行ってまず驚いたのが、今まで見た幾多のビジュアルよりも実際の方がすごく「傾いている」ということである。しかも不思議なことに、その様をカメラに納めるても「その傾きさ加減」が上手く表現されていないのである。
万に一のチャンスを求めて斜塔に上がるためのチケット売り場に寄ってみる。
「タイミングが良ければ登れないこともない」と添乗員氏は言ってくれたのであるが、
15:20の段階で・・・17:30の回であと2人、17:45の回であと45人ということであった。つまり2時間半待ちということである。ツアー申込当初からピサは散策のみで斜塔に登る料金は入っていないということを聞いていたので納得。むしろ2時間半待ちという事実に遭遇させてくれた添乗員氏に感謝である。
斜塔に登るために順番待ちをする人々。なんてったって傾いているので15分ごとに人数を区切って登らせているというわけである。
斜塔の影を見つけてそこから逆光を捉えてみるように撮ってみた。
斜塔の外周にへばりつく列柱のオーダー。
よーく見ると左側の1本のデザインが違うぞ!!なんですかコレわぁ!!
わりといろいろな書物に出ている写真のように撮ってみた。
建設当時から石の重みで傾き出したらしく、上階に行くほど傾きを補正すべくバナナのようにのけぞって建設が進んだらしい。なるほどよーく見てみるとのけぞっているように見えてくる。
ドゥオーモ内部。ピサ・ロマネスク様式というらしい。内装が絢爛で美しい!!
斜塔恒例の写真撮影大会をしている人々、もちろん我々もやったぜよ!!ポーズ撮っているときは自分が思っているほど「斜塔のカタチとマッチしていないこと」を撮影者の演技指導によって知り、撮影の側に回るとポージングの指導をしながら「あぁ、けっこう手の加減て難しいんやなぁ」と思ったりしてなかなか大変やった。
ちなみに斜塔は倒壊を防ぐために少し傾きを補正されたという。だがしかし、技術的には傾きゼロにすることも可能なのだが、斜塔である状態のままにしたという。確かに、このピサという観光地は斜塔が斜塔であるが故の観光名所であって、斜塔が斜塔で無くなってしまったときに観光名所であることを維持し続けるのはかなり難しいのかもなあと思った。
ピサからの帰路、まだ17時過ぎという時間で、まるでまだまだ陽は高く明るいのであるが対向するおよそ半分の車たちがもうヘッドライトをつけているのである。何故?例えば夏になると陽の長いイタリアには「17時を過ぎた場合はいつの季節であろうともヘッドライトを点灯しなければならない」というような法律があるとか???
高速道路から見えた風景。フツーにこういうアーチ橋があってゾクゾクっとする。こういう名も無きところにも個人的には寄ってみたい気がする。
フィレンツェから家路に帰る車の交通渋滞だとか。へぇ、イタリアにもこういう風景ってあるんだぁと感心。
途中で見かけたイケア。この目の覚めるような黄色と青のデザインはどこの国でも一緒なんやね。
つづく
イタリア紀行☆2013☆【29】~フィレンツェ《5》~
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