トリからキノコ 自然見て歩き

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イブキトラノオ

2017-12-07 | 樹木 草花


返り咲きだろうか夏に咲くイブキトラノオの花が咲いていた

タデ科の山地から高山の日当たりの良いやや湿った場所に群生する多年草
滋賀県伊吹山に多く野生しているのでこの名があるが 各地の山地高山に見られる

1m程に伸びた花茎の先に 円柱形で7cm程の花穂状の花が付く
花被が白いので花は白く見える
萼が花弁状になっているが 元々タデ科の花は花弁が退化して無くなっており 萼が発達して花弁様になっている
花の時期は7~8月
果実は痩果
3mmの小ささで3稜型で黒褐色の光沢がある

一般に植物は根は下方に 根茎は横に伸びるが イブキトラノオの根茎は上部は黒褐色で太いが下部は横向きになってS字型に曲がっていてひげ根が多い
その根茎を掘ってひげ根をむしり取り日干しにしたものを煎じて飲むと下痢止めに効く
煎じた液でうがいをすると口内炎にもよい
コメント
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