渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

新シャフト

2017年05月18日 | ビリヤード





これが正しいプールホールの姿。
国内でこのような北米スタイルの店は見たことがない。
カワサキ乗りのマスターの鉄製自作ハイチェアが泣かせる。
次はアームレスト付のスペクテイターチェアを作るんだって。すげーな。
こんなのを作ってほしい。俺も作ろうかな。まじで。


アームレストは木のほうがいいな。レスト部分のみはこんな感じか。


新シャフトを試す。
しばらく玉を撞いてなかったので、新しいコンセプトのノーマルソリッド
を試す。




なんだよ!全然入らない。
以前とちゃうがな!
ハイテクシャフトみたいにトビが少なく、トビによるギヤ原理の軌道ズレ
自動補正相殺が使えない。つまり、イングリッシュの見越しが大きく
必要でヒネリが使えない。
純ヒネリでも逆でも手玉が直進し、ヒネリが利いているのでギヤ効果で
結果として薄く外す。
純ヒネリも逆ヒネリも全てミスポケットで飛ばしている。
きゃー!これはマズイ。
押し引きは異様な程に切れる。

マスターと5先5回対戦。


スボコ状態。4個以上連続で入れられない。
耐えに耐えていたが、ついにたまらず、最終5先ゲーム途中で従前
のずっと育てた既存のノーマルソリッドシャフトに交換。
するとマスターブレイクノーインで、おいら1番から取り切り。続けて
マスワリ(≧∇≦)

「シャフトですね(笑)」と笑いながら言うマスター。
おいらも笑いながら




どうすんだよ、新シャフト。
いきなりドC級になる魔法のシャフトだど。
やっぱり、ノーマルソリッドでも、自分のオリジナルテーパーがいい
のかなあ・・・。
結果が余りにも違い過ぎ(≧∇≦)
やっぱ、TADみたいなシャフトでないと玉撞きが出来ない変態に
なってる(笑

んなこたぁないんだよ。
理由は分かってる。
高硬度の本ハギバットとプレーンの弾力性のある一本木バットとの
違いなんだよ。シャフトの相性が。
今まではこのシャフトは硬いバットで試してたから。

シャフトとニョーボは新しいほどいいってのは、ありゃー嘘だね(笑
なんでも相性ってもんが大切よお(≧∇≦)

次回からは、古い傭兵が古いながらも手入れを行き届かせている
FN FALを重い腰を上げて持ち出すように、30年物Luke01シャフト
を出撃させる。


手作業でも旋盤のように仕上げる手技。昔の撞球者は全員できた。
こういうのは当たり前の事なのである。皮切り包丁と接着剤のみで
ここまで仕上げる。(私は現在はオルファの黒刃を使っている)


30年物ソリッドということは、伐採してから最低40年は経っている
ということだ。
鉄と人は昔ほど良いとはいうが、実用木工品のソリッド無垢物は、
鉄と同じことがいえる。
即席乾燥ではない、楽器のようなシーズニングを経た木材を時間を
かけて削る。木は動くから。
そうやって作り出されたキューのシャフトは、インスタントシャフト
では絶対に出せない撞き味を持つ。
ノーマルソリッドといっても、即席乾燥の薬品固めの一般物はダメよ。
あくまで、木と会話しながら10年以上乾燥させて、木と対話しながら
少しずつ削り込んでいったシャフトでないと駄目なのよ。
そういうソリッドシャフトと普通の量産ソリッドでは全く違う。
ソリッド愛好家は、それを知るからソリッドシャフトにこだわる。
これがまた楽しい。かなりマニアックな世界だが。

ハイテクシャフトだから入れ=シュート力が上がるかというと、絶対に
それはない。
しかし、シャフト選びは完全に個人の好みである。
私はいろいろやったが、ノーマルソリッドが一番合う。
ところが、現在はアブノーマルシャフトが主流で大人気のようだ。
私には、アブノーマルは合わないのである(笑)。


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究極スペシャル

2017年05月14日 | ビリヤード



一ヶ月以上待ったが、究極のシャフトが返ってくる。
ジョイントネジを18山フラットに交換、樹脂リングを
新規製作交換装着してもらった。塗装は要らなかったが
自動的にシャフト塗装となるらしい。

このシャフトは完全ノーマル・ソリッド・シャフトなの
だが、このシャフトこそ、私らしい撞き方が最大限に
発揮できる。2カ月ほど試し撞きして確固たる確信を
得た。それをチューンナップした。

TADを超えるぞ、これ(笑)。
斬鉄剣のキュースティック・バージョン、完成。


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撞球の場所

2017年04月30日 | ビリヤード



ビリヤード場ではない。ネットカフェのビリヤードルームだ。
本来ならば玉など撞く環境ではない。
ド下手くそなカラオケのがなり声が常時鳴り響き、カラーボール
を突っつきまわす咥えたばこの茶髪野郎たちがたむろする場所
だ。ここは撞球のための空間ではない。

しかし、ここで撞くのは理由がある。
一台だけ異様に穴が狭いポケット台があることと、料金が3時間
980円、6時間1480円であるという各役であること。
そして、最大の理由は、ドリンクバーでドリンクとスープ3種類が
飲み放題、ソフトクリームが食べ放題だということだ。
料金が安くて飲み放題、それ以外にここで撞く理由は一切ない。
ラシャなどは安物だが、適度に重く、問題はない。
台は最近ネジがすっ飛んでガワが外れかけたので、私と友人が
申告してガムテープでとめてある。使用上は問題ない。

この24時間営業のネットカフェ(かなり流行っている)がきょうで
営業を一時停止する。
秋から(期間未定)のリニューアルまでの営業停止なのだが、全館
取り壊しの建て替えとのことだ。
10年程前に建設されたのだが、なぜ取り壊しなのだろうか。
理由を尋ねても従業員たちも取り壊し理由を知らなかった。
また、再建築再開ということにはなっているが、その時期も具体的な
様式もまったく明かされていないのだという。
もしかすると、マンション用に土地売却とかではないのかなぁ・・・。
安くてドリンク各種(かなりの種類がある)飲み放題だったのに、かなり
残念ではある。
本日閉店なので、昨夜、仕事がはねてから3時間ほど一人で撞いて
きた。
3時間の撞球で、座ったのは2回だけだった。あっという間に時間が
過ぎた。
昨夜は一人でストレートプールをやっていた。

たぶん昨日がここで撞く最後になるだろうが、初めて面白いものを見た。
横の台で二人で撞いている人なのだが、ここの店で初めてA級(もしくは
それに近い人)を見た。
しかも、ビリヤードが目的ではなくカラオケ待ちの時間つぶしだった。
このネットカフェの売りはカラオケなのだが、いつも満席でカラオケ待ち
の人たちがビリヤードや卓球を大声や奇声を発しながら大騒ぎでやって
いる。
そういう店なのでA級やB級のまともに撞球ができる人などは行かない。
そういう人たちはビリヤード場=玉屋に行くからである。
私とてこうした店で撞くのは忸怩たるものがあるが、24時間営業で
一番家から近く(20km)、ドリンク飲み放題の格安料金、ということで
あるのでこの店を利用している。本当のところは撞球などできる環境
ではない。周囲でギャーッ!とかブキャーーーー!とか動物園のような
音声がしまくっているところだからだ(ほぼ福山大の人間)。

今秋に再オープンするかしないかは分からないが、一応本日4月30日が
営業最終日とのことである。

カラオケがね、すごいですよ。
歌の練習とかカラオケを楽しむとかではないの。
大声で怒鳴ってるの。すんごい光景(みえないけど)
最近のカラオケというのは、音程やリズムや発声など関係なくなく、
吾中心に大声で怒鳴りまくるのがトレンドなのかしらね?
それとも、それはここ福山市だけのこと?
現場行ってみると分かりますが、すんごい場所であることだけは確かです。
卓球やる若者たちも、ものすごい大声で騒ぎまくります。周囲とか一切
関係ないの。
ネカフェって、そういう人たちが集まる場所。
動物園よりひどいやね(笑)。
あとね、ビリヤードではハウスキューの横っ腹で玉を叩きまくって大声出して
いるのも多いけど、卓球でもラケットを縦にテーブルにゴン!ゴン!と叩いて
大音出して喜んでる大学生(福山大学and福山平成大学)というのがすごく
多いよ。
最近の子って、脳の機能が少しおかしいのでは。
ギェエエエエ~~~~!!とか怒鳴りながらラケットを縦に卓球台にゴンゴン
ゴンゴンゴンと叩き続けたりしているのが沢山いるのよ。あとギャーーーとか
言いながらキューの腹でビリヤードボール野球のように叩きまくってる奴とか。
ま、福山大&姉妹校福山平成大の学生ならぬ生徒さんたちなのだけどね。
チンパンジーやゴリラのほうがもっと利口なように思える。

そこで、周囲の超絶騒音をものともせず玉を撞くのも練習のうちかもしれない
けどね。
店員の対応は物凄く良い。この客層とのギャップ(笑)


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蔵刀の素性

2017年04月30日 | ビリヤード


1980年代初期、ボブ・ランデ時代のショーンR21。音が抜けるような
透き通る澄んだ高音がするので、これで撞いていると、多くの人に
「どこのキューですか?」といつも尋ねられる。飴色の象牙パティーナ
のような色の先角はマイカルタだ。NASAが開発した特殊樹脂で非常
にキューにマッチする性能を発揮する。こうした登場当時の一般的な
飴色(マーティンギターなどにも採用されたが、この色しかなかった)の
マイカルタではなく、現在存在する白いアイボリーマイカルタであった
ならば、キュー先としても違和感がなかったことだろう。




キューは何本か持っている。
日本刀と違い、すべて実用実戦アイテムである。

げひょ~~~ん!ということに先ほど気付いた。
TAD、ショーンに至るまで、私の持ちキューは、戦国武将の
実用の大磨り上げ古刀よろしく、自分の実用品としてすべて
全部に手が加えられている。
TADでさえも・・・。

TADの改造メニューは先角で、少し短い22ミリの象牙先角を
独自の内部構造(ただのネジ切りではない)にして装着して
いる。糸巻きと全塗装リフィニッシュもしている。

ショーンは、バットエンドが破損したので完全に国内で新規製作
とウエイトボルトとゴムダンパーを変更している。外見上はノー
マルと変わらないように見える。

アダムJBはバットエンドをデルリン®に交換依頼・・・・・・したつもり
が、滋賀のリペア業者がデルリン®のことを知っているといいな
がら知らなかったようで、ホモポリマーの純白正真デルリン®では
なく、別な樹脂素材を着けて納品してきた。これはいずれ正しい
知識と技術を持った別業者にて本物の純白デルリンに変更して
もらうように依頼する予定だが、現時点においても箱出しではなく
手を加えている。さらに、ノーマルのシャフトは、私のテーパー
理論により広島の職人さんでもある大坪さん(現球聖位の父)の
手で削り込み加工が為されている。
先角は動性ではなく打突感がスティフ性を私が好むという関係から
LBM(リネンベースメラミン)に交換してある。


その他のキューは、もはや原形をとどめない程に徹底的にカスタム
改造が成され
ている。

ブレイクキューなども市販のブレイクキューではなく、私が考案した
先角一体式樹脂タップの一品カスタム(世界でただ一本の構造)で
製作されたブレイクキューを使用している。(最近はコントロール
ブレイクなのでプレーキューでブレイクすることが多いが)
このブレイクキューのキュー先を見ただけでは、普通は「ああ。ただの
樹脂タップを着けたのか」と思うことだろう。
だが、樹脂タップだったら接着でしょう?接着は取れる可能性もある。
しかし、私のこの特殊先角とタップ(厳密にはタップではない)ならば
絶対に取れない。取れるとしたら、キューが折れた時だ。
どのような特殊な構造になっているのかはご想像に任せますが、
実際の構造を聞いたら「ええっ?!」となるような構造にしてある。

ただの普通の先角にタップを着けただけのように見えるでしょ?
ところがこれはアッ!と驚くタメゴロ~~~!(古い、古過ぎる)
という構造なのです。ヒントは「絶対に先のタップ?が取れる
ことはあり得ない」という構造。
かといって、
ただの世間にある「樹脂一体型」とも全く異なる構造
にしてある。

この私が考案した構造はブレイクシャフトとしてこれまで存在した
あらゆる物よりもすべての面においてほぼ優れていると自負して
います
が、唯一欠点があります。
それはまったく量産ができない、という
こと。
通常のマスプロメーカーなどでは手間がかかり過ぎてコスト
アップ
になるのでこのような構造には手を出さないことでしょう。

耐久性はまず世界一かと思います。どれほどラックを破壊しても
このキュー先は壊れない。

この私が考案したブレイクキューは、撞球会のメンバーで何人かは
開発者の私と提携していたバディ藤田さんに依頼して、自分のキュー
をブレイクカスタム化して所有しています。
間違いなく構造は世界一(手前味噌ではなく)。
その継続耐久テスト中にバディ藤田さんが廃業しちゃったので、
もうこのような手の込んだ(構造自体はシンプルで頑丈。ただ加工
に手間がかかる)構造での改造を請け負ってくれる業者さんはいない
と思います。やってくれるとしても、超割高金額が提示されるだろう
ことは必定(笑)。
この私と私の友人たち数名が持つ個体が最初で最後のブツで
しょう。
ラックの破壊力半端ないす。ブレイクパワーの伝達性最高!

ということで、私の持ちキューはすべて何らかの手が加えられて
いる。いわゆる個人作品であるアメリカンカスタムにさえも。
これは賛否両論あろうが、私は大磨り上げ古刀が多く存在する
意味を知っているので、自分の実用のためにはキューを改造する
こともいとわないのである。
結果的に、すべていじってある。


あ!
あった。箱出しノーマルで使っているキューが。
それは、メッヅのジャンプキュー(笑)。


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ソリッドシャフトとハイテクシャフト ~ビリヤード~

2017年04月29日 | ビリヤード

ビリヤードキューのシャフトは、いわゆる日本でノーマル
シャフトと呼ばれているのは、英語では「オリジナル
シャフト」と呼ばれるようだ。
私はソリッドと呼ぶが、これはハイテクシャフトの中空
構造に対して構造を表した呼び方で、直訳すると「無垢」
だ。
愛刀康宏も無垢。愛キューも無垢材を好む。
そういえば、ハイテクシャフトというものは、日本刀の
うちの組み合わせ造り込み等に似ている。
私はノーマルシャフトという呼び方はしない。
無垢造のシャフトについてそういう呼び方をするのならば、
ハイテクシャフトはアブノーマルシャフトと呼ぶのが整合性
があることになってしまうからだ。

ハイテクが良いかソリッドオリジナルが良いかは、完全に
好みによる。
ハイテクが何でも優れているという感覚を持っている人がいる
としたら、それはあまりにも不明だし、無知だ。
また逆にソリッドがすべてにおいて卓越していると過信する
人もまた然り。物事を解っていない。
両者は両者の特質があり、どちらもメリット・デメリットがある。

動きは全然異なる。
オリジナルソリッドは、野球で例えるならば、変化球を投げれば
すべて変化球になるようなシャフトである。
一方、ハイテクシャフトは、すべて直球にしかならないが、打者
がバットに当てた時には、全部はね返り方が異なる球になる、と
いうものに似ている。
ハイテクシャフトは真横を撞いてもほぼ手玉が直進する。
ソリッドシャフトは真横を撞くと撞いたほうと逆に手玉がずれて
進行する。なので的玉に手玉が当たる厚みに人間が補正をかけ
て軌道を予め予測する。

この時のズレをトビと呼び、補正を見越しという。
ハイテクシャフトには球の重なりの見越しはほぼ要らないが、
手玉に回転を掛けた場合は的玉は歯車の原理で横にずれる
ので、
その的玉の軌道についての見越し補正が必要になる。

もう一つ違う動きは、ソリッドシャフトは手玉が的玉と当たった
時の分離角度は大きく開いて割れる動きをするが、同じ撞点の
場合、ハイテクシャフトは大きく開いて割れずに縦に鋭角に
分離する。
これは押し球でも引き球でもそうなる。
一見ハイテクシャフトのほうがキューが利いて切れているように
見えるが、そういうことではない。切れとは別な現象の問題。

キューを利かせて(切らせて)押しで撞くとこのような割れの
違いが出る。ハイテクシャフトだからキューが切れるのでは
ない。この割れについてはキュー切れとは別次元の現象を指す。

これは一般論であり、ソリッドシャフトでも、ハイテクシャフトの
ような軌跡を描くシャフトを作ることはできる。それはすべて
テーパーにかかっている。私が1本持っているソリッドシャフトは
独自のオリジナルテーパーにより、ほぼハイテクシャフトと同じ
手玉の軌跡を描く。かといって、入れが強いかというと、そういう
ことではない。入れは別な次元とファクターに関することだ。あく
まで手玉の動きをどのようにさせるかという違いがテーパーにより
現出するだけのことである。ハイテクシャフト系の動きが好きで
ソリッドシャフトが好きならば、そのように動くテーパーを知れば
よいだけだ。シャフトはソリッドもハイテクも、テーパーがかなり
重要なシャフトの動きの要素を占める。コンマミリの違いで大きく
打球性能が変わる世界。シビアだ。
これと同じく、フライフィッシングのロッドも、ごくほんの0.0幾つ
のテーパーの違いで、ロッドアクションが大きく変わる。当然、
それは釣果に繋がって行く。だからロッドメーカーは各社ともテー
パーを命としているのである。

例えば、ドローショットをすると、逆スピン状態(微小ジャンプに
よりラシャと手玉の摩擦が少なくなり手玉が止まっているように
見える)から一気に戻って来るような手玉の動きをする撞き方が
ある。これをキュー切れが良いと呼ぶのである。
フォローについても、目視できないジャンプで着地してからギュイー
ンと一気に進むフォローのことを「切れが良い」と言ったりする。
キュー切れとは手玉の回転のことだ。どれだけラシャの抵抗に負けず
に手玉に強烈なスピン状態をかけていられるかが、キュー切れがある
かないかについてのことなのである。ただの手玉の横スピンではなく
それが進行の軌跡に大きく関与する時に限って「切れ」となってくる。
手玉が駒のように横に勢いよく回るのはキュー切れとは呼ばず、あく
まで進行に関与してくる曲線を伴う手玉の軌跡を描くのが「切れ」
なのだ。究極のキュー切れはマッセであるといえる。


補正見越しが少ないので、ハイテクシャフトは逆ヒネリの時には
すごく有効な武器になる。
ただし、順ヒネリを強く入れると、的玉は歯車原理で明後日の方向
にズレて
薄く外れて飛んで行く。それについての見越しが必要になる。
つまり、ハイテクシャフトは順ヒネリは厚くとり、逆については、
摩擦抵抗の問題からそのままのトビがないエイミングでいける。


私が気になるのは、ハイテクシャフトは接着剤を使用している
ということだ。
これは経年変化での寿命がソリッドよりも短いことは明白だろう。
ソリッドの場合はどれくらい持つかは分からいが、私の持ちキュー
では、丁度30年前の淡路亭の赤木メープルのソリッドシャフトは
今でも現役、どころかとてもよく働く良いシャフトである。
ハイテクシャフトが地上に誕生してもうすぐ四半世紀になるが、こちら
の耐久力については私は知らない。私が持っているハイテクシャフト
はここ10年以内の製品だからだ。

ただし、キューに関して、私は「パワー」というものについては
よく分からない。
キューの反発力は、シャフトのしなりと慣性重量の伝達性に起因
するものだろうが、そうしたものは数値化はできないだろう。
厳密にはできるかもしれない。
ただし、木製品という物である限り、個体差が大きすぎて、理論化
は不能であると思われる。
ゆえに、釣り竿のテーパー、車(二輪を含む)のサスペンションの
セッティングと同じく、トライアンドエラーでの「ある程度の線」
を把握することしかできないことだろう。

キューにパワーはない。これは私は断言したい。
どうして木の棒にパワーなるものが具備されているのか。
あるとしたら物体が持つ「反発力」だ。「反発 力」で力と
あるからとそれをパワーとは世の中は呼ばない。
よくビリヤード界では、「パワーのあるキュー」などと言われる
ことが多いし、メーカーもプロもやみくもにその表現を使う。
ではパワーとは何だ?と問うと誰も答えられない。
ブレイク等で破壊力があるのは、投手の剛腕と同じくブレイク
する者に力があるのであり、その力をロスなくキュー先に伝達
させて手玉を強く撞き飛ばす力がある、というだけのことだ。
その際に、キューの硬度や重量によって反発力に差が出る。
そのことを多分パワーのある無しと言っているのだろうが、それは
パワーではない。
ビリヤード界は実に珍妙な表現が多くまかり通っている。玉を
撞いて補正の見越しをするのは人間であってキューという物体
ではないのに「見越しのあるキュー、ないキュー」などと言っ
たりする人が多かったりもする。
これも私は断言する。見越しのあるキューなどという物は地球上
には存在しない。見越すのは人間だからだ。キューはただキュー
である。
ただし、ズレやトビが多く発生する特徴のキュー、それらが少ない
キューというものはある。中る銃中らない銃があるのと同じだ。
ただし、狙いがズレている銃でも、見越しという補正で命中する。
銃はずれたままだし銃が補正などはしない。
ビリヤードのキューも同じである。キューに見越しなどは一切
ない。

こうした人の世の当たり前の定理を理解しようとしない人が
ビリヤード界には多すぎる。
どうにもね・・・、なんというか「当たればいい」「入ればいい」
という人がビリヤードの世界には多く、物事の真理についてきちん
と認識した人間性を以って撞球に臨もう、という人は存外少ない。
そして、そうしたきちんと物事をわきまえようとした厳格で真摯な
姿勢の撞球者は、日本撞球会黎明期の初期のプロたちに多かった。
つとめて紳士であった。
ポケット・ビリヤードのプロも、まるで世界的な紳士競技のキャ
ロム・ビリヤードの選手のように紳士であった。
今のプロや上級アマチュアたちもそうであってほしい。

(スマホでの投稿は結構きつい。笑。
大した長文でもないのに長文だ長文だと騒ぐ若年層は、ほぼ
日常生活携帯スマホで済ませているからだろう。というか多分、
新聞も雑誌も小説も読まない層なのであろう。たぶんガチ)


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撞球練習15才

2017年04月22日 | ビリヤード



昨夜は仕事を終えてから深夜まで撞球少年の練習に付き合った。
父親マンのタップをおいらがつけかえたった。タップは持ち分あった
のでプレゼントだな。

このお店はマスターが気持ちい。やはり、玉屋はマスターが気持ちが
よい男でないと駄目よ。この店としては三代目のオーナーだが、とても
スパンと気持ちが良い人なので◎っすね、このお店は。
おいらの母親の実家のすぐそばだったりします。
店名は福山市内にある「gusto(グスト)」といいます。
辞書引いたら、gusto とはスペイン語で「心からの楽しみ」とか「あふ
れる活気」とかいう意味みたい。別な意味は「味」。
同行した父親マンはスペイン語が母国語ですが、帰りに意味の深部
のニュアンスを訊いたら、うまく日本語では答えられませんでしたが、
「食べ物などが『これ最高!』なんてときに使う」と言ってました。
日本語で言うと「舌鼓を打つ」なんて時に使うみたいで、「味わい」と
いう意味や「甘い」という意味もあるみたいです。
ファミリーレストランの「ガスト」は同じスペルですが、何故ガストと読ま
せているのかは不明。

スペイン語で「はじめまして」は mucho gusto と言います。英語では
nice to meet you ですね。
gustar には好きという意味もありますが、英語の like とは直に同義
ではなく、さらに I'm keen on it (うちはほんまにめっちゃ好きやで)と
いうのとも、また favorite というのとも違って、英語ならば ~ makes
it like me のような使役的な意味合いになるようです。日本語ならば
「~は私をして好きにならしむる」といった感じでしょうかね、よくわからん
けど(笑
母国語スペイン語の父親マンは「意味がたくさんありすぎて説明でけんわ」
と日本語であたしに言っておりました(笑

ビリヤードカフェの福山「gusto」はとてもお薦めの店です。台の状態は
極上。

プールエリアとは別に飲食コーナーもあり、料理も奥様が腕を振るって
くださいます。まさにgusto(おいしい)。

ところで、「福山 gusto ビリヤード」で画像ググると・・・・
こんなのや、


こんなのや、


こんなのや、


こんなんばっか出てくる。


全部俺の武用刀剣やんけ!
あ、一番下もアメリカ合衆国在住の広島人の小原直(こはら ただち)さんが
精魂込めて銘木を
20年以上寝かせてから作った実用一点張りの武用刀です。
切れ味は極上なり。現在小原さんは物故者で、二度と新品のTADコハラの
キューは手に入りません。今は二代目TADの子息フレッドが父の意思を受け
継いで、TADキューを作っています。
私の初代TADは、今は観賞刀モードにシフトして私的重要保存刀剣となって
おります(笑
というか、私的スミソニアン入りで、一般的使用は控えております。

似たキューは使っている。自作(笑)


昨夜も一昨夜も、あたしはどういう訳だかサッパリでした。
飛ばしまくりの外しまくり。

青江激渋台で入れまくったのが嘘のよう。
撞いている最中に眠くて意識が飛びそうなのを数十年ぶり
に経験した(笑

本日、10時間以上眠りますた( ̄。 ̄)

gusto の1番テーブルの華台の脇には、是非ともこの椅子が
あってほしいなぁ・・・。ビリヤード用のスペクテイター・チェアです。
国内でも出回ってる2名用連結物ではなく、
単独物の専用椅子。
入れたとしたら、たぶん本邦発。


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老舗売却

2017年04月19日 | ビリヤード



シカゴの老舗が売りに出されて6,800万円ほどで売却された。

老舗の雰囲気はこんな感じ。


シカゴのオーク・パーク・ビリヤーズの店内。台が渋い!








店内に飾られていた絵も売却されたようだ。




在庫のCDなども。


とても残念だ。といってもシカゴに行くわけではないのだが、老舗が
閉店するというのは国境を超えて寂しいものがある。


周りは感じがよい街並みなんだよね。鉄道の向かいにあった店。


駅前も落ち着いた雰囲気だ。日本の郊外の私鉄沿線みたいな雰囲気。




なかなかよさげな町だ。


日本国内でもビリヤード場はどんどん閉店している。
撞球人口が激減しているからだろう。
これから先もそれは進むだろう。
今の人はお手軽簡単にを何事にも求めるからだ。
ビリヤードは練習をして技術を身に着けないとゲームにならない。
球を転がせば誰でもピンが倒れたり、矢を投げれば的に必ず刺さる
というような簡単なものではない。
だから最近はダーツが大流行なのだろう。とりあえず誰でも刺さるから。
ビリヤードはフライフィッシングと同じで技術がないとそもそも種目が
成立しない。誰でも棒で玉を突けば的玉が穴に入るということは全く
ない。簡単お手軽ということが一切無いのがビリヤードだ。
そのようにある程度技術を身に着けないと成立自体怪しいので、ビリ
ヤードやフライフィッシングは大衆的に流行らないのだ。誰でもできる
種目ではないからだ。訓練した者だけがプレーを行なえる。

1980年代中期の第二次ビリヤード(プール)ブームの時にも、待ち
時間用にダーツなどが置かれている店も多かった。私も結構やったり
したが、ダーツはダーツで面白いのだろうが、私自身は撞球の魅力の
ほうが数千倍大きかった。
最近、撞球をすることをやめてダーツばかりやっている人がかなり増え
ているが、私にはまったくその心境なるものが理解できない。きっと、
それらの人は撞球人ではなかったの
だろう。集客の為にやむを得ず
ダーツを置くのは店側は経営上仕方ないとはいえ、撞球者がキューを
置いてダーツでわいわい?意味が解らん。

私の軸線は初心貫徹で一切ぶれない。剣、撞球、フライフィッシング、
ギター、バイク、ショートホープだ。
ショッポに関しては現在喫煙そのものを停止中だ。3月1日付をもって
喫煙を全面的に停止
している。禁煙などしていない。期限未確定の
停止だ。何が禁煙か。禁じることなど何もない。悪ではないのだから。
己の意思で意志として喫煙を制御下に置くのだ。3月1日からビタリと
吸っていない。。
喫煙などというものはそんなものだ。
私はショートホープを1日40本ほどベリー大昔から吸っていたが、喫煙
停止と自分で決めたら自分で決めたことなのだから停止を実行する。
こんなのは単に意志の問題だ。喫煙外来?私には意味が解らん。空気
を吸うのをやめるわけじゃないのだから。欲に流されて自己制御できずに
タバコをやめたいのにやめられずに吸い続ける、軽いタバコにしながらも
吸い続ける、というのは正直言って実にダサい。生き方としてダサいし
みっともない。そういうことは私は拒否する。

撞球場にはタバコが付き物だが、店内全面禁煙という撞球場もこれから
増えてくることだろう。
副流煙の被害というものはあるにはあるのだろうが、禁煙ファシズムに
何ら抗せずにあたかも「良い事」であるかのような禁煙店舗は、さて
如何なものか。
それが新時代のフォーマットだというのならば、私はそのような物は要ら
ない。
よく散々自分が煙草を吸っていたのに、やめた途端に喫煙者を悪く言う
ような恥知らずがいるが、私はそういう類にだけはなりたくはない。
ただ、撞球場での喫煙は、ボウリング場での禁煙の広がりと同じく、今後
は増えていくことだろう。
コーヒーを飲み、タバコをくゆらせて寛ぐという場所ではなくなる、という
ことだ。

東京都内でも実に多くのビリヤード場が廃業している。
とても寂しいものがある。
 
京都のこの店も25年続いているようだが、ずっと続けてもらいたい店だ。
 


なかなか盛況のようだ。


店の造りで私が一番好きだったのは、歌舞伎町にあった「Point .15
(ポイント・フィフティーン)」だった。この画像の店の超縮小版のような
店舗で、スリークッション1台、ポケット2台だけの店だが、シックな造り
で気に入っていた。90年代初期に廃業。


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象牙

2017年04月17日 | ビリヤード


リペアショップのアドバイスで初めて装着した人口象牙の先角。
先角専用に代用象牙として限りなく本象牙に近い物として開発
されたとのことだ。

撞き味は本象牙とは異なる。
微妙な「違い」であるのだが、これをどれくらいの人が感知できるか。
撞き味は本象牙よりも硬い。
そして何よりもサウンドが異なる。本象牙独特のサウンドというもの
はっきりとこの世に存在する。ただの硬い高音ではないのだ。

この人口象牙の音は本象牙のそれとは明らかに異なるし、撞いてみて
「本象牙ではない」ということは即座に体感できる。

そして、動力特性が象牙とは結構異なる。これも明確に感知できる。

やはり代用品は代用品なのか・・・。

環境保護団体や鯨保護団体から大クレーム来そうだが、Jossキュー
作者のダン・ジェーンズが言うように、「象牙に近い物を
人間が造ることは
可能だ。だが象牙を超える物は造ることはできて
いない」というのは本当
だと思う。私は本象牙製の先角が好きである。
だが、そのキューは米国内には持ち込めない。空港ではぎ取られて
しまう。ワシントン条約締結以前に輸入された象牙であることを公的機関
が証明した証明書が添付されていればOKなのだが、そんなことは非現実
的すぎて実行不可能である。

象牙の製品が示す特性は人口樹脂とはかなり異なる。

かといって、高校の時に住んでいた家には本象牙の鍵盤のピアノが
あったが、それが音にどのような影響を与えているのかは私は分から
ない。
生ギターでブリッヂや弦を押さえるピンを本象牙にしたらサスティーンが
凄いことに
なるのは知っている。(但し、響きすぎてまとまりがつかない
場合もあるので、使用場面は限られる)
また三味線のバチで本象牙を使うと音がとんでも
ない張りのある抜ける
よく響く太い音=津軽三味線に最適な=に
なることも津軽三味線の師匠
だった伯母の目の前の演奏で知っている。ぺペンペンペンではない、
ギュイ~ンギュワンギュワンというような魂の慟哭を表現するにはもって
こいの音質になる。

ピアノの鍵盤による差異は私には判らないが、ギターの駒であるブリッヂ
と三味線のバチで象牙を使用するとサウンドが大きく変わるのは知って
いる。
よく象牙を選択する際に「高級だから」として選ぶ者がいるが、私はそうした
観点は一切ない。特性として象牙を選択したい場面では選択している。

それと、ビリヤードのキューの先角だ。これはかなり特性が人口樹脂とは
異なる。
撞き味は完全に好みに属するものだろうが。
象牙の場合は芯がある硬さなのだが、人口象牙等々よりもずっと柔らかい
弾力性を感じるのである。多分反発力も計測すると異なるのではなかろう
か。硬い人口樹脂のようにガツンと来るのではなく、ボイ~ンと弾く
感覚が
本象牙先角には内含されているのである。
そして、そのサウンドがまた
たまらない。撞いていて、心をクリアにさせる。
撞球シーンにおいて、キューが発するサウンドというのはかなり重要
心理的影響に関する要素を持っている。

奥村プロなどは、キュー選びの第一理由を「サウンド」と明言していた。
人口象牙もなかなかの線行ってるのだが、一番の違いは音。本象牙の
独特の音は、他の素材ではなかなか出ない。
やはり、自然素材というものは、神が造ったものであり、人は神を超え
られないのではなかろうかと思う次第にて。

本象牙の印鑑は要らないが、本象牙の先角は欲しい(^^;


先角については、実に多くの素材がある。
それぞれに性格があり、撞き味や動きがすべて異なる。
人口素材で私が結構好きなのはLBM(リネン・ベース・メラミン)で、
これは素材自体は硬いのだが、カキーンという硬さではなく反発力
を感じさせるもので、特製は象牙の先角に近い。
色は象牙と違い抜けるような純白である。ガーゼのような布地が
中に透けて見える。この布素材が適度な「硬さの中の柔らかさ」を
打球特性として発生させているのではなかろうか。オール樹脂だと
硬過ぎるか柔らか過ぎるかのどちらかに振られることが多く、モデル
ガンでも使用されるABS樹脂などはかなり柔らかく粘りがある。
そのため、トビなどのズレが少ないので必要な見越しも減少するので
ハイテクシャフトなどに多用される。だが、どうしても撞いた感じのシャ
ープさは減殺されるのは否めない。
先角はそれぞれ撞球者ごとに好みがあるので、そのプレースタイルに
合せて選択するのが正解だろう。

LBMの先角。人口樹脂では一番気に入っている。


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塗装中

2017年04月15日 | ビリヤード



昨日トンボ返りで東京から戻ったが、本日は終日出張である。
先ほど、土曜出張から帰宅したので、塗装を開始した。

エンドキャップのロゴを消し、クリア面を均すのだ。
バットスリーブ全体を磨り込んで下地を作ってから塗る。
これは1回目。
完全硬化したら磨ぎ上げてまた塗る。これの繰り返しだ。

バットのフォアアーム部分はいじらない。


近い将来、必ずやエンドキャップを透明感のある純白のデルリン®に
交換したい。
デルリン®とはこれ。デュポン社の登録商標で、POMと呼ばれる人口
樹脂である。機械の軸受けなどにも使用される頑丈な人口樹脂だ。


だが、このキューは構造上結構手間がかかることが予想される

まず、大前提として
ホモポリマーのデルリン®は接着ができない。その
ため、TADはエンドキャップの内壁に凹ネジを切り、木部の凸ネジ

ねじ込んで固定してある。

バラブシュカや他のカスタムキューはきつめにストレートの円筒状構造
のデルリン®を木部凸に押し込んで密着させ、金属ネジで締め込んで
固定する構造
にしてある。
だが、この今回のキューSTELLAは極めて特殊な構造のため、大改造
をしなければ接着不能のデルリン®は装着できない。私では無理。
大口径円筒の内壁にねじ切りができる人でなければデルリン®は装着
不能だ。
しかも、ダンパーゴムの設置があるので、デルリン®キャップのネジ込み
構造にしろ、ストレート突き通しの金属ネジ押さえ構造にしろ、TAD木ネジ
タイプのゴムであろうがバラブシュカタイプの金属ネジへのねじ込み構造
であろうが、内部中級部分に木製プラグを完全接着させて金属ネジで
ゴムを締めこむ構造を形成しないと尻ゴムが装着できないのだ。


私が現時点までに考えた対策構造は以下だ。





その3の構造が一番現実的で一番シンプルで一番使用上トラブルが
少ないと思われる。
ただし、私はできない。デルリン内壁凹部と木部凸部にネジ切りを加工
することができないからだ。
数年前に打診した業者でも、難色を示す人、はぁ?と構造を全く理解
できなかった人等、人により千差万別だ。
作業としては、「その3」の場合は作業内容は以下になる。
 ・既存エンドキャップの削り落とし
 ・デルリンエンドキャップ製作
 ・既存木部凸部ネジ切り
 ・デルリン凹部ネジ切り
 ・デルリン後端ダンパゴム用ネジ切り
 ・デルリンエンドキャップの鏡面研磨
 ・バットスリーブのクリア塗装はなし

この方面のネジに関して技術が突出している職人さんがいるので打診
してみようと思っている。過去に取引はあり、十二分以上の満足の行く
完璧な仕事ぶりだった。(かなり驚いた)

キューをリペアなりリビルドなり新作キューを作る人なり等の職人さんは、
リペアとリビルドに関しては得手不得手があるようで、そうしたことは料金
の上下とは関係がない。
構造を図解説明して、そして英知と技術と発想を展開してくれる職方で
ないと請け負ってくれないことだろう。

糸巻がそろそろ限界のキューもあり、ぼちぼちとメンテをしていく予定。


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マイチョーク

2017年04月11日 | ビリヤード



使うとこのように減って行く。穴ポコにはしない。
この減り方をプロペラ形と、あるプロは私に言っていた。
ここから先は突起部分を使って平らにして行く。
チョークを穴ポコにするのは非常に宜しくない。それには複数の
意味がある。
穴ポコチョークは、タップの先にしかチョークを着けられないし、
フェルールもチョークのこすり疵だらけになる。
できる玉屋(というか、常識のある店)は、チョークを擦って平らに
するので、ビニールテープなどで巻いて
二段重ねにしたりしている。
これ、競技台を置く玉屋では当たり前のこと。
また、撞球者も平らに減るようにチョークを使うのは視界の常識。

チョークはこうなるまで使う。ケチくさいけど効率的(笑)


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ミネソタ・ファッツ

2017年04月10日 | ビリヤード

ミネソタ・ファッツという人物がいる。
これは、ウォルター・テヴィスが書いた小説『ハスラー』の
中に出て来た主要登場人物で、架空の人物だ。
映画『ハスラー』(1961)では名優ジャッキー・グリースン
が演じた。彼は知的なジェントルマンであるミネソタ・ファッツ
とあだ名されるプール・プレーヤーのキャラクタを演じたのだが、
すばらしい演技だった。高級なスーツをぴしゃりと着こなし、
プールホールで新聞を読む、というところに、台詞はなくとも
役どころの性質を表現していた。




だが!
日本のみならず、アメリカ合衆国にも捏造マンがいるので、詐欺商法

には注意が必要だ。
本名をルドルフ・ワンダローネ(1913年生)というニューヨーク生
まれの賭け玉師ギャンブラーがいた。


ワンダローネは、1961年の映画『ハスラー』の大ヒットにより、
「自分こそがミネソタ・ファッツのモデルである」と言い出し始めた。
周囲が呆れかえる中、合法的に健康保険証の登録氏名を「ミネソタ・
ファッツ」に変更手続きし、以降、「ミネソタ・ファッツ」として
全米各地を大道芸のような興業で廻った。
観客はショーとしては楽しんでいたが、全米ビリヤード界の業界人
は眉をひそめていた。理由は、ワンダローネの人格が『ハスラー』
でグリースンが演じたミネソタ・ファッツの知的で気高く気品ある
重厚さとジェントリィさ、映画作品の中でも「ファッツは人格者だ」
と言われた人柄とは大違いだったからだ。端的に言うと、ワンダロー
ネは粗野で知的な発言はせず、俺が俺が俺がのハッタリ振るまいの
大仰なパフォーマーであったのである。

Fats vs Mosconi: The Greatest Pool Shoot-Out


乗れるライダーは、他者のライディングフォームを見て、その者が
乗れるライダーかそうでないかは即断できる。
これは剣士も同じ。できるかできないかは、見てすぐに判る。
ビリヤードで玉を撞ける人間は、この自称ミネソタ・ファッツの
撞き方を見て、真のトーナメントプロの実力者であるか、ダイム
ゲームで小銭を稼いでいただけの小物かどうかはすぐに見抜ける。
撞き方一つで見抜ける。第一、撞き方に品がひとつもない。これは
汚い賭け玉育ちの者の撞き方である。

15回も世界チャンピオンになった実際のウィリー・モスコーニは
映画『ハスラー』で技術指導をした。
帝王マイク・シーゲルは『ハスラー2』における技術アドバイザー
であり、『新ハスラー(現代「バルチモア・ブレッド」)』と並んで
アップシーンの吹き替えをシーゲルが行なった。『ハスラー』では、
アップシーンはモスコーニが撞いていた。
ワンダローネがミネソタ・ファッツのモデルであるだなという与太は
原作者
も映画製作者も完全否定しているのだが、ワンダローネは
「映画のミネソタ・ファッツは俺を
モデルにしたのだ」と言いふら
して、それをネタにショー撞きで名を売ろうとした。
そのやり口を
やりやすくする為に公式登録氏名(日本でいうところの戸籍名)まで
変更してしまったのだ。

実際のところ、1959年に小説『ハスラー』が発表された頃にワンダ
ローネはニューヨークの撞球場にたむろする「ニューヨークのデブ」
と呼ばれていたことは事実だが、1961年の映画『ハスラー』が大ヒット
してから「あれは俺のことをパクってやがる」と言い出し、氏名を
ミネソタ・ファッツに変えてしまったのである。
原作者のテヴィスはこのワンダローネのことを自作中のミネソタ・
ファッツとは人品似ても似つかぬ贋物であると、真向から全否定
している。


(ソース)
In 1961, the film version of Walter Tevis ' novel The Hustler
was released.
The film tells the story of a pool shark named
"Fast Eddie" Felson and his quest to beat the greatest pool
player in America, "Minnesota Fats".
World Champion
Willie Mosconi served as a technical advisor and trick shot
stunt man for the film.
Wanderone almost immediately dropped
his "New York Fats" nickname, adopted the name "Minnesota Fats"
and began spreading the story that the character was based
on him.
Tevis denied this for the rest of his life.

(Billiards Digest 2003 pp.122-28)

また、ワンダローネは、誇張、自己拡張、大風呂敷を早口で繰り返し、
そして軽口の冗談で大衆を楽しませるショーマンでもあった。

だが、一方で世界チャンピオンのウィリー・モスコーニを頻繁に倒した
と虚偽の主張と誹謗中傷を繰り返すので、モスコーニは提訴したりもした。
しかし、興業的な対戦=表競技の王者と裏世界の帝王という触れ込みで=
にモスコーニも参加してワンダローネと対戦したことが幾度かあるのは
確かだ。ただ、対戦の中でもあまりのワンダローネの舌禍にモスコーニ
は呆れて苦笑する場面も収録されている。

ワンダローネがどのようなほうほうであれ、全米ビリヤード界の隆盛に
寄与したことは確かで、全米ビリヤード協会はワンダローネを1984年に
功労者として無冠のまま殿堂入りさせている。日本でいったら国民栄誉賞
で文化勲章授与みたいなことだ。
ワンダローネはモスコーニとの最初のTV戦の時に、「私は決して賞金試合
で負けたことはない。これまで対戦したすべての者に勝利した」
と主張した。

しかし、米国ビリヤード・ダイジェストは誌面でも認めている。
「Pool Hustlerは、本質的には嘘つきであり、この方法でMinnesota Fats
は非常に優れたプールハスラーに過ぎなかっただけである」



どこの国でも似たようないかがわしいパクりの詐欺師の
捏造マンのはいるのだなと思ったりする(苦笑)。
日本の場合は、ビッグネームと自分が関係者であるような
ことをチラつかせながら人心を騙すのが詐欺師の常套手段
だ。
だが、そういう者どものは日本語では「虎の威を借る狐」
と呼ばれて来た。

名前を変えたり、その名前がどうなのかにその人物の
狙いどころが何なのかがよく顕れていたりしてね(笑)。
下世話なものでも、言ったもん勝ちのようなことが進行
していくという人間社会の馬鹿さ加減というものが背景
にはある。
しかし、あえて言う。
嘘は嘘であり、嘘つきは嘘つきである、と。


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円形テーブル

2017年04月09日 | ビリヤード

A Game for the Elliptical Pool Table - Numberphile


こんなビリヤードテーブルは嫌である。
ちゃぶ台か?(笑

ちゃぶ台 ↓


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ロボットのビリヤード

2017年04月06日 | ビリヤード

ABB Robot Playing Snooker


このロボット、なんだかムカつく(笑
それに、ロボットにとってストロークは余計な動作だろうに。


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Fast Eddie's Cue Case in THE HUSTLER

2017年04月05日 | ビリヤード



映画『ハスラー』(1961)でポール・ニューマンが持っている
この滅茶苦茶カッコいいキューケースなのだが・・・。


多分この金属プレートはこのロゴが型押しされた銘板プレートだと思う。



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シャフト改造

2017年04月04日 | ビリヤード


マイオリジナル Luke Landwalker Cue

ある特殊なシャフトを14山から18山に変更したい。
さすがにキューのシャフトの金属ジョイントネジを
シャフトを壊さずに抜いて
新たにメイプルの心棒の
プラグを入れて接着させて、そこに
雌ネジ金属ネジ
素材を入れて、さらにネジ切り加工をする、
という
工程は自身がないので、専門業者さんに相談しました

ハイテクシャフトではありません。普通のソリッド
ノーマルシャフトですが・・・物凄く特殊な造り込みと
なっています。
「よく考えたなぁこれ」とか思いながら、「この撞き
味どこかで知ってるぞ」と思い出したら、大昔使って
いたTADのストレートキューがこの撞き味だった。
シャフトが凄く細いのにズレも少なくめちゃくちゃ
切れ味が良かったというTADだった。

今回は14山から私の主軸キューに合わせて18山に変更
して
もらいます。
しかも、いろいろ思うところあり、パイロッテッド
ではなくまっ平らのフラットフェイスにしてもらう。
このパイロッテッド用の中空ジョイント部分にフラット
シャフトエンドの連結というのは、結構いい結果が
出てるのよ、なぜか。
ボウラード265点出した時も、そういうセッティングの
キューで出した。

ボウラードで常に高得点を出したシャフト(右)

削り込んだ細い新シャフトは、大いに期待ができる能力と
なって
おります。期待値200%。
押しと引きがめちゃくちゃ利くのにトビも少なくコントロー
ラブルであるという特殊シャフトです。先角はエイジス。
タップは現在はカムイSだが、これはいろいろ試してみる
予定でありんす。積層ってあまり好きじゃないんだよね。
とにかくモーリに関しては数え切れないほど試して、結論
としては「自分に全く合わない」ということがようやく
判った。というか良さの意味が理解できなかった。接着剤
で撞いているような感触だったのだ。
カムイはまあまあだったけど、いろいろ開発者が態度が
横柄で気に入らない(岡山人)ということもあって、使い
たくなかったりしたりしてさ(^^;
その後、「斬タップ」も試したが、これ、カムイと同じ
でしょ?とか思ったらやっぱり気に入らない奴が開発に
関与してたりして、パスぢゃ、んなもん(苦笑
私はプロだろうが範士八段だろうが、そうした肩書は関係
ない。気に入らない奴は気に入らないのである。だいたい、
横柄で偉そうにしている奴を好きになる道理が世の中無い。
必要以上にヘコヘコしてて謙る奴も絶対に信用できないが、
横柄な奴らは一発でアウトだね。

タップは一枚革が好みです。
これは撞き味についてのことだから、ごくごく個人的な
ことであって、どうしようもない。
刀の場合の柄巻きを正絹にするか木綿にするか革にするか
という個人的な好みによる選択と同じで、キューのタップは
完璧に個人の好みによるものだ。

余談だが、ティップという発音である部品をタップという
本来「コンコンと叩く」という単語に日本人がしてしまった
のは、きっと明治時代に誤認から思い込んだのではと私は
読んでいる。ティップとタップでは意味が全く違う別単語で
あるのに、日本人は「叩く」という単語を先角の先に接着され
ている革部分=tip に充てているのである。本当はティップ
どすえ。タップと言うと欧米人は「はぁ?」となりんす。
まあ、タップという発音は座布団を帽子と言ってるような
もの、下駄を眼鏡と言ってるようなまるでトンチキなので
あるが、そういう和製英語というのは物凄く多いので困り
ものだ。
ナイターとかは良い単語だと思うが、あれも完全に造語だし
なぁ。
それでも、14-1ラックのことを「フォーティーワン」と呼ぶ
日本人たちはイカンとあたしは思うだぞ。フォーティーワンは
41のことだから。
あまりに度が外れた自己中の和製英語はいくない。


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