まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

イタリア紀行☆2013☆【42】~ローマ《4》~

2013年07月23日 23時41分24秒 | イタリア



ツアーによる観光名所の最後に立ち寄ったのがピンチョの丘。名前が可愛い「ピンチョ」って。しばらく前に「ブラッド・ピット」をふざけて「ブラッド・ピッチョ」って言って遊んでいたらあ妻から「それ、ブラッド・ピットに怒られるよ」って言われていたことを思い出していた。確かに「ブラッド・ピット」主演の映画には脚を運びたいけれど、「ブラッド・ピッチョ」主演の映画は見に行く気にもならない。ところで「ブラッド・ピッチョ」って誰ですのん?

しょうもないたわごとはここまでにしておいて、実はこのピンチョの丘は私にとってノーマークだったのだが、あのポポロ広場が眼下に見下ろせるところとあって、(おそらくツアー客の中でいちばん)はしゃいだのであった。何故ならば理由は2つある。

1つめは、ダン・ブラウン原作の小説「天使と悪魔」の中でポポロ広場に面したサンタ・マリア・デル・ポポロ教会が象徴的に使われていたからである。映画でもここのポポロ広場はたくさん映っていたのだ。しかし、こちらの理由はごくごく最近に私の中にあったことである。

2つめは、アレクサンドル・デュマ原作の小説「モンテクリスト伯」の中で伯爵がポポロ広場での処刑を見物するというシーンがあるからである。ローマでは他にもカラカラ浴場などがシーンに使われているが、どちらかと言うとコチラの方が(あわよくば)フリータイムの余った時間にでも行きやすい場所だったので少し目を付けて場所なのである。





とあるネットの情報によると手前の白い建物を借り切って、3階くらいの窓から処刑を見物していという設定ではなかったのかということが書かれていた。





できればもう少しいたかったのであるが、ここの滞在時間は非常に短かった。。。





中央少し左手の奥にヴィットリアーノが見える。





束の間のひとときを噛みしめるようにミニバスに乗り込んだのだが、驚いたことに来た道ではなくS字カーブを蛇行しながら、さきほどまで眼下にあったポポロ広場前に出て





その脇を走り抜けたのである!!うぉー!うぉー!うぉー!
今回の旅では、ここは来れないのかなぁと思っていただけに(密かに)感激やった!!





で、フラミニオ広場から城壁沿いにどこへ行くのかと思っていると、ヴェネト通りからサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会の前を通過してそのまままっすぐレプッブリカ広場で下り、(空港以外の)最終免税店である三越に立ち寄る。若いころは「チェ!免税店かよ!」なんて斜に構えていたけれど、冷房が効いていて涼しいし、トイレは綺麗で無料だし、スリに会うことも無いし、買いたいものが手軽に揃っているし、割と良いではないかと思ってしまう今日この頃。いいのか?私??





我々を載せてくれたミニバス。実はベンツ。運転手は黒い上着を着てコワモテだけど、身のこなしが丁寧で全く荒っぽい運転をしない。今回のツアーで最大の懸念事項は実はこのミニバスだったのだが、荒々しい運転で酔ったりすることなど全くなく快適で良かったと思った。





三越を後にした我々は、前回の記事でスペイン広場前の通りから遠目に見たトンネルの中(クイリナーレの丘の下)を通って一旦ホテルに向かうのであった。パリ中心部の地下には(地上にいる限り、あまり気がつかないのであるが)高速道路やメトロが縦横無尽に通っていたけれど、ローマはメトロの工事が思うように立ち行かないのと同じ理由で市内中心部を縦貫する道路も無いなあということを改めて思った。そんな中で、ここクイリナーレの丘の下を貫通する道路の存在が意味もなく貴重な感じがしたのであった。





バルベリーニ広場。





ホテルの部屋の窓からヴェネト通りを見下ろす。





ホテルでしばし休憩したのちに、Kンツォーネディナーの会場へ、今度は観光バスで向かう。ここの通りはローマの他の主要な(城壁の内側の)道と違って大きな街路樹が道の両側に植えられていたりしてとても良い感じやなあと思った。





添乗員氏曰く、ここヴェネト通りはローマの銀座と言われているし、CMやドラマの撮影でもよく使われているとのことである。私は一度通った街並みの雰囲気はなかなか忘れないのでCMや映画などで遭遇するKもしれないなあと思うとウキウキしてきたのであった。ところで、ローマの路線バスやタクシーは白が基調色となっていてビジュアル的にあまり面白くないと思う。





ピンチアーチ門から城壁沿いに進むのかと思いきや、ボルゲーゼ公園の中を進んだため、どこに向かっているのかわからなくなったが、再びトラムの姿を見つけてフラミニオ広場に抜けたのだとうことを知る。おそらくカネストレ広場フィオッコ広場を通ってきたのだろうと帰国後に観光ガイドブックの地図と照らし合わせてみる。





昼間、ヴァチカンに向かったのと同じ道路を途中まで進み、少し北に上がったところでバスを降りるのであった。写真の奥にある木立はいったい何だろう。ガイドブックの地図には我々がバスをおりたところまではギリギリのっているが、その奥の木立付近までは掲載されていない。また今度グーグルマップで検索してみることにしよう。

つづく


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