トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ナンバンギセル

2011-09-30 | 樹木 草花


ススキの根元に楚々としてうつむき加減の花 ナンバンギセルが咲いた

一年生の寄生植物
茎はほとんど見えず長い花柄の先に淡紫色の花を横向きに付ける
寄生植物のため葉緑素や葉を持たない

秋も深まる頃に提灯のような膨れたものが残され 中に細かい微小な種がビッシリと詰まっている

長い柄の先に付く花の形が外国のキセルに似ているのでナンバンギセル
別名オモイグサ
万葉集に「道のべの尾花が下の思草 いまさらになどものか思わん」 でこの頃の思草(おもいぐさ)が古い名前

楚々として可愛い花にしては ススキの栄養をたっぷり横取り・・以前パラサイト娘などという言葉がはやったが・・
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マヤラン

2011-09-29 | 樹木 草花


マヤランは神戸の摩耶山で最初に発見されてのネーミング

常緑の林内に生える腐生ランで花期は7,8月
やっとぎりぎり一輪だけ残ったと言う感じで会えてラッキーでした

可愛い花で時折ひょっこりと出会ったりする
多年草と言うからそのあとも気にして見るのだが同じ場所に中々出てこない
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サイカチ

2011-09-28 | 樹木 草花


もう1週間も前になるが 台風の爪痕があちこちに残っている

公園の樹木が何処へ行っても倒されいるのをみた

代々木公園ではサイカチが一番下の枝を残し上部をボッキリ折られていた
このサイカチは弱っていたのを 周りに菰を巻き中に飼料など入れて長い間養生をして 今年やっと菰が取れて再生し いずれ花をつけ実が生ると楽しみにしていたのに残念

右側の写真は今年の4月菰が取れた後のもの

  

そのほかこの公園ではケヤキ ユリノキ始め27本もの樹木が倒された
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ヒトヨタケ

2011-09-27 | キノコ


林に中にヒトヨタケの仲間のキノコがあった
コツブヒメヒガサヒトヨタケかもしれない
傘の開いた大きさは3cm程だった

ヒトヨタケの仲間は成熟するとたった一晩で盛りを過ぎてゆく
又胞子が熟すとひだが黒ずんで溶けてしまうのもいるが このきのこは周りを見ても溶けていなくて溶けにくいキノコのようだ

食べられるかどうかは不明 もちろん試すつもりはない
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ビョウタケ

2011-09-26 | キノコ


枯れ木に鋲を刺したようなキノコなのでビョウタケ
大きさは3mmほどの可愛いキノコ

子のう菌類の仲間で この菌類は3万種も知られている大きなグループ
トリュフもこの仲間で進化して地下に子実体(所謂キノコ)を作るようになった
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ノカンゾウ

2011-09-25 | 樹木 草花


大型でユリに似たノカンゾウが盛りだ

ユリ科ワスレグサ属 属名はHemerocallisは一日美しいの意味で 朝開いて夕方しぼむ
この花は普通結実しない
野原に生えるカンゾウ(萱草)の意味 萱草は漢名

若芽(3~5月)は甘みがあり美味しい
サッと茹でておひたし 和え物 煮物 炒め物
花は甘酢 のほか花酒(焼酎に漬け込む)にしても美味しいし 滋養強壮疲労回復に効果有る
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黄色の彼岸花

2011-09-24 | 樹木 草花


珍しい黄色のヒガンバナがあった
今年が初めての出会いで 急に何か所で見た
何処かの園芸業者が作って広げたのかもしれない

秋の彼岸のころに咲くのでヒガンバナ 花の咲く時は葉が無く葉のある時は花が無いので「ハミズハナミズ」(葉見ず花見ず)ともいう
別名マンジュシャゲ(曼珠沙華) その他地方名が500以上あり人々に好まれている

彼岸花はほとんど結実せず稀に種子が出来ても発芽しない(不稔性)
地下の球根で増え 増えた球根を人があちこちに移植して今やどこにでもある花になった
我が家の狭い庭でさえ 最初は一か所だったのが いつの間にか数株づつ4か所に増えている
この花の子孫繁栄の一手は人が好む花を咲かせること と言えるかもしれない

鱗茎はアルカロイドを含み有毒だが 昔は飢饉の時に良く水に晒して食用にした
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カマキリ

2011-09-23 | 虫類


カマキリがハチを食べている食事風景

多分オオカマキリに似ているカマキリ(チョウセンカマキリともいう)が鎌状の前足で 蜜を食べに来たトックリバチを見事捕まえて早速食べていた

カマキリの食べ物は昆虫類でじっと隠れていて上手に狩りをする
鎌の先には鋭い錐のようになっており刺されるとかなり痛い

自然の摂理・・大きいもの 強いものは 小さいもの弱いものを食べ 小さいもの弱いものは数を沢山産んで子孫を残す とは言え無常を感じる

カマキリ類の掴み方がすっかり下手になりこの間ざっくりと刺され非常に痛かった
子供のころは刺されずに上手に捕まえたのに年取って出来なくなることもあるのだ

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オオスズメバチ

2011-09-22 | 虫類


公園の通路でオオスズメバチがアブラゼミを襲って食べていた

セミはまだ翅をばたつかせてもがいていたが如何ともし難い

オオスズメバチは日本にすむハチの中ではもっとも大型で25~40mmもある
他の昆虫や樹液などを食べ物にしている
性格が凶暴で 毒性も激しい
刺症被害は今頃 9月10月の繁殖期が最も多い
巣に刺激を与えるとその後数週間は警戒心が強くなり 通行人を次々襲ったりするので用心が大事

田舎の家の中にスズメバチが入ってきてスリッパで叩いて退治したことがあるが その大きさ色のまがまがしさにぞっとしたことがあった
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ウミネコ

2011-09-21 | 野鳥


干潟を訪れたら ウミネコがカニを捕まえて食べていた

カモメの主な食べ物は魚や他の動物の死体や 魚のあらなどなのだが 生きたカニを食べる事もあると分かった

カモメ類は日本では21種から25種ほどが記録にある
どれも似ていて識別の難しいのもいる 特に成鳥になるまで3~4年かかるのでその間の若鳥の識別は容易ではない

普通に見られる8種を普通種と呼んで これが分かれば何処へ行ってもまー大丈夫

ウミネコは日本で繁殖しているカモメ
繁殖地 天売島 蕪島 飛島など天然記念物になっている
ミャーオ クヮーオなどと猫のような声で鳴くので ウミネコ
脚が黄色で 黄色い嘴の先に赤黒の斑紋があるのが特徴で分かり易い
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アカアシシギ

2011-09-20 | 野鳥


今シーズン出会った数少ないシギのうちの一種 アカアシシギ
名前の通り脚が赤い

主には旅鳥だが 旅鳥が多いシギの中で 北海道でわずかに繁殖する貴重な種
沖縄以外では稀

日本版レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類
全長28cmほど

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トウネン

2011-09-19 | 野鳥


トウネン(当年)は小型のシギで その年(当年)生まれのように体が小さいと言うのが名前の由来
体長15cm程でほぼスズメ大

夏羽(5,6月頃)では顔から首 体の上面も赤褐色なのだが いまはほとんど冬羽で上面が褐色
旅鳥でこれから南の方へ行って越冬する

今年のシギやチドリの旅鳥は 渡来が遅く数も少なく 盛り上がらないまま終わってしまった

もう小鳥類の渡りも始まっている時期なので期待しているがこのシーズンはどんなだろうか
この時期は毎年期待に膨らんでいる 楽しみ!
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サルオガセ

2011-09-18 | 樹木 草花


少し高い山の 針葉樹林の中を歩いていると ふわふわしたぼろきれのようなものが木からぶら下がっているのを時折見る

サルオガセ(猿麻桛) 地衣類でサルオガセ属の一群
糸状でとろろ昆布に似ている 絡まりあって針葉樹などに付着して垂れ下がっている

乾かして松蘿(しょうら)という利尿剤に使う

これに出会うとずいぶん山奥の原生林の中を歩いているような気分になる
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ゴンズイ

2011-09-17 | 樹木 草花
 

7月にゴンズイの実が生っていたので 久しぶりに見に行ったらすっかり裂開して 真っ赤な肉厚の果皮に黒い種子が目立っていた

二色効果でとても目を引く 何のためかと言えば目立って鳥に種を運んで貰いたいのだ
がしかし努力もむなしく都心ではヒヨドリくらいしかこの実は食べられていないようだ しかも好んで食べているという様子ではない

ゴンズイ:ミツバウツギ科ゴンズイ属・・ゴンズイ属はこのゴンズイ1種のみ
名前は材がもろくて役に立たないので 同じように役に立たない魚ゴンズイの名がつけられた

春先に枝を切ると樹液があふれ出るので 四国や九州ではショウベンノキと呼ぶ地方もあるそうだ
但し同じ理由からショウベンノキと呼ばれている別の木がある
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イラガ

2011-09-16 | 虫類


とても色鮮やかな毛虫が居た

イラガの幼虫で イラムシとかオコゼと呼ばれている
体に刺がありその先の黒い針に毒があって触れると激しく痛む

前蛹で越冬し まゆはスズメノショウベンタゴと呼ばれ釣りの餌にする
1cm程の大きさで白地に茶色の筋が入って粋なまゆだ
カキ ナシ ウメ ヤナギ クリなどを食べる

写真の幼虫はケヤキの木に居た
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