トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

セマダラコガネ

2021-07-31 | 虫類


背にまだら模様があるコガネムシの仲間
模様には変異があり、黄白色の地に淡い褐色の帯状紋がるものから、全体が黒いものまでさまざま居る

幼虫で越冬して草や木の根を食べて生育し、成虫は5~8月にかけて見られる
色々な植物の葉を食べ、花にも来るが、時には果樹や農作物を食害することもある
ハワイや北アメリカに侵入し、オリエンタルビートルと呼ばれて嫌われている
大きさは10mmほど
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アカスジキンカメムシの卵

2021-07-30 | 虫類


ミズキの葉裏にアカスジキンカメムシの卵があった
メスは7~9月にかけて、通常14個を塊として卵を産む
ミズキやコブシなどの果実周辺の葉裏や葉表に産み付けられる
卵は秋に孵化して、幼虫で越冬する

成虫

体長18mmほどで、光沢のある金緑色に赤色の帯紋がある綺麗なカメムシで、「歩く宝石」などと言われる
羽化直後が一番鮮やかな色で、段々とくすんでくる

終齢幼虫で越冬し、成虫は5月から現れる
幼虫はミズキなどの実で育つ

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スズメガの幼虫

2021-07-29 | 虫類


大きなイモムシがノコノコ歩いていた
多分サザナミスズメと言うスズメガの幼虫ではないかと思う
可哀そうに全身にカビ状の黒い斑が出ている・・イモムシの模様ではない
昆虫とて病気になる 原因はカビや細菌などの微生物
その一つが硬化病で、菌糸が体内に侵入し、やがて昆虫は絶命してもその後も増え続け、死体はミイラ化する

サザナミスズメ:
蛹で越冬して成虫は初夏から見られる
幼虫は大きさ70mmほどと大きい
スズメガの仲間の幼虫は尻端に角があるので分かり易い

スズメガ科の蛾は夜に活動するものが多いが、昼に活動するものもいる
筋肉が良く発達していて飛ぶ力は強く、空中にホバリングして花に止まらずに蜜を吸う
日本には50~60種居る

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アオモンイトトンボ

2021-07-28 | 虫類


小さくて可愛いのだが、見分けがつきにくいイトトンボの仲間
アオモンイトトンボは、オスは腹部先端の第8節が鮮やかな淡青色で割合よく出会う
全長3cmほどの小型のトンボ

静止時に翅をたたんで止まる色彩豊かな体の小さいトンボのグループの一つ、イトトンボ科は、日本では27種、関東圏では16種が記録されている

5~10月まで見られ、平地~丘陵地の植物が茂る池沼 湿地 水田などに居る
羽化した水域をあまり離れずに過ごす
見かけによらず獰猛で、他のイトトンボを襲うことがある

長い交尾の後でメスが単独で水辺の植物の生体内に産卵する
メスは未成熟の時は全身赤っぽく、成熟すると緑色になる
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ベッコウハゴロモと幼虫

2021-07-27 | 虫類


ベッコウハゴロモが居て、すぐ近くに幼虫もいた

カメムシ目ハゴロモ科の昆虫
卵で越冬し、成虫は7~9月にかけて見られる
幼虫は破れ合羽のようなものを背負い、クズなどマメ科植物の汁を吸う

成虫は黄褐色から茶褐色に2本の白い帯模様があり、翅の後方に1対の黒紋がある
翅を立てるように止まり、前翅の色彩には変異がある
クワ ウツギ クズなどの汁を好んで吸汁する
体長は1cmほど
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アカガシラサギ

2021-07-26 | 野鳥


夏羽では頭頂から後頸まで赤褐色でアカガシラサギの名がある
出会ったのは若鳥の様だ

冬鳥または旅鳥 繁殖記録もある
渡来する時期が割と不定期で、一羽で見られることが多い
干潟 湖沼湿地などに居る
頸を縮めて水辺を歩き、魚類のほか甲殻類や昆虫類も捕る

雌雄同色
幼鳥若鳥は全体に淡褐色に見える
成鳥夏羽では頭頂から後頸までは赤褐色で背は青灰色で、翼と腹は白い
大きさ45cm 
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コチドリ

2021-07-25 | 野鳥


コチドリは小型のチドリ類、江戸時代頃までは小型の千鳥類はまとめてコチドリと呼んでいた

夏鳥、西日本以南の暖地では少数が越冬している
4月から9月頃まで見られる

河原や砂浜、埋め立て地 干潟などに居る
少し歩いては立ち止まり、急に走っては立ち止まりなどして、ユスリカ類など小型昆虫類や水生昆虫の幼虫などを捕る
地面に窪みを作って巣とし繁殖する 卵やヒナに天敵が近づくと、ケガしたふりをして遠くへ誘い出す偽傷を行う

雌雄はぼ同色
黄色のアイリングが可愛く特徴的、嘴は黒く太短い
オスの過眼線は黒く、メスは褐色味がある
大きさは16cmで日本で見られるコチドリ類では最も小さい

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ガビチョウ

2021-07-24 | 野鳥


公園で盛んにガビチョウ(画眉鳥)の声がしていた
観賞用やペットとして輸入された鳥が、何らかの理由で野外で生活するようになったものを篭脱けと呼んでいるが、ガビチョウもその一つ
外来生物法で特定外来生物に指定されている
中国の表記「画眉」が名の由来

スズメ目チメドリ科の鳥で、中国南部~東南アジア北部に広く分布している
江戸時代から観賞用に入って来ていた、1970年代の飼い鳥ブームで大量に輸入されたが、
色が地味、声が大きく騒音となる エサ(すり餌)の手間がかかる、などで放たれたのもが多くいたと言われている

丘陵~平野の低木林や竹林などに居て、藪を好む
地上採食性で走り回って昆虫や果実を食べる
目の周りとその後方に、眉状に伸びた白い文様が特徴
大きさ23cmほど
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セイタカシギのヒナ

2021-07-23 | 野鳥

セイタカシギは長くて細い足が特徴で背が高いのでこの名が付いた
昔は珍鳥だったが最近は首都圏で普通に見られる
繁殖もしていてヒナが見られた

旅鳥又は留鳥
主には旅鳥として渡来するが、越冬するものや局地的に繁殖するものもいる
干潟 湖沼 水田 湿地などに居る
浅い水の中で頸を左右に振りながら、魚類 甲殻類 昆虫類の幼虫などを捕る

雌雄ほぼ同色
オスの夏羽は頭上から後頸、肩羽と翼が黒く、冬羽では淡くなる
メスの頭部は白いか黒色の少ないものが多く体の黒色部が褐色味を帯びることが多い
大きさ37cm


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ビンズイ

2021-07-22 | 野鳥


ビンズイはビンビンツイツイと聞こえる囀りが語源と言われている
木に止まってヒバリに似た声で囀るという「木雲雀(きひばり)」の異名もある

漂鳥または夏鳥
北海道と本州 四国の山地で繁殖し、明るい林や林縁木がまばらに生える草原などに居る
冬には暖地へ移動して越冬する

尾羽を上下にゆっくり振りながら地上を歩き、昆虫類やクモ類を採食し、冬には草や木の実も食べる
地上での行動が多いが、何かに驚くと直ぐ飛び立ち、近くの木の枝にとまり、横枝を歩いたりする

雌雄同色
オリーブ緑色の上面、目の後方に白斑がある
黒色の顎線とそれに続く胸からの脇の縦斑が目に付く
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フシグロセンノウ

2021-07-21 | 樹木 草花


夏の山で朱赤色の花は良く目立つ
フシグロセンノウの名は、茎の一部が紫黒色を帯び、中国から持ち帰った留学僧が京都の嵯峨 仙翁寺で栽培したので付けられた

ナデシコ科の山地に生える多年草
高さ40~80cmになる、茎の節は太く紫黒色を帯びる
葉は対生し卵形又は楕円状披針形で、長さ4~12cm、先は尖り縁に毛がある

花期は7~10月
茎頂に朱赤色の5cmほどの花を付ける
花弁は5個で倒卵形、花弁の先は切れ込まない
各花弁の基部に2個の濃色の鱗片がある
萼は細長く円筒状で先が5裂し無毛
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ギンバイソウ

2021-07-20 | 樹木 草花


白い花が楚々として咲いている
ギンバイソウ(銀梅草)は、ウメに見立てた白い花の意味・・多分

ユキノシタ科の山地の谷沿いに生える多年草
高さは40~80cmになる
葉は対生し、長さ10~20cm、先端は2つに浅裂し鋸歯がある

花は7~8月に咲く
花序は頂生し、10~20個の花が付いて、初めは苞に包まれ球状をしている
両性花と数個の装飾花からなる・・大きな花が両性花、写真では2個見える
両性花の雄しべは、花盤の周囲に多数つき、雌しべは中央に1個付き、柱頭は不完全に5裂する
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ユウスゲ

2021-07-19 | 樹木 草花


ユウスゲは、夕方に咲き カヤツリグサ科のスゲ属に葉が似ているので付いた名前
昼近くに出会ったのでもうしぼみ始めているようだ

ユリ科の山地の草地に生える多年草
葉は2列根生し、長さ50cm 幅1cmほどの線状

花期は7~9月
花茎は1m程になり、花序は2又状に分枝し次々に花を開く
雄しべは6個 葯は黒紫色、雌しべは長く突き出ている
花は夕方から開き、翌日午前中に閉じる
やや芳香があって、花被は淡黄色・・この色は夜の暗闇でも、蛾などの夜行性の虫には良く見えると言われている
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カッコウアザミ

2021-07-18 | 樹木 草花


カッコウアザミと言う初めて見る可愛い花が咲いていた
カッコウと言う生薬があり、その材料となるカワミドリに葉が似ているアザミのような花なので付けられた名前

キク科の熱帯アメリカ原産の1年草
日本へは明治初期に観賞用に導入された

茎は直立し、分岐があり高さ30~60cmになる
葉は対生、茎の上部では互生し、葉柄があり、葉身は卵形又は多少心臓型で浅い鋸歯がある

花期は6~10月
白から淡青紫色の筒状花からなる頭状花を多数つける
果実は四角柱状で黒く光沢があり、5個のノギ状の冠毛は果実とほぼ同長
種子繁殖する



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ヒツジグサ

2021-07-17 | 樹木 草花


未(ヒツジ)の刻・午後2時・に開花するのでついた名前
11時過ぎには咲いている

スイレン科の池沼に生える多年草
葉は根生し、長い柄で水面に浮かぶ
広楕円形で長さ10~20cm、基部は深い心形

花は6~9月にかけて咲く
根生する長い花柄の先に1個頂生する
大きさは約5cmで、日中に開き夜には閉じる
花弁は8~15個、萼片は4個、雄しべは多数あり外側の花糸は幅が広い

真ん中に柱頭盤があり、周囲に8個の半円状の柱頭がある
柱頭盤の上に、花粉が付き易いように受粉滴と呼ばれる液体が出ている
雄しべの花粉を食べに来たハナアブ類がここに花粉を落とせば受粉が出来る
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