きばなの硝子瓶

呑兵衛夫婦の日々の食卓

鯵刺しの「氷じょうゆ」づけ

2013-04-12 | 浸しもの

皮をひき骨も完璧に処理し、厚めに「ぶつ切り」した鯵の刺身を

◆おろし生姜(たっぷり)
◆醤油

◆大根の千切り
◆大葉の千切り

 ・これらを混ぜた中に

◆氷

 ・たっぷりぶち込んでかき混ぜ

◆鯵さし

 ・混ぜこんで、冷蔵庫で「づけ」する


食べるまでの「づけ時間」で、氷と醤油の量を考えること
今回はわりとすぐ、冷蔵庫は10分くらいだった.........

長くて3時間くらい、冷蔵庫で「づけ」してもいい
でも「鯵」は、わりと速く浸みるので気をつけること


適度に氷が溶け醤油ダレが薄まり
「鯵さし」は、歯にしみるくらいヒヤッコイ

癖のある「鯵さし」には、とても美味しい食べ方と思う



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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

2013-04-12 | 本と映画の話

映画をチラッと「垣間みた」だけで、原作も読んだことなかった

どうも「マザコン話」が苦手なのと、流行したものには天邪鬼で
食事シーンに興味はあったものの、ずっと後回しにしてきてしまった

先日の「わが母の記」をみてから、なんとなく免疫ができたのか
この「東京タワー」も鑑賞してみようか、いや本から読むかと

それで読んでみた

うん、ヒットするだけある、面白かった
しかし男の人達のように、号泣することはないけど(笑)
娘にとって、母親ってもっと冷めた存在だから........


リリーさんて、アタシと同年代なんだな
九州と北海道、南と北で育った環境は全然ちがうけど
同じ時代を生きてきたせいか、物語を非常にリアルに感じた

世界を騒がせたニュースとか、あの頃の「原宿」の雰囲気とか
あの時代の匂いとか、文章のむこう側が見え過ぎてドギマギした

赤羽橋近くの、東京タワーのみえる病院で
オカンの最後の人生に、ボクとオトンが付き添っていた「あのとき」

アタシも東京にいた

桜が咲いてるなか雪がふったあの晩のことは、よく覚えている

オカンの最後の3日間である、その最初の4月12日の夜、そのときアタシは
当時すんでいた江戸川区●葛西のマンションで、母に手料理をふるまっていた

その日は母の誕生日、しかも還暦だった

偶然に、北海道から千葉の親戚の家に来ていた母は
伯父の車に乗せられて、引っ越したばかりの我が家を訪ねてきた

あいにくオットは多忙で不在、だから親子水入らずで食事をした夜だったのだ


本来なら父や妹達家族を交え、温泉にでも泊まって祝ってあげたい所だが
アタシ達は上京し新生活をスタートさせたばかりで、とても手が回らない
妹達に「お祝いは任せる、お金はだすから」......という情けない有様で

そんなおり、たまたま母は上京し、たまたま我が家にやってきた


十数年前のことだったし、引っ越したばかりで街の事情には疎く
今なら気のきいた「美味しいお店」へ「お連れ」するとこなんだけど
当時のアタシでは無理だったから、せめて「娘の手料理でも」と思ったのだ

しかしながら、今とくらべて料理の腕はまだまだ未熟だったうえに
引っ越しと環境の変化による疲れが、ピークに達していた頃ってこともあり

料理は甚だ不出来であった

確か、オニオングラチネとか、ご馳走サラダとか
軽いフルコース風のものを、ワインと一緒に整えたと思う

黄色い小さなテーブルにちまちまと並べて、母と2人で食べた
美味しいと喜んで平らげてはくれたけど.................

失敗、あれは間違いなく失敗

どうしてもっと「ちゃんと」拵えなかったのか

情けなくて切なかった


そんな4月12日だった.................
なんて、読んでて思いっきり思い出してしまったじゃないか

しかも、さっき読み終わってから気づいたけど
今日は4月12日じゃないかっ





希林さんの娘さんは、色っぽくていい芝居する
もっと本格的に女優をやってほしいな

コメント (2)
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きゃらぶき

2013-04-12 | もつもの

2年ぶりに【きゃらぶき】を煮た

◆野(山)蕗

 ・茹でたら水に晒し、1本1本皮をむく
 ・4cmくらいにカットする

◆酒・出汁(少量)・醤油

 ・強火で30分ほど煮て、火をとめる

 ・冷めたら再び煮こむ(蓋を半分きせながら中火)

◆氷砂糖(きび砂糖・水あめなどお好みのもので)

 ・30分ほど煮て、味をみて醤油を足す
 
 ・加熱しては冷ます、を何度となく繰り返す
 ・黒く艶っと煮しまったら完成




手前が今回の「きゃらぶき」で、奥が※2年前の「きゃらぶき(冷凍保存)」

今回は2年前のものより、醤油も砂糖も控えたので
佃煮というより、しょっぱめの蕗の煮物って感じかな

甘味が少ないと、煮しまらず瑞々しいまま煮えるみたい
甘じっぱいのもいいけど、これはこれでアッサリしてて美味しいな

食べるぶんだけ冷蔵して、あとは密封袋に入れて冷凍する
ちなみに2年前のも、ぜんぜん美味しく頂けます


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



引っ越しを予定してるから、あんまり「冷凍もの」は拵えたくないんだけど
やっぱり食材をみると、調理したくなって我慢できない................

「冷凍」も「冷蔵」も、宅配に頼んで運べばすむことだけど(近いんだし)
なんとなく心機一転したいっていうか、食べて「整理」してから新天地へ行きたい

ってことで、苺とか色々ガマンしてるからストレス貯まる(笑)


保存食用の、小さい冷凍冷蔵庫が1台あるんだけど
毎日ガサゴソして、食べたり処分したりして整理している

保存食の瓶づめとか味噌樽とか、それだけでも大荷物になるので
食べられるものはなるべく食べて、ちょっとでも少なくしたい気分

食べ残ってしまったけど処分できず、グズグズ持っていたものなんかも
「引っ越すから」って大義名分ができ、がんばって捨てられるかもしれない


それにしてもうちの冷蔵庫、また古いまんまで引っ越しだ

ヒタチ製で16年もの、しかも北海道から4回も移動させ次で5回目だ
震災の年に買い替えようかな?と思ったけど、結局そのまんまになって

壊れてないからなぁ~、お高い買い物だしな~、壊れてないのに買えないよな~

エアコンだって、「もう部品がないよ」って修理の人に言われる代物だけど
ときどき不機嫌になるヨボヨボだけど、完全には壊れてないからな~捨てられない

電化ブームらしいけど、我が家にはあんまり関係ない

冷蔵庫や暖房器具や洗濯機などは、お助けいただくしかないけど
調理器具なんかは、なるべく買いたくないな~楽しみが減るから

手を使うから楽しいのに、機械まかせなんてモッタイナイ

掃除だって怠けてるな~と、次からは●スキンすら止めようかと
結婚20数年目にして思いはじめている、ずっとレンタルしてきたんだけど

だめだよな~、モップがあると拭き掃除をサボっちゃって
台所はモップを使わないから、部屋の中で一番スッキリしてるもんな

雑巾がけ、水拭きが、いちばん清潔

ってことに遅まきながら気づいて、ものぐさ主婦を反省している
まめに雑巾がけすればいいんだ、モップなんか要らないんだ

月々何千円も払ってサボルなってんだよな

なんてこと書いてないで、働け~怠け主婦

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茎わかめの胡麻油炒め

2013-04-12 | 炒めもの
三重の、新物「おさしみ若布」と「塩蔵」を買ったつもりでいたら
「塩蔵」のほうは「茎わかめ」だった~、普通のわかめだと思ってた

数日前の朝、おつゆに入れようとパックから出して初めて気づく
慌てて塩抜きしたけど、やっぱり塩っぱかった(シランプリーズで供したけど)


水を取りかえながら、ゆっくり「塩抜き」したのを細く刻んで
香りのある美味しい「ごま油」で、ジャッと瞬間炒めして
お醤油をジュジュ~と香ばしく炒りつける

おろしたて、かきたての、腹節をパラリ
磯の香りが強く、すごく美味しかった

色も香りも飛ばないように
瞬間炒めするのが、コツです


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白菜と豆腐の、くったくた煮

2013-04-12 | 煮もの
「味は見ためと比例する」が、アタクシの持論ですが
これは完璧に「当てはまりません」です、何事にも例外はあるのだ(笑)

すごく美味しいんだけど、見ての通り絵ずらが悪く
味も伝わりにくいので、あまりブログには登場させてない

しかしたまにはと載せてみます


白菜と豆腐と酒の水分だけの、薄味仕立て
とにかく「くったくた」に煮こむだけの、料理

蓋をして弱火、1時間はシツコク煮こみます
仕上げの「酢」が、隠し味です

大鍋に.............................

◆白菜
◆もめん豆腐

 ・白菜は刻んで大盛り(1株~半株)
 ・そのうえに豆腐をど~ん(煮ながら崩す)

◆豚肉

 ・今回は「もも」だけど、本当はバラの薄切り
 ・あくまでも「味だし」なので、数枚でOK
 ・しかし今回は、仕上げに「もも肉」を足して具にもした

◆酒(どぼどぼっ)
◆醤油・塩(薄味)
◆粉かつぶし(なくてもいい)

 ※中華風にしたいなら、葱と生姜のみじん切りを

あとは蓋して、はじめは強火、煮えたってきたら弱火で
様子をみながら1時間は、コトコトと煮こむ...........

 ・塩加減を調節し
 ・今回は豚肉を追加、かるく加熱

◆千鳥酢(数滴)

 ・ガ~ッと煮て酸味を飛ばす

◆水溶き片栗粉・コショウ

 ・餡がけはお好みで
 ・汁っぽくても美味しい

これをフウフウ食べるんだけど...........................


・・・翌朝・・・


ご飯にかけると、もっと美味しい

翌朝、ご飯にのっけて食べたいとリクエストされたので
「醤油と味の母」で味を補足し、熱くしてのっけたところ

喜んで平らげてた

おつゆは小松菜、できたての「きゃらぶき」

今日はお弁当ヤスミの日


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




上の朝餉画像をみていたら、気づいた
アタシって「飯椀」が好きなんだな

ふたつとも「飯椀」なんだけど、円錐形っていうか
三角っぽい形が好きみたいで、思えば他にいくつもあって
それも飯椀でなく、小鉢とか汁椀とか別の用途で使っている

下がすぼまって上が開いてる形って、盛り付けやすく映えるし好きだな


白い陶器のお茶碗、ひとつはヒビが入り、ひとつは真っぷたつ

ずっと探していたんだけど、気にいったのが見つからないので
オットには「ヒビ茶碗」、アタシは適当な器でご飯を食べていた

昨夜、益子の陶器屋さんで「やっと」気にいる感じのが売り出されたので
さっそく注文、早朝にはオットがお金を振り込んでくれた(せっかち夫婦)

やれやれ、これでまともにご飯が食べられるわ

お茶碗ひとつでも、やれ買おうと思ったら意外と見つからず
毎日つかう物だから、何でもいいや~ってわけにもいかないし

ずっと「お茶碗ジプシー」してた、お店とかネットとかで


次は割らないように大切に扱いなさい、と、ガサツな自分を叱っている

これが治らないんだよな~

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