トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ソシンロウバイ

2015-12-31 | 樹木 草花


早! 大晦日 今年も何とかブログを書き続けてこられてハッピーでした
良いお年をお迎えください

ソシンロウバイが早い所では満開になっていた
香りのよいロウ細工のような色艶の花が咲く
ロウバイは内側の花被片が暗褐色だが ソシンロウバイは中のシンまで黄色いので素心蠟梅
最近はロウバイは少なくなってあまり見かけない
ソシンロウバイのほうが花が大きく艶やかで好まれるのかも・・

他の花に先駆けて12月から咲くので庭木や花材として珍重される
花が終わると花床が大きくなって長卵形の偽果になり 表面は木質化し中にそう果が数個入っている
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アカイエカ

2015-12-30 | 虫類


12月30日は小晦(こつごもり)
今年もいよいよ暮れてきて いい気分で風呂に入っていたら蚊が飛んでいた
蚊の季節はとっくに過ぎたと思っていたが油断できないものだ
アカイエカと思うがどうだろう

屋内を好む赤褐色の蚊
主に夜間寝ている人の血を吸うことが多い
大きさは5㎜程で 9~12月が出現期だが 暖かい地下室などでは一年中出て来るとも聞く
メスは成虫で越冬する

幼虫はボウフラで 水中の有機物やバクテリアなどを食べて育ち オニボウフラと呼ばれる蛹になる
成虫になると花の蜜や果物の汁を吸うほか メスは産卵のために動物の血を吸う
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テイカカズラ キョウチクトウ ガガイモの種髪

2015-12-29 | 樹木 草花


山や公園でフワフワと飛んでいる種が目の前を横切る
種についている髪の毛状の物を種髪と言う
いずれも風に乗って種を散布する

写真は左からテイカカズラ キョウチクトウ ガガイモ
テイカカズラとキョウチクトウはキョウチクトウ科でガガイモも新しい分類ではキョウチクトウ科に含まれる

テイカカズラは常緑つる性の木本で藤原定家の名にちなむ 種髪は0.02mmと極細で仲が中空
キョウチクトウは常緑小高木 インド原産で江戸時代に渡来 種髪は短く淡褐色で冠毛と言っている
ガガイモはつる性の多年草 種には翼があり先端には種髪がある 長くて見事な種髪
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ホオジロのペアー

2015-12-28 | 野鳥


頬のあたりが白いのでホオジロと言う のが定説だが白いのは頬と喉の中間位で オスの頬は黒くメスは薄茶色だ
別説では鳴くときに頬を膨らませて著しく(いちじろし)鳴くからと言う
聞きなしは有名な「一筆啓上仕り候」で身近な鳥

留鳥または漂鳥
日本中どこにでもいて国土の64%で繁殖しているとも言われている

囀りの目立つ鳥で一羽のオスは十数曲のレパートリーをもっている
春先はさえずりの最も盛んな時期だが 10月11月も少し活発に囀る時期がある
ジョイソング(浮かれ歌)と言われていたが 翌年の縄張りとつがい相手を確保する大事な行動であることがわかって来た
出会った2羽はオスとメス(手前の鳥)で もうすでに仲良くペアーになったのだろうか

繁殖期にはおもに昆虫を 非繁殖期には主に草の種子を採食する
大きさ17㎝
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ツバキ

2015-12-27 | 樹木 草花


ウメやサクラと並んでツバキも仲間のサザンカも含めていろいろと種類も多い
最近は個別名も良く表示されている
オトメツバキ ろうらん 絞り八朔 秋一番などなど

変わった花の色のツバキがあった
ぼかしたような色合いが不思議な雰囲気を醸し出している
同じ木で日の当たる所は普通のツバキに見える花が咲いているのだが 裏側の日陰の花はぼかし模様
どういう花なのか分からない

ヤブツバキ(ツバキ):花は11~12月 又は2~4月に咲く
赤色まれに淡紅色や白色のものもある
雄しべが多数あり花糸は基部で合着して筒状になり 基部は花弁と合着しているので 散る時は雄しべと花弁が一緒に落ちる
花筒の底には大量の蜜があり美味しい
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ハダカホオズキ

2015-12-26 | 樹木 草花


山地の林縁に生えるナス科ハダカホオズキ属の多年草
ホオズキと違って実が袋(萼)に包まれず裸なのでハダカホオズキ

夏に葉腋から3個ほどの花柄が下がり下向きに淡黄色の花を付ける
短い鐘形で先は5裂し裂片は反り返る
8㎜程の小さい花であまり目立たないが淡い色が心地よい可愛い花だ

果実は液果で1㎝弱 秋に赤く熟す
実は有毒
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満月のクリスマス

2015-12-25 | 日記


今日はクリスマス
加えて満月でもある
クリスマスが満月に当たるのは珍しいのだそうで38年ぶりのことらしい
次回は2034年というから19年後

生憎雲がかかってウサギの姿もはっきりとは見えないが 雲の向こうの満月も中々のもの・・
ほんわかとして何か良いことがあるような・・
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スイセンとペーパーホワイト

2015-12-24 | 樹木 草花


新宿御苑でスイセンとペーパーホワイトが真っ盛り
二つが混じらないように手入れしているのだがなかなか難しいという

スイセン(水仙)は中国名の水仙を音読みしたもの
水にいる仙人のことだそうだ

地中海沿岸の原産で古い時代に中国経由で入ってきたもの
本州の関東以西 四国 九州の海岸に野生化している
園芸種も多く八重咲き 花被片が黄色のもの 副花冠が白いもの大きいもの小さいもの等その他いろいろある 

茎は黒い外皮に包まれて地中にある鱗茎
葉は秋に伸びだし線形で時計回りに捩じれているものがある
葉の中心から花茎をのばし5個ほどの花を横向きに咲かせる
花びらは外側3枚が萼 内側3枚が花弁
スイセンでは少しクリームがかった色で ペーパーホワイトは紙質の感じのする白色
中央の筒状の部分が副花冠でスイセンでは黄色 ペーパーホワイトでは白い

全草毒草で特に根茎に毒成分が多い
リコリンという成分で10gが致死量という
葉をニラと間違えて食べ中毒した例もあるという
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ツルウメモドキの実

2015-12-23 | 樹木 草花


山道でツルウメモドキの実が目立っていた

ニシキギ科の落葉つる性木本
雌雄別株で5~6月に花が咲く
雄花も雌花も葉腋に集散花序をだし黄緑色で6㎜程の目立たない花を付ける

果実は果で11月~12月に黄色に熟す
熟すと3つに割れ橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔を出す
われた殻には雌しべの花柱の名残が付いている
仮種皮は種子の周囲が多肉化したもの
殻の黄色と仮種皮の赤がとても目立つ
味は苦いがほんのりと甘みもあり 大きさも4㎜程で小鳥サイズ 鳥が食べて散布する
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ノスリ

2015-12-22 | 野鳥


今日は24節気の冬至 一年中で昼が一番短く夜が長い日
昼や夜に敏感な植物は一年の始まりの日かもしれない

野原の上を滑空するので「野擦り」と江戸時代から呼ばれている
主にネズミしか捕らないので鷹狩りに使えないと馬鹿にして「くそとび」「まぐそたか」等とも呼ばれた

主に本州中部以北で繁殖し留鳥 四国 九州中部以南では冬鳥
冬には平地の農耕地や河原などで見られる
採食はネズミを主に両性類や爬虫類 鳥や昆虫類もとる

雌雄ほぼ同色だが羽色や模様に個体変異がある
大きさ55㎝
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タイワンホトトギスの種

2015-12-21 | 樹木 草花


台湾では最も普通に見られるホトトギス
都心の公園で観賞用によく植えられている

実が生って莢が裂開したものは少し傾けると種がポロポロこぼれる
中にゴマ粒のような種がびっしりと積み重なっている
種の散布はどうしているのかしら・・野草にあるようにただその辺にばらまいているように見受けられる



花は11月に撮ったもの
花被片は6個 外花被片は内花被片より幅が広い
内側には紅紫色の斑があり 鳥のホトトギスの胸の斑に見立ててホトトギスの名前がある

雄しべと雌しべが面白い形をしている
雄しべは子房を包んで立ち上がり 上部で外側に開き先に丸い葯を付ける
雌しべの花柱は深く3裂し平らに開き先はさらに2裂している


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アオジ

2015-12-20 | 野鳥


青っぽい色の「しとと」つまり「あおじとと」が変化してアオジとなった
しととはホオジロ類全般の奈良時代の古名

本州中部以北で繁殖している留鳥または漂鳥
本州中部では山地や高原の明るい林や林縁にすむが 冬には暖地に移動して越冬し市街地の公園にも現れる
冬鳥としても多くが渡ってくる
最近は近所の小さな公園でも見かけ多くなった感じがする

繁殖期以外は小群れで生活し 地上で昆虫類 クモ類 草の実などを食べる
オスは顔から目先がが黒くメスは全体に淡い色をしている
大きさは16㎝
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イチョウ

2015-12-19 | 樹木 草花


同じ大きさのイチョウの木が2本並んでいた
片方は8割がた葉を落としもう片方はほとんど葉が落ちていない
葉を落としているほうはメス樹で 実を作るのにエネルギーを使ってしまい葉を保持していられない
という説明だった もっとも思うが他の要因もあるのではなかろうか

イチョウは中生代のジュラ紀(約1億5000年前)に栄えたグループの一つで今ではイチョウ科にイチョウ1種が知られている
枝は長枝と短枝があり 春に雄花も雌花も短枝に束生する
花と葉は毎年短枝の先端につくので跡が輪になって残り数えれば短枝の年数がわかる

雌花は2㎝程の長さで細い柄の先に胚珠が2個付く
種子の元である胚珠が包まれないで裸出しているので裸子植物という

風に運ばれた花粉が胚珠内に入り花粉室で発芽して精子が出来る
精子は8月末頃から放出され卵細胞を受精させる

この精子を雌木の中に発見したのが東大の平瀬作五郎で明治29年のこと
植物学の後進国であった日本の業績で世界の注目を集めた
小石川植物園に精子発見のイチョウの木が健在でシンボルツリーになっている

種子は銀杏と呼ばれ11月頃に熟すと果肉が軟化しカルボン酸類特有の臭気がする
昔は恐竜の仲間などが食べていたかもしれないとロマンチックに考えるが 今では都心では少数を狸が食べるくらいで種子を散布する動物がいなくなってしまっている
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オカヨシガモ

2015-12-18 | 野鳥


陸のヨシガモを意味する名前 ヨシガモに似ているが内陸の湖沼に多いためそう名付けられたのだろう
と聞いたが ヨシガモとオカヨシガモは似ているとは言えないと思うが如何だろう

冬鳥 北海道東部では夏鳥で少数が繁殖もしている
湖沼 河川 海岸におり小群れで居ることが多い
この時は10羽ほど一緒にいた
数は多くないが割合よく見られ 派手ではないが胸などに細かい模様が綺麗で意外に人気者

オスの尾筒は黒くクロパンツの愛称がある
メスはマガモのメスによく似ている 白い翼鏡があるので見分けられる

日中は逆立ちをすると嘴が水底につくくらいの浅瀬で水面採餌 逆立ち採餌をする
夕方には水田や湿地に行きイネ科植物の種などを食べる
大きさ50㎝程
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ヒマラヤザクラ

2015-12-17 | 樹木 草花


10月頃からのジュウガツザクラ コブクザクラに最近咲き始めたフユザクラとサクラのシーズン幕開け

新宿御苑でヒマラヤザクラが満開になった
花の小さいこの時期の桜に比べて豪華に咲いた
気にしていながら見損なっていたので今年はラッキー

サクラの野生種の一つ 11月~12月に咲く
ヒマラヤ辺りが原産でインドやミャンマーの亜熱帯の標高1100m~2300mに見られる
サクラ自体がヒマラヤ辺りが原産地と考えられておりこのヒマラヤザクラも原種の一つかもしれない

1960年東大のインド植物調査隊が種を持ち帰って育てたもので東大本郷キャンパスや小石川植物園にもある
日本に入ってきたもう一つの経路は 1967年ネパールのビレンドラ皇太子が熱海に来たとき差し上げたウメとサクラの種のお返しにヒマラヤザクラの種が送られてきて 熱海高校や周辺熱海市に植えられている
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