渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

不殺

2020年08月31日 | open


いえ、決して漫堰堤斎先生を茶化して
いるのではありません。

あれ?
俺、釣られた?

ナイフ讃歌

2020年08月31日 | open
 
 
古伝馬術(甲冑武者姿で乗馬演武なさって
います)もこなす私の日記の読者さんが
新規購入したブローニング 。
いいすね~。どんどんナイフ好きな方が
増えて、適切に刃物に接して楽しんで
もらいたいっす。

このモデルはですね、かなり良いです。
唯一のネックは親指がサムスタッドピン
の下に入りにくいので、サムフリックオー
プンがやりにくいこと。
ネックはそれだけ。
他のモデルと比較すると明らかにやり
にくい。これは物理的な事であり、私的
な私の
感想関係なく物理特性は動かせ
ない。
ではどうするか。
そこに工夫と試行錯誤がやってくる。
嗚呼、ナイフって人間的。
 
 
 

野外ナイフ一気テスト

2020年08月31日 | open
 


今回、野営地に私が持参した
刃物の総数
数えてみたら
27丁だった。18丁テスト
した。
1回の野行きで1丁しか持って
いかないと
したら1回しか試
せない。
今回は、様々に使ってみて、
絞り込みが
できた。
 
ただ、感じた。
ナイフバトニング薪割りをしな
いのである
ならば、ブローニン
グM4000チーターと
それのフル
コピーのハットリが1丁あれば
かなり使い易いだろうことだ。
ブローニングのOEMを請け負っ
ていた関
の服部刃物は現在は
ブローニングOEMは
無いが、
オリジナルラインナップがある。
レギュラーラインのモデル3718だ。


私もブローニング・チーター
とハットリ
3718を持っている
が、とてつもなく使い
易い。
ただ、チーターとハットリで
バトニング
薪割りもしたが、
ハンドルが細すぎて全く
向い
てい
ない。割るためでは
なく切るため
のナイフ、ナ
イフとしてのナイフだ。
ナイフ単体としては珠玉の使
い勝手の良さ
だ。
今回はマルティーニのプーコ
がその役目
を果たした。
 
私の山でフィールドテストの
時。
(2015年)


フェザーを作ってメタルファ
イアで着火。
ブッシュクラフトは1960年代
からやって
いるが、呼称が
ブッシュクラフトという
名称
が無かっただけだ。
私はブッシュクラフトという
固有名詞は
2013年から使い
始めた。
このフェザー作り画像は2015年。
ナイフ
ハットリ3718だ。
ハマグリ刃。


自己所有の森なので直火だ。
私が作るカマドはこんな感じ。
高すぎても低すぎても、また
狭すぎても
広すぎてもいけな
い。
他の人のカマドと違うのは、
鍛冶炉を
かなり参考にして
いるのでリフレクター
効果が
出るようなカマドに石積み
する事
だ。このカマド方式は
子ども時分のキャン
プでの父
のカマド積み
を参考に、後
年私
独自の工夫を加味し
たものだ。
地面の下にも石を敷いて炭で
打ち固めて
乾燥させたならば、
これを炉として鍛造
刃物も
作れ
る。その場合は岩手産
の松炭
が無いと上手く行か
ないが。
鍛造刃物は炭で決まる。


ここではハムをくらう。




この厚切りハム、めちゃくちゃ
美味しか
った。九州の日本刀
研究者の先生からの頂き物。




この熾き炭状態の薪が実は
とても貴重。



フィールドテストは終了した
ので、完全
に消化させる。


そして、自分の土地であろう
と原状回
復。
キャンプ場等のよそさまの
土地でも
全く同じだ。立つ
鳥、後を濁してはならない。


まあ、そんな感じで今回の土日
は、数年
ぶりにたっぷりとナイ
フをテストできた。
今後は持って行くのはアルテマ
かリアル
スチール・ブッシュ
クラフト・プラス、
マルティ
ーニ・プーッコもしくはハッ
トリ
3718あるいはブローニン
グ ・チーター、
頻発多用ナイ
フとしてブローニング277
だ。
その3種。
・ハードユース(フルタング・
 フィクスド)
・通常汎用型(至高の切れ味に
 しておく)
・頻発多用型(小型フォールダー)
そして、予備としてモーラ・
プロ。
研師の先生自作ナイフの「コン
ドル」は最高なのだが、
いか
せんカスタムナイフである
ので、
使い倒して研ぎ減ら
すのはあまりにも
もった
ない。
 
ソロではなくマスキャンの場合
は、夜の
語らいがいいよね。
もっと天体望遠鏡の人に星の話
を聴きた
かったな。
アンドロメダ銀河なんて初めて
肉眼で見たよ。


 

メンテナンス

2020年08月31日 | open
(野営地に持ち込んだナイフのうちの一部)
 
野営地からの帰宅後、まず何をするかと
いうと、使用したナイフの完全洗浄と消毒、
清拭とオイルアップだ。
 
ナイフの保管は、たとえステンレス製で
あろうとも、革シース物はシースから抜い
て、シースは別場所に保管する。
シースに入れっぱなしにしているナイフ
好きなどはいない。
革製品の塩害はかなりのものだからだ。
ナイフを大切にする人たちは、革物のシー
スにナイフを入れたまま保管はしない。
お店の展示ナイフがシースに入っていない
のは展示の為に抜いているだけではない。
塩漬け皮革による塩害予防のため、革の
シースにナイフを入れっぱなしのナイフ
ショップなどはこの世に無いのです。






刀は刀箪笥に。ナイフはナイフ箱に。
それが良いだろう。


刀掛けに掛けて、埃除けのために薄手の
風呂敷を被せている日本刀7口と刀箪笥。
3段の箪笥の中にも日本刀を収納している。

我が家、鋼の総重量はかなりになるかと
思う(笑)。

今回、汎用実用ナイフとして多用したの
はIC-CUTシースナイフとマルティーニ
のプーッコだった。
そして、一番多発的に使用したのは、
やは
りこれBR277だった。
パンツのポケットにクリップ差しで携帯
して、食材のパッキングやその他の開封
場面で大活躍した。大車輪。
いや、ホントに便利。
廃番となった事が実に惜しまれる。
長さ、重さ、手さばき、切れ味、開閉の
アクション、
全てに隙が無い。
本当に良いナイフだと思う。
参加メンバーの一人が、やはり同モデル
持ち込んで使っていた。
ブローニング277フォールダー、最高だ。


一人、これでもかという程に使い倒した
モーラ・コンパニオンを持って来ている
人がいた。
ブレードが痩せる程に使い倒している。
しかし、バッチリ刃が付いている。
渋い。
シャプトン「刃の黒幕」愛用なのだそう
だ。いいすね〜。
使い込んであげることと手入れを怠っての
使いっぱは別物だ。
小学生時代から愛用しているオピネルの
人や山海でモーラを使い倒している人とか
他にも刃物通の人が研ぎ上げた刃物等、
多くのいい物を見せてもらった。
その空気がとても良い。
 
ちとショックだったのは、オピネルで、
私は小学生の時、あそこまでは研げなか
ったことを目の当たりにした事だ。
今でこそ、刃物の研ぎは何とかそこそこ
できるようにはなったが、それは時間を
かけての研究と努力による。
「小学生の時にこの研ぎしたの?」と、
正直目を丸くした。
子どもの時以来、ほとんど使ってなかっ
たのを引っ張り出して来たので、刃は
基本
的に約四半世紀前のままだそう
だ。清拭
した程度。
これは唸っただよな。まじで。
誰に教わるでなく、自分で工夫して研い
だのだそうだ。
しっかりと社会勉強としての林間学校の
成果が出ている。
子どもたちが自分で試行錯誤しながら自分
で前に進む。
自然から人間学を学ぶブッシュクラフト。
彼の周囲には良い教育があったのだなあ、
と感じた。


ピシッとセカンダリーとマイクロベベル
の止め刃を付ける研ぎをしている。
私などは小学生の時は、簡単なベタ研ぎ
しか出来なかった。
10才の子がこれ。
改めて森の学校は有意義だと感じた。
 

体感記憶

2020年08月31日 | open
 


1969年8月31日の日曜日の河口湖の朝は
とても寒かった。
テントから起き出すのが嫌になる程に。
2020年8月30日の日曜日の広島山間部の
朝は暑かった。
友たちは早々にテントから起き出して
いた。
「暑くて目がさめた」とのことだ。
そして実際、日中の暑さは暦の上での秋
を全く感じさせず、まるで盛夏のようだ
った。
 
昨日、印象的だったのは、距離を取った
隣りの見知らぬグループが、アコーディオ
ンで讃美歌312番を静かに弾いていたこと
だ。
なんだか肉塊を焼く自分が、森の中で野営
するクェーカー教徒に出くわした荒野
行くカウボーイのように思えてきた。
爽やかな風がそよいで来た。
それは熱風ではなかった。
さやけき秋の気配を感じた。

メタルファイアの要諦

2020年08月31日 | open


点火はストライカー、着火はフェザーで
決まる。物理的な定理はこれに尽きる。

私も友人も、これまで野外活動では着火
はライターが多かったが、緊急対処スキル
としてのメタルファイアでの点火・着火・
火育てに今回工夫創作活動としてトライ
してた。
私はメタルは何度か経験あるが、ほぼ皆
さんとスタートは同列でのよーいドン!
だ。みんなプロフェッショナルではない。
手探り段階だ。
意外と予備自の友人がメタルファイアが
未経験なのにすぐにパッと着火させた。
麻縄とか火口での別物着火経験はある
みたいだ。何か勘所を得ていた。
解散ミーティングの時、「よーし、次回
までに練習しちゃおうっと」と笑顔で
言ってた。いいね〜。
この人たちの「練習」とは、人に教えられ
るほどにマスターして来てしまう事を指
す。
予備自の彼が次回のメタル着火選手権優勝
候補か(笑)。

楽しみながらも、互いに「お、やるな」
とその手法を見取り稽古して、そして自分
も工夫して一つ先に進むように技術を磨
く。これってかなり面白い。
武術錬磨は峻厳なものだが、こうした野外
活動技術は、ソロでもマスでも楽しみなが
らできるところが良い。
へー、そうやってやるんだ、なるほど、
私もやってみよう、あれ、こういうやり方
のほうがいいかも、とそこに工夫して前に
行こうとする事があるのが良いと感じた。
みんな。貴重な時間をありがとう。

火熾しはライターやマッチという文明の
利器が便利ではあるが、メタルファイア
での点火・着火・火熾しはスキルとして
身につけていると心強いと思う。
メタルファイア自体もそれのみやっても
かなり面白い。
多分、やはりそこはいろいろ工夫が介する
からだろう。人間の何かが刺激される。
参加メンバーの中には、先日木の棒こすり
で摩擦点火から着火させたという人もい
た。
私はメタルファイアをマスター(どんな状況
でも即座に一発着火させられる事)したら、
次は火打石からの点火・着火・火熾しの
マスターにトライしたい。

本職大工さんがノミでパッカパカと薪割り
してるのには驚いた。木の目を読んで一発
で割っていた。
今回は、ナイフ好きな人、設営収納に長け
た人、野外料理に長けた人、野遊び全般を
こなす人、いろんなジャンルで特化して
長じている人たちが、互いに他の人のスキ
ルを吸収しあっているのが面白かった。
本職大工さんの刃物研ぎはやはり上手かっ
た。
プロだから当然、と言ってしまえばそれ
までだが、そうした各人の長けたとこ
を見られて、それから学ぶべき事は多い。
ソロキャンでは味わえない面がある。

楽しからずやアウトドア。
いろんな事に気づき、多くの事を学べる。
そして、その学ぶべき事に終着点はない。
野外活動はとても人間的な活動だと思う。
ヒューマンライフの大切なところに触れる
喜びを改めて感じた。




原状回復

2020年08月30日 | open


マナーというよりセオリー。



ローストビーフ

2020年08月30日 | open


良い塩梅。






庭先ブッシュクラフト

2020年08月30日 | open



友人が御家にあった旧日本軍の伝来飯盒
で飯盒炊爨をしたらしい。

はは〜ん。
ナイフバトニングで薪割りしたな。
厚み5ミリのカチ割りフルタングで。


このグリルストーブは便利そうだ。


おー。
美味そうに炊けている!
いいすね〜。




日本文化の破壊者たち

2020年08月30日 | open


これはひどい。
古今東西、こんな太刀の佩き方は見た事
ない。
打刀の天神差しはあってもそれは帯刀だ。
天神差は乗馬の際の常識だ。
しかし、佩用で刃を上にするのは、さて、
これは何?
というか、日本には存在しなかった。
存在しないのは当たり前だ。
どうやって抜刀するのだろう。
また、乗馬もできない。
抜けない、乗れない、使えない。
つまり、無い。
いや、これはひどい。



スコール

2020年08月30日 | open


♪ 通り雨過ぎたあとに残る
 香りは夏この頃
(by 伊勢正三)

福山雅治のほうがいいかな。


火星

2020年08月30日 | open


昨夜、火星を観た。

♪ 地球の女に 飽きたところよっ

ピンクダディーの歌が頭にこびりついて
離れない(嘘)。


アンドロメダ

2020年08月30日 | open

昨夜、地球から254万光年離れたアンド
ロメダ銀河を観た。
タイムリーに今の光は見えない。
254万年前の光を今観ている。

♪ アンドロメダ お前だ

映画『少年メリケンサック』のあの謎
の歌が耳にこびりついて離れない(笑)。


メタルファイア

2020年08月30日 | open











メタル着火選手権(笑)。

コーヒー、美味しゅうございました。




ブッシュクラフト

2020年08月30日 | open


これは実用品製作ではなく、ナイフの
切り味テスト。切れ味じゃないよ。

テスターの人は、何だか違いがよく判る
人みたい。極めて正確に細かい点を言い
当てていた。

マルティーニ。珠玉の使いやすさ。
このナイフの使いやすさといったら、どう
表現したらよいのか分からない。


オピネルステンレス。小学生の時の林間
学校で与えられた物だそうだ。各自が
このナイフを自分で研ぎ、ブッシュクラ
フトするという野外活動らしい。
素晴らしい教育だと思う。
もう四半世紀近く前になるようだ。

かなり切れる刃付けを施されている。
この個体のオピネルは切れる。
持ち主によって育てられている。
ナイフを見ると、その人とナイフの関係
がよく分かる。このナイフは幸せだし、
このナイフを使う人も豊かな時間をこの
ナイフと共に過ごしてきたことだろう。
こうした良質の空気がナイフから感じら
る。
まるで無言なのに、静かに語りかけて
いるように。

これはブッシュクラフト(笑)
必要物を野外現場で作る。それはブッシュ
クラフト。
こちらのこれは、果てしなく森と融合は
しない物品と行為なのだが(笑)。


これまたブッシュクラフト(笑)。
現場にて、ひと工夫で実用性を得る。
これぞブッシュクラフト。
ここのところはマジ。