トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ルリタテハ

2011-04-30 | 虫類
ルリタテハ表


ルリタテハ裏


春の日差しを浴びてヒラヒラ青いチョウが飛んでいた ルリタテハだ

翅表外寄りにに青藍色の帯がある綺麗なチョウ 裏側は茶の地味色
似た種はいないので分かり易い

ほぼ日本全国に分布し サルトリイバラ ホトトギスなどを食草にする
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フゲンゾウ

2011-04-29 | 樹木 草花


葉化した雌しべ


フゲンゾウは淡いピンクで内側はほぼ白色の八重咲のサクラ

名前の由来は葉に変化した2本の雌しべから 普賢菩薩が乗る白象を連想することによる
白象の牙とも鼻とも言うが 二本の雌しべの間に横座りになる鞍じゃなかろうかと思うがどうだろう

サトザクラの栽培品種で 古く室町時代から栽培されており全国でよく植えられている


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シャガ

2011-04-28 | 樹木 草花




シャガが一面に花を咲かせていた

淡白紫色の花は5cm程で 朝開いて夕方しぼむ

3倍体植物なので結実はしない 根茎を伸ばして増える

とても複雑で均整のとれた色形をしており 素晴らしい花だ
人を引き付ける戦略が功を奏してか あちこちに植栽されて繁栄している

シャガ(射干):アヤメ科アヤメ属 常緑の多年草 古い時代に中国から渡来した
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コサギの婚姻色

2011-04-27 | 野鳥
コサギ 婚姻色の足


コサギ 普段の色の足


コサギの嘴は一年中黒い ダイサギやチュウサギのように時期によって色が変わることはない
冬の時期に嘴が黒いシラサギがいたらコサギ

足指は普段は黄色・・足袋を履いた と表現して他のシラサギとの識別点
だがこの時期オレンジ色に赤っぽくなる

カモのオスは繁殖時期(冬期)に羽の色が鮮やかになって妍を競うが これは種の見極めや健康状態の誇示など意味があると思うが コサギの場合水の中に隠れて見えない足先が赤くなってもあまり意味が無いと思うのだがどうだろう 単にホルモンの影響で赤っぽくなる?

サギ:語源は声が騒がしい「サヤギ(騒)」白い色の「サヤケキ(鮮明)」など諸説ある
俗にシラサギ類と呼ばれる白いサギのうち ダイサギは安土桃山時代に区別され チュウサギとコサギは江戸時代に区別されるようになった

コサギは別名「イッパイサギ」とも呼ばれた 身が少なくてさかずき一杯分しかないと言う意味でどうも食べられていてらしい
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ゴミグモ

2011-04-26 | 虫類




ゴミがぶら下がっているように見えて クモが隠れていようとは気づかない

30cmほどの垂直円網を張り 中央にゴミ 食べかすなどを縦に並べたゴミリボンを作り その中に潜んでいる 
新しい巣を張るときはこのゴミリボンを持ち運んで新しい巣の中央につける
引っ越しに家具を運ぶようでなにやら可笑しい

体長はオス7~8mm メス12~14mmで多くのクモがそうであるがメスの方が大きい

クモの巣を見てゴミがぶら下がっていたら 丹念に見ることをお勧めする
きっと中にクモが潜んでいる
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ウコンとギョイコウ

2011-04-25 | 樹木 草花
ウコン


ギョイコウ


桜も秋の10月桜や冬桜に始まって 早咲の寒桜 河津桜ときて 本番のソメイヨシノも終わり 八重の桜が真っ盛り

ウコン ギョイコウ共にサクラとしては珍しい淡い黄色だったり緑色の筋が入ったりする
変わった花の色が珍しいとて人気だ

ウコン・・ウコン染めの布の色に見立てた
ギョイコウ・・貴人が着用する衣服の色に見立てた名前

両方とも江戸時代中期(1700年代)には京都で栽培されていた
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アダンソンハエトリ

2011-04-24 | 虫類


部屋の窓際に動き回っているクモが居たので早速ケースに入れ冷蔵庫にしまった
少しして動きが悪くなったら写真撮影 と思っていたらコロリ忘れた
娘が見つけて大騒ぎ トホホ 評判悪い・・

調べてみると ハエトリグモ科のアダンソンハエトリのメスのようだ 名前はフランスの植物学者アダンソンに因んでつけられた

ハエトリグモの多くは徘徊性で網を張らない 糸は持っているので逃げる時や 獲物を絡げる時には使う
この仲間はヘッドライト形の良く見える眼を持っている 獲物は見逃さない
 
メスに近づく時は 求愛ダンスをして交接に至る このクモの場合オスはメスに対して最初の第一段階は第一脚を斜め前方に伸ばしてジグザグに近づくそうだ
まだ見たことがないが いつか見てみたいものだ

網を張らない徘徊性のクモは4割ほどもいる

無事撮影を終わったクモ嬢元気に庭に帰ったのでご安心を・・
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ダイサギの婚姻色

2011-04-23 | 野鳥
婚姻色のダイサギ


冬時期のダイサギ


シラサギとよく言うが 白いサギを纏めた言い方で ダイサギやコサギ アマサギその他
中にはクロサギの白色タイプ等というのもいて これをシラサギと言っていいのかどうか

この時期の鳥には普段と違う色を持つ者がいる

ダイサギの婚姻色は まず黄色い嘴が黒くなる 嘴から目先にかけて綺麗な青色が発色して 目まで青くなる

人の場合は色気が出てきた 等いうが見てはさっぱりわからない
ダイサギの場合ははっきりしていて分かり易い
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アメリカコガモ ペアー

2011-04-22 | 野鳥


干潟にコガモの亜種アメリカコガモが居た
北アメリカで繁殖し少数が日本に渡来する

オスは肩から垂直に白い線があり 水平に白い線のあるコガモと見分けられる
メスはコガモと見分けられない

この二羽ははずっと一緒で仲睦まじいので多分ペアーなのだろうと思う

これから故郷の北米へ帰るのか 他のカモと一緒に北の方の大陸へ行ってしまうのかどちらだろう

行く先が気になるペアーだ
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セイタカシギ ラブ&ラブ

2011-04-21 | 野鳥
この時期鳥たちは繁殖に忙しい
セイタカシギの繁殖行動をつぶさに観察した

セイタカシギは体長40cmで足の長さが25cmもある背高のっぽ で名前もセイタカシギ
昔は稀な迷鳥だったが今では谷津干潟などで繁殖しており周年見られる
行くたびに見られるので有難味は感じないが全国的に見れば稀な鳥で 絶滅危惧種でもある

水辺の割合見晴らしの良いところにペアーで協力して巣を作る
卵は4個産み 雌雄で抱卵をして 26日ほどで雛に孵る 雛は早成性(生まれるとすぐに動き回る)で離巣性 26日ほどで飛べるようになる

育雛の途中で半分くらいのメスが育雛を放棄してしまう この場合はオスが育て上げる


まずオスメス仲良く並んでオスはメスの回りをグルグル メスもオスの回りをグルグル


いよいよ繁殖行動


終わった後が素晴らしい
愛おしそうにじっと見つめあって(ここかんげき!) 互いにグルグル


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アオサギ 食餌

2011-04-20 | 野鳥


アオサギが水の中に嘴を突っ込みゴソゴソしていた
写真を見るとゴカイらしきものを口にくわえている

大きな体に似合わず細かいものを食べるものと意外だった
主な食べ物は魚で カエルや昆虫 ネズミや鳥の雛なども食べてしまう

アオサギ:コウノトリ目サギ科 全長93cm 日本のサギ類で最も大きい
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チューリップ

2011-04-19 | 樹木 草花




花の絵を描かせると多くの人はチューリプを思わせるような絵を描く
我が家のチューリプも遅まきながら満開

確か以前は20個ほどは咲いていたと思うのだが 今見ると花は3本だけ 葉だけのものが4本
みんなどこへ行ったんだろう 碌な手入れもしないから文句は言えないけど・・

チューリップはトルコや中近東生まれ ユリ科で球根植物
花の形が回教徒が頭に巻くターバンに似ているため チューリパ(ターバン)と名付けられた
16世紀にヨーロッパに渡るとオランダから世界各地へ広まった

日本へは19世紀半ばに渡来 20世紀初頭になって本格的な栽培が始まった
新潟 富山に産地がある

さーて 少しは庭の手入れなどしようかな・・・
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ヤマガラ 巣材集め

2011-04-18 | 野鳥




公園でクロマツの樹皮の割れ目に嘴を突っ込んでで何やらしているヤマガラがいた
虫でも捕っているかと思ったら 振り向いた嘴一杯に苔が咥えられていた

巣材を集めていたらしい
ヤマガラの巣は 木のうろ キツツキ類の古巣 人工の巣箱なども良く使われる
中に蘚苔類を主材としたお椀のような巣を作る

卵は白色で薄茶の小さな斑があるのを 5~8個産み 雌が抱卵する
約14日で孵り 14日ほどで巣立つ(スズメ大の小鳥はたいがいこの位の日数)

ヤマガラ(山雀):スズメ目シジュウカラ科 体長14cm(ほぼスズメ大)
生きている限り2羽がずっと離れない とも言われている

だいぶ前の時代 都心の開発が進んで鎮守の森や屋敷林が無くなった影響で ヤマガラも殆ど都心部では見られなくなり 明治神宮の森にだけでやっと生き永らえていたという
最近になってやっと周辺部から回復の兆しがあるのだろうかあちこちで出会う
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サトウニシキ

2011-04-17 | 樹木 草花


佐藤錦・・さくらんぼである

さくらんぼをたっぷり食べられるように 庭に実桜のサトウニシキを植えた
今から20年位前になるかもしれない昔のこと
一本では実がつかないと言われ 他にナポレオンと言うのと2本買わされたのだが ナポレオンの方は2年ほどで枯れてしまった これではならじとまた買って植えたのだが これも枯れた

年々花が沢山付くようになって今年は最高で300ケ位は咲いている
全部さくらんぼになったら素晴らしい 
と思うのだが実がつかない つまりは受粉しないのだろうと思う

サクランボ=セイヨウミザクラ(西洋実桜) 西アジア原産 明治の初期に渡来
佐藤錦はナポレオンと黄玉の交雑によって偶然に出来た実生品と言われている

綺麗な桜の花が咲いて見られて・・それだけで満足(かなー)
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アカシデ 雄花と雌花

2011-04-16 | 樹木 草花
アカシデ雄花


アカシデ雌花


アカシデの花が咲いた
赤茶色にずらりと垂れ下がった雄花は壮観 
4~5cmで触ると花粉が飛んで舞い上がる
雌花は多くは雄花の先の枝についていた

都心周辺ではアカシデ イヌシデが多くクマシデがポチポチ見られる
葉と同時期に開花するので この時期雄花はとても目立ちシデの木の存在が再認識される

アカシデ:カバノキ科 シデは四手で 垂れ下がった花の様子を四手(神前に捧げる玉串やしめ縄などにつける白い布や紙)に見立てた
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