トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

カリガネソウ

2014-09-30 | 樹木 草花


花の形を飛ぶカリガネ(雁)に見立てたカリガネソウ
花の形がユニークで面白い
花冠の筒部は5裂し下側の裂片が大きく白色の班があり虫への道しるべ
チョウやハチがここに止まると湾曲して長く突き出た雄蕊雌蕊が背中に触れる
花期は8~9月頃

クマツヅラ科の山地や原野の林縁に生える多年草で強い臭気がある
この臭気は嫌う人もいるがなんともないという人もいる 聞いた範囲では好きだという人はいない
人気のせいか都市の公園でも植栽されていてよく見かける
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ヒカゲチョウ

2014-09-29 | 虫類


平野部の公園から丘陵地の雑木林周辺に多く 日中樹林周辺を飛びクヌギやコナラなどの樹液や
獣糞に集まるが 夕方~日没にかけて活発に活動する
丘陵地や山地では普通に見られるが都市部では減少している
食草はイネ科竹類
ジャノメチョウやヒカゲチョウの仲間は色彩の鮮やかなものもいるが 一般には地味色が多いが
良く見れば目玉模様もいろいろでそれなりに面白い

多くの動物が絶滅しかかっているが チョウも多くの種が絶滅の危機に瀕している
日本に土着している蝶は240種だが69種 約29%が環境省のレッドリストに記載されている
蝶は生態系の一部として他の生物とのつながりを持ち 花の受粉を行ったり 野鳥や他の生き物の餌になったりしている こうしたつながりを維持することは自然環境の保全の上で大切である(「日本のチョウ」より)
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クロヒカゲ

2014-09-28 | 虫類


裏の翅には外縁に眼状紋があり特に後翅で発達し 前肢には白色の斜帯がある
中型の蝶で林縁部のクヌギやコナラなどの樹液に良く集まる

平地~山地の樹林やその周辺にいて東京や大阪の近郷では丘陵地の雑木林周辺で良く見られる
全国的に普通に見られ個体数も多い
食草はメダケ アズマザサ ヤダケ クマザサなどイネ科
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ヒメジャノメ

2014-09-27 | 虫類
 

翅の地色が黒褐色~淡灰褐色の地味色の中型の蝶
表の前翅に2~3個の眼状紋 裏の中央に白線が走り前後翅に眼状紋が並ぶ

早朝や夕方に良く活動し草地上を跳ねるように飛び葉上に良く止まる
樹液に良く集まるが あまり花には止まらない
都市部でも良く見られるが減少気味という
食草はイネ科やカヤツリグサ科の植物など

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ヒメウラナミジャノメ

2014-09-26 | 虫類


目玉模様(眼状紋)の有るチョウの仲間は多い
ヒメウラナミジャノメは小型で表の前翅に1個後翅に3~5個程度の眼状紋がある
裏側は眼状紋と白色の波状模様が目立つ

日中草地の上をチョコチョコ跳ねるように飛び葉の上に良く止まる
ニガナ カタバミ キツネノマゴなどの花などをよく訪れる
都心でも普通に見られるが数は減ってきている
食草はチチミザサ ススキ チガヤ メヒシバなど
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十月桜

2014-09-25 | 樹木 草花


早々と桜が咲いた 10月桜だ
たった一輪だが桜の季節も近いと思うと何かうれしい

マメザクラとエドヒガンが関与した二季咲性の栽培新種
名前通り10月頃から咲き来年の春先まで断続的に咲き続ける

花は八重咲きで木は小さいので家の庭にも多く植えられている
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ゴキヅル

2014-09-24 | 樹木 草花


ゴキヅル(合器蔓)の花と実が生っていた
実が熟すと横に割れて上半分が容器の蓋の様に見えることからの名前

水辺に生えるウリ科の蔓性の一年草
花弁と萼が5個づつ同じ形なので花びらが10枚のように見える
雌雄同株で花序の上部に雄花が総状につき 基部に雌花が一個つく
花期は8~11月
星形の花が可愛いし実の形も面白い
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イボクサ

2014-09-23 | 野鳥


今日は24節季の秋分の日でお彼岸でもある
昼と夜の長さがほぼ同じ 暑さ寒さも彼岸まで今日から日に日に昼が短くなって涼しくなって来る

水辺に可愛いイボクサ(疣草)が咲いていた
葉の汁を付けると疣が取れると言われている・・ホントかしら・・

湿地に生えるツユクサ科の一年草
花は1㎝程で小さく可憐で一日でしぼむ 花期は8~10月
雄蕊(おしべ)は長くて葯が青紫色のが完全雄蕊
短くて葯が淡紫色のは仮雄蕊
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イヌマキ

2014-09-22 | 樹木 草花


イヌマキの変わった形の実が生った
上の青色のものが種子で 下の赤いのは花床が肉質になったもので食べられる 熟せば結構いける

関東以西の海岸に近い山地に生育するマキ科の常緑高木
きわめて耐陰性が強く 庭木や海岸沿いでは防風用の生け垣などにする

昔スギを真木(本当の木の意味)と呼び それより劣ると考えて犬マキと呼んだと言う説がある
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トラマルハナバチ

2014-09-21 | 虫類


ハナバチの仲間トラマルハナバチが吸蜜中だ
ハナバチの仲間は体が丸っこく 長い毛がふさふさと生えていて 花粉が付きやすくなっている
また口は折り畳み式の長い舌があって それで花の奥の蜜を吸うことが出来る様になっている
花の蜜を求めて花の中に潜り込んで行く
又花は種類によって蜜や花粉のありかが違うが ハナバチは効率よく蜜を集めるため 同じ種類の花を続けて訪れる そのための高い学習能力を持っている

虫に花粉を運んで貰いたい花にとってこのような性質のハナバチは 素敵なパートナーだ
そこで植物にはハナバチに花粉を運んで貰えるように進化した種類が多い
つまり花の奥に蜜の場所を作り ハチが花に潜り込むように仕組んで その顔や体に確実に花粉を付ける作戦だ

ハナバチ以外の虫には蜜が吸えない様に進化した花や 逆にハナバチに蜜の在り処を教えるマークをつけたり 花とハナバチの共生関係の奥は深い
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ツヅレサセコオロギ

2014-09-20 | 虫類


庭にコオロギが今を盛りと鳴いている
多分ツヅレサセコオロギだ
りーりーりーと長い鳴き声
(冬のものを)綴りなさい と聞きなしてツヅレサセコオロギ

大きさは15mmほどだった
コオロギやキリギリスの仲間はの耳は両前足の脛の付け根にあるそうだ
脛の付け根に小さな穴が開いていて 同種の鳴き声の音に良く反応するように出来ている
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ベニヒカゲ

2014-09-19 | 虫類


表は濃茶褐色で外中央には橙色部がありその中に眼状紋または黒班が並ぶ
高山に生息 本州中部では主に標高1500m以上の丈の低い草原が生息地

準絶滅危惧種
あまり人為が及ばない場所に生息しているが 登山者の増加 鹿による食害などで各地で減少傾向にある

日中草原上を穏やかに飛翔しクガイソウ ハクサンフウロ アザミ類などの各種の花を訪れる
食草はヒメノガリヤス オニノガリヤス ホンモンジスゲ ミヤマカンスゲなど
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ガンタケ

2014-09-18 | キノコ


ガンタケは傘の色が水鳥のガンの羽の色に似ていることから付けられたという
漢字で書けば雁茸

夏から秋にかけてマツの樹下や雑木林の地上に発生する
初めは球形から 開いて丸山形さらに平らとなる
肉は白いが傷つけると赤褐色に変わる
食用とされるが生食は消化器系 神経系の中毒を起こす
菌根菌
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カブラアセタケ

2014-09-17 | キノコ


夏から秋にかけて林内や庭園内の樹下に生える小型の菌
傘の表面は栗色の繊維状で 放射状に裂け白い地肌をあらわす
柄の基部がかぶら状に膨らむ

自律神経系の中毒を起こす毒キノコ
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チュウサギ

2014-09-16 | 野鳥


シラサギ類で良く見られるのはダイサギ チュウサギ コサギだが チュウサギだけは夏鳥で冬場には西南日本で越冬するもの以外は見られない

チュウサギは全長68㎝でダイサギとコサギの中間の大きさ
水田や湿地にいてダイサギやコサギのように河川や干潟にいることは少ない
ダイサギと比べて嘴が短い また口角(上嘴と下嘴の間の線)が目の下までで目より後ろに達しているダイサギとは区別できる

おもに昆虫やカエル 魚を食べる
水辺近くの雑木林などで他のサギ類と共に集団繁殖する
最近は昔より数が減ったようであまり見かけない
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