トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

カワアイサ

2019-02-28 | 野鳥


港湾などに居ることもあるが、殆どが湖沼 河川など淡水域を好むのでこの名がある

冬鳥 北海道の東部と北部では少数が繁殖しており留鳥
越冬中は群れで居ることが多い 出会った時も10羽ほどの群れで居た
冬の北日本では淡水域が凍ってしまうためか、海水域に多い

アイサ類は潜水して魚を捕る
魚を捕る生活に適応しており、嘴に歯状突起があり捕らえた魚をがっちりくわえることが出来る

オスの頭部は緑黒色の光沢があり、後頭は突き出ているように見える
メスの頭部は茶色で、短い冠羽がある
大きさ65cm
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ゴジュウカラ

2019-02-27 | 野鳥


エサ台にやって来たゴジュウカラ

江戸時代頃からシジュウカラに似ているが少し違うと言う意味で「ごじゅうから」と言われている
樹幹を下向きに降りることが出来る唯一の鳥なので「さかほこ」とも呼ばれた

留鳥
トチノキやブナ ミズナラ ハルニレなどの森を一年中離れない鳥
頭を下に向け逆さになって、木の幹を歩き回り昆虫類クモ類を捕り 草木の種子も採食する
種子をとると木の割れ目や隙間に挟んで突く・この場合も体は下向き 体重が掛かって効率が良いらしい
更には木の幹の隙間に針葉樹の種子などを詰め込み、木片などで蓋をして隠しておくと言うから賢い

雌雄ほぼ同色
ややずんぐりした体形で尾羽が短い
大きさ14cm スズメ大

むずかしや どれが四十雀五十雀(一茶)
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チョウゲンボウ

2019-02-26 | 野鳥


高い鉄塔の脇の杭の上 しかも逆光のチョウゲンボウ

チョウゲンボウの語源は不明だが、一説にトンボを意味する「げんざんぼう」と言う北関東の方言をもとに「鳥げんざんぼう」の略ではないかとの推測があり、尾の長いチョウゲンボウをうまく表している

留鳥又は漂鳥 本州で繁殖している
平地から高山の草地、農耕地 川原等に居る
川岸や海岸の断崖にある横穴や岩棚で繁殖している
最近は都会のビルや橋げた 樹洞で繁殖して話題なることもある

ハヤブサの仲間で 尾が長くヒラヒラした羽ばたきやホバリング飛行をし ハヤブサ類との区別点になっている
杭などの上から地上に居る昆虫類やネズミなどを探し 舞降りて捕らえる 小鳥の群れを襲うこともある

オスは頭と尾羽が青灰色 上面は茶褐色で黒い斑が有り下面には縦斑が有る
メスは上面が淡い茶褐色で黒褐色の斑が有る 下面には縦斑が有る
大きさ35cm
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ガビチョウ

2019-02-25 | 野鳥


ガビチョウが草の実を食べていた

ガビチョウは篭脱けの鳥で、野鳥リストには外来種扱い
江戸時代から観賞用に入って来ていて、1970年代の飼い鳥ブームで大量に輸入されたが、色が地味、すり餌が必要で手が掛かる、声が大きく騒音になる などの理由で放たれたり逃げ出したりで広がり定着した
裏磐梯へ行った時も声を耳にした 探鳥地で耳にする頻度はトップ級
地上採食性なので積雪を考えるとこれ以上の北上は無いだろうと言われている

外来生物法で特定外来生物に指定されていて、日本の侵略的外来種ワースト100の選定種にもなっている
中国南部~東南アジア北部に分布している

目の周りとその後方に眉状に伸びた白い模様があって結構かわいい顔をしている
地上を歩き回って昆虫や草木の果実を採食する
体長25cm
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梅の花 その3

2019-02-24 | 樹木 草花
     

ウメを観賞する時の法 ウメの四貴「稀老痩蕾」(きろうそうらい)という言葉がある

稀を貴しとして 繁(はん)を貴しとせず・・花の付きようは多すぎず疎を良しとする
老を貴しとして 嫩(どん・若き)を貴しとせず・・若木よりも古木を珍重すること
痩を貴しとして 肥を貴しとせず・・幹は太いより細くスッキリ締まったものを上とする
蕾を貴しとして 開を貴しとせず・・開ききった花よりも蕾の変化を見逃さない

左から
甲州最小:実ウメ 小梅の主要品種 果実の大きさは3~5g 花粉が多く受粉樹として使われる
光圀:花弁の先が尖る桔梗咲き 野梅系
呉羽枝垂れ:代表的な枝垂れの一つ 花が進むと花弁の縁が薄くなり覆輪に見える
故郷の錦:野梅系 花弁が少し波打っている 枝は細く良く茂る
月宮殿:野梅系 花弁が15枚もある抱え咲 雄しべは花弁と同長で綺麗に並ぶ
黄梅:野梅系の変わり種 黄色い花弁が細く離れる
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ウメの花 その2

2019-02-23 | 樹木 草花


梅は百花の魁(さきがけ)と言うように春先の風物詩
学術的な分類ではないので、人により違いはあるが、ふつう大きく3つに分けている

野梅系:ウメの原種の特性を備えたグループ
緋梅系:枝の木質部が赤いものを集めたグループ
豊後系:アンズと交配したアンズの血縁が強いグループ
その他として、実ウメ 枝垂れ

左から
白加賀:実ウメの主要品種 果実は陽光面でも着色しない
道知辺:野梅系で花は気品ある形をしている 老けるとやや紫紅色になる
通い小町:蕾のうちは紅色が強いが咲くと薄くなる 平安の美女小野小町に因んだ名を持つ
蝶千鳥:緋梅系で紅色が強い一重中輪の花
大盃(おおさかずき):紅色が美しく気品があって一重の紅梅としては一般的
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ウメの花

2019-02-22 | 樹木 草花


梅が真っ盛り あちこちで梅祭りがおこなわれている

ウメはバラ科サクラ属に分類されている
日本には600種ほどある
中国中部原産 奈良時代に渡ってきた

左から
未開紅:1~2弁咲き遅れるから 又は蕾は紅色で開くと薄くなるため付いた名前
浜千鳥:蕾の時は先が尖っており、開花しても花弁の先は尖って波打っている
八重野梅:早咲きの品種 八重では最も一般的
八重寒紅:野梅性の中では最も紅が濃い
白滝枝垂れ:白色の枝垂れの代表品種 花付きが良く沢山の花が押し合って滝のように咲く
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ヒゼンマユミ

2019-02-21 | 樹木 草花


ヒゼンマユミ(肥前真弓)は肥前(長崎県佐賀県)に多く自生する
あまり見ない珍しい木 実が沢山付いていた

ニシキギ科の海岸近くの樹林内に生える常緑小高木
枝は緑色で4稜がある
花は4~6月 本年枝の芽鱗痕の脇から集散花序を出し、黄緑色の小さな花を数個付ける
花は約8mm程で花弁はほぼ円形で4個

果実は蒴果 1.5cm程の倒卵球形で4個の稜がある
11月過ぎに淡黄褐色に熟し、4裂して橙色の仮種皮に包まれた種子を出す
少し裂開した隙間から種子が見えた
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アテツマンサク

2019-02-20 | 樹木 草花


アテツマンサクは岡山県阿哲地方が産地なので 因んでつけられた名前
マンサクは春先に「先ず咲く」から 又は枝いっぱいに花を咲くせるので満作から付けられた名前

マンサク科の落葉小高木 2m程の木だった
葉は左右不対称で基部は歪んでいる

花は3~4月に咲くと言うがもうほぼ満開だった
マンサクの花は少し生臭いが、アテツマンサクは良い香りがする
萼片が黄色(マンサクは暗紫色)で涼やかな感じがする
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カシラダカ

2019-02-19 | 野鳥


今日は24節気の雨水 雪が雨に変わる頃
今夜はスーパームーンでもあるが雨で月は見えず残念

カシラダカは頭に冠羽がありそれを立てることが多いことから名が付いた

冬鳥 10月に渡って来て5月までと結構遅くまで見られる
平地から山地の疎林、林縁 灌木あるような草地アシ原などに居る
群れで居ることが多い
地上を歩きながら時々冠羽を立てて草の種子などを採食する

カシラダカを使って渡りのシステムを調べたら 約13時間の日照時間を境に、渡りの気分が高まって来ると言う
また春に気温18度を超えると その衝動に拍車がかかるらしい

夏羽ではオスは頭部が黒くなるが、冬には全体が淡色で頭部に黒色は無い
メスは全体に淡色
全長15cm
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フタスジヒラタアブ幼虫

2019-02-18 | 虫類


公園の手すりにフタスジヒラタアブの幼虫がじっとしていた
上側角のある方が後ろ側になる

ハナアブの仲間で幼虫は捕食性でアブラムシを餌とする
アブラムシの天敵として重要で、成虫は花の蜜や花粉が好きで農作物の受粉に役立っている

成虫は4月から12月まで見られる
中型のアブで腹部の斑紋の後縁が山型となる
メスは明瞭な山形だが オスは太くなり不明瞭な山形となる
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モズ

2019-02-17 | 野鳥


モズの語源は諸説ある
「も」は鳴き声 「す」は鳥を表す接尾語と言う説が有力
「も」は鳴き声そのものではなく、いろいろな声を鳥の声を真似するので「諸々の」の意味
奈良時代からすでにモズと呼ばれていた

漂鳥又は留鳥
九州以北で繁殖しており、冬は暖地へ移動する
平地から山地の林や農耕地 河原 公園など開けた環境に居る
主に昆虫類、カエル、ミミズ 魚類などを食べ 小さい木の実を食べることもある

オスは過眼線が黒く、初列風切の基部に白斑がある
メスは過眼線が褐色で、初列風切の白斑は無い
大きさは20cm
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アカハラ

2019-02-16 | 野鳥


今シーズンは全体に鳥が少ないと言う声が上がっている
アカハラが2月になってやっと会えた

夏鳥(一部留鳥)または冬鳥
春から秋の紅葉の頃までは山の実りを啄み、冬は関東以西の低地の森で見られ市街地の公園などにも現れる
少し歩いては立ち止まりしながら、落ち葉をかき分け昆虫類の幼虫やミミズなどを採食し 秋には木の実もよく食べる

雌雄はほぼ同色
オスと同色のメスもいるが 一般にはメスの方が全体に淡色で喉は白い
出会った個体は亜種オオアカハラかもしれない
大きさ24cm
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コウノトリ

2019-02-15 | 野鳥


千葉県野田市にあるコウノトリの里へコウノトリを見に行ってきた
ここでは多摩動物園から移された4羽が飼育されており、そのうちの2羽のペアーが抱卵中
左が抱卵しているオスのコウくん 右の写真で魚を食べているメスのコウちゃん

コウノトリ(鸛)の名前は中国名の「鸛」の音クワンの転じたもの

かっては全国で繁殖する農耕地帯の鳥だったが、昭和40年代に国内繁殖は絶滅し大陸から稀に飛来する冬鳥
現在は兵庫県豊岡市を中心に人工繁殖させた個体を自然に戻す計画が進んでいる
国の天然記念物 日本版レッドリスト絶滅危惧ⅠA類

湖沼 水田 干潟などに居る
水辺を歩いて魚類 両棲類 爬虫類などを食べる
ここの飼育場では一日当たり約500g ドジョウ換算で70~80匹食べるそうだ

雌雄同色 風切りは黒く他は全体白い
大きさ112cm
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ホオジロガモ

2019-02-14 | 野鳥


オスの頬に白い斑が有るのでホオジロガモ
都心周辺ではあまり見られないカモ
頬の白斑が可愛く人気は高い

冬鳥
内湾や河口 広い湖沼に居る
普通は小群れで生活しているが1~2羽で居ることもある
一斉に潜水し甲殻類や軟体動物をよく捕り、魚類 海藻 水草なども食べる

オスの頭部は緑色の光沢があるが黒く見えることが多い
顔の前面に名前の通りの丸くて大きな白斑がある
メスは頭部が褐色で、白斑は無く嘴先端が橙色
大きさ45cm
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