トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

メダイチドリ

2024-04-27 | 野鳥


目の大きなチドリ類の中でも特に目が大きく見える鳥

旅鳥として春は4~5月に見られる
干潟や入り江の砂浜に居て、水田や湿地にも入る
潮の干満に左右されて行動し、シロチドリなどと混群を作るものが多い
ゴカイ類を主に、他に貝類や甲殻類、昆虫類などもとる

オスの夏羽では額が白く、中央に縦の黒線がある
前頭は黒く、太い黒色の過眼線に繋がっている
頸側から胸は赤褐色で目立ち、腹は白い
メスはオスよりも全体が淡色
大きさは19cm
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ムナグロ

2024-04-26 | 野鳥


名前の通り、夏羽では顔から胸、腹が黒い大型のチドリ

九州以北では旅鳥で、少数が越冬する
沖縄では冬鳥
5月を中心に、4月の終わりから6月の初めまでと、見られる時期は短い
干潟、水田、畑、河原などに居る
どちらかと言うと、水辺より乾燥した場所を好む
主に地中の昆虫類の幼虫をとり、ミミズ類や甲殻類も捕る

雌雄同色
夏冬共に、上面の黄褐色と黒色の斑がある
夏羽では顔から前頸、胸と腹にかけて黒い
大きさは24cm
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コサメビタキ

2024-04-25 | 野鳥


クリクリッとした丸い目が可愛く、ファンが多い
以前はそこそこの山に入らないと見られなかったが、最近都心の公園で出会うことがある
サメビタキに似ているが小型のヒタキ

夏鳥
平地から低山の主に落葉広葉樹に住む
林内の一定の枝に垂直に止まり、飛び立って空中の昆虫類を嘴で捕らえ、同じ枝に戻る空中採食を良く行う
水平な枝に、コケとクモの糸を使ってお椀型の巣を作る

雌雄同色
褐色味の有る灰色の体
目先は白く、不明瞭な顎線と、不明瞭な胸の縦斑がある
大きさは13cm(サメビタキは14cm)
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アオサギの雛

2024-04-24 | 野鳥


アオサギが子育て中
真ん中あたりに小さなヒナが見える
背が青灰色なのでアオサギと呼ばれる

九州以北に留鳥として分布している
水田や湿地、河川、干潟、湖沼などにいる

高木の枝上に皿形の巣を作る
普段は日中は群れで休息していて、夕方から朝まで採食しているが、子育て時期には日中でも盛んに採食する
食物は、魚類の他両生類、爬虫類、小型哺乳類、鳥類の雛など多彩
嘴で挟み捕るだけでなく、突き刺すこともする

雌雄同色
体は細く、足も頸もスマートな鳥
全体に灰色に見え、前頸に黒色の縦斑が数本ある
大きさ93cmで、日本のサギ類では最も大きい

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キビタキ

2024-04-23 | 野鳥


薄暗い林の中でも胸の黄色が見えると、ハッとするほど美しい
オスの黄色い部分が目立つヒタキ類

夏鳥
4月頃から姿を見せ10月まで見られる
山地の広葉樹林に住む 渡りの時期には市街地の公園や庭でも見られる
木の中程の枝に止まり、葉や枝に居る昆虫類やクモ類を採食し、時折飛んでいる昆虫などを空中採食もする

オスは上面が黒く、眉斑は橙黄色で腰は黄色
喉は橙黄色で、胸から腹にかけて黄色く、下腹部は汚白色
メスは全体にオリーブ褐色で、体下面は淡褐色
オスの囀りは、ホイヒーロ、オーシツクツクその他バリエーションが多く、林で聞くと聞きほれる
大きさは14cm
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コチドリ

2024-03-31 | 野鳥


干潟にコチドリ(小千鳥)がトコトコ歩いていた
黄色い目が可愛い
小型のチドリ類
江戸期頃まではメダイチドリ、シロチドリなど小型のチドリ類を纏めて「こちどり」と呼んでいた様だ
千鳥・千の鳥と言うのは文字通り群れをなす鳥のこと

河かぜに千鳥ふかれてはたはたと 打つや蘇小が湯殿の障子(与謝野晶子)

主に夏鳥として渡来する
早いものは2月下旬から姿を見せる
河原や砂浜、干潟などに居る
少し歩いては立ち止まり、ユスリカなどの小型昆虫類を良く食べる
浅い水辺で片足を震わせて、水生昆虫の幼虫などを追い出して捕ることもする

雌雄ほぼ同色
黄色くはっきりしたアイリング、黒く太短かい嘴
太い過眼線は、オスは黒く、メスは褐色味がある
体の上面は褐色、胸には明瞭な黒帯がある
足は黄色い
大きさ16cm・・日本で見られるチドリ類では最小
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ホウロクシギ

2024-03-30 | 野鳥


水辺に大型のシギ、ホウロクシギが居た
ダイシャクシギに似ているが、全体に褐色味が強く、腹も褐色をしている
焙烙とは素焼きの浅い土鍋の事で、この鳥の腹の色を例えた命名と言う
日本版レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類

旅鳥
関東以南では稀に越冬することがある、また最近は渡来数が減少傾向にある
主に広い干潟に居るが、河口、水田、草地で見れることもある
干潟での生活は、潮の満ち引きに影響され、潮が引くと採餌を始める
嘴を泥に差し込んで、カニを好んで捕り、カニの足を咥えて振り回し足を落としてから食べる
他に甲殻類やゴカイ類なども捕る

雌雄同色
長くて下に曲がった嘴
全体が褐色で、背には黒褐色と淡橙褐色の斑が、頸からの体下面には黒褐色の縦斑が密にある
大きさ63cm
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ヒガラ

2024-03-29 | 野鳥


ツッピンツッピンとヒガラの細くて速い声が聞こえた
「つめてぇゆめてぇ」「貯金貯金」などと聞こえて面白い

シジュウカラの仲間は、シジュウカラ、(♂は腹に太いネクタイ、♀は細いネクタイ、)コガラ(ベレー帽)、ヒガラ(よだれかけ)、ヤマガラ(茶色い)で、総称してカラ類と言う

留鳥又は漂鳥
平地から山地の針葉樹の有る林に居る
カラ類の中で最も木の高い所に居て、針葉樹の枝先に居ることが多い
針葉樹の種子やアブラムシなどをあちこちに蓄える
枝先付近を動き回り、昆虫類、クモ類を採取し、草木の種子なども採餌する

繁殖期には縄張りを持ち一定区域内で生活するが、繁殖後は家族群れとなり、冬には他の個体と群れになって行動する

雌雄同色
頭が黒く、短い冠羽があり、頬と後頭は白い
暗青灰色の翼に、2本の白線がある
喉から胸元までは黒く(よだれかけ風)、腹は汚白色
大きさ11cm・・カラ類で最小

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タシギ

2024-03-28 | 野鳥


草原に住む地上性のシギ類を、「地鴫」類と呼んでいる
タシギ、ヤマシギ、オオジシギ、チュウジシギ、アオシギ等々

旅鳥
本州中部とそれより南では越冬する
水田、湿地、河原、干潟などに居る
一羽で居ることもあるが、多くは小群れで居ることが多い
長い嘴を泥の中に差し込んで、ミミズ類や貝類、甲殻類、昆虫類の幼虫などを採餌する

雌雄同色
嘴は長くまっすぐ伸びている
頭側線、過眼線、頬の線が明瞭
背と肩羽は褐色で黒い斑がある
肩羽の外縁は黄白色で、連なって線に見える
大きさ26cm
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ツバメ

2024-03-27 | 野鳥


待ちわびている春の訪れの象徴、サクラの開花とツバメ
東京のサクラは何回も開花予想が外れてまだ開花していない
ツバメの方が早く姿を見せた

古名はツバクラメ
ツバは鳴き声、クラは小鳥の総称を示す方言、メは群れを示す接尾語と言われ、ツバメは「つばくらめ」の略と言われる
又ツチバミ(土食み)からの変化、と言う語源説もある

夏鳥
3月に姿を見せて10月まで見られる
市街地や農地、山地の開けた場所に居る
繁殖期は番で、非繁殖期には群れで生活する
比較的低空を飛び回って、飛んでいる昆虫類を捕る、
人家や商店の軒先、駅舎、ガレージなどの人工建造物、特に人通りのある所に営巣する
泥と枯れた草にだ液を混ぜ、お椀型の巣を作る

雌雄同色
額と喉は赤褐色、頭頂からの上面は光沢のある紺色で、風切りと尾羽は黒い
燕尾服の名前の由来ともなった二股の長い尾羽が特徴
チュピッ ツピッなどと鳴き囀りは複雑で長く、一節は4秒ほど
聞きなしは「虫食って土食ってしぶーい」

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ハジロカイツブリ

2024-03-10 | 野鳥


飛ばないと分からないが、翼の一部分が白いことから名付けられた
日本各地の沿岸や湖沼で越冬するカイツブリ類

冬鳥 北海道では旅鳥
主に海岸や河口に居るが、湖沼、河川などにも入る
越冬地では群れで居ることが多い
群れが次々に潜水して小魚の群れを追い回して捕らえる

雌雄同色
淡褐色の顔から首と、目の下まで及ぶ頭の黒褐色部
目は赤い
飛翔中は白い次列風切りが目立つ
夏羽では頭部から首が黒く、全体に濃茶褐色に見える
大きさ31cm
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ミヤコドリ

2024-03-09 | 野鳥


チドリ目ミヤコドリ科の鳥、普通チドリ類に含める
大伴家持の歌に出て来るのが都の川に居る鳥と言うことでミヤコドリの名が付けられた
船競う堀江の河の水際に 来ゐつつ鳴くは都鳥かも(万葉集 大友家持)

数少ない旅鳥、又は冬鳥として全国に渡来する
砂浜、岩場、干潟、河口などに居る
1990年頃まではほとんど見られなかったが、最近は結構出会える
嘴が縦に扁平で、2枚貝の貝殻の隙間の差し込んでこじ開けたり、岩に張り付いた貝を剥がすのに都合が良い形になっている
2枚貝を開いて食べることが多いが、カニやシャコ、ゴカイ類も食べる

雌雄同色
頭部、首、体の上面は黒色で下面は白い
白色は胸側に入り込んでいる
脚と嘴は赤く、全体に特徴的な色模様をしている
大きさは45cm
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ホオジロ

2024-03-08 | 野鳥


とても身近な野鳥で、目の下あたりが白いのでホオジロと言う
又「ほほしろ」は、「ほほ(頬)」「イチジロシ(著し」で、頬を膨らませて著しく囀るから・と言う説もある

「一筆啓上仕り候」とか「源平つつじ白つつじ」という聞きなしが有名
一羽のオスは十数曲のレパートリー持っていて、一曲を繰り返し囀るので、全部聞くのは大変時間がかかる
国土の67%で繁殖している、と言われるほどどこにでもいる
千葉県の県鳥

留鳥又は漂鳥
平地から山地の低木林、りんえん、草原などに居る
開けた場所を好み、暗い林内に入ることは少ない
繁殖期には主に昆虫類を
非繁殖期には主に草の種子を採食する

オスは黒色の過眼線と頬、顎線に囲まれた白色部が目立つ
体は茶褐色
メスはオスに比べて色が鈍く、顔は褐色と白の模様
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ヨシガモ

2024-03-07 | 野鳥


色形が素敵なカモで、美しいカモと言う意味の「をしかも」が変化した名前と言われている
後ろに長く伸びた冠羽を、ナポレオン帽に見立てて、俗にナポレオンハットの別名がある

冬鳥
北海道では夏鳥で、少数が湿原や沼周辺の草地で繁殖しており、少数が越冬している
広い湖沼や河川、内湾などに居て、他のカモ類に交じっていることが多い
採餌は水上でも地上でも行い、水草やイネ科の草の実を食べる

オスの頭は、紅紫色と緑色光沢のある羽毛で、首には首輪のような黒色横線がある
後ろの三列風切りは「蓑毛」と呼ばれ、長くて尾羽を覆っている
メスは褐色で、黒い斑紋があり嘴が黒い
全長48cm
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シメ

2024-03-06 | 野鳥


間の良いことに、目の前の枝にシメがひょっこり止まった
シメは太い嘴が特徴のアトリ科の鳥
奈良時代は「ひめ」の名で知られ、平安時代は「ひめ」「しめ」併用、江戸時代から「しめ」と呼ばれるようになった
イカルに似て、より小さいので区別の為「ひめ」と呼ばれた
又は、「し」は地鳴きのシッで、「め」は小鳥を表す接尾語と言う説もある

冬鳥又は留鳥
北海道では夏鳥で、落葉広葉樹林で繁殖している
大半はシベリア方面からやって来ると言われている
本州以南では冬鳥として渡来し、平地や丘陵の林や市街地の公園などで見られる
樹上や地上で草木の種子を採食する
カエデ、ヤマハゼ、エノキなどの種子を好んで食べる

尾羽が短くずんぐりした体形
嘴は淡灰褐色だが、繁殖期には鉛色になる
雄の背は暗褐色、翼は青黒色で下面は淡褐色
雌は全体色が鈍い
全長19cm
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