トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ヒマワリ

2015-08-31 | 樹木 草花


ヒマワリの花に顔を近づけたら小さい花が整然と並んでいてビックリ
どの位の数があるのか数えればよかった

キク科の一年草で3mほどになる キク科で最も大きな花とされている
原産地は北米 日本には17世紀に渡来した

種実を食用や油糧 花を花卉として鑑賞するため広く栽培されている
頭状花序・多数の花が集まって一つの花の形を作っている
外側の黄色い花びらが舌状花・雄蕊がない
内側の花が筒状花で雄蕊雌蕊がある

太陽の動きにつれてその方向に花が回ると言われてヒマワリの名がついた
生長の大きな若い茎の上部の葉は太陽に向くように茎を回し 朝は東を向いて夕方には西を向く 日没後は起き上がり夜明け前には再び東を向く この運動は蕾を付けるころまで続き 花が咲くころは生長が止まるため動かなくなる 日中の西への動きが小さくなるのも関わらず 夜間に東へ戻る動きは変わらないため 完全に開いた花は東を向いてほとんど動かない
ただし 茎頂に多数の花が付いたり 日光が遮られたりするとこの動きはなくなる

ヒマワリは仲間も多く 白花の種類 食用にする種を取るための園芸種から 八重咲き 葉が銀色のシロタエヒマワリと言うのまである
 
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サトキマダラヒカゲ

2015-08-30 | 虫類


都心の公園で出会ったヒカゲチョウの仲間
平地から山地の森林にいるが 都市部の公園でも見られる
中型で裏は黄白色~黄褐色の地味色だが 複雑な文様があり中々良い

日中森林周辺を活発に飛び クヌギやコナラの樹液に好んで集まる
夕方の日没時には特に活動が活発になる
あまり花には来ない

幼虫は日中は葉裏や落葉中に潜んでいて 夜間に摂食活動をするのであまり見かけない
食草はマダケ ミヤコザサ クマザサなどタケやササ類の各種
蛹で越冬する
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ツマキシロナミシャク

2015-08-29 | 虫類


山道で綺麗な蛾に出会った

前翅の斜めの黒い紋 後翅の縁にある黄色が特徴で 似た様な色模様の仲間が何種かいる
シャクガ科のガで大きさは35mm
低山地には少なくなく結構普通に見られる
北海道には別亜種がいて 本州の亜種は本州から九州に分布している

幼虫はシャクトリムシと言われ体を持ち上げながら面白い歩き方をする
マタタビ科のサルナシを食草にしている
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タマムシ

2015-08-28 | 虫類


久しぶりに都心の公園でタマムシをゲットした
園路で引っ繰り返ってバタバタしているので 拾い上げたが間もなく動かなくなってしまった

玉(宝石)のように美しいから玉虫
この美しさの秘密は 翅の凹凸に光が反射して出る色で 構造色と呼ばれる
色素の色ではないので 翅の構造が壊れるまで色褪せない
キラキラ光る色は鳥を怯えさせる効果があると言われる
夏の正午近くの炎天下に オスが大集合してキラキラ効果を高め メスを求めて飛び回ることがあるらしい・・見てみたいものだ

雑木林とその周辺にいて 成虫はサクラ エノキ ケヤキ類の葉を食べる 大きさは35mmほど
それらの枯れ木に産卵し ウジ虫型の幼虫はその枯れ木の材を食べる
幼虫で越冬する 

法隆寺に保存されている有名な玉虫厨子(仏像を収めたもの)にはこのタマムシの翅が貼られており その数9083枚という
長い月日で翅が痛んで輝きが無くなったため 1960年模造復元され その時は5348匹(翅10696枚かな)のタマムシが使われた
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ツマグロヒョウモン幼虫

2015-08-27 | 虫類


庭でツマグロヒョウモンの終齢幼虫を見つけた
黒の地色に橙赤色の背線が一本すっきりと入り 全体に黒と橙赤色の棘状突起があり中々の色模様
見かけの割には毒はないので手に乗せても害はない・まだ触ったことはない

食草はスミレ科の野生種 栽培種
パンジーが都心の公園や民家で植えられるようになってから都心部でも増えている
幼虫及び蛹で越冬する 蛹も見れたらラッキーなのだが・・

成蝶メスは前肢外半部が青色光沢のある黒色で中心に白斑がある
オスの表はヒョウ柄模様 ヒョウモン類では雄雌の柄が違うのは珍しい
メスの模様は毒のあるカバマダラに似ており 擬態していると言われる

昔は見ない蝶だったが 分布が北上しており 東京付近では2000年代に入り普通に見られるようになった 番っている映像の上がメス 下がオス
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ヌスビトハギ

2015-08-26 | 樹木 草花


ヌスビトハギの花と実が一緒についていた
果実の形を 忍び足で歩く盗人の足の形に見立てての名前

マメ科の一年草 平地から山地の草地や道端に生える1mほどの多年草
根はやや木質化する
花は細長い花序にまばらにつき 淡紅色で3mmほど
花期は7~9月 日本全土に分布している

マメ科の果実は豆果と言い その中で種子と種子の間がくびれて節になるものを節果という
節果は熟しても裂開せず 種子が一個入った小節果ごとにちぎれる
ヌスビトハギのの果実は節果で 小節科の表面にはカギ状の毛があり これで衣服や動物に付いて種子を散布する
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ハッカ

2015-08-25 | 樹木 草花


ハッカは少し湿ったところに生える50cmほどのシソ科の多年草
目が疲れた時に葉を揉んで目をこすり 目薬の代わりに使ったので別名メグサ(目草)という

長い地下茎を多数伸ばして増える
上部の葉腋に長さ5cmほどの淡紫色の花を輪生する
花期は8~10月

ハッカはメントールを多量に含み爽やかな香りがする
昔から健胃 鎮痛に用いられ香料としても利用される
ハッカより甘い香りがするセイヨウハッカはヨーロッパ原産で ペパーミントと呼ばれる
地中海沿岸原産のミドリハッカがスペアミントでやや青臭い香りがする
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サルスベリ

2015-08-24 | 樹木 草花


サルスベリの花が真っ盛りに咲いている
花の色はピンク 赤 白 薄紫といろいろあって楽しい
ミソハギ科の落葉小高木 10m位にはなる
樹皮は滑らかで猿も滑り落ちるという意味
葉は対生と互生が入り混じる 時には左右交互に2個づつ並ぶコクサギ型葉序になる

花は7~10月頃まで咲き100日近くも咲き続けるので別名ヒャクジッコウという
花弁は6個でウチワ型・下部は細くて長く 上部は丸く縁が縮れている
雄蕊は2種類あって 中心で黄色い葯を付けた短いもの・これは虫寄せ用で受粉に役立たず
その外側に長い花糸の先端に茶色の葯を付けたもの・受粉用
黄色の雄蕊の花粉を食べる虫の背中に花粉を付ける作戦

雌蕊は(下の写真)長い雄蕊と同じような形だが 花柱が太く長く先端に葯がない
黄色の花粉を食べる虫の背中に触りやすいそう
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ホソオビヒゲナガ

2015-08-23 | 虫類


今日は24節気の処暑
暑さが収まるころ 朝夕は涼しい風が吹き気持のよい季節

ホソオビヒゲナガはヒゲナガガ科の蛾で 黄色い横帯がありオスの触角が長ーい
メスの触角はオスの半分くらい

ほぼ全国に分布し大きさは15mmほどの小さい蛾
昼行性で花によく来る
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ヒオドシチョウ

2015-08-22 | 虫類


谷川の岸にヒオドシチョウがヒラリと舞い降りた
表は橙色で大きな黒斑があり 裏は茶褐色~濃褐色で部分的に濃淡がある中型のチョウ

森林・河川 主に丘陵地~山地の落葉広葉樹林 雑木林に多い

かっては都市近郷でも見られたが 雑木林の減少に伴い少なくなってきた
成虫で越冬するが 越冬後出て来た時は翅が痛んでいて 表の橙色が淡くなっている
食草はエノキ ハルニレなどニレ科やシダレヤナギ シロヤナギなどヤナギ科など
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コフキコガネ

2015-08-21 | 虫類


体中が黄色っぽい微毛に覆われている大型のコネガネムシ
粉を吹いたように見えることからコフキコガネ
大きさは30mm程有りかなり大きい

食べ物は食葉性でコナラやクヌギなどの葉を好む
幼虫は土中で植物の根を食べる

オスの触角は片状部が大きく発達しておりメスは小さい
夜行性というが日中に地面をノコノコ歩いている個体によく出会う
分布は本州で都心の公園でも時折出会う
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ホソサビキコリ

2015-08-20 | 虫類


少しずんぐりむっくりに見えるサビキコリに似ているが体が細く見えるホソサビキコリ
大きさは15mmくらいでさび色の地味な甲虫目コメツキムシ科の甲虫

コメツキムシの仲間はひっくり返すと跳ねて元に戻る 米を突く動作に見立ててコメツキムシ
子供の頃 どうしてだか家の中にコメツキムシがいて 見つけてひっくり返して面白がって遊んだ
お米の中にこの虫を見つけたような記憶があって だからコメツキムシと思っていた
コメツキムシと言う種名の虫はいない

サビキコリの仲間は 大方が全体錆色で体表がザラザラしていて光沢がない
ホソサビキコリは都心でも普通に見られ 樹液や木の実などを食べ 幼虫は土中で過ごし小動物などを食べる

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クロウリハムシ

2015-08-19 | 虫類


黒い前翅のウリ類を食べるハムシ
オレンジ色の体と黒い前翅の組み合わせが2色効果で印象的

大きさは6mmほどの可愛いハムシではあるが ウリ以外にもエノキの葉や大豆やその他の作物を食べ野菜の害虫
葉を食べて丸く穴をあけてしまう
出現時期は4~10月 成虫で越冬し 土中に卵を産む
幼虫はイモムシ型でウリ類などの根を食べて育つ
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ヒメトラハナムグリ

2015-08-18 | 虫類


コガネム(科)の仲間の小型のハナムグリ 1cmほどの大きさ
赤褐色地に黒色の縞模様があり前胸部や腹部周辺に微毛が密生している
飛んでいるとミツバチによく似て見える

成虫は花に集まって花粉を食べる
幼虫は朽ち木内にいて腐朽材を食べる
3齢が終齢幼虫で 越冬は終齢幼虫で行う
都市部や近郷では場所によって貴重種になっている
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テングチョウ

2015-08-17 | 虫類


高原の食堂で網戸にヒラヒラと飛んでいた
捕らえるとテングチョウだった
チョウは翅の裏表で模様が全く違うものがあり意表を突かれる
テングチョウの裏翅がこんなに地味とは知らなかった

平地から山地の広葉樹林 都市近郊の公園や神社から 自然林雑木林などに広くみられる
日中各種の花や樹液などを訪れる
食草はエノキなどニレ科
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