トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ワカケホンセイインコ

2012-12-31 | 野鳥


いよいよ大晦日 忙中閑ありとか 少しも忙しいことは無いので近くの公園へブラリ
ワカケホンセイインコが10数羽群れていた

漢字では「輪掛本青鸚哥」
オスの顎から首脇にかけて黒い筋 首脇から後ろにかけて赤い筋が輪のようになっているのでワカケ
色が緑色なのでホンセイ(本青)・・緑色をアオと言うことが多い
別名ツキノワインコ 大きさは40cm 尾が長い オウム科ホンセイインコの仲間
真ん中の写真がオス 右がメス

インド スリランカあたりの鳥でペットとして飼われていたものが放たれ又は逃げ出して野生化した
この鳥は世界中でペットが野生化している
日本では東京を中心に何カ所かで野生化している
ペットが野生化したものを「篭脱けどり」 と言って野鳥とは言われず別扱いしている

生物は生活域を拡大する能力があり遠くの生き物がやって来たら区別は難しいし その土地に根付いて生活し繁殖もしているのだったら 野鳥とか篭脱けとか区別はいらないと思うがどうだろう

今年も今日で終わり
拙いブログを見て頂き有難うございます
来年も良い年をお迎えになりますよう心よりお祈りいたします
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メジロとマユミ

2012-12-30 | 野鳥


メジロが赤いマユミの種子をついばんでいた

マユミは秋遅くに実が4つに割れて中から赤い種子が顔を出す
上の橙赤色は仮種子の薄い皮で剥がれると淡紅色の種子が出てくる

この赤い皮は優れもので色で鳥を呼び込み 且つオイルを豊富に含んでいるので鳥も良く知ってか夢中で食べている
大きさもメジロが食べごろのサイズ

マユミ:ニシキギ科の落葉小高木 花は5月頃に咲く 1cm位の緑白色の目立たない花だ 在は硬く緻密で小木工品に適する
枝は良くしなうので弓に使われ「まゆみ」の名になった
メジロ:留鳥又は漂鳥 大きさは12cm 主に樹上で昆虫類クモ類 木の実 花蜜等を食べる
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カワセミ

2012-12-29 | 野鳥


カワセミは今や水辺のあるチョッとした公園でもごく普通に見られる
昭和30年頃には都心周辺では見られなくなったが 増やそうと努力の結果だと思う
ある公園では水の中に籠を沈め中に小魚を入れて餌にしている
脇には止まり木を立てて呼び込んでいる

野鳥にエサ遣り禁止 とか看板を立てている割にはこれでいいのかなと思うこともある

水辺の宝石と言われる色の綺麗な鳥なので見られて嬉しいし居ればつい写真も撮ってしまう
と言うことでたまった写真の棚ざらい

カワセミ:ブッソウ目カワセミ科 大きさ17cm 日本産のカワセミ類では最も小さい
全国に分布し多くの地方で留鳥 下の嘴(くちばし)が赤いのはメス・・口紅を付けている?
水面に張り出した枝などから水に飛び込んで魚類や水生昆虫類などを捕える

奈良時代の青い鳥を意味する「そに」が鎌倉時代には「そび」「せび」「せみ」へと変化し室町時代には「かわせみ」と呼ぶようになった
漢語の「翡翠」が室町時代に取り入れられその読み「ひすい」という別称も出来た
宝石の「翡翠」はカワセミののような色だったのでその名が転用された
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ウスキホシテントウ

2012-12-28 | 虫類


4mmほどの小さいテントウムシが木の柵にしがみついていた
前翅に10個の淡黄色の斑紋があるウスキホシテントウだ

居ても11月頃までが出現期なのだがこんな冬の最中に隠れもせずにいるのは珍しいかも知れない
普通はケヤキの樹皮などの下に居るのだが・・
日向ぼっこでもしているのか

エサは他の多くのテントウムシと同様でアブラムシ
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ツノロウムシ

2012-12-27 | 虫類


街路樹などについている白いガムのようなものはロウムシが出したロウ物質だ
この中に虫が隠れている
口に当たる針のような管を植物に突き刺して栄養を摂るカメムシの仲間だ
広食性で様々な樹木や針葉樹 ヨモギなどの草類にも寄生する

虫をつぶすと真っ赤な体液が出る
ロウムシの仲間の汁をコチニールといい カンパリソーダなどの食用色素や口紅の色素に使われる

ツノロウムシはカメムシの仲間でカタカイガラムシ科
大きさは6mmほどだった
不思議なことにオスは見つかっておらずメスだけで単為生殖しているらしい

いろんな街路樹などで見られるが 手つかずの自然の中では見られないため数の多さが都市化の指標とされている
この虫が沢山居るのは 自然の環境にほど遠いということ

知らないとはいえ飲んだり唇に塗ったりしてたんだ
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ルリビタキ

2012-12-26 | 野鳥


可愛いルリビタキ♀がひょこり顔を見せた
るり色をしたヒタキなのでルリビタキ
特にオスは綺麗なるり色 メスは尾羽が少し青い

新しい鳥類目録ではスズメ目ヒタキ科
留鳥または漂鳥で繁殖期には主に亜高山帯の林にいて 非繁殖期には平地から山地の林 樹木の多い公園などにやってくる
この時期非繁殖期には雌雄とも別々に縄張りを持ち樹上や地上で昆虫類や木の実を食べる
大きさは14cm スズメ大

今シーズンはまだ出会っていないオスです

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ノスリ

2012-12-25 | 野鳥


都心のど真ん中の公園にノスリがいた

野原の上空を滑空するので「野擦り」と江戸時代から呼ばれている
主な採食はネズミを主に両生類 爬虫類 鳥類 昆虫類も入る

主にネズミしかとらないので鷹狩には使えず軽侮の意味で「クソトビ」「マグソタカ」などとも呼ばれた・・チョッと可哀相

大きさは55cm 本州中部以北で繁殖し留鳥 四国以南では冬鳥
林の大木に枯れ木を積み重ね巣を作り 毎年同じ巣を使うことが多い

食物連鎖の頂点の鷹が居ると言うことは支える自然が豊かと言うこと
自然観察を趣味としている者として嬉しい限りだ
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クワコ

2012-12-24 | 虫類


クワコの繭が冬の風にブラブラ揺れていた
クワコの仲間(カイコガ科)は口が退化しているため餌を獲れず 成虫は産卵後数日で死んでしまう

クワコはカイコの原種と言われている
カイコは繭から絹糸を取る目的で野生種のクワコを改良して作ったもの
現在では世界各地で飼育されて色々な品種がある

クワコガの成虫・・だと思う


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カラスザンショウ

2012-12-23 | 樹木 草花


カラスザンショウの実(の残骸)が落ちていた
殆ど種は残っていないがほんの少しだが黒い種が見える
この黒い種は表面に油分が多く鳥も良く食べる
高カロリーの油で鳥を誘う戦略

サンショウに似ていて全体が大きく利用価値があまりないのでカラスザンショウと呼んだ
カラスがこの種子をよく食べるのでカラスの名がついたとも言われる

ミカン科の落葉高木 高さは15m程にもなる 7~8月頃に散房花序をだし緑白色の花が咲く
果皮にはスパイシーな香りが有る
昔は財をヤマキリと呼んでキリの代用品として下駄などを作った

葉は長さ50cmもある大形の奇数羽状複葉
葉の付け根が面白い動物の顔に見える
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ムラサキシキブ

2012-12-22 | 樹木 草花


ムラサキシキブの実が生っていた
魅惑的な紫色で見飽きない
紫色の実の美しさからムラサキシキブと呼ばれている
クマツヅラ科の落葉低木

普通葉は緑色だが この木の葉が変わっていて葉の回りに薄茶の斑が出ている

実の大きさは3~4mmで小鳥も食べやすいと見えて良く食べている
白くて柔らかい果肉が熟れていればほんのり甘い感じがする

普通ムラサキシキブと言われている木は近縁のコムラサキが多い
コムラサキ
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ハリガネオチバタケ

2012-12-21 | キノコ


落ち葉や枯れた木などに出てくるキノコ ホウライタケの仲間ハリガネオチバタケが小さい顔を出していた
高さは3cm 傘は5mm位の大きさだ
菌は腐生菌

モリノカレバタケ属 クヌギタケ属 ホウライタケ属は森の御三家
皆小さいキノコだが森の落ち葉や枯れ木を強力に分解する 落ち葉分解菌の御三家

彼らが活躍してくれないと落ちた葉や枝はいつまでもそのまま残ってしまう
鳥が頂点なら彼らキノコは最終処分者
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エリンギ

2012-12-20 | キノコ


八百屋さんのキノコ エリンギ
ヨーロッパの地中海沿岸地域に自生するヒラタケの仲間を栽培化したもの
学名はセリ科のエリンギュウム属の植物に寄生することに因んでつけられた

しゃきしゃきして美味しいキノコ
多分健康にも美容にも良い感じがする

庭の枯草の中からヒョッコリ出てきた・・のなら嬉しいがウソです
枯草の中に置いて写真を撮った
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オオスズメバチ

2012-12-19 | 虫類


公園の木にオオスズメバチがしがみついていた
この時期寒いので流石に元気はなさそう
体長は4cm近くあり世界でも最大級の大きさ

クヌギやコナラなどの樹液に良く集まる
猛毒があり人が刺されると死ぬこともある
特に秋口にはクマに襲われることもあり黒い帽子などを被っているとクマと間違われて攻撃されることもあり要注意

巣も都心の公園で見つけたのだが大きい
巣はヒノキ スギ マツなどの樹皮を齧り取り だ液と混ぜて薄く伸ばして巣材にする

越冬は成虫でする
女王バチだけが越冬すると言う

動かなかったので随分近ずいたが危なかったかも・・
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オオハクチョウ

2012-12-18 | 野鳥


オオハクチョウが湖をゆったりと泳いでいる
灰色の白鳥?は若鳥

冬鳥として主に北日本や日本海側にやってくる
番(つがい)と若鳥の家族で行動する
水中に首を伸ばし水草の茎や根を食べる
繁殖地は樺太とシベリア最北端の中間地帯 コハクチョウより南になる

成鳥と若鳥が鳴き交わす挨拶行動を行い絆を深めていると言う
年寄りと若者が断絶している人より進んでいるかも・・

オオハクチョウ(左の写真)とコハクチョウ(右の写真)はとても似ている
オオハクチョウ140cm コハクチョウ120cmでコハクチョウの方が首が太めに見える
なのだが大きさでは分かりにくい時がある
嘴にある黄色の部分が半分より大きく黄色の先端が尖っているのがオオハクチョウ
 
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コハクチョウ

2012-12-17 | 野鳥


明け方コハクチョウがエサ場に向かって飛び出した
番と若鳥の家族で行動し おもに水草や水田の落穂などを食べる
エサ場で採食と休息を繰り返し何もなければそこで一日過ごす

飛び出す時は足で水を蹴って 多分羽でも水を叩いているかもしれないほど大きな音を立てる
体が水から離れると音がスッとしなくなり元の静けさが戻る

大きさ120cm 冬鳥 繁殖地はシベリアの最北端 4000kmの遠くからやってくる
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