トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ベニヤマアジサイ

2014-06-30 | 樹木 草花


今日は6月30日 今年も早半分が終わる
神社では夏越の祓(なごしのはらえ)と言って半年の間にたまった罪や穢れを払う行事が行われる
茅の輪(ちのわ)と言ってチガヤ(茅)などで作った輪を潜り抜けたりする

ヤマアジサイの園芸種 装飾花が赤色をしているベニヤマアジサイ
中の両性花は紫色をしている
中の両性花が白色なのはベニガク(アジサイ)と言う
その他装飾花がバラの花状のもの 装飾花の花柄が長いものアジサイは多彩で面白い

アジサイの花の色の薀蓄
青色 紫色 赤色いずれの色も色素はアントシアニン
アントシアニンは水溶液では酸性では赤色 中性では紫色 弱アルカリでは青~緑色になる
又アントシアニンは補助色素とアルミニュウムの複合によって安定した青色が発現する
土壌が酸性だとアルミニュウムをよく吸収出来 アルカリ性では吸収できにくい

白色は花弁の細胞の隙間に空気の泡が有りこの泡が光を反射して白く見える
アントシアニンその他強い色の色素が有ると空気の泡が見えなくなってしまう
生物界には白い色素は無い
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ウズアジサイ

2014-06-29 | 樹木 草花


装飾花が丸まって渦を巻いているようなアジサイでウズアジサイと言う
中の紫色の花がホントの花弁

アジサイ寺とかアジサイ園のような所へ行けば色々な変わったアジサイを見られるのかもしれないが いったことが無く都心の公園で初めて出会った変わったアジサイに圧倒された

キュー植物園がロンドンにアジサイを持ち込んでから23年後に オランダのシーボルトが日本へやって来た
アジサイを初めて世界に紹介したのはこのシーボルトで日本での植物研究の集大成である「フロラ・ヤポニカ」に発表した シーボルトはこの花にひどく感動したようで妻の楠本滝の愛称「おたきさん」を学名に入れ「ハイドランジャー・オタクサ」と名付けた
西洋アジサイを植木鉢などに入れて「ハイドランジャー」の名前で販売している
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アジサイ 隅田の花火

2014-06-28 | 樹木 草花


装飾花が八重のアジサイが有った
隅田の花火と言う園芸種名がある

アジサイも園芸種が多い
特にセイヨウアジサイの仲間は数百種とも言われている
セイヨウアジサイは日本産のアジサイのヨーロッパでの改良品
イギリスのバンクス卿が中国に渡っていたアジサイをロンドンのキュー植物園に持ち帰ったのが始まり
日本のアジサイより花も大型で色彩も豊か
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セイヨウニンジンボク

2014-06-27 | 樹木 草花


薄紫色の素敵な花が咲いていた
チョウセンニンジンに似た葉でヨーロッパ南部原産の落葉低木
セイヨウニンジンボク又はイタリアニンジンボクとも呼ばれる

枝先に20cm程の円錐形の花序を直立し淡紫色(又は白)の小さな花を沢山つける
花期は7月~9月
全体に香気がありヨーロッパでは果実を香料にする
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コハナグモ

2014-06-26 | 樹木 草花


アジサイの花の上で獲物が来るのを待っているコハナグモ
花の近くで獲物を待つ小さいクモなのでコハナグモと名付けられた
大きさは5mmほど

待機型のクモなので網は張らない
日本全土に分布しており都心の公園でも良く見かける

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コオニヤンマ

2014-06-25 | 虫類


子供の頃は欲しくてたまらなかったオニヤンマ
そのオニヤンマにそっくりなコオニヤンマ

サナエトン科の仲間でその仲間では最大のトンボ 大きさは8cm程
羽化は午前中水際の植物や杭などに掴まって行われその後樹林地に飛んでゆく
林縁の草原などで生活したのち水辺に戻り 川の石や地面や植物に良く止まっている
体の割に頭部が小さい

トンボのエサ取りはシオカラトンボのように棒の先などの見晴らしの良い所に止まって近くを獲物が来た時に飛び上がって捕まえるタイプと オニヤンマのように数メートルの狭い範囲を滑空を混ぜながらグルグル飛び続け獲物を見つけると飛びかかるタイプが有る
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キマワリ

2014-06-24 | 虫類


林の中にいると何を思ったかキマワリが靴によじ登って来た
甲虫類には肉食のものも多いのだが 植物食の仲間もいる

キマワリ(ゴミムシダマシ科)は朽木や枯れ木のある場所で暮らす
幼虫はイモムシ型で朽木の材を食べながらトンネルを作って進んで行く
幼虫で越冬して5月頃材の中で蛹になる
成虫も朽木や枯れ木を食べる 森の掃除屋と言ったところか
大きさは2cmほど有った
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アサギマダラ

2014-06-23 | 虫類


林の中でヒラヒラ飛んできたアサギマダラが葉っぱに止まった

最近は都心の公園でも時折見かけるようになった
食草の一つであるキジョランがある関東以西で越冬している
食草(幼虫の食べ物)はキジョラン イケマ オオカモメヅルなど(ガガイモ科)
表翅が淡い水色(あさぎ色)の綺麗なチョウだ

成虫は長距離移動を行う
春には北方に移動し夏には山地の樹林に滞在・発生し秋には南下する
各地で長距離移動に関するマーキング調査が実施されている

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モズ

2014-06-22 | 野鳥


♪もーずが枯れ木で鳴いていたー♪
百舌が枯れ木の天辺で囀った

その昔はタカなどの猛禽類の含まれた居たと言う 小型だが獰猛な鳥として知られていた
「モ」は鳴き声「ズ」は鳥を表す接尾語と言う説が有る
「モ」は鳴き声そのものではなく色々な鳥の声を真似するので「諸々の」もしくは「百鳥(ももとり)」の意味

全長20cm 頭部が大きく嘴は太くてかぎ状
尾が長くて回すようにゆっくりと動かす
九州以北で繁殖し 北方のものは冬には暖地に移動する
主に小動物を捕える
繁殖期以外では縄張りをもって一羽で過ごす 秋には縄張り宣言のため木の上の方で「モズの高鳴き」をする
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コヨシキリ

2014-06-21 | 野鳥


今日は24節季の夏至
北半球では一年中で昼が一番長く夜が短い

高原でコヨシキリが囀った
小型のヨシキリ類で ヨシキリ類はヨシなどの茎を切って中の虫を食べることからの命名

夏鳥として本州中部以北のの主に高原に渡来する
草丈の高い草原を好み 草の間を移動して昆虫を捕える
ピッピッピッ ジョッピリリなど金属的な細い声で時には30秒近くも囀る
全長14cm スズメ大
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ホオアカ

2014-06-20 | 野鳥


頬が赤っぽいのでホオアカという
胸に特徴的な文様が有る

九州以北に留鳥(漂鳥)としていて本州中部以南では高原に居る
背丈が低い草原を好み冬は暖地に移動する

イネ科の植物の実などを地上で啄み繁殖期には昆虫やクモを採餌する
全長16cm 雌雄ほぼ同色
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ハナショウブ

2014-06-19 | 樹木 草花


アヤメの仲間の最終回 ハナショウブ
この時期あちこちの公園でアヤメ祭りとか菖蒲祭りが盛んだ

ハナショウブはノハナショウブから作られた園芸種
色は紫 青 黄 白 桃 花びらは縮れたり丸まってたり それらの組み合わせで5000種もあるそうだ
分類すると江戸系 伊勢系 肥後系 長井系の4系統になる
色も形も様々でいくら見ても見飽きない
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ノハナショウブ

2014-06-18 | 樹木 草花


花茎の先にアヤメより大きな花を開く
葉は幅1cm程と細く中脈が隆起する
外花被片の基部に黄色の斑が有る

山野のやや湿った草原に生える多年草
園芸種のハナショウブは本種ノハナショウブを改良して作られた
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カキツバタ

2014-06-17 | 樹木 草花


いずれがアヤメかカキツバタ 甲乙つけがたく美しい

アヤメ科の水辺の湿地や浅い水中に生える多年草 絶滅危惧種
アヤメの仲間では一番水湿を好む

花びら(外花被片)の中央基部に白斑が有る
名前の由来は 花を布にこすり付けて 花の汁で染める昔の行事「書き附け」に由来する と牧野富太郎の説
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アヤメ

2014-06-16 | 樹木 草花


一面緑の高原にアヤメがチラリホラリ咲いていた

やや乾いた草地に生えるアヤメ科の多年草
アヤメ科にはグラジオラス フリージア クロッカス アイリスなど園芸種が多い

葉の付き方が文目(あやめ)模様になっているとか 外花被片に網状の模様が有るので綾目と呼ぶようになったと言われている

アヤメと同じ仲間のカキツバタやノハナショウブとその園芸種のハナショウブなどが水辺や湿地で咲いているが 水辺でない高原の草地で見るアヤメは新鮮だ
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