森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

帰ってきた栞

2017-09-09 01:36:33 | 梢は歌う(日記)

今日、バイトの帰り道、ふと見上げたら月が煌々と輝いていました。

危なくないところまで移動してカメラを構えたら、残念な事に雲の中に入ってしまいました。

それでも月の輝きは同じ。

 

この月の輝きと太陽フレアになんか関係はあるかな。

まあ、ないか^^:

 

月と太陽とか言いながら、さてさて、これからお話するのは、何とも言えないささやかなものなんです。

でも私的には「あらまっ」的な嬉しさがあったのですよ。

 

ひとつ前の記事、「「なかなか暮れない夏の夕暮れ」のその本は、実は図書館で借りたものだったのです。リクエストした時はまだ新刊でしたので数か月待ちでした。そしてそのような本は、こちらの都合とは関係なしに突然順番が回ってくるのです。

ちょうどその時も横浜に帰る用があったのでその往復の時に読み進め、面白いと感じたので楽勝かと思いきや、家に戻って来てからは本を開く時間が取れずに返却の日が来てしまいました。

まだまだリクエストの人は続いていて、延長も叶いません。一旦は諦める事にしました。

返却してそしてまたリクエストを入れておいたのです。

 

今度は最初の時のように数か月待つと言う事はなかったと思います。それでも間に2、3人以上は入ったと思います。

再びその本を借りるために図書館のカウンターに立ち本を受け取ろうとした時、本の間に何やら赤いものが見えました。

しかも見覚えのある・・・・・・。

 

今年の春に、美術館でもらってきたチラシを二枚重ねて栞を作りました。その記事は→「ささやかな工夫で。

私は前回、その栞を挟んだまま返却してしまったのですね。うっかり者の私のやりそうなことです。

普通、図書館の人は返却された本を逆さに振って何も挟まれていないか確認していますので、栞などが挟まれたままになっていると言うのは、本当は不思議な事だと思います。何よりも私の後に読んだ方もその栞を使っていた形跡があって、それもなんとなく私には嬉しかったのです。

ゴミと思われなかった、もしくはこの本とセットになっているものだと思ってくれたと言う事ですよね。

 

 

誰にも捨てられずに帰ってきた栞さん。

 

(敢えて、返ってきたとは書きませんでした。)

 

コメント (2)
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