渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

1981年頃の渡辺真知子

2013年09月30日 | 音楽



『たかが恋』 渡辺真知子



昔の渡辺真知子が好きだった。かなり好きだった。
オバQ顔が好みというのを置いといても、歌い方が好きだった。


デビュー直前の渡辺真知子さん('77


この動画を観た同級生の女との会話。
俺「高校時代の米屋(現おにぎり屋)のあの子に似てると思うんだよね」
奴「これ、アベちゃんでしょ?お米屋のヤィちゃんというよりアベちゃんそのものだよ」
俺「・・・おまいさん、なんで俺の昔を知ってるの?」
奴「それは謎です」
俺「でも、おにぎり屋本人の歌声は知らないだろ~」
奴「それは知らない」
俺「オリビア・ニュートンジョンに歌声が似てた。とても似てた(目キラキラ)」
奴「思い込みは怖いね~」

野郎同士の友情みたいなのって、あるね(笑
フツーに学生時代のバイク仲間と話してるみたいだものな。
与太は性別を超える(違

という与太はともかく、若い頃に同じ系統の顔の人は、別人でも35年後には
同じような顔になるのだなぁというのを最近感じている。
まあ、オバQなんだけど(^^;


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剣の道を学ぶことの意義

2013年09月30日 | スポーツ・武道など

昨日の全剣連広島県剣道連盟居合道部の講習会で、「剣道の理念」、
「剣道修錬の心構え」、「剣道指導の心構え」に
ついての説明があった。
「剣道」とは竹刀剣道のことだけではなく居合道と杖道も含む。

剣道理念において剣の道の修養は人間形成の道である、とされる。

それについて、ちょうど一年前あたりに私は個人的な見解をこの日記上で
書いている。
お時間のある方は以下の記事をご覧になってみてください。

稽古の稽古 ~尾道~ (2012年9月25日付)


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ビア・サーバー

2013年09月30日 | 内的独白

やあ。
俺の名はラッキィ・ブック。別名ハピネス・ルーツともいう。
関西お笑い大手プロダクションに似た名前があるが、あれはあちらが
真似したものだ。

まあパブリックなバーも



オサレなバーも


どちらもあたしは好きなのだが、バーでもビールは欠かせない。
そこで登場するのがビア・サーバーだ。


このビア・サーバーというのは日本では大人気だ。


寝ぼけ眼のままふと思ったが、このビア・サーバーをカレー屋で
使用したらどうか。
ニュルニュルとここからカレーのルーが出てきたとしたら、とっても
お手軽で・・・って、絶対に
売れない店になると思う・・・。



ビールにカレーって・・・おまい、与太も朝から大概にせい!


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小柄小刀

2013年09月30日 | 火と土と水、そして鋼

昨日、古い自作を尾道道場の居合仲間に見せた。
僭越ながら範士の先生方にもご覧いただいた。
尾道の先生は長船刀剣博物館にてご夫婦で小刀製作体験を
2度ほどされたことがあるという。
夫婦相伴で火に向かって小刀作りかぁ。いいなぁ。


(折り返し鍛錬4回。硬軟合わせの康宏鋼。小沸出来。
折り返し鍛錬は二代目小林康宏、火造、焼き入れ、仕上げ、研ぎ、鞘製作は私)

拭いっぱなしだから刃部が逆転して黒く、地部が白く見えるけどね。
差し込み状態だから仕方ない。
光に透かせば刃に沸がついているのが見える。
刃取りできないし、私(^^;
道場の仲間にヤスリ目部分はグラインダー仕上げかと訊かれた。
馬鹿を言っちゃあいけやせんぜ。
全部土佐の一本突き(違)ですがな(^^)
目立てヤスリをさらに刃を尖らせて加工した物で一さしずつ突いていくのです。
刀の中心仕立ても一本突きがあるよね。




今は鞘書きなんぞもした状態になっている。
今まで30口ほど作ったが、全部人に差し上げてしまったので、小柄小刀は
この第一作目のみが手元に残っている。

この小柄小刀は水心子の伝書にある寸法と同寸で作りました。



二代目小林康宏の刀で自分の居合用の大刀の差料を作りたい。
しかも、私が向う鎚を取って、銘には二代目康宏直紀師匠と私の名を
切りたい。
だが、それは可能であるどころか、十分に実現できる・・・どころか
康宏師から先日「そういうの、どう?」と言われた。
やる、やるよぉ~(^0^)
斬釘截鉄の魂の剣をめざして。



でも、いくら相鎚といっても、レジャー気分ではできないから、沐浴し、
覚悟が必要だ。
尤も、自分で作る前にはいつも沐浴して祈願したが、本式となると
やはり気構え入れなおさないとね。
金屋子さんにお参りに行かなきゃ。

ただし、分はわきまえてるよ。
私は刀鍛冶ではないから、本職の鍛冶職方の方々を侮辱するような
行為は一切しない。


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広島県剣道連盟居合道部 中央伝達講習会

2013年09月29日 | スポーツ・武道など



広島県剣道連盟居合道部の中央伝達講習会が県央北部の湯来体育館で
開催された。
尾道道場からは居合道委員の先生含めて5名が参加した。
朝、到着すると車が一台しかおらず、「!!会場間違えたか?」と一瞬焦った(笑
単に早く着きすぎただけだったようだ。

私は名札を忘れて大失敗。
新着道着を持って行ったが、名札を縫い着けるのを忘れていた。
正式な講習会や試合に名札は必須である。反省。
これが試合ならば名札がない時点でアウトである。


講習内容は全剣連居合の中央伝達講習の地区伝搬をメインとして、広島
剣連会員の全剣連居合理解の深化を図る目的で進められた。
今回の内容はとても濃かった。
全日本剣道連盟役員も任期満了で改選が行なわれ、居合道部委員長も
新任され、新たな体制がスタートした。

今回の講習会は前半を全剣連居合12本の詳細解説、後半は審判講習に
充てられた。
審判講習は、主に六段七段の方々が審判をする際の試合シュミレーション
を行なった。あらゆる想定で模擬試合を初段から五段までが演武し、それを
審判教練するというものだ。
まだ不慣れな審判教練で全剣連審判規則通りに進行できない場面もあったが、
県連居合道委員の先生の発言にもあったように「誰でも最初はある」のであり、
こうした訓練を積まなければ何事も身に付かない。

特に試合ルールは審判だけでなく、試合参加者も段位に拘わらず学習をして
全剣連試合規則を知悉して
おくのは試合参加者の最低限の条件だろう。
参加した私も真剣に講習を受けた。

帰路、尾道からの参加者の声は「今回の講習会はとても面白かったし、ために
なった。今後はもっと道場の人に参加を促そう」というものだった。
田園地帯を走る車の窓を開けたら、爽やかな風が心地よかった。

 


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頂き物のキュー

2013年09月28日 | ビリヤード



今月中旬、初対面のA級の人からキューを貰った。
「裸でお持ち帰りもなんでしょうから」とオマケにキューケースまで付けてくれた。
深謝。東京理科大万歳!(謎

このDCというブランドのキューはなぜかやたら切れるし入れが強い。
同じ無名ブランドのSTELLAよりはキュー切れは劣るが、ダイレクトな打感が
とても
心地が良く、またスキューンと澄んだ快音もする。
出張の時などはこれを車の中にポンと積んでおけば、宿泊先の町で軽く夜に
玉を撞くことができる。十二分に使えるキューだ。これで3連マスワリ出せるの
だから。3連目の8番を飛ばしたのは腕のせい(^^;

DCキューというのはなぜこんなに安い値段(円換算)で製作できるのだろう。
やはり人件費の国際レート差なのだろうなぁ。
値引き後が6,900円というのは、アメリカンカスタムキュー1本分でこのキューが
100本買えるということになる(笑
使えるキューなので、充分勝負になる。
負けるのは腕のせいだと100%断言できる。
一方、勝ったのは「使えるキューだったから」というキューの要素が入ってくる。
自分の腕だけではない。
正負の起因は論理性において数値と条件がイコールではないのである。
30%悪いことをしたから30%良いことをすればプラスマイナス0で償いができて
チャラになるという類のものではないように。
玉撞きをやっているだけでも、こうした人の世の真理に気付くことがある。

↓ネット上で販売されているDCキュー。銘木と革巻き仕様なので私のDCより高価だ(笑





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キューの切れ味

2013年09月28日 | ビリヤード

昨夜は昔の仕事仲間で今はうちの本家2Fの住人となっている連れと
晩御飯を食べに尾道へ。
その後、二人で食後の軽運動のために玉を軽く撞きに行く。

カフェ・テラット<公式サイト>

ナインボールの5先を2回と3先を1回やった。

キューは最近仕入れたジョー・ポーパーの2×4のキューケースに
先日某所で頂いたDCキューと1万円のSTELLAを入れて行った。

右が新しく仕入れたジョー・ポーパー製2バット4シャフトのケース。
店舗売りミント状態の中古で5,000円なり。やっすぅ~(^^)
左側はポーパーのハンドメイド総革のカスタムケース。
こちらはかなり高額だ。1980年代製のかなり古い物である。
ポーパーのキューケースはもう一つ持っていて、それは1987年に
都内の行きつけの玉屋のオヤジから購入した1バット2シャフトの
物で、現在、メインキューのスペアリング製作のため某リペアマンに
キューを送った際の保護ケースとしてキューと一緒に預けている。

キューケースは数々あれど、ジョー・ポーパー製はバットとシャフトの
固定方法(バットはトップから下へ差し込み式)がしっかりしていて、
キューがケースの中でカタカタ全く揺れないので、私はポーパー製
が一番好きである。
ひどかったのはMEZZ(三木)のキューケースで、内フタのゴムが
経年変化(たった10年)でボロボロに細かく崩れて、それがキュー穴
に入り込んで、キューに細かいゴムがべっとりと付着してキューを
汚してしまう。こういうゴム製品はチャイナ製だろう。他にもMEZZの
ケースは取っ手がすぐに破損したりと、品質が極めて低いという情報を
知人たちから得ている。そして、キュー保持はケース内でキューがガタガタ
動く。MEZZのケースは複数の点から良い物とは決していえない。
一方、国産キューメーカーの雄であるアダムのケースはどうかというと、
内部構造はフタ内にポーパーのようなスポンジ状ウレタンではなくゴム
を使っているが、しっかりしたゴムで崩壊はしない。
さらにアダムのケースが良いのは、ポーパーとキュー保持構造をまったく
同じにしており、ケース内でキューがガタつくことはない。きっちりと固めに
包み込むようにフエルトで覆われたパイプがキューを保持する。
アダムのケースはかなり良い出来だ。


左:アダム3バット5シャフト用
右:ジョー・ポーパー2バット4シャフト用

TADのキューケースはデニス・スィフトさんが製作している。


私はTADケースにはTADではなくハカランダ86-9を入れている。
TADキューはポーパーの革製ケースに普段は入れている。
なぜならば、デニスが作るTADブランドのケースは豪華でかっこいい
のであるが、キューがケース内でカタカタ動いてしまうからだ。
このTADブランドのスィフト製ケースは特別な日の外出用という感じに
している。キュー保管のためのキューケースを保管用にしてる(笑


さて、サクッと腹ごなしに行ったビリ玉だが、キューは製造元不明の
無名ブランドのキューを使った。
このキューがことのほか切れる。切れ味が鋭すぎる。


このキューは撞いていてとても楽しいので、連れにこれで撞かせてみた。
あまりキューが切れないという連れがこれで撞くと「うわ。玉撞きが上手い人
みたいに思える」と自分で言うほどキュー切れが鋭くなる。手玉がキュキュッと
動くのである。押しも引きもヒネリも非常によく利く。
タップはル・プロの叩き締めである。

試しに、キュー切れ大魔王であるマスターTにこのキューで試斬してもらった。

マスターTが撞く前に「キューが切れるのは渓流さんが巧いからじゃないの?」
とか言っていたが、撞いてみて、マスタ本人が思わず口にしたのは「わっ、凄い」。
手玉の推進力というか、まあいわゆる「切れ」ですね。それが確かに凄く極度に
現出するキューなのだ。こういうキューを「切れ味が良いキュー」というのだろう。
よく切れるキューは手玉の横トビとズレが大きいので、ヒネリを加える時には
「見越し」の幅が広くなる。この切れを使って的玉ポケットインのために使いこなす
のは初心者や素直な縦割れ目系の手玉の動きをするキューに慣れた人には難しい。
ジョス・ウェストのビル・ストラウドはキューの注文を受ける時に、初心者だったら
他の人のキューを薦めたというのは有名な話だ。要は切れは良いのだがシビア
なので使いこなすのが難しいからだ。
1980年代までのカスタムキューはおしなべてこのような作風の物が多かった。
その代表はTADでありリチャードブラックであり、大御所のGinaであった。
シビアというのは、トビが大きいというよりも微妙な撞点の位置に対してその通りに
リニアに忠実に手玉が反応するので、正確な撞点とキュー出しができない人には
思うような手玉の動きを与えられない=結果として的玉のミスポケットを招くと
いうようなキューなのである。
しかし、そうしたシビアな撞点にリニアに反応するキューは、使いこなせれば
武器になる。
ただし、試合用には撞点がファジーでも手玉がいつでも同方向に直進するキュー
の方が的玉の「入れ」のみは強くなる。要するに「簡単なキュー」であるので、
的玉の入れが楽だ。特に逆ヒネリなどの時にはハイテクシャフトのような手玉
直進性が強いキューは有利といえる。

しかし、撞球用のキュー・スティックは手玉の直進性を強くすることだけが命
ではない。切れ味や打感やサウンドが非常に人間である撞球者にとっては大切
であるし、何よりも、「特性」が安定していることこそが大切なのだと私は思う。
1980年代から2000年頃までの世界グランプリの2ストエンジンにしても、ピーキー
な物よりも出力特性が穏やかなカーブを描くエンジンの方がレースシーンにおいて
も速い。つまり、パワーや瞬時的な高出力よりも、緩慢な出力特性でもピーキーさを
少なくしたマシンのほうがタイムは出るのである。(超ピーキーだったフレディ・スペ
ンサーのマシンでさえ、彼はレッド以上に過回転させる特殊な扱い方であえて
ピーキー領域を越えることで乗りこなしていた)
ビリヤードのキューもこれに似ていて、決してトビが強く出るキューが良くないのでは
なく、トビの特性が急激に変化するピーキーなキューがあまり良いキューとは言えない
と私は認識している。これはトビの度合が大きいこととは次元が異なることである
ので注意が必要だ。
その真逆にセッティングされているのがハイテクシャフト群で、どんな撞点で
手玉を撞いても、手玉はキュー先の方向に直進する。
これは撞球状況の80%の場面では有利に働くが、20%の場面においては負の
要素を構成すると思われる。サウンドや打感などを入れたら20%以上になるかも
しれない。
ノーマルソリッドは横トビが出やすいのだが、そのトビを利用した撞き方や取り方も
あるので、一概に「ハイテクシャフトが高品質良品でノーマルシャフトは低品質粗悪品」
という図式は成立しない。初心者ほどハイテクシャフトが高級品と勘違いしている
人が多いが、どんなに高額なハイテクシャフトよりも、カスタムラインの厳選された
原木を使って1本あたり削りだけで10ヶ月以上(原木寝かし段階を入れたら10年以上)
をかけて作られたノーマルソリッドシャフトのほうが高額で高級品である。

しかし、現在は撞点はどこを撞いても手玉がただ直進することを求めるプレーヤー
が圧倒的多数のため、ハイテクシャフトが大人気だ。
ハイテクシャフトも使い方によっては手玉の直進性を活かした独特の走りをさせ
られるので武器になるのだが、私個人は撞点にリニアにレスポンスよく反応しない
キューというのは個人的には使いにくい。オートマ車はドライビングが楽だが、クロス
したミッションをマニュアルのギアチェンジによってドライバーが取捨選択していく
ドライビングとは別世界のものがある。ノーマルシャフトはリニアに撞球者の行為に
反応してくれるので、正確な撞球にはシビアさが伴うが、だからこそ私個人にとっては
直截に自分のしたことが分かるので撞いていて心地が良いのだ。
レイズやかつての日本の玉入れ王の小杉純一氏(現在はインドネシアの公務員で
インドネシア国籍。何事にも動じない、入れ倒すという彼の撞球スタイルは、真の
「強さ」を感じさせた)がノーマルソリッドを好んで使うのも、キューの撞球特性が
バラエティに富んでシビアに反応するノーマルシャフトが彼らの撞球スタイルに
合っているからだろうと思う。
特に、80年代後半の小杉さんのシュレーガーは音も良かったが、手玉の動きが
尋常ではないように思えた。当時どちらかというとキュー全体でビヨーンと手玉を
持って行く弓矢系のキューが多かった中で、シュレーガーはそれらのカスタムとは
スティフな撞き味で一線を画しており、サウスに近いがサウスとは違うコシの硬さ
を持ったキューだった(ただし、小杉さんのシャフト、ふって~。見て驚いた。なんだか
全長も短かったし)。

その小杉さんが昨年からインドネシア発信でカスタムキューをプロデュースし始めた。
インドネシアは銘木の宝庫だ。
銘木を使った希望デザインのカスタムキューが総額5万円台!で作れる。
ちょっと安すぎる感じもするが、本来、カスタムキューというのはこういうものではないか
と思ったりもする。
フィリピンキューは日本人の詐欺集団が関わっており、私も取り込み詐欺の被害に
遭い、お恥ずかしい話10万円ほど詐取された(もちろん現物は手元には到着しない)
ことがある。ヤフオクでは現在もID名と日本での取次先の場所を変えてその詐欺
容疑者がフィリピンキューの販売をしているようだが、取引には注意を要する。
ただし、フィリピンキューを扱う詐欺師たちは損失感が少ない価格帯(2万円~10万円
以内程度)で取り込み詐欺を働いているので、フィリピンキューだけには注意をして
ほしいと思う。「AAAAA品質」とか「オマケにこれを付ける」などと謳っているフィリピン
キューは、複数情報により、ほぼその詐欺集団が為している活動とみて間違いがない。
合法的なアメリカンカスタムキューの場合、1本1,500万円のキュー(こういうのは
結構ある)などというのもあるが、数寄者の成金オヤジか歯医者のせがれくらいしか
普通には持てない。(医者が儲かって金持ちということ自体がなんだか大きな間違いの
ような気がする)
フィリピンキューは「高品質なのに低価格で破格値」を謳い文句にして日本人を狙い
撃ちにして詐欺を働いているので、まっとうなカスタムが廉価で買えるはずがない、
と日本人はごく当たり前の決め打ちしたほうが安全だ。
そして、1本試験品を入荷させたことがあるが、銘木使用のキューであるのにシーズ
ニング(乾燥)工程が不十分すぎるためか、数か月でバット本体がグニャグニャに
曲がってしまったことがある。低品質であり、銘木を使用したという一過性の取り込み
詐欺手口の釣り物件だったのである。詐欺はスピード勝負なので、一気に口数を
稼いでパッと消える目的で活動していたのだろう。実態調査の段階で詐欺容疑者の
言として「○○年○○月までに500本を日本で売りさばく」という目論見発言もあった。
現実的にはバァ~ッとヤフオクや日本の東京豊島区巣鴨のビリヤード店舗業者を
通じて日本国内で広く購入希望者を募り、現金を入金させて製品到着を待たせている
段階でパッと雲隠れした。私も愚かなことにその被害者の一名に名を連ねてしまった
のである。

小杉氏プロデュースのキューは、フィリピンと同じアジア環太平洋からの発信とはいえ、
そうした違法集団とは異なる身元の確かな物のようだ。「本格実用派」としてあくまで
所有意欲ではなく実用前提のプレーヤーズキューというコンセプトでキューを作っている。
その小杉氏プロデュースの注目のキューはこちら。
Maycarella Cue (外部リンク)


メイカレラキュー小杉純一デモショット


これはいい(^^)
面白そうなキューだ。価格も魅力的だね。
(インドネシアというのはかつての政府がヒジョーに気に入らない=個人的には
命がけで気に入らない国だったが、ビリヤードの世界は関係ない)
というか、私のSTELLAやTADでもこんな動きはできるけど、このMaycarellaの
キューは面白そうだ。デザインと銘木が選べて自分の名前まで刻印してくれて、
それで5万円台というのは実に魅力的だ。

たまたま昨夜はネクスト出しで困難な配球が回ってきたから、これと同じ
前に出してから引くドローショットを自分の1万円キューで一回やった。


それと、相手から回ってきた玉が面白配置だったので、ニヤニヤしながら
6番当てからマッセでガツンと9番も入れた。
いや~、ビリヤードは面白い。
キュー切れはキューによるね(本当か?)。
でも、「手玉が生きているように躍動するビリヤード」というのは、撞いていても
見ていても楽しいよ。
エフレンレイズが人気あるのは、世界のトップだからというのだけでなくて、
エフレンマジックと呼ばれるキュー切れがあるからだろうと私は思う。
1980年代にまだ彼が無名だった頃にアメリカから届いた噂で「キューを立てずに
平撞きでマッセのような手玉の動きをさせる奴が出てきた」というのがあったけど、
あれ、今考えるとレイズのことだったんだよね(^^)
でっもぉ~、会って話したことあるけど、レイズさんの英語、何話してるのかよく
分かりません(^^;
昔は細面で目つきも鋭く「狼のような」と言われたけど、最近のレイズさんは
ますますバカボンのパパのようになってます(^^)


レイズさんはプレー途中でトイレに行く時に自分のキューを持って行きます。
日本においてもです。
振り込め詐欺が日本国内で横行して社会問題になっていますが、ビリヤードの
世界でもフィリピンキューにまつわる日本人詐欺集団がいるくらいですから、日本
とて安全安心な国ではなく、彼の行為は自衛手段として正解と思われます。
カスタムキューの盗難事故も多くあります。(人の物を盗んだり店舗から新品を
窃盗したりする事件が相次いでいます)
日本と日本人は決して「美しい国」でも「清い国民」でもなく、人を騙したり
人の物を盗んだり、人の命まで盗んだりする人間もそこらにうようよいたりするの
です。
通り魔や差別排外主義者や人に身体的危害を加えようとする攻撃的な人間も
日本には多いしね。
日本刀や武道の世界でも日本国内ではそういうのがとても多いのですが、大抵は
自分や自分の属する流派を唯一絶対正義とする自己中心的な人間たちがそうした
ことを為しているようです。ご注意を。完全に頭イカレてますから。なんとかに刃物
で実に危険なことです。そういう連中が野放し状態なのが日本の現状であると
いえるのです。


話は変わるが、現代日本刀で二代目小林康宏の刀は、切れ味と動きの特性が

TADキューに似ていると思う。日本刀はスティフで硬いだけでは耐衝撃性や耐久
性に問題を残す。二代目康宏は柔軟でしなやかな、ビリヤードキューに例えると
「弓系」の
しなりと復元力を具備しているTADやジョスウエストなどのビヨンビヨン系
だ。

当然使い手を選ぶ。
斬鉄剣と世人に謳われて鉄をも断つ現代刀と呼ばれた康宏刀だが、ただ単に硬い
だけの剛直というものではないその刀身特性は、使い手の
腕が未熟ならば当然刀
の特性自体を活かすことができない。

「いつかはTAD」と日本のビリヤードの世界で言われていたように、康宏刀も
使い手を選ぶという点では非常に似ていると思う。


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自作ロッドハンドル ~フィッシング~

2013年09月27日 | 内的独白



試製BassRod 2013.6/7 高須賀池釣行


(「試製BASS-ROD 2013新型BassRodタクティカル.ハンドル製作〜完成」より)


わははは!
こういう人大好き(^^)
イメージはブロンディ(クリントイーストウッド)の「荒野の・・・」のピースメーカー。
でもブロンディというのは「続・・・・」のほうだったか。「荒野の」のほうは確か
主人公の賞金稼ぎの名前は
モンコだったな。
あの有名なイーストウッドのマカロニ三部作はそれぞれが別の話として一応設定
されているのだけど、実はスターシステム
というか、繋がっているんだよね。
物語上の時間軸でいくと
『続・夕陽のガンマン』(1966)→『荒野の用心棒』(1964)→『夕陽のガンマン』(1965)
という流れになる。

一応別の主人公と別の話と言うことにはなっているけど、名作『続・夕陽のガンマン』
ではブロンディことバウンティハンターのクリント・イーストウッドがトレードマークの
ポンチョを入手するシーンが描かれている。憎い演出だ。
銃に拘るイーストウッドはすべての作で
時代的に考証がしっかりされた銃を使っている。

ただし、最初の作である『荒野の用心棒』ではイーストウッドは自分の
ピースメーカーをイタリア(ロケ地スペイン)に持ち込んでの撮影だった。
だから実際には1880年代の1stジェネレーションではなく、2ndか3rd
のモデルだろう。
この画像の『夕陽のガンマン』では、オープニングのシーンが最高だ。


しかし、このバス・ロッドハンドルを作った人、すごいなぁ。
機械加工ができる人というのは、なんだかすごい。
オリンピックの砲丸投げで世界中で大人気の砲丸は、日本の東京の
下町の旋盤職人のおっちゃんが手作業の削り出しで作っている砲丸
だしなぁ。日本の機械加工の職人の技術というのは超一流だよ。
髪の毛よりも細い針を作って痛くない注射針で医療に貢献しているのも
手作業で職人によって製作された針だしなぁ。新幹線のボディトップも
実は職人の手作業の叩き出し。
ハイテクだけでは凌駕できない人間の手技というのはすごいものが
あるのです。

このバスロッドハンドルの製作工程はすべてブログにレポートされています。
いいなぁ、こういうの(^^)
見たら驚きますよ。
愉快というのはこういうのをいうのだなぁ、と実感する。


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初めて見る構造 ~ビリヤードのキュー~

2013年09月26日 | ビリヤード

STELLAなる一見高級そうに見えるが実は超廉価なキューがある。

1万円という新品販売価格なのに本ハギで作られている。
日本のメーカーのアダムでも、定価2万円台で本ハギのキューが販売
されているが、多分このSTELLAと同じく人件費の安い海外製だろう。

日本刀の場合、鍛え上げられた鋼であるので、刀身を切断してみないと
内部構造や造り込みは判断できない。
しかし、ビリヤードのキューの場合は、バットエンドのダンパゴムを脱着
したり、リペアでグリップ巻きを除去したりしたときに構造体の一部が
露出するので内部構造を推定することができる。

STELLAのダンパゴムを外してみて驚いた。
今までに見たことがない大きな貫通孔が開いている。
ウエイトボルト等は一切存在しない。


中心孔の内径は13.5ミリにも及ぶ。
(初めてエンド部分を開けたが、このキュー、新品なのになんでこんなに
汚れてるの?ホワイトデルリン系カスタムでは考えられないことざんす)



なぜかネジが切られているが、ここに収まるコア材は入っていない。
なんのためのネジ切りなのだろう。
しかも中が中空ということは、インレイを施した竹輪状のスリーブ
外周材の芯となる
内部材はグリップ材と一体であることが推測できる。


スリーブ内部材の中空孔の深さはどれくらか計ってみたら140.25ミリの
深さに
達していた。
完全にグリップ部分のかなりの部分までが中空構造になっているのである。
ノギスで内部材中空部分を示すと下画像のようになる。


このキューのスペックは、

バット:415g(14.63オンス)
シャフト:135g(4.76オンス)
→ 合計550g(19.4オンス)


というもので、全体重量は一般的な重さだが、バット部分が異様に軽い。
通常バットは440グラム前後だからだ。

何故軽いのかと思っていたが、まさかセンターコアならぬセンターホロー構造に
なっているとは思わなかった。
ゴムで尻を密閉しているとはいえ、内部を中空にすると空気に触れる面積が増える
ことになる。曲がりやすくはならないのだろうか。
そして謎のネジの意味は?
もしかしたら、バット総重量を調整するために、軽すぎた場合にはその中空部分に
オモリとなる材をねじ込んで重量適正化を図るのだろうか。

このSTELLAキューの内部構造を図に示すと下図の一番下の構造となる。

バットエンドキャップをホワイトデルリンに交換しようかと思ったが、
このSTELLAの構造では簡単に交換はできない。
デルリンは接着剤が効かないので、ウエイトボルトで締めつけて押さえ
込む構造になっている。
例外的にタッドはウエイトボルトを使わないため、エンドキャップ内部を
貫通するスリーブ材外周とデルリンエンドの内部にネジを切ってあり、
それでデルリンエンドを結合させる強固な造りとなっている。
タッドのこうした手法を採用しているのはペシャウアーなどの一部の
実用性を重視したビルダーのみで、大抵はウエイトボルトで締めこんで
接着のできないデルリンを固定している。
そのウエイトボルトの中心に細いネジ穴が切ってあり、細いボルトネジで
ダンパゴムを固定する方式が一般的だ。タッドのみはウエイトボルトを
使わずに重量バランスをとっているので、タッドはダンパゴムの細ネジは
木ネジを使って木部に直接ネジ固定にしている。
このSTELLAの構造でデルリンエンドキャップを装着しようとするならば、
キャップを固定できるウエイトボルトをねじ込むセンターコアを貫通中空
部分に挿入接着
して台座としないとならない。これは別パーツとするために
丸棒挿入接着だけでは
耐久性に不安を残すため、センターコア材を木ネジ
式にして埋め込み、
さらにそのコア材にウエイトボルトをねじ込むネジを
切って行かなければ
ならないことになる。
大工事である。
通常のキューのバット部分を製作するよりも手間がかかる。精度と技術も
要求される。一般的なリペアマンにこれを依頼したら、ちょっとしたキューが
購入できるほどの作業工賃となるだろう。なにしろ、エンドキャップをデルリン
に交換するだけで見積で7万円というリペア工房もあるくらいだから。
(そこは塗装をしないでもよいデルリンのエンドキャップに交換するためでも
グリップを新たに巻き
直してバットスリーブも全塗装しないとならないそうです。
別な複数の業者
さんでは、バットエンドのデルリン化はスリーブ無塗装のため
大体1万円強程度なのですが・・・。グリップまで巻き直しというのは、バットを
咥えこむ旋盤チャックにキュー保護ガイドを着けないで直接バット木材を
チャックに咥えさせるつもりなのか、それを補修するために再塗装するのかと
不安になってしまいます)

このSTELLAについてはエンドキャップとダサいダンパゴムはこのまま
使用するのがベターか。キュー本体の購入価格よりもはるかに金額を
かけてまでデルリンエンドにする必要があるのか悩むところだ。


一般的なプールキューのバットエンド構造。
デルリンは白黒の色に関係なく、デュポン社の特許となっている特殊加工を
施さない限り接着はできない。
そのため、キューエンドにデルリンが使用される場合は、呑み込みの凸材と
デルリンの凹部を隙間なくキツキツにして叩き込み、さらにスクリュー式の
ウエイトボルト(バランサー)によってきつく締め込んで固定されている。
デルリン製のバットエンドキャップはプラスティック製品のような塑形状態で
販売はされていないので、原材の丸棒から旋盤により削りだしていく。


ただし、このSTELLAは、ハギの色や全体のデザインのまとめはそこそこ良い
ので、たとえ
安キューだろうと、手をかけてあげるのもありかも知れない。
日本刀もまっとうにするには研ぎが必要で、時には錆身刀身よりも研ぎ代の
ほうが高額になるケースも多くある。
そこまで手をかけるかどうかは、ひとえに所有者の判断基準による。価値を
どこに見出すかだ。
(所ジョージさんならば、ばんばん改造したり手を加えたり、安く仕入れた物でも
完全レストアしたりするだろうね)

追記:ふと思いついたが、この中空部分のネジに合わせてデルリンをジョイント
キャップのような形に削り込んでデルリンの凸部にネジを切ってスリーブ中心孔
に締め込めばいいのでは
なかろうか。さらにデルリンエンドの中心にダンパゴム
固定用の細いネジ穴を
開けてゴムを固定すればいけそうな気がする。重量増に
関してはゴムの呑み込みを深くしてデルリン量を減らすことによって対処できる
と思う。


しかし、下図のような一般的な金属ボルトタイプで穴貫通タイプのエンドキャップ
構造にしたほうがエンドキャップの製作は簡単だ。


ボルトはデルリンエンドを固定するためだけの目的であるので、重量が
増える金属ボルトの場合、アルミが適切かと思われるが、14ミリ
もの
太さでピッチの合う皿ネジ状の軽量ボルトが果たして入手できるのか
どうか・・・。入手困難であるならば、デルリンエンドキャップをジョイント
プロテクターのように旋盤で削り出したほうが簡単だろうが、今度は
そうなると、スリーブ穴内部のメスネジに合うエンドキャップ側オスネジ
を切るためのダイスが必要になってくる。

タッド以外にも、ウエイトボルトを使用せずに木材だけでキュー全体の
重量バランスを取り、デルリンのエンドキャップの厚みでウエイト代用
している製品もある。タッドの場合はデルリンを長くすることでウエイト
代わりにさせている。


エンドキャップの厚みはまるで拳銃のブルバレルのようだ。これ程
ぶ厚いエンドキャップも珍しい。

エンドキャップはボルトオンではないので、これもネジ止めで木材に
固定されている。




私の緑ハギベニアのSTELLAは、ノーマル状態で中がガランドウという変な構造
のキューだが、撞球打球性能はクラシカルでとても面白い。

現行のスティフなTADではなく、昔のオールドTADのような打球特性を示す
である。撞いていて面白い。

ただし、トビ・ズレがバンバン出るので、ハイテクシャフトしか使えない最近の人
には全く100%使いこなせないだろうと思う。何しろ、バットまで
しなって手玉を
弾くようにキュー全体で持って行くのだから。

私個人はめちゃくちゃ面白い。なんとも懐かしい感じなのだ。かつて使っていた
オールドタッドやリチャード・ブラックがこのような感じだった。

ということはタッドやリチャード・ブラックのようにインレイハギか?
いやいや、それはない。
なぜならば、四剣の頭の高さがそれぞれまったく揃っておらず、バラバラだから
である(笑)

ところが、パッと見が数十万円くらいのカスタムキューみたいに見えてしまう。
これまでに何人もに「高そうなキューですね」と言われた。
しかも、素人ではなくかなりのキュー遣いの人たちに言われているのだ。
だが、よく見ると「・・・あれ?ああ・・・そうか」と廉価版であることに得心が行く
ようだ。

そういう意味でも、キューからしてハスラー(※)かましているところが面白い。
よくハスラーはハウスキューのようなボロい安物のキューで素人を装って
ハッスルをかまして知らぬ相手をカモるのであるが、このSTELLAは一見
高級そうだが実はハウスキュー並の金額で、だがしかし、撞くと独特の
打球特性を示してキューがとても切れる。
こういう変幻自在のキューというのは面白いように思える。
ビリヤードのキューは、コレクターズアイテムとするのでなければ、高ければ
良いということでもない。安くとも打球特性に特徴があってそれを引き出して
使いこなせばかなりの戦闘力を持つのである。
レースの世界のレーシングマシンのパーツは金額と性能が比例する傾向が
あるが、ビリヤードの道具は販売価格と打球性能は比例していないところが
実に面白いように私には思える。

キューは高ければいいというものではない。使えないと意味がない。
キューは日本刀よりも実用性が求められる。
否、日本刀も本来は実用あっての日本刀なのだが、日本史の中でも刀は
主武器でなかった(武士全般の護身武器。刀を主武器としたのは剣士のみ)
ためか、いつの時代からか見るためだけの刀なるものが作られ始めた。
戦国末期と幕末と第二次世界大戦中には実用本位の日本刀が復活したのだが、
戦後の現代刀は日本刀は武器であってはならないので見るためだけの「美術
刀剣」が製作されている。
ビリヤードのキューも日本刀と同じような現象が起きていて、使いもしない
日本や台湾や香港のコレクターがカスタムビルダーの高額キューを買い漁り
まくっている。そのため、同人作の一般的なプレーヤーキューも価格が高騰して
いるのが現状だ。
また、嘆かわしいことに現代刀作家と同じく、実用性を度外視したビリヤードキュー
をあえて作るビルダーも増えている。ジョイントピンの埋め込みをネジ式にしないで
ただ丸棒に外ネジを切っただけのピンをバットに埋めたりとかね。そんなものは
何万回という実用上の脱着に耐えられる筈もなく、現実的にそうしたビルダーの
作を使っているプレーヤーのキューの多くがリペアに出されたりしている。
実用性に配慮などしていないので、最初から壊れるような構造にしているのだ。
切れない日本刀が本来は日本刀ではないように、そういうキューは本来はキュー
ではない。キューの形をした木の木工品の棒である。

ただし、しっかりと造り込んでいる物故作者のキューに高値をつけて買い取りまくって
いるコレクターたちがいることは事実だ。
こうしたコレクターたちの目的は「投資」である。
つまり、日本刀のような書画骨董の美術品と同じ感覚で金銭換算利殖目的で
ビリヤードの高級キューを買い漁るのである。
日本刀の世界にも、値段が高ければ良い物だと大きな勘違いをしている輩が
多いが、ビリヤードのキューの場合にもそうした仕掛け人の意識の操作というものに
気付かない人が多い。
今や、バラブシュカやガス・ザンボッティのファンシーキューは1,000万円~
3,000万円の値がついている。
絵画なら解るが、道具であるビリヤードのキューでそういうのは、私はどうかと思う。
それは確かにプレスリーが使っていた、ジョンウェインが使っていたというような
来歴のあるキューならばプレミアもつくだろうが、いくら入魂のファンシーなキューで
あるとはいえ、キュー1本に3,000万円というのは法外だと思う。
ゴルフクラブの場合はどうなのだろう。
パーマーが絶賛して愛用していたメーカーのクラブがセットで3,000万円という
ことはあるのだろうか。よくわからないが。
絵画や彫刻ならばそれもわかる。1枚の絵が数十億で落札というのもわかる。
楽器でもストラディバリが数千万円というのはわかる。理由がわかる。
しかし、美術的にも性能的にも歴史的にもバラブシュカやザンボッティを超える
作は世に沢山ある。キューは絵画やバイオリンのような位相ではない。
やはり、「美術品」として市場を形成しようとしているのは、インサイダーのような
もので、投資家の換金目的が底辺に見え隠れする。
まるで、株価操作のために傭兵を使ってアフリカの小国ザンガーロでクーデーターを
起こす計画だったフォーサイスの小説『戦争の犬たち』に出てくる資本家の目論見
のようなものだ。賢者は、そうした策動に乗せられない「見切り」が必要だろう。
ヴォジョレーヌーヴォーなどもそうした類だけどね。毎年秋になるとバブル世代の
おバカな丸ノ内OLくずれたちや石田純一みたいな連中が騒ぎ出すが、馬鹿馬鹿
しいにも程がある。デ・ビアスに騙されてダイヤを喜んで買うはずだ。血に塗られた
ダイヤとも知らずに。


※・・・「ハスラー」とはビリヤードプレーヤーのことではなく、素人を装って対戦
相手をだましてカモる詐欺師やゴト師のことをいうので注意。
日本語で普及
しているハスラーは撞球プレーヤーのことのように思われているが
これは大きな誤解である。

さらに、ポケットビリヤードでハッスル(騙すこと)するハスラーのことを英語では
「プールシャーク」という。プールシャークはハスラーであるが、ハスラーが全員
プールシャークということではない。


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国内販売 ビリヤードキュー製作用旋盤

2013年09月25日 | ビリヤード





日本国内で販売されている旋盤で、標準仕様でビリヤードのキュー
製作用に作られた旋盤は存在しない。
輸入旋盤を改造してキューレースとしてプロデュースしている
機械屋さんが一社だけある。
それが「秘密基地」さんだ。
このようなバットを通せる旋盤が27万円代で入手できるのは
国内のキュービルダーにとってかなり強みだ。
ポーパーの旋盤も2,700ドルくらいだが、輸入すると梱包代と
送料でかなりのことになるからね~。

この旋盤は国内のキューリペア・ビルダーさんとのコラボレーション
によってこのように改造されてキューレースとして使えるように
なったようです。
ネットでリサーチすると、この秘密基地さんの旋盤を使っている
リペアマンというのは何人かいるようですね。
ただ、旋盤の使い方知らないと話にならない。
日本の男性は中学校の義務教育課程において「技術」という
科目があって、必ず旋盤の使用方法を習う筈だけど、使い方とか
なんて専門的な学校や職業に就いてなければ忘れちゃうよな。
それでなとも最近物忘れが激しいのに(笑

タップ交換はあるていど技術があって1個交換するのに15分も
あれば仕上げまでできるのだけど、先角そのものやバットエンド
などの加工は旋盤がないと絶対にできない。
こればかりは手作業でこなしてプロゴルファー猿のような道具で、
という訳にはいかないのよね(^^;


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ネコかわゆす

2013年09月25日 | ポチたま


安心しきってくつろぐ猫(生後数ヶ月)。

野外で保護した時には栄養失調と体力消耗で死ぬ寸前だった。
あの夜、保護せずに放置していたら死んでいただろう。
それでもセミやバッタを捕食して野外でたくましく生きてきたのだろうが、
健闘むなしくいよいよ命運尽きそうな夜に我が家に保護された。
すぐに獣医師に診せて必要な救命措置をとった。
どうにか命はつながった。
あれからひと月が過ぎ、すっかり
元気になって体重も増えて、お腹にも
肉がついてきた。寝ている姿はまるで
ナスビである。


家の人間を信頼しきっているので、里親さんには出さないで、
このままうちに住んでもらうことに決定した。
何年生きるか分からないが、健康ならば向う15~20年位は
我々とよろしくね。

先住者の猫(11才)ともだんだん折り合いは良くなってきている。
犬(1才)とはすでに仲良しだ。
人間3名(合計年齢120才超)とも折り合いが良い。
PCの前にいたり読書していたりするとフニャ~と寄って来て膝の上
で丸くなる。
冬はいいのだろうけど、今の時期は暑いね~。


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見逃し ~刀装具~

2013年09月25日 | 日本刀



あいやぁ~。
これは欲しかった。
刀剣小町さんで売りに出ていた目貫。
かつての主家とうちの家紋が抱き合わせになった意匠だ。
主家の脇を固めるのはよしとして、主家の家紋にうちが脇を固められる
などというのは恐れ多いことだが、現在はその御宅から給料もらっている
訳でも命を掛ける御奉公してる訳でもないから、意匠が良ければいいや(笑

う~ん。見逃した。

日本刀の金具類というのは同じ意匠の物はまず出てこないからねぇ・・・。
鍔はときどき同作者の同じデザインの物があるけど(伊藤や記内など)、
目貫や縁頭は同じ物はほとんどない。
見つけてビビッと来たら、予算が合えば即買いが正解だ。

もっとも、日本刀本体もそうなんだけどね(^^)
刀は出会いだから。


珍しく別々な店で別々な時代(時間軸)で買い揃えることができた
同作者の同じデザインの鍔三点(すべて私の所有)。
無銘水戸安次作 冠透鍔、幕末。
紐の部分が糸透かしになっている。
一番上の鍔は二代目康宏の拵にかつて着けていた。
三点が揃うまでに15年の歳月を要した。
(現在は刀剣同様保存モード)




武州伊藤派正國の大小鉄鍔(二点とも私所有)。
こちらも揃うまでに10余年を要した。
糸透かし金布目象嵌、枡に蛞蝓の図。




こちらは刀心さんで販売されていた日本刀の拵に着けられて
いた伊藤派正國の鍔。私の二点とまったく同意匠だ。
銘 正國作。


この伊藤派正國の同意匠の鍔は図録にも載っていた。
 




鍔はこのように同作者の同デザインの物と出会うことがたまに
あるが、目貫縁頭というのは同意匠自体があまりない
ので、鍔
よりも似たものに出会う機会も薄いといえるの
ではなかろうか。
日本刀もそうだが、刀装具というのは「一目会ったその日から」
(「パンチでデート」・・・古っ!)というものだろう。


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居合の稽古 ~尾道~

2013年09月24日 | スポーツ・武道など



火曜の夜は尾道東高校で居合の稽古。

先週の日曜の昇段審査は1名以外全員合格した。
五段が1名、初段が3名増えた。
これで稽古に出ている人は全員が有段者となった。

本日の稽古は、全日本居合道大会に向けて七段の選手用に
試合形式の稽古をした。
試合といえば10月6日には西日本で一番伝統的な高知大会が
ある。すごくレベルの高い大会なので、行くこと自体が楽しみだ。




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シャフト材

2013年09月24日 | ビリヤード



最近使っているシャフト3種。
一番下のシャフトの色が濃いのは汚れているためではない。古い材で赤木だからだ。
右側ジョイント付近のニスが残っている部分を比較すれば、ナチュラルに上の2本との
違いがよく判るだろう。
この赤木シャフトがことのほか良い。
虎目が出ているのも見た目には好ましいと思うが、性能と木目模様はあまり関連性が
ないようだ。

何が良いというのは、数値ではなかなか表すことができない。
しかし、撞いてみれば歴然で、反発力やしなり具合、腰の良さ等が最近の白木の
シャフトよりもずっと良好なのである。テーパーは末広がりのAテーパーではなく、
クラシックなプロテーパーにしてある。

もうこのような材が一般的に出回ることはない。25年前頃までは、ハウスキューレベル
でも良材が使用されていたが、今は良質の木材そのものが貴重品になってしまった。
現在は真っ白に漂白したような柔らかいメイプル材しかなく、仕方がないので薬品で
固めたり、ハイテク構造にして個体差をカバーし能力特性を保持しようとしている。
数が激減というのは、
まるでマツタケのようなものだ。
昔(私が子どもの頃)は、国産マツタケはごく普通に出回っているキノコでしか
なかった。マツタケご飯などはよく一般家庭でも日常的に食べられていた。
今はマツタケが高級にになり、イワシが高級魚になってしまった。
ビリヤードのキューのシャフト材も、現在は新品良材がほとんど入手不能となっている。


カスタムキューのシャフトは、もちろん古い赤木の材が好んで使われる。
シャフトというものは
ぼう大な数の原材の中から時間をかけて削って作られる。丸棒
状態から
シャフト形状にするまでに最低10年はかける。木は「動く」からである。
明らかにハイテクシャフトよりも高級品であるのがカスタムソリッドシャフトなのだが、
そのことの認知度は低い。

伝統的なソリッドシャフトをノーマルシャフトと呼ぶならば、ハイテクシャフトはさしずめ
アブノーマルシャフトか。

それは言い過ぎとしても、ハイテクシャフトが整形顔面サイボーグのようなシャフトで
あることは間違いない。

整形美人を果たして美人と呼んでよいのかどうかは賛否両論あるだろうが、ハイテク
シャフトにも変化が現れてきている。それは、かつて10年ほど前に登場したハイテク
シャフトは「良材確保の困難性」を乗り越える物として開発が進められたが、2008年
頃から日本のメーカー中心で「能力特性」に個性を与えることによって各種製品ライン
ナップとしていくことが開始されたからだ。
ただ、どういう訳かハイテクシャフトには「寿命」があって、それが極端に短い。
ノーマルソリッドは30年物でも損耗が激しくなければ普通に使用できるのだが、
ハイテクは8年ほどで「腰が抜ける」ような状態になると言われている。
なぜだろう。接着剤でバラ材の貼り合わせや中空構造というものが寿命に影響して
いるのかもしれない。
整形顔は残念ながら時間と共に極端に崩れていく。いわゆる「顔面崩壊」というものだ。
最先端のハイテクシャフトも、整形顔と同じであるのかも知れない。
「使い捨てのシャフト」・・・・。
なんだか寂しい。


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平成25年新作名刀展-現代の刀工と刀職-

2013年09月24日 | 日本刀



平成25年新作名刀展-現代の刀工と刀職-
第56回埼玉県名刀展-武士のよそおい-

公益財団法人美術刀剣保存協会、埼玉県刀剣保存協議会との共催による、
現代刀剣作家の作品、埼玉県内に伝わる名刀などを展示します。

会 期:9月21日(土)~10月6日(日)

会 場:博物館 特別展示室

費 用:入館料(一般200円 高校・大学生100円 中学生以下無料)

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埼玉県の川越市立博物館で開催中です。
首都圏にお住いの方はぜひどうぞ。

川越博物館の佇まいは岡山県長船刀剣博物館に似ているね(^^)
武州川越は観光にもおすすめの美しい城下町です。




東京都内が一番実は「江戸」を感じられるが、明治の大時代を感じられるのも
東京である。
だが、東京以外の東京近郊で江戸を感じられるのは川越市だ。
機会があれば訪れてみてください。なかなかよい趣の町です。
東武東上線で池袋から30分。池袋からは30kmの距離です。


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