渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

ウルフ

2016年08月01日 | 職人技



大好きだった男がまた一人若くして現世からいなくなった。
われ、瞑目す。


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工業用石鹸

2016年07月30日 | 職人技



工業用石鹸である。
先ほど、ある作業を終えたのでこの石鹸で手を洗った。

昔、レースなどでサーキットに行く際には、ピットでの
作業後には水無しで使えるクリーム状の特殊洗浄剤を使用
していたが、ごく一般的な工業用の強烈な油落としの石鹸
は大昔からこれが使われている。
刀工小林康宏の日本刀鍛錬所でもこの工業用石鹸を使用して
いる。




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Singing "Desperado" at 3AM

2016年06月23日 | 職人技

Singing "Desperado" at 3AM


以前から気になっていたこのデスペラードがハンパなく上手いおっさんは
実はビール作りの名人だった。
おもしろそうなおっさんなので、チャンネル登録したよ。 → CraigTube

それよりも娘さんが美人!(笑)
Little Record Players


綺麗な英語を話すね~。うちの子と同じ歳くらいだろうか。
Brooke Responds To Comments - Canadian Stereotypes


つーことは、このおっさんはおいらとおない歳くらいということか?(笑
夏至も過ぎておいらも歳がゴローになった。

(ゴロー。ウルトラQから)


だが、カネゴンではない。


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New Balance 110周年 X 李宗盛 “每一步都算数”

2016年06月22日 | 職人技

New Balance 110周年 X 李宗盛 “每一步都算数”


台湾ではかなり有名な人らしい。
日本でいうと、一時期の南こうせつさんのような人でしょうか。
プロもビデオには2分11秒から左久作さんが登場します。







這個刀匠始終不知道

我制琴師之外

其他的身彬

這譲我感到安活自在

(簡体字は私が高崎線の電車の中で日本語漢字に直しました。
間違っていたらごめんちゃい)





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職人の道具

2016年06月12日 | 職人技

職人は腕だけでなく、道具もそれなりの物を揃えている。

鏨(たがね)だけでこの数!すげっ!


これはかざり職人さんのサイトから。
→ こちら


ところで、昔刃物屋で入手したこの小型トンカチ、7000円くらい
したのだが、
ほとんど柄の煤竹代のような気もする(^^;

唐紙鎚かしらね。よくわからない。

ところで、頂き物の煤竹で、うを新個人用の目釘押しを
削ってみた。先日作った康宏ユーザー用のではなく、
これはうを新用。無銘(笑)。


寸法出しは結構、というかかなり考えた。






裏の節の出っ張りを左手の人差し指と中指の間に挟んで、
そして下端突起部を目釘に当てるように構えると、左手
小指がビタリと支える部分に決まる。また、親指は皮側の
節の上側にピタリと決まる。
自分でもかなり使い勝手がよい物が出来たと思っている。
というか、これはただの削り物ではなく「道具」といえる。
「道具」を作るのは結構難しい。このように削るだけの簡単
な物にも、「使い勝手」の思考が幾重にも巡らされている。
どうかなぁ・・・と思いながら作ったが、一発で寸法・位置関係
はビタリと決まった。まぐれ、おそるべし(笑



普段何かと世話になってるので、素人の手慰みだが作ってみた。
使ってくれるとありがたい。
本当は木賊(とくさ)で磨いて、さらにイボタか何かで磨きあげて
ツンツルテンにして黒光りさせるとよいのだろうけどね。
とりあえず、これで送る。


てか、これも「もったないからしまっておく」とか言ったら、ぶ、ぶ、
ぶっとばすぞぉ~(ノリダー風)。
というか、おいらが研いだ刃物や作ったげた道具をうを新は一向に
使いやがらねえ。「もったいない」とかなんとか言って。
こうなりゃ勝負だ。意地でも「あ・・・これ使ってみよう」と手を伸ばす
ようなもんを作ってやろうじゃないか。勝負、勝負。

ところで、紆余曲折あったが、うを新用プロトタイプのヒラマチの柄も
この仕様で行くことになった。(これは私のヒラマチのプロトタイプ)


あともう一人、陸自隊員用のプロトタイプも同仕様の柄だ。
この二名の使用トライアル報告が到着次第、最終結論を出して、
発売用ヒラマチの標準仕様を決定する。
他の人からは各自プロトタイプのトライアル使用状況報告をもらって
いる。
物の開発は脳内での決めつけや思い込みでは絶対に物作りは
できず、厳正で冷徹な運用試験期間が必要だ。そこですべての
駄目出しを出し切って製品は完成し、完成して初めて製品が「商品」
になる。
私はこの日本刀目釘削り専用刃物ヒラマチについては「商品」を
作ろうとしている。

でなければ、何も日本一ともいえる最後の江戸誂え刃物鍛冶の
左久作になど製作を依頼しない。
自分が使うのだけだったら、あたしゃ自分で打つよ(^^;
でもそうじゃないんだ。私は「左久作製」が欲しかったのだ。
理由は簡単。
左久作が打つ刃物は、切れ味と使い勝手が異次元だから。
古の宮大工さん、家大工さん、建築職人の大工さんたち嘘つかない。
比類なき切れ味だからこそ、彼らは左久作製の刃物を選んだ。
私は日本刀の竹目釘をたかが刀とめのピンなどと考えることは
できない。私は、ね。
生死を決するほどに重要な部品である目釘には最新の注意を払い
たいと考えている。常に点検し、使用による不具合が発見されたら
すぐに新品に竹目釘を交換する。
そのためには目釘を削ってストックしておく。
私はそのための道具として、頭抜けた切れ味を持つ左久作製を
選んだ。

また、実用的な部分でなくとも、趣味で目釘をのんびりと上手に削って
こしらえるのも楽しいかも知れない。
私は結構な速度で製作するが、じっくりと竹と向かい合って目釘を
作るのもまた一興かとも思う。

(脚注)
うを新てのはこれね。


自己紹介の時に初対面の人に職業訊かれて「刀屋です」と言うと、
大抵の人は「は?」と言うのだそうだ。
そして、うを新の解析によると、世間一般の人の脳裏にはどうやら
「刀屋」という職業の概念が無いらしく、それゆえほとんどが「魚屋・・・
さん?」と訊き直すのだそうだ。
それが毎回毎度そうなので、もう説明するのもめんどっちくなって、
「そう、魚屋です」と答えることにしているらしい。見た目も魚屋に
見えるところも一役買っているのではとのことだ。
「だったら『屋号はうを新です』とか適当に言っとけば?」とおいらが
言うと、その「うを新」が気に入ったらしく、以降、彼は「うを新」と自称
している。
ある時、私が仕事がハネて、埼玉県に住む会社の先輩の車で「刀剣
しのぎ桶川店」まで乗せて行ってもらうことになった。
私が「あそこの旧中山道ぞいにある刀屋」と言ったら、先輩は「ああ、
知ってる、知ってる」と言ったので、任せて私は助手席に乗っていた。
すると「ついたよ」と言われた場所は、しのぎの近所にある昔風の
本物の魚屋だった。先輩、それ違うから(^^;
どうやら、うを新が言ってる仮説は当っているようだ。


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Vシネマ『ウオーターボーイズ~水商売の青春~』①~③

2016年06月10日 | 職人技

Vシネマ『ウオーターボーイズ~水商売の青春~』①~③


何度観ても笑える。
バブルの頃のノリだ、これ(笑
ホストクラブでなくとも、こういう店多かったぁ~(^^;


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X JAPAN Toshl ものまねショーにそっくりさんとして本人が出ても気付かれない?

2016年05月19日 | 職人技

X JAPAN Toshl ものまねショーにそっくりさんとして本人が出ても気付かれない?


んな馬鹿な(笑


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【空耳MAD】バーレーンの実況が日本語にしか聞こえない件

2016年04月13日 | 職人技

【空耳MAD】バーレーンの実況が日本語にしか聞こえない件


有名な動画だが、歴史的名作だと思う(笑)。


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ククサを作る

2016年03月13日 | 職人技




ククサを作る



お!
これはいいな。
セルマーのギターの音も良い。フランスのジプシーJAZZの風。
ジャンゴラインハルト風味だね。
ロックなどは聴いていると「よし!行くぜ!」という気になるけど、
JAZZの悪いところは、JAZZを聴いてると何もしたくなくなるんだよ。
ず~っとJAZZを聴いていたくなる。何にもしないで。
これはフライフィッシングと同じで悪魔の調べだな(笑


白樺ではなく杉で作るククサだが、北欧ではククサを贈られた
人は幸せになるという言い伝えがあるらしい。
ククサを作る時の秘密兵器はえぐり用のスプーンナイフ(フックナイフ)
だな。これがないとまず作れない。
木工旋盤なんかで作っちゃだめだよ。それ違うから(^^;
ハンドルの穴もナイフでグリグリやって穴グリで開けるんだよ~。


こちらも。白樺コブ材からではなく丸太から作っている。
裏山ブッシュクラフト-#20- 木のカップ「ククサ」 (Wooden cup "Kuksa")


こういうのやるのが本当のクラフトなんだよね。
外でラーメン食ってそれでブッシュクラフトって・・・。ねえだろ、それは(^^;
だからおいらはブッシュクラフトとは言わずに、自分でやるそういうのは
「山めし」とか「外めし」とか言ってる。

こちらもいいよ~。本物のブッシュクラフターぽい。

Fazendo uma Kuksa



こちらのおっちゃんは、動画チャンネルで「プロじゃないよ。好きで
やってる
んだよ」と自己紹介していますが、ククサを作るときにフック
ナイフを使っていないので
かなり苦戦している。というか、ぶきっちょ?(^^;
刃物の先に手を置いたら絶対に駄目だってば。危ないよ。
基本的にクラフトカービングナイフ=彫刻刀の使い方を知らないみたい。

Bushcraft - Carving a Kuksa for the first time - Pt 1 - Eat Carbs


このようにスプーンナイフ=フックナイフがないとスープや飲み物を
入れる凹形のカップボール部の綺麗な削りは無理っす。
Carving a Kuksa
- Part 2/4 Carving a Kuksa bowl using Nic Westermann twca cam knife


時間がなくて作れないけどククサがほしい!という方にはこういうお店もあります。
北欧白樺のコブから作るのが本式。
こちら → ワイルドローズ国立


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至福

2015年10月14日 | 職人技


至福なり。
残された貴重な時間を飲んでいるみたいだ。

あ。やっぱ来た(笑

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本当にうまい! J.T.S.ブラウン 6年

2015年10月14日 | 職人技



本当にうまい!
ナッツというかチョコみたいな香りもする。
香り最高だよ。もう売っていない終売物の頂き物なので大切に
飲んでいる。
普通ならばスコーンと一晩で一本空いてしまうが、一度に飲むのは
二杯までくらいにしている。

香りがいいから、また来たよ。くれくれ君が。
飲んだら死んじゃうってば。
ボトルのキャップ開けたらすぐに飛んでくるもんなぁ。
よほどウマそうな香りがするのだろう。


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呑む J.T.S.ブラウン

2015年10月05日 | 職人技


姫路から帰還したので飲む。

おまえにはやらん(笑

香りが良いからか、目の色が違う。
グラス覗き込んで舐めようとした。
駄目だよ。

うちにもバーカウンターあるけどな(笑


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J.T.S.ブラウン 6年物

2015年10月04日 | 職人技



東京出張から帰って来たら(正確には約1週間の外出)、康宏作の
ユーザーさんからJ.T.S.ブラウンが2本届いていた。
驚くと同時に深謝。
早速いただく。

うまい・・・。
6年物を飲むのは実は数年ぶりだが、こんなにのど越しが爽快だったっけ?
ここのところ10年物ばかりで、豊潤さに慣れてしまっていたのか・・・。
新鮮な封空け直後のJ.T.S.の6年がこれほどスッキリだったとは。
もうすこし、爽やかな中にもガツンとした面があったようにも思えたが・・・。
と思って、ロックではなくストレートでいってみると、やはり昔馴染んだ
6年の記憶が蘇る。これだ。ほんわりとした甘さの中にも若々しい主張が
ある。
バニラにチョコに梨の香りまで溶けている。やはり6年もうまい。
10年はこれに良い樽のナッツの深い芳香と色が加わる。
とにかく、香りと味が格別だ。ニューマンが映画『ハスラー』の中で
「キング・オブ・バーボン」と言ったのは伊達じゃない。

同じ樽であと4年熟成させるだけであの10年の深い豊潤さが出るのかしらね?
なんだか酒というのは不思議だ。

明日は午前中に姫路にトラブルを処理しに行く(交渉説得案件)ので、飲み
過ぎないようにしようと思う。
ここ一週間毎日飲んでるからね。しかも、ぐでんぐでんになるほどに(笑
東京在住時代は毎晩それだったが、広島に赴任してからは移動が車
なのでほぼ飲まない。年に数えるほどしか飲まなくなった。
元々家で飲む習慣はなかった。
家で飲んでも面白くないも~ん(^^;
「店」で飲むのが好きだ。

だが、このJ.T.S.だけは別だ。
店にはもう置いてないから。
本当はバーでゆっくりゆったり飲みたいのだが、それは叶わない時代になって
しまった。
永遠の時を刻むことができなくなったことを噛みしめながら、私はJ.T.S.と
触れ合う残り少ない時間を楽しむことにする。


康宏刀ユーザーのお心遣いを噛みしめながら、酒に酔うのではなく、味に酔う。
1855年からのJ.T.S.の蒸留所の職人の連綿とした魂に酔う。
もう消えてなくなってしまった彼ら職人のその技に酔う。
サントリーの響12年が9月で製造中止終売となったが、俺にとっては
J.T.S.がこの世から無くなることのほうが寂しい。とてつもなく寂しい。
日本で一番J.T.S.を飲んだのは俺ではと思える程にJ.T.S.ブラウンを愛していた。
溜めてたら空ボトルでベッドが作れるぞ。


いいよ、酒って。

聖書にも酒は出てくる。
「あんたみたいに酒飲んでタバコ吸って、そんなバブティストはいない」とオースト
ラリア人教師に言われたことがある。
よしとくれ。
神は酒は造らず人を造ったが、人は神が「造った作品」(但し失敗作)であるならば、
酒は人が「造った作品」だ。
ヴェルモットなんて考え出した奴は天才ではなかろうかと思っている。
それらと
触れ合うことが背徳というのならば、私は喜んで背徳者の誹りを受けよう。
真に酒を愛することは人妻を愛するよりも難しい。
酒を飲むということは、酒そのものと触れ合うことによって、それを造り出した人間
と触れ合うということだ。
刀に似ている。




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酒と光

2015年09月30日 | 職人技

酒のことは詳しくはない。
世間には酒博士みたいな方々が大勢いて、蘊蓄も含蓄もあり
造詣も深いので、専門的な酒レポートはそちらに譲る。

最近ウイスキーにはまっているという地元の友人のお母様と
先日話をしていたら、「(息子は)結構グラスにも凝っている」と
おっしゃっていた。

ウイスキーだけに限らず、食器やカトラリーの器具によって
飲食が豊かになったり貧相になったりすることがある。
「腹に入れば何でも同じ」というのは食文化として文化を形成
できない。
包丁にしてもそうだ。切れ味一つで明らかに(本当に明らかに)
食材の味は大きく変貌する。

ウイスキーを飲む楽しみの一つにグラスがあると思う。
考えてみたら、様々な酒の種類、飲み方に適したグラスを
先人たちは考案してきた。
これも、「少しでも味を引き立てるため」の人類の努力と思える。
ウイスキーグラスの場合、クリスタルグラスなどで技巧が施された
カットは光を乱反射させてえもいえぬ幻想感を醸し出す。

よく解らないので、家内に「クリスタルグラスで酒の味変わるの
かなぁ」と言ったら、
掌をクルリンとひるがえして「変わらないと
思いますよぉ」と言う。

そうだろうか・・・。
というか、妻は酒を一滴も飲まない人だった。訊いてすまん(笑)。
てか、俺のバカラのグラス、もう割らないでね。陶芸家作品の
御飯茶碗も割っちまうしよ~。どうも大陸的なんだよなぁ。
御飯も「できました!どうぞ~」なんて、ランチョンマットが裏返し
だったりとかさぁ。まあ、料理は上手いし、別に怒らないけどさ(笑)。
学食の食器とはちびっとだけ違う扱いしてくれたら助かる。


味は感受だ。
だが、それ以上に、ステアの仕方ひとつでウイスキーなどは
味が大きく変わる。カクテルもシェイクよりもステアのほうが実は
難しいのではないだろうかと私は思ったりしている。素人だから
よく分らないが、ステアの仕方で味が変わることは理解できる。
また、オンザロックなどの場合、氷の質、形状でウイスキーの
味が変わってくることも知っている。
湯呑でビールを飲んでも美味しくないように、材質はともかく、
グラスの形状などでウイスキーの味はかなり変わるのではなか
ろうか。

バカラ(baccarat)マッセナ。派手すぎず地味すぎず、上品な
光の屈折をもたらすカットが珠玉のクリスタルグラスの世界を
運んでくる。内面底部のRはもはや芸術だ。

こちらは皇室御用達のロックグラス。カットが三種の神器の一つ、
天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ/草薙剣=くさなぎのつるぎ、
別名ツムガリノタチ)に似ている。やはり内面底部は滞留しないように
綺麗なRになっている。
ワイングラスなども底部が丸いのには意味があることだろう。
カガミクリスタル製。



このような場所で使われるらしい。すごいね。ここは鹿鳴館か?みたいな(笑)。
(迎賓館)


家で飲むウイスキーもウイスキーではあるのだが・・・。


やはり、ウイスキーはバーで飲みたい。そのバー自慢のクリスタル

グラスで。ストレートはストレートピッチ、ロックはロックグラス、トゥワイス
アップはセクシーな形の専用グラスで。
テイスティングにはテイスティング用のグラスで。ただし、これはバー
ではなく明るいところで、タバコの煙もない場所で酒の色も見ながら
読み込む。



バーは光と影がいいんだよね。家庭でいくらバーの雰囲気を出しても、
それはやっぱり「ナンチャッテ」でしかない。バーのカウンターでグラス
で飲むと、味以上の物が同席する。光の粒がグラスに溶け込んで来る
それだ。それがいい。



この琥珀色の透明感がもたらすゆったりと流れる時間は、大人の楽しみだよな。


日本酒だって器で視覚的に存分に楽しめるよ。
これは不東庵細川護煕元首相が焼いたぐい呑だ。





内側の底に葉っぱみたいな白い模様が焼かれているのね。
実際に使うまでは、いくら陶芸作品として鑑賞していても解らな
かったのよ。
なんだろうと思っていたら、このぐい呑に酒を注いだら、その
白い焼き部分がゆらりふわっと浮かびあがるように見えるのね。
これにはやられた。さすが肥後拵を作った細川三斎の血筋の
センスと恐れ入った。実用の中に美を見事に同化させている。
外国人が見たら「オウ!ミラクル!マジック?」とか言いそうだが、
そういうものではない。幽玄な美、静と動が一つに溶け合うワビ
サビの世界を酒器にさえ表現している。これには参りましたよ。
このぐい呑は私の宝物です。
細川さん、字があまり上手くないけど、これはこれで外連味が
なくて細川さんらしくて良い字だと思う。(本人から購入)


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続報 J.T.S.BROWN

2015年09月28日 | 職人技



ショ~~~ック!!

英米生活が長い英語ペラペ~ラの剣友が昨夜教えてくれた。

どうやらJ.T.S.BROWNは米国本土のケンタッキーにある製造元
でも製造が中止になったようだ。
どこを探しても、地球上ではもうこのJ.T.S.BROWNの10年物
は正規ルートでは販売していない。古酒としてオークションで入手
するしかなくなってしまった。

J.T.S.BROWNの100と80という妙なネックラベルが貼られた物が
メーカーにあるが、在庫限りのようだ。それらは多分6年物のボトル
ネックの
ラベルを換えただけの物だろう。

こちらが健在だった頃の6年。(国内販売物)


↓現在米国に在庫限りのJ.T.S.BROWN 100。インポートは困難だ。


米国は酒類の通販が厳しく、個人輸入は非常に困難であるとのことだ。
もう、J.T.S.BROWNの10年物は消滅した。今あるのは6年。しかも
買えない。J.T.S.そのものが無くなってしまった。1855年から続いた
酒が消えた。ただの酒じゃない。だって、J.T.S.だぜ。

俺にとって、こんなショックなことはない。
映画『ハスラー』でポール・ニューマンが愛飲していたJ.T.S.。
25年後の『ハスラー 2(邦題)』でもニューマンが愛飲したJ.T.S.。
もう飲めない。
こんな馬鹿なことが・・・。

珠玉のバーボン、J.T.S.ブラウンはもう飲めなくなった。消滅したからだ。


だが、三原市内のバーで逆さボトルにして置いてあるところを
私は知っている。6年物だが。
あれ、俺が全部飲む!
そして、6年物のボトルをマスターに譲ってもらう!
決めた。

これは、ここ何十年かで、かなり来たショックだぜ。
2ストバイクが消滅したときもショックだったが、2ストマシンはまだ
古くても探せばある。
だが、供給が完全に消滅した銘酒というのは、復活のしようが無い。
俺が大富豪ならば、製造元を買い取って継続製造したいくらいだ。
ただ美味いとか美味くないとかだったら代用ができる。
しかし、TADキューがTADしか作れないように、J.T.S.はヘブンヒル
が作るからJ.T.S.なんだし、J.T.S.BROWN以外が作ってもそれは
J.T.S.ではない。
すんげぇ~、ショック。
もう酒飲むのやめたくなるくらい・・・。


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