トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ヒメアカタテハ

2020-10-31 | 虫類


表翅が黒色に赤桃色が全体に広がり、前翅頂部に白斑がある鮮やかな蝶
初めて出会った蝶だ

成虫又は幼虫でも越冬し、成虫は4~11月にかけて見られる
平地から山地の明るい草地、農地の畔やその周辺、河川堤防などで見られる
秋になるにつれて個体数が増えて、寒冷地にも進出する

各地で普通に見られ、日中、草地の上を敏速に飛翔し、アザミ類など各種の花を訪れる
オスは路上などで占有行動をとる
大きさは4cm程有った
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シナガワハギ

2020-10-30 | 樹木 草花


アジア大陸原産の帰化植物
江戸時代末期に東京の品川で見つけられたのでシナガワハギの名がある

マメ科の海岸近くに多い2年草
茎は高さ50~100cmでよく枝分かれする
葉は2cmほどの3小葉から成る長楕円形で浅い鋸歯がある

5~10月に、葉腋から4cm程の総状花序を出し、黄色で5mm程の蝶形花を多数つける
豆果は3mm程の広楕円形で表面に皺が多く裂開しない
中に1~2個の種子が入っている

乾燥したものは桜餅の葉のようなクマリンの香りがする
ミツバチの蜜源や牧草としても利用されている

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ジュウガツザクラ

2020-10-29 | 樹木 草花


我が家の近くの小さな公園に十月桜が咲いていた
この公園に十月桜があるとは知らなかったので、いよいよ桜シーズン到来と嬉しかった

マメザクラとエドヒガンが関与したと考えられる二期咲き性の栽培品種
江戸時代末期にはにはすでに栽培されていた
名前の通り10月から八重咲の花が咲き始める
翌春まで断続的に咲き続ける
木も小ぶりで家の庭でも植栽できるので広く流通している

十月桜で有名な所
島根県大山町「名和の花街道」
大阪府吹田市「万博記念公園」
埼玉県上川町「城峰公園」
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ハヤブサ

2020-10-28 | 野鳥


送電線の鉄塔の高い所にハヤブサが辺りを睥睨していた
ハヤブサの語源は、俗に「はやい・つばさ」と言われる
以前はタカ目ハヤブサ科だったが、今はハヤブサ目ハヤブサ科になっている
タカ類と形態的な違いは、翼の先が指状に開かずに尖る

全国に留鳥として分布している
平地から山地の河川 海岸 農耕地などに居る
冬には海岸や河口 原野などの開けた場所で見られる
繁殖は断崖のある海岸で局地的に行われている
飛んでいる鳥を見つけると飛び立ち、上から急降下して蹴り落して捕らえる
ハヤブサの仲間の急降下が鳥で最も速いと言われている

メスはオスより少し大きく、色はほぼ同色
頬にひげ状の黒色斑が有り、頭部と上面は暗青灰色
翼の先は尖っている
大きさはオス42cm、メス49cm
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アサギマダラ

2020-10-27 | 虫類


大型のチョウ 表は浅い水色(あさぎ色)で、前翅では前縁部から外縁部を中心に黒色、後翅は前縁部から外縁部にかけて赤褐色となる
裏も同様な色で綺麗で人気がある

幼虫で越冬するが、越冬出来るのは食草のキジョランがある関西以西
成虫は5~10月にかけて見られる
移動性が強く、国内では広く見られる
越冬時期には海岸付近の照葉樹林、春に北方へ移動し、夏は山地の樹林に滞在・発生し、頂上付近へ集まる。秋には南下する
長距離移動に関するマーキング調査もなされ、2000kmも移動した記録もある

食草はキジョラン イケマ、オオカモメズルなど(ガガイモ科)
大きさは開張90mmほど
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アオドウガネ

2020-10-26 | 虫類


金属光沢のある綺麗な緑色のコガネムシの仲間
コガネムシ科の仲間は350種ほどいて、主に植物質を食べるグループ(食葉類)と糞や死骸を食べるグループ(食糞類・糞虫)がある

アオドウガネは幼虫は植物の根を食べて育ち、成虫は6~9月に見られる
広葉樹林によくいて、その葉を好み食害する
腹の下面に一様に毛が生えている
夜間活動性で、夏には灯火に誘われて家の中に飛んで来ることもある
大きさは2cm程
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アカテガニ

2020-10-25 | 小動物 他


水辺から離れた場所にアカテガニがノコノコ歩いていた

アカテガニは不思議なカニで、えら呼吸しているのに水の無いような林の中で元気に暮らしている

夏、6月末から9月の初めにかけての満月と新月の晩、大潮の前後数日に大挙して陸から干潟へ下りて来て、「ゾエア」と呼ばれる赤ちゃんを海に放す。
ミジンコのような幼生で、卵を産むのではないので「放仔」と言っている
ゾエアは足が2対4本、親とは違った形で1か月ほど海で漂い、何回か脱皮し、プランクトンを食べて成長し、「メガロパ」という親と同じ足が5対10本のもう一つの違う形の幼生になる

ゾエアのころは沖へ出て行くが、メガロパの頃は沖から岸辺に帰って来る
岸辺について真水のある場所で、石の下などで脱皮を繰り返し、1回の脱皮で1mmずつ大きくなり、3~4mm程の幼ガニになると水から離れて乾いたところへ上がって来る

10月11月過ぎからカニは森の中で冬眠に入る
翌年の5月に黄色い小さなアカテガニの子供として出てくる
その後餌を食べて大きくなり、林や山から下りて行く
そして4~5年の寿命を全うする
何とも不思議な生涯を送るカニだ
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フトハサミツノカメムシ

2020-10-24 | 虫類


ツノカメムシの仲間(ツノカメムシ科)は、日本では30種ほどいる
前胸背の両端が鋭く突出しているものや、オスの腹端に突起のあるものなどいる 体色は緑色や赤色など、鮮やかな色彩をした種が多い
食べ物は植物食

フトハサミツノカメムシのメスらしいのに出会ったのだが、オスは生殖器のハサミ状突起は太く後方に開いているので分かり易いが、メスはこの突起が無く見分けが難しいが、前胸背の後側縁に歯状突起がある

成虫は5~11月にかけて見られる
体長は17mmほどで、鮮やかな緑色をしており、前胸背側角のみ多少黒ずむ
イヌザクラ、ソメイヨシノなどのバラ科の植物に寄生する
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モンキアゲハ

2020-10-23 | 虫類


黒色で7cm程と大型のチョウ 後翅の中央に大きい黄白斑がある

蛹で越冬して、成虫は4~10月頃まで見られる
森林 農地 公園などに居て、日中やや高い所を飛び、ウツギ類、クサギ、など各種の花を訪れる
食草はカラスザンショウ、栽培ミカン類などミカン科植物

関東以南に分布していたが、次第に分布を範囲を広げて、北陸地方でも個体数が増えている
都市近郊でも比較的普通に見られる
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ウズラシギ

2020-10-22 | 野鳥


ウズラシギは背や翼の色合いがウズラに似た感じがするためこの名がある

旅鳥として全国に渡来する、数はそれほど多くはない
水田 湿地 池や沼の湿泥地などに居る 干潟にも来るが、開けた場所にはあまり出て来ない
採食は浅い水の中や水際を歩き回り、貝類、甲殻類、昆虫類の幼虫などを捕る

雌雄同色
冬羽では上面が灰褐色で灰色の羽縁がある
胸は淡い灰色で、灰黒色の細い縦斑がある
大きさは22cm
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オジロトウネン

2020-10-21 | 野鳥


オジロトウネンのトウネンは当年(その年)生まれのように体が小さいシギと言うのが由来、割合少ないシギの仲間
シギは5種が日本で繁殖して、9種は定期的に越冬する、ほかの多くは旅鳥としてやってくる

オジロトウネンは旅鳥または冬鳥
かっては関東以西では普通に越冬していたが、最近は冬には見られなくなった
水田 湿地 池沼の湿泥地などに居る
浅い水の有る所や湿泥地で、嘴を地表面に付けながら突いて、昆虫類の幼虫や貝類 甲殻類などを捕る

雌雄同色
冬羽では上面は灰褐色で、細くて白い羽縁がある
胸に淡い灰色味がある
大きさは14cm
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アオバズク

2020-10-20 | 野鳥


都心の公園に居たアオバズク(青葉木菟)
青葉が茂る頃渡って来るミミズク、の意味の名前
ズクと言うのは羽角のあるフクロウ類のことなのだが、アオバズクには羽角は無いので何かそぐわない感じがする
秋の渡りでは初めて出会った

夏鳥として全国にやって来る、暖地ではごく少数が越冬している
平地から山地の林に居て、渡りの時期以外でも市街地の社寺林で見られる事がある
夜間羽音を立てずに飛び回り、主にガ類や甲虫類などの夜行性の昆虫類を捕る
他に小鳥類や蝙蝠なども捕る

雌雄はほぼ同色
頭部からの上面が黒褐色で、体下面は白く黒褐色の太い縦斑がある
オスのほうが縦斑の黒褐色味が強く太い傾向がある
大きさは29cm

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シロフクロウ

2020-10-19 | 野鳥

シロフクロウのオス(左)とメス(右)
メスの顔が平和そのもので可愛い

稀な旅鳥
夏の大雪山では時々見られている
ゆっくりとした羽ばたきで飛び、主にネズミ類を採食する

オスは全体に真っ白で、翼に黒斑が少しある
メスも白いが顔以外のほぼ全体に黒斑がある
大きさは58cm
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アカシマサシガメ

2020-10-18 | 虫類


色が赤くて綺麗で可愛いサシガメの仲間

成虫で越冬して、4月から10月まで見られる
黒色の地に赤色の斑紋がある美しい種
前胸背は赤色で、前葉は後葉より少し淡い
腹部の側縁は黒と赤のだんだら模様になっている
脚は全て黒色

地表性で、植物の根際や落ち葉 石の下などにいる
ヤスデ類を好んで捕食する
大きさは12mm程と小さく可愛い
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クダマキモドキ

2020-10-17 | 虫類

 

クダマキモドキはサトクダマキモドキとも呼ばれる 山にはよく似たヤマクダマキモドキがいる
クダマキとはクツワムシの別名 クツワムシに似ているのでこの名が付いた

人里でも見かける大型のツユムシ
雑木林に多いが、庭木や都市公園の樹上で普通に見られる
卵で越冬して成虫は8~10月にかけて見られる
本州以南に分布しており、平地の木の上などに居る

脇背面後縁の縁取りは無く、前翅腿節は緑色をしている
鳴き声は「ピンピンピン」「チ チ チ」と超高速に小さく鳴く
食べ物は木の葉
大きさは5cm程

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