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【art】「柳宗悦没後60周年記念展 民藝の100年」鑑賞@国立近代美術館

2021-11-15 01:29:42 | art

【art】「柳宗悦没後60周年記念展 民藝の100年」鑑賞@国立近代美術館

 

 

見たいと思っていた企画展。昨年からのコロナ禍でも、人数制限や感染症対策を取って開催された企画展にはちょこちょこ行っていたけれど、8月頃の第5波での自粛や、在宅勤務などの兼ね合いもあり足が遠のいていた。

 

感染者数も減って来て緊急事態宣言も解除され、久しぶりに美術展でも行ってみようと思い立ち。当日にチケット予約して行ってきた! 

 

民藝運動を起こした柳宗悦(Wikipedia)の没後60周年を記念した企画展で、文字通り柳が"民藝"に惹かれ、それを一つのジャンルとして確立するまでの100年間を見せる企画展。

 

いつものようにメモ取りながら鑑賞、事前にTweetしておいて追記する形でUPしようと思っていたのだけど! なんと、今回紙ベースでの作品リストの配布はなし💦 これも感染症対策の一環なのかな? 環境に配慮?

 

いずれにしても良いとではあるのだけれど、作品説明の要点や感想などをメモ取れないと、さすがに全作品を覚えることは出来ないので辛い😣💦 ということで今回本当にザックリした感想のみとなります🙇

 

ちなみに専用アプリをダウンロードすれば作品リストを閲覧しながらの鑑賞は可能で、さらに企画展のサイトから作品リストのプリントアウトも可能。でも、紙ベースの配布がないことは記載しておいて欲しかったなー💦 

 

 

 

 

 

さて、上でも愚痴っておりますが、今回メモ取る作業がなかったわりに、混んでいたわけでもないのに時間が足りない💦 というのも、作品リストに載っている作品数は474! 前期・後期で入替があるとはいえ、半分が入れ替わるわけではないので、相当数であることが分かるかと思う。

 

焼き物やこぎん刺しなどの小さな作品が多いので、実際はそこまで数に圧倒されるということもないし、ゆったりと空間を取ってとても見やすい展示になっているので、自分のペースで鑑賞出来てストレスはない。

 

ただ、まだあるのか?! と思うほど終わらない😅 18:00入場開始のチケットを取って、見始めたのが18:30過ぎていたと思うけれど、20:00閉館まで時間が足りず、最後は駆け足で映像展示も途中で切り上げた💦 物販も見たかったので!

 

 

 

 

民藝運動(Wikipedia)と言えばアーツ・アンド・クラフツ運動(Wikipedia)からの影響というくらいの知識はあったのだけれど、もともとは柳が朝鮮の家具や焼き物から影響を受けていたとは知らなかった!

 

朝鮮の焼き物や家具なども展示されていて、それに影響を受けたと思われる座卓などもあり興味深い。シンプルで無駄のないデザインでありながら、どこかぬくもりを感じさせる。

 

 

「スリップウェア鶏文鉢」

 

その後、バーナード・リーチ(Wikipedia)を通してスリップウェア(Wikipedia)と出会う。チラシにもデザインされている「スリップウェア鶏文鉢」などは、18世紀イギリスで作られたものだけど、質感や色合いなど日本の例えば益子焼だと言われれば、そうなんだと思ってしまう雰囲気があっておもしろい。

 

その辺りのことは上のTweetにある、瀬戸焼や益子焼はもうまんま民藝だなと思った理由でもあると思うのだけど、河井寛次郎(Wikipedia)のスリップウェアがどんな作品だったのか検索かけてみてもピンとこないし、どんな意外な物があったのか今となってはもう分からない😢

 

こぎん刺しというのは津軽の刺し子技法で、そもそもは麻の着物しか着ることを許されない農民が、寒さをしのぐために保湿と補強を目的として行った物。必要に迫られたとはいえこんなの絶対出来ない💦と思うくらい細かくてビックリ。

 

そういう、人々が生活していくうえで作り出す物に美を見出したのが民藝ということなのがよく分かる。食べ物を盛るだけれならば無地でもいいものを鶏の文様を描いてみたり、補強するだけならば模様にする必要もないのに細かくデザインされた刺繍を施したり。そういう名もない人々が生み出す美に感動😭

 

Tweetしていなかったけど、気になっていた物をいくつか記載しておく。

 

木喰仏

 

柳宗悦が木喰仏を所有していてビックリ! これはどうやって入手したんだろう? 木喰(Wikipedia)は仏像を彫りながら全国を修行しながら巡った僧侶で、やはり仏像を彫りながら全国で修行した円空(Wikipedia)同様、数が多いことでも有名だけど、個人が入手できるのね😲

 

 

「ボウバック・アームチェア スプラットタイプ」

 

椅子を見るのが好きなのだけど、イギリスのアンティークチェアって素朴ながらデザイン性が高い物が多く興味深い。今回も数点展示されていてうれしかった。

 

 

「羽広鉄瓶」

 

同じくチラシになっている「羽広鉄瓶」 これも多分必要があって裾が広がっているのだろうけれど、デザインとして素晴らしい! シンプルだけど斬新!

 

 

 

 

 

 

終盤に柳宗悦の書斎の再現展示があって、ここだけ撮影可能📸 椅子はイギリスっぽいかな? デスクもイギリスっぽい気がする。両脇のガラスケースは朝鮮っぽい気がする。朝鮮のものはガラスが入っていなかった気もするけれど🤔 勝手な印象だから的外れかも💦

 

 

 

 

 

 

上の画像だと縦で撮ってしまったので、全体入っているとはいえ天井などが入ってて、あまりよくないので横で全体を収めた画像を追加。こう撮るとゆったり感があるけど、実際の柳宗悦の書斎は本がビッシリ!

 

 

 

 

今回は物販もお目当ての一つ! ポストカードなどの企画物だけでなく、焼き物などの食器や柳宗悦の息子柳宗理(Wikipedia)のカトラリーなどの販売もあるから!

 

とはいえ、資金難なので今回は柳宗理ケーキフォーク(495円)1本のみ💦 あとは手ぬぐい(1,650円)とポストカード2種(150円×2)で終わりにしようと思ったのだけど、「羽広鉄瓶」をデザインしたエコバッグ(770円)がどうしても欲しくなり購入。トータル3,215円はちょっと予算オーバー💦

 

民藝の流れがとても良く分かる素晴らしい企画展だった。会場もキレイで展示も見やすかった。

 

とにかく点数が多いので時間に余裕を持って見に行った方がいいかも。作品リストにメモしたい方は事前に出力をお忘れなく!

 

柳宗悦没後60周年記念展 民藝の100年:2021年10月26日ー2022年2月13日 @国立近代美術館

柳宗悦没後60周年記念展 民藝の100年


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