渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

ファミリー・ビリヤード

2017年03月29日 | ビリヤード



これはかみさん・キューである。
うちのかみさん、センスがいいのかポケットビリヤードではポンポン入れる。
キューが普通に真っ直ぐに出るのである。
ゴルフは超ド下手で、打ちっぱなしに行ってもクラブヘッドがボールにまとも
に当たらない(^^;

ただ、ビリヤードを「遊び」と思っているかみさんは、俺とは玉を撞かなく
なってしまった(笑)。昔は時々撞いたのだが。三原に引っ越してからも、
赤ちゃんだった娘を連れて一緒に撞球室がある喫茶店に何度か行った。
まだ1歳だった娘は、色がついたボールに狂喜してプキ~~!とか意味
不明な声を発しておおはしゃぎでボールを転がしていた。

ただ、かみさんはボウラーではない一般人がやるボウリングのように、
ビリヤードはレジャーであり「お遊び」だと思っているんだよね。
スポーツをしているという感覚がかなり薄い。というか、無い。
なので、居合の稽古や試合などにはどんどん応援して送り出してくれるが、
撞球をやりに行こうとすると「また遊びに行くの?」とか言う。
スポーツなんだけどなぁ・・・(苦笑

しかし、ここ、誰が住んでいるのだろう。東京だよね。箱台が渋い。



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自作キュー

2017年03月27日 | ビリヤード



自作 Luke Landwalker キューのグリップをバイナル系
ケミカルでコーティングした。


吊るして乾かす。


先日、試し撞きでグランドマッセを何度もやったら若干タップに不具合が
生じた
のでタップを新品に交換。先角はLBM(リネンベースメラミン)に
している。



一応完成した。
重量は19.47オンス。
50円玉は1枚4グラムなので2枚だと約8グラムで0.282オンス。
お尻に50円玉を2枚仕込むと19.75オンス。
つまり、私のTADコハラキューとまったく同じ重量になる。
ただ、バランスポイントが私のTADと若干異なるので、
キューは重量
よりもバランスが大切というセオリーを踏まえると、セッティングと
しては19.75オンスよりも、50円玉無しの19.47オンス設定のほうが
振り抜きの抜けがTADと同じ感触となって良好だ


とりあえず、どんなものか、重量セッティングではなく、バランス
セッティングにして、
友人を誘って昨日軽く試し撞きに行っていろ
いろと試してみた。
マスワリ連続する15歳に持たせてみたら「かるっ!」と叫んだが、
実は軽くないのだよ。19.47オンスもある。構えてショットの時に
軽く感じるのはバランスポイントのセッティングのせいなのだ。前でも
後ろでもないバランス。構えた時にどこに重量配分を置くかのバランス。
36時間連続勝負でも疲れないバランス(笑)。

狙い通りの手玉の制御で、私のような下手っぴが使っても、このキュー
マスワリがサクサクッと出たので、問題ナッシング。十分に使える。
というかかなり良いぞ、この
キュー。押し引きヒネリ、すべてよく働く。
私はこれを当分使うことにした。

味も素っ気もない無垢材一本木のキューだが、この一本物というのが
なかなか出来ないのよ、木は動くから。少しずつ削って30年かかった。
シャフトもネルソナイトなどの化学固定剤は使用していない。無垢の
削り出しソリッドノーマルだ。これがとてもよい。



最近思うのだが、キューンという抜けるような澄んだ高音を発するキュー
というのは、先角の素材がまず第一、あとは振動の伝達がどのように
後ろに真っ直ぐに抜けて、バットエンド材の硬質さに伝わるかでは
なかろうかと思う。
デルリン素材というのは、叩いたらまるで金属のような音がする。
先角以外の高音の要素は、そのデルリンの音なのではなかろうかと
最近思っている。
このキューは、TADとまったく同じ音、つまりキュピンという撞球音
がする。撞いていて非常に気持ちが良い。時々ズピンという音もする。


ところで、よく考えたらさぁ。在来工法のソリッドシャフトのことを
「ノーマルシャフト」
と呼ぶよね、ビリヤード界では。ソリッドとか
ではなく「ノーマルシャフト」と。

では、ハイテクシャフトは「アブノーマルシャフト」ということになるが、
ソリッド
シャフトを「ノーマルか」と時代遅れのように馬鹿にしている
人たちは、
自分たちが好んで使うハイテクシャフトなるものが「アブ
ノーマル」である
という括りになることを自覚しているのだろうか。
自分たちが言う言質の論理性としては(苦笑)。

ソリッドシャフトを小馬鹿にする風潮というものは2000年頃から始まり、
2005年前後には最高潮に達して、猫も杓子もハイテクシャフトに飛び
ついた。そしてそれまでの在来工法のシャフトを「ふん。ノーマルか」と
まるで良くない製品のようなことを実に多くの者たちが口にした(これ
まじ。歴史の真実)。

ここ数年、ようやくソリッドシャフトの良さがビリヤード業界では見直
されて来て、ハイテクシャフト
メーカーも、ソリッドシャフトの特性を
加味したハイテクシャフトを開発して
発売するようになった。
尤も、それらの販売戦略は、ノーマルソリッドシャフト遣いたちをもハイ
テク
商品ユーザーに取り込もうとしてのことであるのだが、厳選された
無垢木のソリッド
シャフトの特製は、業界でもここ数年見直される傾向に
ある。

私自身はハイテクシャフトも実験的に使ったが、ソリッドシャフトを好む。
そもそも、名匠が作るカスタムキューには当然にして厳選され、よくシーズ
ニングされたソリッドシャフトが使われているし。
そして、材料とシーズニングと時間をかけて削るのも大切だが、シャフト
命はテーパーにこそある。それが例には、エフレン・レイアスの細い
Aテー
パーなどはまるでハイテクシャフトのような手玉の動きを可能に
する。

横に玉が割れず、縦系の手玉の軌道をエフレン・テーパーは描くのだ。
多少のトビはあるが、それでも通常のノーマルシャフトよりは格段に
少ない。

そしてグイッと手玉を弾むように持って行く「玉離れの早さ」がある。
私自身は私の数値のプロテーパーを好んで使用してきたが、エフレン
Aテー
パーのシャフト(1本持っている)で撞くと、やはりエフレン・
レイアスの非凡
な選択眼とセッティング能力いうものを強く感じる。

この私のキューのシャフトはエフレン・テーパーではないが従来のプロ
テーパーとはせずにAテーパーにしてある。これの作り初めの頃はエフ
レンシャフトの概念を持っていなかったので、長さも標準的な長さだが、
木の質はかなり良いものを気が遠くなるほどに寝かせている。

国産竹を使ったバンブーロッドを造ろうと1998年に切り出して寝かせて
ある竹があるのだが、あれから19年が過ぎた。それもそろそろ竿材料と
して使えるかも知れない。
そういえば、バンブーシャフトという竹肥後のような細割材を何本も
シャフト
のハードロックメイプルで挟んで削り出したハイテクシャフト
を先日撞かせて
もらったが、素晴らしい感触だった。
というか・・・、あれって、優れた材のノーマルシャフトの味なんだよね(^^;
良質竹材の量確保が困難なようで、バンブーシャフトは発売されてすぐに
廃版なのだそう
です(笑)。
このバンブーシャフトのようなシャフトは、何が何でもハイテクシャフト、
いう潮流が生んだ、時代の落とし児なのかも知れない。
ハイテクシャフトを売るメーカーの基本戦略は、「次から次に新製品を
開発
してそれを客に買わせる」という方針だ。
今やビリヤード業界はゴルフや釣り業界と同じく、新製品ラッシュで客に
金を消費させることで成立する業界となってしまった。
そのようにビリヤード界がゴルフ界の模倣の世界になったのは、今世紀に
入ってからのことである。
新しい物がまるで良いものであるかのように錯覚しがちの日本人がその
潮流にドッカと乗って、自ら汗だくでオールを漕いでいる。無論漕いでいる
のはメー
カーではなく消費者だ。
私のような30年前のキューを普通に今でも使ったり、新製品には目もくれ
ないで、古くて長く使える良品を求めたりする人間は、現今の撞球界からは
疎まれる存在なのだろう。私のようなのが大集団で層として存在するように
なったら、今の販売方針の業界は成り立たなくなるからだ。

でも、日本刀などは500年前の刀でも、今でも即使える物だからね。
それは「作品」であろうが「製品」であろうが、そういうことは関係なく。
「古い」とか「時代遅れ」とかいうのは日本刀には存在しない。
ある時、岡山で私の玉の撞き方を見て「その撞き方は時代遅れだ」と言った
インストラクターがいた。ハイテクシャフトが出始めた時の頃のことで、
撞点とレストの位置関係を言うのならばまだ分かるが、私のストロークに
ついて指摘して「時代遅れ」だと言うのだ。古いキューを使っている人間に
関しての指摘としては、そんなのはあり得ないのである。つまり玉ならぬ
的外れなことを「流行」という目先を追うその老人には理解が及ばなかった
のだろう。
インストラクターとのことだが、その「時代遅れ」と指摘されたそのスト
ロークで勝負してボコった。勝負は結果がすべてだ。指導者とのことでは
あり、斯界の普及に貢献している方らしいが、人を時代遅れ呼ばわりして
型にハメようなどと、きさん、しぇからしか。腹かいておらんばってんが、
玉でボコったばい。

そもそも、
そういう指摘の言質自体もその潮流的な中身も私は信用して
いない。

スポーツ医学的なものはあるとはいえ、たとえば、バイクのロードレース
など
では最近の流行で妙な乗り方があり、直線でのブレーキングでは片足を
前に
出す走法がある。私は信用していない。ハングオフの走法とは違い、
単なる
流行だ。
似たようなことに小銃の撃ち方がある。左腕を伸ばしてフォアストックを
握る
のである。PMCなどの戦争屋がここ数年で流行らせた小銃保持方法
だが、
私は信用しない。一点前方遠射主義で、機敏な操作性での動体能力を
著しく下げる
方法だからだ。
それを実銃射撃をしない日本のサバゲーマーたちが軒並み真似をしてその
ような保持の仕方をし始めた時には、私は正直いって笑った。これがいわ
ゆる
猿真似というものか、と。砂漠でのロングディスタンスの地が戦場と
なっている現代の特定局地戦での一過性に基づいた銃器使用法であるという
本質を全く理解せずに、コスプレサバゲーマーたちは密林地帯のゲーム
フィールドでその猿真似をしていたりする。これまさしく珍妙というもの
なり、と。


「~が今は流行(はやり)」というのに乗っかってウキウキして喜んで
いるのを
見ると、私個人はとことんアホやなこいつ、と思うのである。
ある時、超大昔からの馴染みの女(5歳の頃からの知り合い)が私に
言った。
「今年はベレーが流行なんですって。あなたは時代を先取りして
いるのかも」と。

アホか。ミリタリーベレーがハヤリすたりで着用されるなどというのは
古今東西
人の世では聞いたことがないわい。
それに、こちとらは除隊して別組織にいた元英軍兵士から直伝された
ベレー
かぶりで、1970年代後半からベレーはかぶってるし、一応日本
国内ではミリ
タリーベレーのオーソリティーで通ってる。アホぬかせ、
と思っただよな。

ことさらに流行を追いかけたり、新し物好きで買い漁るようなのは私
には興味
がない。
どうせ流行好きの奴らは、流行とやらが過ぎたらその入手した物はポイ
なの
だから。私からすると、そうした潮流とは対極にいたいと思っている。
考えてもみなよ、おいらと同世代もしくはちょい上のおいさん、おばはん
たち。「ぶらさがり健康器」ってどうなった?どこ行った?(笑

日本刀?もう流行じゃないよ、なんてのは当然にして私にとっては存在
し得ない。

これからはこれぜよ、の土佐のおっさんが歴史の中ではそうした新し物
指向の傾向の端緒を作った
と思うが、いくら法律書を出しても、それで
身を守ることはできず殺されてしまった。
現実とはそんなもんだ。
悪しき因習を墨守することは宜しくはないが、とりあえず、なんでも
新しい物に
飛びついて従来存在した良質な物を捨象していこうとする
傾向は、私は拒否
するのである。

まして、それが商業戦略の一環として向けられた作戦だと見切った
ならば、見切った側には対処法があるでしょう?と。
大量消費と買い続けることを前提とした新製品戦略を前提にしている
業界は、それはもはや純粋スポーツの場ではなく、企業産業の利益の
ためだけの複合蜜月関係でしかなく、スポーツが企業利益のためだけ
に利用されることについては、私は批判と共に否定するのである。
なので、ビリヤード業界が今世紀に入ったあたりから企業産業の利益
搾取の土壌と成り果てたことは残念であるのだが、私個人は「新製品」
を買い続けるということはしない。30年前のキューでも普通に使って
普通に戦うのであるし、材料も強制乾燥と強制補正材の化学薬品を
使用しない材料で作られた物を用いるのである。
チョークでさえ、30年前のストックを使用している(笑

目先の流行を追うことがビリヤード以外でも大嫌い、ということも
ある。
人の真似して何が面白い。出来る冴えた人の真似ならばまだよいが、
「赤信号、みんなで渡れば」みたいなノリは俺個人は嫌いなのだ。
ここでは個人的なことを言ってる。
撞球をするにおいて、手袋なんて俺は絶対にしない。
あれね、はっきし言って、ダサいよ。
インディコのブルージーンズはいて、ウエスタンブーツやハーフブーツ
ではなく、おじさん通勤革靴はいているくらいにダサい。
あるいは、スニーカーに薄手のおじさん(もしくは昔の国士舘ツッパリ
御用達の)ナイロン靴下はいているくらいにダサい。
といっても、世の中の定理として、ダサ坊は自分ではダサいとは感じて
おらず、カコイイとか思ってるのだから助からない。
石田純一にしても、靴下はかずに靴はくのがカコイイと思ってるみたい
だが、彼は以前はネクタイの裏返し締めをカコイイとしてやっていた。
ネクタイのほうはさすがに流行りさえしなかった。靴下なしは真似する
人もいるみたいだが、実は最初にやったのは岩城晃一さんだ。それを
石田氏が真似をして自分がやり始めみたいなことを言った。
ところが不思議なもので、岩城さんだとダサくないが、石田氏だと
超ダサのように感じるこの不思議。
まあ、ダサいかそうでないかというのは、非常に微妙な分水嶺が
あってですね(笑



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撞球会メンバーのキュー

2017年03月23日 | ビリヤード



10年以上も前の画像だが、懐かしいのが出て来たのでアップする。

 


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ビリヤード場

2017年03月23日 | ビリヤード



ビリヤード場は明るいのが私は好きだ。
窓も無く、壁だけの部屋というのは、どうにも息が詰まる。

この画像のような店は私自身は理想形だ。
ガラス張りで外から見える店舗というのが最高である。
だが、建築事情からか、こうした店は国内には少ない。
こうした造作は1階部分である必要があるので、日本の環境では
なかなか難しいのだろう。




夜になると落ち着いた雰囲気になる。横浜のベイエリアにこれと
ソックリな店が
あったが、ずいぶん昔に潰れてしまった。


一方、プールホールというよりは、玉突屋といった感じのレトロな
ビリヤード場が日本には多かったのだが、どんどん廃業して行って
いるのが現状だ。
この広島市内の電停のそばのビリヤード場も数年前に廃業した。
とても残念だ。四つ玉台もあり、プール台などは箱台が置いてある
貴重な店だった。(撮影:私)


これは店舗ではなく、自分たちの住む市内にビリヤード場が一軒も
無いからと、私が発起人となり有志を募って設立した撞球倶楽部の
クラブハウスだ。この画像は1台目の競技台を設置した当日の写真。


ザンボッティ・モデルのマイ・ポール・モッティ・キューで撞く。今まで数々の
カスタムキューを使ったが、撞球性能と仕上げの完成度の高さ等の総合力
ではこの作が一番だった。撞球会のリーダーが激惚れしてたので、愛キュー
だったが進呈した。武士が武士に刀を進呈するようなもの。物や心を金で
しか判断ができない士魂を解せぬ者には一生何がどうなのか理解できない。



やはり、自分の住む市にビリヤード場が一軒も無いというのは非常に
寂しい。自分たちで作った自主的なクラブハウスを持つ撞球倶楽部は
5年間運営したが、国内でも稀有な試みだったようだ。


何事も「やればできる」ということの一つの証明でもあった。
20才代、30才代の仲間たちは、人生の中で良い経験をしたと思う。


だが、閉鎖的な印象の店舗であっても、こういう雰囲気は私は好きだ。
これにそっくりな店が中野区弥生町(新宿中央公園からすぐ)にあった。
その店に毎日行きたくて、その店のそばに横浜から私は引っ越した。
渋谷区との区界のあたり、東大付属校のそばだった。新築で良い物件
だった。

そうしたら、引っ越してすぐにその店はビリヤード台を撤去してただの
飲食店にしてしまった。プールバーなるものが軒並み廃業して行った
1989年のことだ。日本の第二次ビリヤードブームは1987年に始まり、
1989年にはパタリとやんだ。

しばらくしたら、やがて、飲食だけにした中野のその店も潰れてしまっ
た(笑)。

たぶん、バブルの手前の頃のビリヤードブーム時代には大流行だった
のだろう。


中野に住んでいた頃、神田川にかかる中野新橋の橋のそばにビリヤード
中新
というレトロな玉突屋があったが、ここも平成初期に潰れてしまった。

中野新橋。神田川にかかるこの橋の上で、ある夜、私は一つの別れを
経験した。



中野付近にお住いの方は、ぜひこちらのビリヤード場にも足をお運び
ください。 ⇒ AZ Place
このお店は、元CUE'Sの編集部員で、三原の撞球会のリーダーだった
人の弟さんが経営しています。







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伝説のラルフ・グリーンリーフ

2017年03月23日 | ビリヤード

Ralph Greenleaf Highlight Reel
- Billiard Legend Player

ポケットビリヤードをやる人間でラルフ・グリーンリーフを知らない
のがいたとしたら、それは野球をやりながらベーブ・ルースを知ら
ないようなもの。ボクシングやりながらモハメド・アリを知らないとか。

台の穴、せっま!(◎。◎)
やはり、穴は狭い台じゃないとな。

これはうちの台だが、こんな大甘台でも、よそに比べたらキツキツの
ほうだった。

つまり、よそはガバガバのドンガバチョということだ。
中には狭い穴は入れづらいから好きではないというプレーヤーも
いると聞く。我々撞球会メンバーからしたら意味がよく解らない。



なんかこのイラスト、俺が描いた気がする(笑


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昔の撞球写真

2017年03月23日 | ビリヤード



PC内で昔のビリヤード場の画像を探していたら、なかなか
見つからなかった。
だが、懐かしいのが出てきた。これは2006年の年末間近だ。
もう10年も経つのだな。はえ~。三原撞球会ができて1年目だ。

場所は板橋区板橋。JR板橋駅から近い撞球場だ。
岡山で保護した猫を家族に迎えてくれた板橋の同級生の家の
前に
あった撞球場でそいつとそいつの友人(俺の幼馴染)と3人
で食事後に玉を撞いた時の写真だ。

こちらは上の2006年から20年前の1986年、横浜にて。
これも年末・・・というかクリスマスの夜のような記憶がある。
クリスマスの夜に一人で家の近所の店で撞球か・・・。はぁ~。
いや、クリスマスの翌日の金曜だ、これは。
店のママさん(おいらのちょい年上。超美人)に明け方家まで
ママのベンツで送ってもらった記憶がある。縦目のベンツね。

このキューが現在でもメインのキューで、ハギ部分のみを
残してすべて新規改造リメイクとなったハカランダ・カスタム
である。

ここ最近。


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自作キュー

2017年03月21日 | ビリヤード



夜10時近くに帰宅してからの作業だけど、夜湿度が高い時に
塗装というのは、ひじょ~によくないのではなかろうか。
てなこと考えていたら、やっぱり汗をかいたような塗装面になって
しまった。プビ~!
でも、また磨いでから塗るからいいけど。
塗りは、ラッカーにした。日数かかるけどね。

今夜は、グリップをコーティングした。
コーティング剤はこれだ。これを水で溶いてグリップの糸巻に均等
に塗りたくる。乾くと透明になり、サラサ~ラ!
ついでに、ハカランダ・カスタムにもやっておいた。


これ、歴史あるよね。
私の小学生の頃から使ってたよ、これは。

かく言う今回のキューは、私自身で20年寝かしており、その前の
原木から製材したのはさらに20年、合計40年以上経っている
カナディアン・メイプルではなかろうかと思う。
木目はタイガーである。
芯が通った一本木の素材であるので、かなり良好な結果が出る
ことだろうと思われる。
もしかしたら、TADみたいな打球性能を有しているかもしれない。
シャフトも非常に良いシャフトで、これまた大昔の物だ。
それを独自のテーパーにリシェイプして、先角はLBMに交換して
ある。入れはかなり強い。
ただし、まだエフレン・テーパーにはして
いない。だが、玉離れの早いシャフトだ。非常に良い。


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スニーキー・ピート

2017年03月19日 | ビリヤード



「テーブル空いてるかい?」
「ご覧の通りさ」
(映画『ハスラー』から)


ということで、あとはグリップの糸巻きをして、クリア塗装をしたら、
着手から20年来のキューの完成。



先角はLBM(リネンベースメラミン)にしている。
バットエンドキャップはデルリン®である。この純白が正真物。


現在の重量が535グラム=18.87オンス。
糸巻で15グラム増⇒550グラム=19.40オンス。
塗料の見込みが10グラム増⇒560グラム=19.75オンス。
ビタリと私のTAD&ショーン&ハカランダカスタムの重量と
同じになる。
見込み通り。
重たかったり軽かったりしたら、ウエイトボルトで調整するしか
ないと思っていたが、ビタリと予想通りに行きそうだし、私の
プレーキュー=19.75オンスの数値にドンピシャになりそうだ。

20年かけて、ようやく無垢材の削り出し部材が曲りの動きを
しなくなった。時間をかけて真円に近い物を削り出して行った。

クリア塗料の質については慎重さを必要とする。
他にオイルアップのみという手もある。この方法は案外イケる
かもしれない。

ビリヤード・キューのクリア塗装の方向性には二つの傾向が
見られる。
ショーンのように、カッチカチの塗膜で木材を塗り固める方向と
TADのように木を殺さずに呼吸させるニスの薄塗りの方向性だ。
ショーン系は木材を生かしながら殺していくような塗り固めで、
TADなどは弦楽器などの塗膜と同じく、木の振動を最大限に
引き出す方式を採っている。
昔、東京のあるビリヤード店の知り合いの店長が、キューの
表面クリア塗装を取ったらなぜか凄く良い打球性能のキューに
変身して驚いた、と自身のブログで書いていた。
玉を撞いた時の振動とその収縮性がクリア塗装によって阻害
されていたのが除去されたからだろう。

実は私は逆の方向で同じ経験がある。
自分のTADを自分で完全クリア塗装してみたのだ。TADオリジ
ナルのニスは経年変化で黄色化が激しく、真っ黄色のキューに
なってしまうからだ。
塗装は非常に上手く行き、ツルツルピカピカのTADキューに生まれ
変った。
だがしかし!
打球性能が従前のTADのオリジナルとは全く異なるキューになって
しまったのだった。異様にトビとズレが大きくなったのだ。
トビが大きくとも見越しを取れば補正できるので構わないのだが、
そのトビの出方の出現曲線が急激にある一点から変化するので、
非常に扱いにくいキューになってしまったのである。
本来のオリジナルニスのTADの場合は、トビはあっても、それを
感知して制御しやすく、それゆえにTADならではの手玉の変化を
出すことができたのだが、どこで滑ったり飛んだりするか判らない
ような性質になったらそれはかなり扱いづらい物となる。
TADのTADらしい秘密は塗膜にもあったのか、だからいつまでも
楽器のようなニスを薄く塗ることにこだわっていたのか、と分かった
次第。
その私のTADは職人さんに極薄塗りでリペアしてもらった。
性能は元来のTADに戻った(完全ではない)。戻ったというよりも、
元来の能力に接近した、という表現が厳密には正しい。
TADの本来の能力を知るためには、出荷時の標準の楽器のような
ニス塗りの個体がTADらしさを出しているので、そのTADで撞かな
ければTADとはどうであるのかを判断できない、ということは断定
できる。

それらを考えると、ラックカイガラムシの分泌物を精製して造られた
セラックニスというものは、木を完璧に生かしたまま木材の特性を
最大に活かせる性質の、特別であり唯一無二の表面保護材である
ということがよく分かる。
なぜストラディバリがあの音を出せるのか、現代においてもまったく
の謎であるのだが、木材の河川利用による運搬方法とセラック等の
表面処理が大きく影響しているのではなかろうか。
少なくとも、プール・キュー職人のTADコハラは、楽器系のニスに
非常にこだわった。これは彼が家具職人であったこととも関係して
いるかも知れない。木をどのように扱うかということについて、TAD
は他の一般的キューメーカーとは異なる視点でのアプローチがあった
と思われる。

セラックニス。これをアルコールで溶かして薄い溶液を作り、それを
木材表面に漆塗りのような高度な技術で塗って行く。高級ギターや
バイオリンにはセラックが欠かせない。


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ビリヤードルーム=撞球室

2017年03月18日 | ビリヤード



自宅にサーキットやアイススケート場を持っている人はまずいない
だろうが、ビリヤードルーム
や道場を持っている人は結構いる。
9フィートの撞球台は公式卓球台とほぼ同じ大きさだが、プレーに
支障がない最低限の広さは上記図ほどのスペースが要る。
これは椅子などの必需品を考慮しない最低限の広さだ。

私の自宅(戸建でなくマンションのほう)にも9フィートフルサイズの
ビリヤード
テーブルを置けないことはない。リビングとぶち抜きの
私の部屋を
合せて20畳以上あるので、余裕のよっちゃんではある。
ただ、リビングを撞球室としてしまうと、生活が一切できなくなる。
一人暮らしで今のマンションに住んでいるならともかくね(笑)。


たぶん、うちに撞球台を置いたらこんな感じになるかと思う。

もう少し広ければね。せめてこれくらい。


あるいはこんな感じとか。こりゃ大邸宅だわ(笑


これは撞球室がある売り物件一戸建て。でも別荘ですね、これは。
箱台のキャロム台というのが渋い。



こういう専用部屋があるといいのだけどね。
なかなか戸建じゃないと難しい。


理想形はこれくらいの広さだな(笑)。
間仕切り取って屋根が高ければ、居合稽古場にもなる(笑)。

でもね、自宅にビリヤード台を置いた人の多くが玉を撞かなく
なっちゃうんだってさ。
理由は、結局はビリヤードをやるのは玉屋がいいから。

これは1960年撮影のNYのプールホールだが、やはり撞球は
撞球場でやるのがいい。




この店の1フロアには15台の台がある。2階ロフトの台数は不明。
28年後のバブルの頃、横浜に非常によく似た店があった。
だが、流行で出来た店だったので、バブル崩壊と共に即行で閉店
していた。あの頃は、都内よりも横浜の店のほうがレトロ感を出して
いた。都内の新店舗では新宿のPoint-15がいい雰囲気だった。
台はマーレー2台と3クッション台1台だったが、ポッケの穴がでか
すぎだった。ここNYのエイムスのような広さだと、現在では撞球場
としては経営が成り立たないだろう。日本でも2階から6階まで全部
全階ビリヤード場という豪気な店舗が飯田橋にあったが、そこも閉店
した。高田馬場のビッグボックスの30台以上あった撞球場も今は
無くなった。寂しい限り。


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マスワリ-ビリヤード-ポケット(プール)-ナインボール

2017年03月18日 | ビリヤード

マスワリ-ビリヤード-ポケット(プール)-ナインボール


学校の教室に撞球台があるぞ(^^;

このマスワリでは5番の逆ヒネリの押しできちんと入れ出しした
ところがキモだね。プロも「よくないんじゃないかなぁ」と言ってる
失敗出しを李プロは綺麗にリカバリーしている。通称「切り返し」
という逆ヒネリ撞きで、キャロムでは一般的だが、ハイテクシャフト
が主流になってからはポケットでも多用されるようになった。
それを勢いを殺してよく撞いている。

難しそうに思える3番のシュートは、道が通っているのだから、
ボール1個分の入れ幅しかなくともシュートインは可能だ。
撞球でよく使われる「ある」「ない」というのは、玉道があるかないか
ということだが、玉道があってもポケットの袖で蹴られることもある。
その場合には的玉に回転をつけて穴内のクッションに的玉が接触
してから穴に吸い込まれるように走らせるショットを使う場合もある。
しかし、プロはあまりそうしたトリッキーなショットは使用しない。
理由はズレによるノーポケットのリスキーさが伴うからだ。
だが、賭け玉師たちは多く使ったりする。

マスワリの要諦は、ブレイクショットに尽きる。
ブレイクで先玉が入らなければマスワリは不可能だから(笑
しかも玉を入れて綺麗に重なりなく割ること。
ナインボールなどでは、ブレイクで3個も入ってボールが綺麗に
割れた配置になると、あとは落とすのが6個だけなのでよほどの
ことがない限り取り切りのブレイク&ランアウトのマスワリとなる。
ブレイクで玉を入れても、重なりがあったりしたら、的玉を入れながら
手玉でその塊に当てて割って行かなければならないので、マスワリ
率は極端に低下する。

多くのトーナメントプロの撞き方を見ているとあることに気付くと思う。
それは「押し玉」を多用することだ。そして、クッションを非常に多く
使う。それには理由がある。
理由は物理法則による。引き玉はバックスピンにより空回り現象が
起きるが、押し玉は空回りは一切発生しない。手玉がラシャに接触
している限りは、手玉は最初から円周分の距離だけ進むのであり、
空回りしているように見えるのは実は空中に浮いているのだ。
引き玉は逆に手玉がラシャに接触していても空スピンをするという
この二つの現象が今世紀に入り科学的に証明されている。
この摩擦現象の違いにより、摩擦の影響を受けて軌道のズレ幅が
狭い押し玉をトーナメントプロは多用するのである。手玉の制御の
幅が広がりコントロールが自在になる幅が広がるからだ。引き玉
中心に組み立てると、手玉の制御の幅が狭くなるのである。
だが、賭け玉師は引き玉を中心に使うという傾向性が如実にある。

賭け玉師よりもトーナメントプロのほうがトータルでは撞球力は強い
のだが、海外の場合はトーナメントプロ=賭け玉師なので、日本の
ように区別はない。
日本の場合は、武士が賭け試合をしたら武士に非ざる卑劣な行為、
という概念があったためか、バクチと種目競技を明確に分ける概念
がある。だが、それは江戸期に創作された道徳概念であり、戦国期
までは結構武士も博打をしていたりしたと記録にある。流行りすぎて
禁止令が出たほどだ。
ただ、私個人としては私も育ちがよくない撞球人生だったが、私は
撞球がやりたいのであって博打がやりたいのではない。また、博打
の道具に撞球を使いたいとも現在は思わない。だから賭け玉は一切
今はしない。「賭けないと誰も撞いてくれへん」という映画『道頓堀川』
の世界は、あれは過去の出来事だ。
また、私個人は「賭けないと撞かない」という撞球者を軽蔑している。
「賭けるか賭けないか」ではなく「賭けないと撞かない」という者は
撞球をバクチの道具としてしか考えていないからだ。そして大勝負
ではなく、ショボイむしりのダイムゲームで勝った気になっている。
負けたら命を取られるくらいの勝負をする度胸も無いのが日本の賭け
玉師だったりする。殺し合いの死地に向かう者どもとはまるで異なる。
しょぼくてせこいコソ泥のような連中が賭け玉師というものだ。特に
日本は。違法合法以前に、性根がせこくてショボすぎる。私は相手に
しない。金など関係なく、勝負のみに真剣になれる撞球者のほうが
ずっとハートが美しいし心が強い。「物理的な豊かさが本当の豊かさ
ではない」というのが映画『ハスラー』でのテーマだった。それをサラと
いう女性は最後は命を投げ出して自殺することによりエディに解からせ
ようとしたのだった。まるで人間の身替わりになったイエスのように。
バクチ打ちの世界にはまると人間性が崩壊する。「よし。俺はバクチを
今から一切やめる。命を賭けてもいい」などというトンチンカンをバクチ
打ちは平気で言ったりするのである。博打をやめることを賭けてもいい
とバクチにして言って、それの論理的な不成立に気付かない程に人間
の脳の知覚が鈍磨する。「馬鹿野郎という言葉を使うな、この馬鹿野郎」
と言うくらいに破廉恥なことをやらかすのがバクチ打ちなのだ。人間の
クズ、カスの極みといっていい。
それと、博打というのは、人の持ち分をかすめ取るだけで、生産性は
ないので、結局は豊かにはならない。己だけ人様の物をかすめとって
小銭を増やすというのがバクチの正体だ。侵略強奪がバクチの正体
なのである。

ということなので、撞球に話を戻すと、7フィートテーブルとはいえストレート
プール(14-1ラック・コンティニュー)という種目で625点をノーミスで撞き
きったウイリー・モスコーニは如何に超人的なプレーをしたかということだ。
ちなみに9フィート台より狭い7フィート台が簡単かというと逆で、アール・
ストリックランドによると、7フィート台でボール16個を使うゲームは手玉
の走り場所が狭くなるので行き場が9フィートより限定されて「20分で頭
が狂いそうになる」とのことである。

不世出の名プレーヤー。ウイリー・モスコーニ。この伊達男ぶり。(戦前)

彼は15回も世界チャンピオンになっている。(不勉強な違訳で有名な
戸田奈津子は「第15回大会チャンピオン」などとモスコーニを解説する
字幕を『新ハスラー』という映画で書いたりした。どの作品でも戸田の
翻訳仕事はプロの仕事ではない。有名映画では製作者が激怒して
戸田を無理矢理翻訳業から外させている。彼女のひどすぎる翻訳で
話がめちゃくちゃになった映画作品は多く、『アポロ13』などもズタボロ
にされてしまった)


戦後1960年頃のモスコーニ。


老境でのモスコーニ。


晩年。


TADこと日系二世の故コハラ・タダチがビリヤードのキューを作り
始めたのは1963年からだが、モスコーニもかなりTADコハラに
キュー作りのアドバイスをしたと伝えられている。
ポール・ニューマンは週に3日、モスコーニから個人レッスンを

半年間受けて『ハスラー』(1961)の撮影に臨んだ。
だから、ナンチャッテではない本職の撞球師のようにニューマン
は映画の中で撞けていたのだ。
最近の日本の時代劇に出る俳優で、殺陣の要となる剣技をそう
まで研究する役者がいるだろうか。
バブル時代の『幕末純情伝』では、牧瀬理穂さんは国学院大学
の居合道部に通って操刀法を稽古した。なので、映画作品の中
でも「ド素人さ」は無かった。彼女はプロである。仕事を身近に引き
寄せている。
最近の邦画が面白くないのは、製作者も役者も、プロ魂が希薄だ
からではなかろうか。

ただ、どんなに巧いことカバーしても、ロジャー・ムーアやピアーズ・
ブロスナンが超どんくさい運動神経の鈍い人というのは演技の中
でもカバーしきれずに出てきてしまうけどね。
例えば『ワイルドギース』でのムーアはまったく走れないので、少し
走っただけで「走れない人」というのがばれてしまうし、ブロスナン
にしてもチャンバラシーンで腰が引けてビビリまくっているのが映像
に出てしまっている。この二人は本人の弁にもあるように、かなり
超絶ぶりであるほどにどんくさい。
そういうのはカバーしきれないから仕方ない。車やバイクの運転が
いつまでたっても上手にならない人がいるように、駆けっこができない
という類は生まれついてなので致し方ない。
だが、役者ならばプロはプロとして、それを匂わせないのがプロだ。
ただの職業としてのプロという意味ではなく。
ビリヤードの場合、プロ試験合格して資格を得た「プロ」ではなく、
勝負師としてのプロというのはどれくらいいるのだろうか。
観客や視聴者を沸かせてこそプロだからね。トーナメント成績とか
てめえのことだけ考えているプロはプロとして人気は出ない。
奥村プロが良い例で、彼ほどの技術と解析力を持っていても、自分の
ことだけしか見えずに撞く時間を長くかけすぎている人間はプロの撞球
者としては評価されない。1キュー撞くのに10分考えるとかって、撞球
でなくとも常識外だよね(苦笑
そりゃ、マスワリ1分のレイズやストリックランドが人気が出るのはあたり
前の話だ。牛歩のようなビリヤードなど見たい奴はいない。牛歩以上
だな。カタツムリみたいな撞球だ。そんなものは観客は望んでいない。


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象牙先角を化学素材に交換 ~時代を語る~

2017年03月18日 | ビリヤード





10年前に別業者で装着の象牙の先角が浮いてしまったので、今回リペア
職人さんに修理をお願いした。

マエストロさん、いい仕事しています。
今回、マエストロさんには特段の指示はしていないが、しっかりとした固定
と打感確保の為ということで、ねじ切り加工で施工してくれた。
また、象牙に限りなく近いという某社
の新素材(好評で評判も上々らしい)
を提案してくれて、それを装着という
運びになりました。
ネジ切りなので、今度は浮いたり緩んだりしないだろう。ぶひひ(^^;

困ったもんで、このおいらのハカランダスペシャル・キューのスペアシャフト
象牙先角のほうも何だか浮いて来ちゃってるんだよね・・・。
象牙二つオシャカで、もったいねぇ~~~(^^;
その他の手持ちキューのシャフトの象牙先角はネジ切り加工しているのだが、
この2本についてはあることを実験している最中だったのでネジは切っていな
かったのである。
実験途中で、手がけた業者さんが廃業となり、アウトの場合どうしようかと
困っていたのだった。結論としては、実験結果は完全にアウトだった。ネジ
加工なしだと、強力な新接着剤であろうとも連続使用で浮きなどの不具合を
生じることが判った。


今回お願いしたリペア業者さんはこちら。すごく良い仕事してます。
対応も二重丸◎でおすすめです。
  ⇒ マエストロ


このおいらのキューのシャフト、1987年製の淡路亭製の赤木シャフト
なんだよね。丁度今年で満30年だよ。
純正のアダムのシャフトは試合の時のブレイクで折っちゃったんだよ(笑
阿佐ヶ谷の店のハウストーナメントだったけどさ~。
だから試合は店のシバキューで戦っただよな。優勝ではなかったけど、
なんか商品持って帰ったど。
その時、お店のオーナーに淡路亭で新シャフト製作を依頼したという訳。
出来上がって来たこのシャフトは最高でした。素晴らしいの一言だった。
某キュー切れ大魔王のようなプロがおいらの持ちキューをすべて撞いて、
「このシャフトだけ特別。物凄く良い」と言ってただよな。TADシャフト程
に良い。

そのシャフトを今回マエストロさんに直してもらったということなんだす。
到着は連休明けかなぁ・・・。

東京の淡路亭ってねぇ・・・。昭和戦後からまったく変わってないよ。
まるで映画『道頓堀川』の世界のような。というか、江戸刃物鍛冶の
左久作の鍛練所のような雰囲気。最高!これが東京の原風景、みたい
な感じなの。

♪窓の下には神田川


表通りから。


現在のストリートビューから。まったく変わりなし。レトロを通り越してすごいよ、
これは。直営ビリヤード青葉さんもまったくおいらが子どもの頃と変り無し。
戦後の建物がそのまま残っている。三階建てのように見えるが、これは看板
用の張り出し部分で、よくアメリカの西部劇に出てくるサルーンなどにある
造りね。この建築様式は明治時代に日本に入ってきた。


撞球場の青葉さんはかなりいい。まるで映画のセットのようだ。
これこそがザ・玉屋である。上野の肥土師匠のところもこんな
感じだった。戦前には「マッセの神様」と呼ばれたのが肥土さん
だった。私は直にマッセの手ほどきを受けた。ラシャ破り?
「あぁたの撞き方はラシャを破ることはないから、いくらでもうちで
練習しなさい」と言ってガンガンとマッセを撞かせてくれた。という
か、四つ玉でマッセ使用は当たり前のことだった。私はキャロム
出身である。途中からポケットビリヤードに転向した。


ちいさん(地井武男)と神田川沿いの玉撞き屋(淡路亭)

ビリヤード場のシーンで緑の6番ボールをバンクショットをする人の
キューの音が
いわゆる象牙の先角で撞いた時の音。



もうすぐ平成という元号は終わりを告げるが、昭和生まれの昭和
育ちの私はやはり昭和に憧憬と郷愁を抱く。
「戦前・戦中・戦後」を経験したのが「昭和」であったからだ。慶應と
明治では元号が異なる。未曽有の歴史を経ながら天皇が在位した
ままという日本の歴史は「昭和」しか存在しない。
現在、平成生まれの人たちは昭和世代を「古臭い物」のように笑う
雰囲気があるが、平成の幕引きはすぐそこまで来ている。そして
自分たちが新元号世代に自分らがしたのと同じように笑われるのだ。
昭和世代にはそうした嘲笑は無かった。なぜならば、戦前・戦中・戦後
が一つの「昭和」という時代で連綿と続いていたからだ。
こうした時代の芯の不朽性について、平成世代はすでに出来上がった
後に生まれてきたものだから一顧だにしようとはしない。
お膳立てされて据え膳でハイいただきます、というだけのことだ。
くだらん右傾化を無思慮に受け容れるだけでなく、自分たちで時代と
歴史を切り拓くことをすればいいのにとは思うが、まあ精神的にも自立
不全な幼稚さ全開だからどうしようもない。
「他人を守ってこそ自分も守れる。己のことばかりを考えるやつは、己
をも滅ぼすやつだ。」(七人の侍)という真理は理解できないのだろう。
今の子は人の痛みを知らなすぎる。
今の大学生の子(充分大人だ)が俺らの世代までの中学生くらいの感じ
ではなかろうか。社会的意識と精神的独立心とパッションが。
とにかく起たない、動かない。尻尾フリフリのポチ集団のようで何だか
ショボすぎ。
ハタチ前後の人間が社会の主人公となって天下を分捕ろうと考えて
いたのは、幕末も昭和世代も同じだった。そして、妄想ではなく実際に
血を流してまで自らが動いた。
平成世代にはそれが一切ない。ゆえにショボすぎと吾は言うなり。

ただ~し。
撞球者はどうであったか。
かつて雀荘から学生は街頭には出たが、撞球者は動かなかった。
なぜなら、撞球者にとっては時間は止まっているから(苦笑)。
だから山男と同じで、撞球者という者で社会性を帯びている人間は
ほぼいない。時事問題にも詳しく、人民のことに心痛める人物は稀有だ。
そもそもからして、ロクデナシのなれの果てが撞球者のようなものだから、
社会貢献や社会的に人々の暮らしの幸せとかはてんで関係ねーや、
とか感じている人間が非常に多すぎる。
それが撞球の世界の世界観の狭さというもので、そうした面は撞球界には
まったく魅力を感じない。
撞球は元々は貴族の遊戯だったから、人々の暮らし向きや民衆の苦しさ
や豊かさがどうかとかとは無縁の位置にある種目なのだろう。日本の蹴鞠
と同じで、鞠を蹴って歌でも詠んで世の中良くなるならだれも苦労はしない
のだが、畑は人が耕し、魚も人が獲り、製品も人が造らなければ勝手には
生まれない。貴族のような他者に寄生してしか生きながらえられないような
連中のオアソビで撞球は発生したから、どうしても社会性を持ち得ないと
いう本質的な部分でのネックがある。
それがビリヤードの負の側面でもあることだろう。
だからか、馬鹿多いでしょ?ビリヤードやっている人間は。社会的なこと
に無頓着なノンポリ以前の馬鹿、みたいなのが。
それはある。

映画『ハスラー』は1960年撮影1961年公開だが、1950年代の偽善の
アメリカ社会状況を引きずっている。
マッカーシーにより赤狩りが為され、民主主義が弾圧されたアメリカ合衆国
で、元合衆国共産党員だったロバート・ロッセンは監督として返り咲いた。
赤狩りの後に多くの映画監督が社会問題を描いたように、映画『ハスラー』
は物質文明に対するアンチテーゼとして描かれた映画作品であり、決して
ハリウッド娯楽映画として製作された作ではなかったのである。
無論、プール映画でもない。
だが、ただのビリヤード好きは、『ハスラー』のテーマを深く理解しようとは
せずに(とりわけ日本の撞球者たち)、ただただビリヤードの対決シーン
ばかりをトレースしたがる。
しかし、映画『ハスラー』は、人間の在り方を自問し人に問いかけるという
作品であるのだ。


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アイリッシュリネン

2017年03月15日 | ビリヤード



ビリヤード・キュースティックのグリップ部に巻かれる糸は
アイリッシュ・リネンである。ハサミでもなかなか切れない
ような丈夫な麻糸をコーティングした専用の物が使われる。
TADをはじめカスタムキューで多く使われるリネンは白に
緑ゴマの糸なのだが、現在この糸が国内で在庫切れの
模様。卸業者さんもリペア業者さんでも手持ち薄とのこと
である。
う~ん。これは困った。
なぜならば、私はTADだけではなく、持ちキューのほとんど
をこのTADタイプの白+緑のアイリッシュリネンで巻いている
からである。
この色には異様に固執している。
極端な話、この色以外のリネンは巻きたくはない。




使い込むとこういう銀鼠=通称ギンネズに見えるようになる。


ボブ・ランデも・・・


アダムGBも白緑のアイリッシュリネンに巻きなおしている。


これは私が日本刀の柄糸を正絹にこだわっているのと同様にこの
TADタイプのリネンにはこだわっている。

厳密には色が同じだけでも駄目で、TADタイプの糸は他のリネン
よりも細いのだ。それが引き締まって私の手の内にマッチする。
職人さんに巻いて貰った後にはローラーが充分に成されるのである
が、さらに納品されてから私自身がボトルネックのガラス
で丁寧に
こすり押して徹底的に目を潰す。すると、極上のしっとり感になり、

手の中でスムースに滑って違和感がまったく無くなるのである。
革巻きだと私の場合は手に貼り付き過ぎて手の内が利かなくなる
ので、あまり好まないのである。嫌いではないのだけど。

ただ、自分の中での評価基準は、アイリッシュリネン細糸の白+緑
が最高
のグリップ感触なのだ。

最近流行のノーラップのウッドグリップは私は駄目だな。
それとリネン巻きの上から完全塗装してしまってリネン巻きの
意味を失わせるメウチの施工方法も私自身は意味不明であり、
ノーラップウッド仕様と同じになるので、それは選択しない。

やはり、これ。TADにはこれ。TADでなくともこれ(笑


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今の実力

2017年03月11日 | ビリヤード





本気の本気のマジで気合い入れてのボウラードがこれである。
話にならない。すごく実力が下がっている。
しかも、1ゲームやっただけで精神的にグッタリとなった。
シートだね、こりゃ。ダメポ。


思うに、ストライクで点数が3倍になるボウラードなどよりも、最近
流行のビリヤード検定のほうがずっと実力が備わるように思える。
ボウラードは14-1ラックやローテーション主流時代の練習玉のよう
思える。
ナインボール、テンボールのロングショット+スピードゲームが主流
の現在では、ビリヤード検定出題課題を練習したほうが実践
的な
技術が身につくと思う。


こちら
 ↓
ビリヤード検定:A級出題課題

ビリヤード検定:S級出題課題






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主軸再確認

2017年03月10日 | ビリヤード



結局のところ、主軸はこの注文打ちに差料は戻ってしまうという(笑
しかし、メインシャフトが病院入りなので、スペアでは散々だった。
手玉の動きの把握が完全に出来ないのでヒネれない(苦笑
ポンポコと外しまくった。


ところで、日本にはまず入ってきていない米国製の椅子がある。
それはこれ。


ビリヤード観戦用、プレーヤー用の専用椅子だ。
これを供えている撞球場は国内で見たことがない。

こうしたダブルの固定式の椅子ならば国産物が国内の撞球場
にもある。


だが、どこにでも移動できる単独椅子で観戦椅子というものは
日本には入ってきていない。というか一切見たことがない。
1脚8万円近くするので、なかなか日本の撞球場では揃えられ
ないのかも知れない。


米国では昔から常識的な椅子なのだが、日本国内には存在しない
のである。


カウンターチェアではない。
袖の肘掛があり、キュー押さえのへこみがある撞球専用椅子なのだ。



まあ、なんというか、撞球場や撞球室にはこの専用椅子は欲しいと思います。
ここまでの家屋の調度品としてではなく、撞球必要品として。


自宅に撞球台を置くならば、こうしたクラシック台がいいとは思うが、
9フィートの標準ビリヤードテーブルの設置には、人が座るスペースも
入れると約30畳の空間がないと設置不能なので、日本の住宅事情
ではかなり無理がある。撞球台を置くためには、ちょっとした道場くらい
の広さの部屋が必要となるのである。しかも床下は頑丈な特殊仕様で。


いずれも米国の家庭のようだ。



こういう撞球部屋もいいなぁ。てか、麻薬王の悪者の家みたいだ(笑


だけど、私が行きたいのはこういうプールホールだ。自宅で玉を撞きたいとは思わない。


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日本ビリヤード界の謎

2017年03月09日 | ビリヤード



これは全部 Joe Porper のキューケースなんですけどね。
どなたか知っている方に教えてもらいたい。
なぜ日本のビリヤード界は PORPER のことをポッパーと
呼ぶのか。ビリヤード業者までがそう呼んでいる。
これはもしかして、Tの字を「テーの字」と言ったり、
ディズニーランドを「デズニーランド」と言ったりする
のと同じなのだろうか。そういえば、トラック業界では、
ボディのことをボデーと呼び、D型のことを「デー型」と
いうのが常識化している。逆に「ボディ」などと発音すると
「はぁ?」とか言われてしまう。

だがしかし!
Joe Porper は、どう考えても「ジョー・ポーパー」でしょうに、
一体日本のビリヤード業界の英語発音は
どうなっているのか!?
Popper ならばポッパーでしょうよ。しかし、Porper はどう
読んでもポーパーだろうがっ!!
Porper をなぜポッパーと呼ぶのか、誰か理由をおせーて!
(ズンドコベロンチョの三上部長状態)



ちなみに、ビリヤード業界では next のことをネキストと呼ぶ(笑


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