まりっぺのお気楽読書

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ボヘミア王オタカル1世妃 アデレータ

2018-02-08 21:18:31 | ボヘミア王妃
王妃の座は降りるもんか!!
オタカル1世妃 アデレータ・マイシェンスカー


1160〜1211/在位 (公妃)1192〜1193、1197〜1198 (王妃)1198〜1199

コンラト2世のあとを継いだのは、ソビェスラフ1世の公子ヴァーツラフ2世でしたが
すぐにオタカル1世にその座を奪われ、ラウジッツで捕らえられて
1192年に亡くなるまで投獄されていました。 未婚かもしれません。

オタカルが継承したのですが、ドイツ方面の争いにクビをつっこみ失墜します。
一瞬、叔父さんにあたるジンドリフがボヘミア公になります。 未婚らしいです。

次に弟のヴラジスラフ3世がボヘミア公になりましたが
1年でオタカルに取って代わられました。
ヘイルヴィダという妃がいましたが、チェコ語が読めず詳細はわかりません。

                
              この方らしいJarmily Haldovéさん作

そして再度オタカル1世がボヘミア公になり、ボヘミア王になります。
オタカル1世妃は、マイセン辺境伯オットー2世の娘アデレータです。
      
二人はオタカルの追放中、1170年に出会っています。
政治的な理由も無いとは言えないが、どうやらアデレータが妊娠しちゃって
結婚を強いられたみたいです。
1178年に結婚するのですが、すぐにヴラチスラフが生まれちゃってます。

1192年にボヘミアへ戻りましたが、1193年には廃位されボヘミアを去ることになります。
アデレータは兄弟のもとに身を寄せ、オタカルはドイツの公爵の傭兵になりました。
この時、アデレータがオタカルに「どこかで働いてよ!」と傭兵になることを
すすめたことから、夫婦は仲違い中でした。

1197年、オタカルはボヘミア公に返り咲き、さらに1198年にボヘミア王になると
1199年、血縁を理由にアデレータとの離婚を決心します。
わたくし、一生懸命探してみたのですが、どこが血縁なのか辿りつけませんでした。
さらにオタカルは、一男三女の子供たちとも縁を切ろうとします。
これはものすごくリスキーですね。 跡取りがいなくなっちゃう。
家族全員が嫌いだったってこと? つまはじき父さんだったのでしょうか?

オタカルはアデレータに離婚を宣言するとすぐに
ハンガリー王ベーラ3世の王女コンスタンチェと再婚しました。
さては離婚前から決まっていたか?
ちなみに、オタカルとコンスタンチェは遠い親族にあたります。

アデレータは1205年に娘のマルケータを連れて、ボヘミアに一時帰国します。
オタカルがマルケータとデンマーク王ヴァルデマー2世との結婚を決めたからで
アデレータはマルケータとボヘミアを発つと、その後は戻りませんでした。

教皇はとっくにオタカルとアデレータの結婚の無効を言い渡していましたが
アデレータはあきらめず、ずっと王妃を名乗って争っていました。
けれども1210年に敗れ、ガックリしてしまったのか1211年にマイセンで亡くなりました。

どうせ返り咲けないなら第二の人生を歩めばよかったのにね。
そんなに王妃のタイトルが惜しかったのでしょうか?
イヤらしい話しになりますが、王の未亡人になると年金がいただけたらしいので
そういうのも関係していたのかしら?

                
               Jarmily Haldovéさん作アデレータ

(参考文献 Wikipedia英語版)

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2 コメント

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Unknown (マデリン)
2018-02-12 21:15:32
初めましてまりっぺさま、マデリンと申します。歴史の中でも家系図大好物なのでこちらのブログはホントうれしいです!

アデレータはオタカルにもっと優しくしたらよかったじゃん…って感じですね。
オタカルが子どもとまで縁切ろうとしたのはアデレータがヴラチスラフに「パパはダメ人間だから大きくなったら追い出しなさい」とか言ってたからじゃないかなぁと考えてしまいます💧

ボヘミアはよく知らないのですが、少し時代を下ればハプスブルクとかが出てきてもっと複雑に(家系図的にも)なるんでしょうか?
また楽しみにしてます。

長々と失礼しました。
返信する
こんにちは (まりっぺ)
2018-02-19 10:19:00
マデリンさま、はじめまして
コメントありがとうございます

わたしは歴史はまったく詳しくないのですが、家系図が好きで、家系図を書くために歴史を調べてるような者で、間違いも多々あると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです

ハプスブルク家はもうすぐ登場します
電光石火の勢いでボヘミアを持ってちゃうので、ポーランドやハンガリーなんかは悔しかっただろうな… と思われます
返信する

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