とのど 茶褐色の体 ホオジロである
日本の60%以上の場所で繁殖していると言われ 割合身近にいて見やすく 他の鳥との比較などの材料になる

主に留鳥として分布 大きさは16cm程 スズメより一回り大きい

囀りがとても良い 「一筆啓上仕り候」などと聞きなしされるが レパートリーはが多くて楽しい
普通囀りは春先が多いが ホオジロはジョイソング(浮かれ歌)と言われる囀りを今の時期にもすることがある
来春の縄張りとつがい相手を得るための囀りと言われている
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イカルチドリ

2011-11-29 | 野鳥


川原でイカルチドリに出会った

川原にいると思った以上に保護色になっていて目を離すと紛れてしまう

コチドリに似ているが 目の黄色いアイリングが薄く全体に大きく嘴も長い
コチドリ16cm イカルチドリ21cmで並んでないと大きさでは分かりにくい
本州から九州にかけて留鳥として分布している

名前は初めて知った時から不思議だった
コチドリより大きいことから強そうに見えるのでイカル(厳る)チドリと言う説がある

好きな歌
淡海の海 夕波千鳥汝が泣けば 心もしのにいにしへ思ほゆ (万葉集 柿本人麿)
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キイジョウロウホトトギス

2011-11-28 | 樹木 草花


下向きに楚々として咲く釣鐘型のホトトギス

和歌山の紀伊に分布しており 宮中の貴婦人・上臈・に例えてキイジョウロウホトトギス「紀伊上臈杜鵑草」長い名だ

ホトトギスのように花がっぽりと開くことはなく釣鐘型で中を見たくなる

ユリ科ホトトギス属
ホトトギスの仲間は日本 台湾 朝鮮半島に分布しており19種ある
日本には13種 うち10種は日本固有種
ホトトギスは日本原産ではないかと言われている
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ヘビノボラズ

2011-11-27 | 樹木 草花


ヘビノボラズ(蛇上らず)などと言うおかしな名前の木があった
あまりトゲが多いので蛇も上れないと言うこと

5月頃に黄色い花をつけて10月頃に実をつけ今頃は有れば赤く熟している時期のようだがもう葉も落ちて何もない

メギ科メギ属の落葉低木 80cm位の大きさになる
湿地の周辺に稀に生える

同じ属にメギがあるがこちらはコトリトマラズと言う別名がある
メギ属の木にはトゲがあるようだ

同じメギ科にナンテン(ナンテン属)がある

春になったら是非花を見に来よう
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アカボシゴマダラとゴマダラチョウの幼虫

2011-11-26 | 虫類


同じような場所でアカボシゴマダラとゴマダラチョウの幼虫がいた
背中の突起が4対がアカボシゴマダラ 3対がゴマダラチョウ

両方ともタテハチョウ科(国蝶のオオムラサキも同じ科)のチョウで 幼虫で越冬する
アカボシゴマダラは3齢幼虫 ゴマダラチョウは5齢 時に4齢幼虫で越冬する
冬に木の根元の枯葉の中に幼虫を見ることがある

アカボシゴマダラは後翅の裾に赤い斑があり ゴマダラチョウにはない

アカボシゴマダラの幼虫ははクワノハエノキなどのニレ科の植物を食べる
ゴマダラチョウの幼虫はエノキなどを食草にしている

写真は左からアカボシゴマダラの幼虫 成虫 ゴマダラチョウの幼虫 成虫

元気で冬を乗り切っておくれ
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コバネイナゴ

2011-11-25 | 虫類


コバネイナゴが公園の道の真ん中で歩いていた

メスの方が大きいので下がメスのようだ 4cm程はある 上のオスは3cm位
オンブバッタはメスを確保するために普段からメスの上にオスが乗っていると言うが このイナゴも交尾しているようには見えないが何しているのだろう

もっともポピュラーなイナゴ イネ科の植物が好物で稲の大害虫

子供の頃このイナゴの煮たもの・イナゴの佃煮・をよく食べさせられた
脚なのか頭なのか口の中でジャリジャリしてホントに不味かった

上野の佃煮屋でイナゴの佃煮を売っていたがゾゾッとして見ることもできなかった
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オニヤンマのヤゴ

2011-11-24 | 虫類


公園の小さな流れにオニヤンマのヤゴが居た ちょっと驚き

ヤゴはもちろんトンボの幼虫だが 親とは似ても似つかない形をしている

オニヤンマのヤゴは(イトトンボやカワトンボ以外の多くのヤゴもそうだが)肛門から水を吸い込み直腸の壁にある襞で呼吸を行う
緊急の場合は泳ぐが この直腸内の水を肛門から勢いよく吹き出し ジェット推進で進む
普段は水の底を足で歩き回っている

オニヤンマは日本最大のトンボで10cm程はある
縄張りを持ちいつも飛んでいて 数メートルの狭い範囲をグルグル回って獲物を見つけると飛びかかる
休む時は木の枝などに結構だらしなくぶら下がったりする

黄色と黒の縞模様が粋で格好よく欲しくてたまらない虫の一つだったが 残念ながら捕まえられたことはなかった
欲しくったって 頑張らなきゃ手に入らないと子供心に焦燥感 泣いて諦めた
お金でなんでも買える今とどちらが良いのか・・・
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クワコの繭

2011-11-23 | 虫類


桑の葉にクワコの繭があるのを見つけた

もうこの時期には中の蛹は成虫になって出てしまって空っぽ
成虫は触角がオスメス共にクシの歯状で口(口吻)が退化しているため餌を取れず 産卵した後数日で死んでしまう
卵で越冬する

クワコはカイコガ科の野生種で カイコガ(幼虫がカイコ)はこの野生種のクワコを飼育改良して作ったもので色々な品種がある
繭から取れる絹糸は600~1000mとも 1500~2000mとも言われる

カイコは昔から人と一番なじみのある 人の生活に入り込んだ虫の一つと思う
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ムベ

2011-11-22 | 樹木 草花
 

ムベの実が生っていた
海岸沿いの公園の中なので捕られしまい中々実には出会えなかったが奥の方に見つけた

実は少々固いが甘い
若い芽はおひたしに つるや根 種子は薬用 つるは細工物の材料になると言う 用途の多い植物

アケビ科の常緑つる性木本
葉は掌状複葉で5~7枚の小葉からなる
この葉の形が変わっているので見分けやすい
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アオギリ

2011-11-21 | 樹木 草花
  

梢に枯れた葉が固まって茶色になっているように見える
じつは葉ではなくアオギリの実だ

一つ一つ見ると葉のような形をした実の皮の縁に しわの寄った種がある
初めは袋状の実が熟すと裂けて開き葉のような形になり 縁に種をつけたまま風に乗ってクルクルと回って飛んでゆく
種を少しでも遠くへ運ぼうとする植物の知恵

3枚目の写真は冬芽 頂芽と脇に小さい側芽が見える

アオギリとは言うがキリとは関係ない アオギリ科の木でキリに似た葉と樹皮からこの名が付いた
チョコレートの原料のカカオノキや コーラの原料のコラノキが同じ仲間
アオギリの実も炒って引けばコーヒーの代わりになると言う
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コデマリ

2011-11-20 | 樹木 草花


どう見てもコデマリだと思うのだが 春4,5月に咲くはずの花が 堂々と今頃咲き誇っていると自信がなくなる

これも狂い咲きなのか いくつも咲いていたのでチョッと戸惑う

直径1cm程の小さい花を多数つけて散房花序全体で一個の花のようだ

球形の花序を小型の手毬に見立てて コデマリ バラ科シモツケ属
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ソメイヨシノ狂い咲き

2011-11-19 | 樹木 草花


ソメイヨシノがもうこの時期に数輪咲いていた

温暖化だと言うがホントに暖かい日が多い

子供の頃の記憶では お酉様の記憶と一緒になっているが 11月も半ばになれば寒くて寒くて見物も楽じゃなかった
湯気の出ている大きなヤツガシラが暖かそうで 食べられた時は身も心も温かく嬉しかった

明日は25度近くまで気温が上がるらしい
どうなっているのか・・異常気温
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オクラ

2011-11-18 | 樹木 草花
 

もうすっかり取り入れが終わった畑にオクラがぽつんと花と実をつけていた

花はムクゲに似ていて 同じアオイ科の植物
英語の「Okra」がそのまま名前になったらしい

我が家ではネバネバの食べ物は体に良いとかで 納豆や山芋と共に良く出てくる
食物繊維が多くコルステロールを減らす効果があるそうだ

サッとゆでてポン酢などを掛けてたべている
食べ物の好き嫌いは無いのだがどちらかと言われればオクラは美味しくない
ヌルヌルで中のタネ状のものが噛めず飲み込むのも気にかかるし 皮のジャリジャリ感も舌に残る

ネバネバが体に良いとどこで聞いてきたのやら・・あ~~ぁ
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カワアイサ

2011-11-17 | 野鳥


カワアイサのペアーが水辺を泳いでいた

カワアイサは体長65cmでアイサ類では一番大きい

オスの頭は緑黒色で冠羽はない(ウミアイサやカワアイサのメスには冠羽がある)
背は黒いが下面が白く 水面では全体に白っぽく見える

アイサ類は潜水して魚を捕る生活に良く適応していて嘴がかぎ状で細く 縁にはギザギザがある

カワアイサ(川秋沙):ガンカモ科 主に冬鳥として渡来する

アイサは「秋去り」から変わった この鳥が来ると秋が去り冬になる と言う意味
湖沼 河川などどちらかと言うと淡水域に多いのでカワアイサ が海でも見たことはある


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ミサゴ

2011-11-16 | 野鳥


ミサゴが魚を捕まえて運んでいた

ワシやタカの仲間では葦原や草原の野ネズミなどの動物を捕まえるもの ハチを餌にするもの もちろん小鳥をたべるものなどさまざまだが ミサゴはもっぱら魚を餌にする

空中から水中の魚めがけて飛び込んで捕まえる

捕まえた魚の大きいこと 体の半分は優にありそう
ミサゴの大きさはオス54cm メス64cmでメスの方がずっと大きい
オスが捕まえた大きな魚をヨタヨタ運んでいると メスが来てバトンタッチ さっと運んでゆく
頼りになる姐さんと言うところか

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