渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

高速道路サービスエリアの捨て猫

2019年04月03日 | open



山中のSAである。
誰かが捨てて行ったのだろう。

飼い主を探すような仕草をずっと
している。


心が痛くなる。


猫語は解らないが、明らかに
飼い主を探す時の声を発して
いる。
うちの2匹の猫が性格は異なれ
ど、同じような声を同じよう
な時に発する。

人馴れもしている猫だ。
保護しようとしたが、ミャー
ミャーいいながら向こうに
行ってしまった。
これまで、10数匹を保護でき
たが、それは仔猫だったから
だ。ほい、と捕まえられた。
この子は捕まえられなかった。
2才は過ぎている。毛並みも
綺麗だ。
きっと飼われていたのだろう。
ここに取り残されて行ったと
したら、そういうことをした
人間は心が痛まないのか。
痛まないのだろうなあ。家族
旅行に行くからと犬や猫を保
健所に連れて行って殺処分に
させようとするような連中が
かなりいるのが日本なのだから。

保護には失敗したが、せめて、
この子がここで
車に轢かれないことを祈る。
(四国にて)

P.S.
岡山県内の高速SAで保護して
きた猫は、しばらくうちにい
ましたが、東京の私の同級生の
女友だちが里親となって引き
取ってくれました。
あれから13年経ちますが、その
子は今でも元気で都心の高層
マンションで幸せに家族と暮ら
しています。

動物と暮らすならば、死ぬまで
面倒をみましょう。
人間との付き合いと同じように
してあげてください。
生き物は中古車ではありません。
飽きたからポイで次とか、もう
いらないからポイなんてことを
する対象ではありません。生き
ているんです。
貴方が人里遥か離れた山中に
「もうイラネ」と悪意の遺棄
されたらどうですか?
同じことですよ。