渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

Japan Police moto test ~白バイ隊員の凄さ~

2013年01月17日 | バイク・車

Japan Police moto test

(削除されたので新規投稿動画を探してアップ)

今海外で話題の動画。
日本の白バイ隊員の競技動画だ。巧いね。
外国人に絶賛なのだが、中には「こんなのからは逃げられない」と
いうようなコメントもある。

でも、こんなのから振り切って逃げた奴がいたとしたら信じる?
しかも2回も(^^;
3度目は自分から停止した。
するとしばらくしてやって来た。
「追跡していて『あ!車とぶつかった!』と何回思ったと思ってるんだ!
なんだこのバイクは!」
「ノーマルですけど(NSR250R-SPロスマンズ)」
「○△□%#!!」
その後、
「いい年してそんな運転してんじゃねーよ!」と。
「巧いのかも知れないけどな。ここは公道だ。忘れないでくれ」
でもって、腹一発パンチお見舞いで切符は切られなかった。
なかなか粋なポリだったよ、警視庁。助かった。
免許一発で無くなるような感じだったもんな。

以降、重々反省して、法定速度も守っています(^^;
更生できたのも、あの時のおまわりさんのおかげです。


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NHK大河ドラマ『八重の桜』

2013年01月06日 | 映画・ドラマ・コミック



本日から放送が始まった平成25年NHK大河ドラマ『八重の桜』

なかなか良さげな予感。
平成24年はあまりにもひどかったが、今年のこれは観ていこうと思った。
冒頭、アメリカの南北戦争の映像が出た。
軍装、銃、用兵法、すべてリアルなので驚いた。よく考証されている。
南北戦争末期には用兵法が変化し、砲撃に備えるようになるが、初期は
このドラマで描かれたような歩き方だ。南北戦争は人類史上初めての
近代戦であり、大量殺戮戦となった。南北戦争は合衆国最後の内戦である。
リンカーンまで出てきて(ソックリ)、よく役者さんたち揃えたと感じ入った。

この作品、かなり時代考証含めて演出にもこだわっているのではないだろうか。
映像が映画のようだと思ったら、映画用のキャメラを使用しているらしい。
千代田城の殿中での小さ刀の下げ緒処理もきちんと考証されている。
出演する役者さんたちの演技もかなりいい。八重の子役の演技もとてもよくて、
よくこういう子役の女優さん見つけてくるなぁ、と思う。オーデションでかなり
絞ったのだろうなぁ。CGも出来が良く、違和感がない。
プロップガンもきちんと銃の適正な大きさのカート(大口径ショートカート)を
排きょうして、薬きょうが金属に当たる音も再現している。

唯一の難点は、他の役者さんは射撃の際に小銃の反動を演技しているが、
綾瀬はるかさんはまったく反動を演技していないところだろう。もっとも、ハンド
ガンなどでも反動を演技する役者は少ない。それをドラマで初めて演じたのは
ショーケンこと萩原健一さんで、その後は舘ひろしさんではなかろうか。映画
でも『ホワイトアウト』では松嶋菜々子などはAK47をフルオートで撃っている
のに全く反動のないAK(ありえない)となっていて、光線銃を撃ってるみたいで
ものすごく違和感があった。綾瀬さんも、他の演技が素晴らしいのだから、今後
射撃シーンも頑張ってほしい。
佐久間象山役の奥田瑛二はいいねえ。ほとんど素のような感じもするが、
たぶん象山先生は話し方もあんな感じだったのだろうという雰囲気がよく出て
いる。
『八重の桜』は、相当期待ができそうだ。視聴率も高くなるのではなかろうか。
『龍馬伝』以来のヒットになりそうな予感がする。

NHK『八重の桜』公式サイト

こちらは実物の新島八重(にいしまやえ)さんについてのサイト
同志社大学 同志社と新島八重

一般には「にいしまやえ」と読んでいるが、ご主人がサインした写真には
Yai Nishima と書かれている。

八重が使う銃はこれ。

スペンサーカービン。アメリカの南北戦争で使用された。7連発.50口径。
アカデミー賞映画『許されざる者』(クリント・ーストウッド)でも重要な役どころ
で登場した。この銃の弾薬は現在でも手に入る。私は昨秋、ある古物商
において薩摩藩で製造されたスペンサー騎兵銃のコピー(ただし単発)を
手に取って鑑賞した。レバーアクション、後装のセンターファイアである。
レバーアクションはコピーしているが、弾倉システムはコピーしきれなかった
のか、レバーはスペンサー銃とは異なり、ハンマーを起こすための物と
して機能しており、装填はフラップドアとなっていた。現在も米国では手に
入るセンターファイア.50弾薬を発射できる小銃が「古式銃」として登録証を
合法的に得ていることを不思議に思った。現在では新規発見して古式銃の
登録申請をしても、登録はまず不許可となるだろう。ただし、その古物商に
よると、同型の現存小銃は国内ではその個体一挺のみとのことである。



ちなみに、英語では日本の戊辰戦争のことを南北戦争と同じく「シヴィル・ウォー」
と呼ぶ。
アメリカ人は戊辰戦争をアメリカの南北戦争と同じような内戦と捉えているようだが、
私はこれにはとても違和感がある。
日本では「勝てば官軍」という現象が起きて、徳川東軍は徹底的に戊辰戦後に排除
され、さらに太平洋戦争まで続く長州閥の帝国陸軍による東北人差別、東北人を
下に見る風土の原型がこの幕末の戊辰戦争によって作られたからだ。戊辰戦争を
「維新」とし、「革命」とするならば、そんな革命はいらない。
私はあらゆる面において戊辰戦争を「維新」、「革命」とは見られない。
江戸には伊達や酒井や会津松平の武士を馬鹿にする風習はどの文献でも見られ
ない。東北の人を侮蔑する気風が東京で作られたのは、それこそイモや串ダンゴが
江戸に入植してきた「御一新」以降だと思われる。
このドラマの冒頭では「敗者の正義」について述べられていたのに溜飲が下がった。
私はいまだに、なぜ徳川や奥羽の諸藩が「賊軍」であるのか、まったく理解できない。
錦旗を持ち出して天皇を利用した西軍がなぜ「官軍」であり、天皇から宣下された
征夷大将軍の東軍がなぜ「賊軍」であるのか、まったく理解ができない。
だが、「国のために殉じた者」を祀るとされる九段の神社には、一切東軍の士は
祀られていない。それは、あの神社が誰のために作られたか明らかであるからだ。
「A級戦犯」合祀がどうのよりも、私はそのことこそが、九段の神社がもつ政治的な
意味の体現として問題であると思っている。諸外国との関係上ではなく、日本人
としてどうであるのかという点において、問題だと思っている。
今は片手のみだが、新選組隊士や幕臣や奥羽の諸士が祀られるのならば、大いに
諸手であの神社を支持するのだが、どうにも納得がいかない。
だから、私は靖国講に入ってはいたが、参拝はしない。靖国の存在は否定はしないが、
今のままでは賛同はできない。幕臣や奥羽の諸士が報国の士ではない「逆族」で
「朝敵」とは到底思えないからである。彼らはお上には背いてはいない。あくまで
薩長土肥連合の西軍に抗したのだ。
「勝てば官軍」。
まさに明暗を分ける天下分け目の戦いであったことだけは確かだろう。
フランスおよび他の国からも認められた「デ・ファクト」=公認政府である北海道の
蝦夷共和国も明治政府軍によって踏み潰されてしまった。京都守護職と江戸市中
取締を朝廷より命じられてそれに誠心誠意報じた武士たちは「朝敵」「賊軍」とされ
葬られていったのである。これがつい私たちの曽祖父母の親の時代の日本の歴史
なのである。私が生まれた年は、戊辰戦争から100年経っていない。1世紀以内
の出来事なのだ。
歴史というものは、常に勝者に都合のよいように語られる。
だが、実は、敗者の歴史の中にこそ歴史の真実が隠されていることが多くあるのだ。

奥羽越列藩同盟


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映画『クイック・アンド・デッド』 ~マニアックに細かいところ~

2013年01月03日 | 映画・ドラマ・コミック


監督:サム・ライミ(1995年)

レビューではない。
以前にも感想は書いたが、本日は少し気になったところを。


この作品は、ガンエフェクトがとてもリアルで、衣装や出てくる
銃にもきっちりと
した時代考証がなされている。
それでも、初見のときから気になっていた点を再度見てみること
にする。


まず、レディ(シャロン・ストーン)が決闘大会に参加することが
決まり、参加者が揃い、
無頼の市民が町中で銃を乱射して大騒ぎ
するシーン。


矢印のピース・メーカー4-3/4インチ銃身モデルは、最初の一発は
撃発していたが、
その後、ハンマーが起きず、ハーフコックまで
起こしてそれで無理やりトリガーを引いて
撃ったような演技をして
いる。これを2回。

シリンダーは回っていないので、内部のシリンダーハンドスプリング
が折損したものと
思われる。ハーフコックの時にはトリガーロックが
かかるのだが、無理やり引き切って
ハンマーの溝をぶち壊してトリガー
を引き切ってしまっているようだ。撮影本番での
トラブルだろう。
これは初見の時から気付いていて、「変なの」と思っていた。


さて、レディは酒場でコート(ラッセル・クロウ)を救った後、酒の
飲み比べて勝ったが、
ポーカーではキッド(レオナルド・ディカプリオ)
に敗れてしまい、キッドの家である
銃砲店で一夜を過ごす。

にんまりとするキッド。19歳のレオ様。若い!


二日酔いに苦しみながら起き上るレディ。

この作品は、衣装や小道具がかなりリアルな時代考証がされている
のだが、このレディの
下着は・・・。西部開拓時代には存在しな
かっただろう。Tだろ?これ(笑)
しかも透けてるし(笑)

だが、『氷の微笑』といい、シャロン・ストーンのプロ女優ぶり
には頭が下がる。
オゥ!マイガッ!


しかし、シャロンはこの『クイック・アンド・デッド』については、
かなり気に入らないシーンが
あったらしく、一度町を逃げ出してから
思い直して町に戻り、コートと強烈に絡むラブシーンを
DVD化に
あたって本人の強い申し入れによりすべてカットさせている。カット
されたDVDで
観ていても流れに違和感はないが、町の無法に耐え
きれずに飛び出して墓場で泣く主人公が
次のシーンで町に戻ってきて
いて、しかも綺麗な服に着替えている意味が不明となってしまって

いる。とても残念だ。ここは古いビデオでそのシーンと話の流れを
是非とも見てほしい。

このようなDVD化にあたってのカットということは結構あり、スタ
ローン主演の『暗殺者』でも

肝心の最ラストシーンがDVDではカットされてしまっている。あれ
の最ラストは・・・言わない方が
いいか(笑)

この『クイック・アンド・デッド』は、レオナルド・ディカプリオが
有名になる前の作品だが、この作品
では、まだ少年から青年に変わる
頃の彼の演技が見られるのが嬉しい。心理描写などかなり
巧い。この
時すでに後年演技派となる片鱗を見せている。

ジョニー・デップはあまりにデビュー時から演技力が図抜けていたので、
デビュー作品である
『プラトーン』(1987)において監督によって
ことごとく出演シーンがカットされてしまった。

理由は「他の主役たちを食いまくっていた演技だから」というものだ。
残された映像作品では
その演技力の凄さが伝わらないような編集と
なっている。

レオの場合、この『クイック・アンド・デッド』では、脇役ではなく、
主役のうちの一人なので、
十分に若き日のディカプリオを見ることが
できるのが幸いだ。

ここ数年の彼の演技は素晴らしいと思うし、やはり『ブラッド・ダイ
ヤモンド』以降の彼は
演技派の本道を行く俳優として大成していると
私は思う。


そのレオが演じたキッドの愛銃はコルト・ピースメーカーだ。
「ピースメーカー」とはコルト社の販売店が名づけた愛称だったが、
一般的にもその呼称が
流行した。この作品の中で、キッドが経営する
銃砲店のシーンでも「ピースメーカー」という
呼称が登場する。120
ドルもするピースメーカーが出てくる。いろいろな銃が出てきて
マニ
アックに解説したい場面だが、それは次の機会に譲る。

ここではキッドが愛用している銃についてチェックしてみる。

彼の右腰にある銃はピースメーカーの4-3/4インチ銃身モデルのエン
グルーブ(彫刻)入りの
ニッケルメッキモデルだ。1880年代当時も
高級品で、現在では超プレミア価格帯となる。


ローディング・ゲートのシリアルナンバーは#477である。

プロップガンとして使われているが、完璧な実銃だろう。

グリップはアイボリーだ。
ただし、別な銃のアイボリーグリップを銃砲店で叩いた時の音は
本象牙の音ではなかったので、
これもフェイク・レプリカかも
知れない。アメリカ映画は環境団体からの抗議に神経質に配慮
する
からだ。『リバー・ランズ・スルー・イット』においても、
「我々はこの作品において一切鱒を殺して
いない」というテロップ
が最後に流れていた。


弾丸の装填が終わり、シリンダーを回してロックする。ここで各
パーツのシリアルナンバーが見える。


シリンダーのシリアルは#6478だ。

しかし、フレームは#06478であり、トリガーガードは
--#03473である。



つまり、このピースメーカーはすべてのボディ・パーツが
オリジナルのシリアルではなく、
各部を組み合わせた一丁
であることが判る。

ピースメーカーにあっては、このようなことはよくあること
なのだが、この銃自体はこの
作品のために製作された精巧な
コルト・レプリカであるので、あえてシリアルナンバーを

変えてリアル感を出した演出ではなかろうか。ガン・エフェ
クトを担当したのは、世界一
の早打ちマンだった「マーク」
ことセル・リードだ。彼のこだわりの演出ではなかろうか。

ディカプリオが作品の中で使用したシマロン・アームズ製
SAA。口径.45ロングコルト。
ニッケルメッキにエングレーブ
が施された精巧な複製モデルだ。コルト・オリジナルの
1st
無煙火薬ジェネレーションを正確にモデリングしている。
(バックルが異なるのでリグはレプリカ)



第1回戦の決闘の前のキッド。作品中では実弾で撃ち合う。
逃げたら主催者に殺される。



ダブル・ホルスターの二丁拳銃のキッド。

ホルスターの中でシリンダーが回転させられるように金属板が
入った現代の
ファスト・ドロウ用のホルスターではなく、西部
開拓時代通りにただの革である
ことが形状から判別できる。
実にリアルである。


撃ち合いの前のポーズ。まだ19か20歳のディカプリオの表情等
の演技力が光る。



キッドが命をかけて決闘トーナメントに出るのは、普段の態度に
表れているように強くなりたい
ためではなかった。
父である町の支配者ヘロッド(ジーン・ハックマン)に「こいつ
は妻がどこかの農民と作った子だ。
ガンファイターの俺の血筋では
ない」と言われ続けていたキッドは、父親に実の子だと認めて
欲し
いがために決闘に出場していた。


そんなキッドをヘロッドはつめたく突き放す。キッドに「お前は
大会に出るな」と言うヘロッドだが、
それは子を慮ってのことで
はなく、自分の権力の座を守りたいがためだ。

だが、キッドの本当の心は、親からの愛を求めている。それは作品
のふしぶしに出てくる。


しかし、キッドが大会で勝ち続けることは、破滅へと繋がる道
となっていく。


ラストの対決。レディのピースメーカーが火を噴く。


この時の彼女の銃の演出がにくい。


今トリガーを引いた。




弾丸が飛ぶ様子がCGにより描かれている。あまりに速いので気付か
ないかもしれないが、
私は初見から気付いた。






射撃後のレディ。本名はエレンだ。彼女の心の意味は劇中で明らかになる。


シャロン・ストーンが撮影用に使ったSAAはEMF ハートフォード
製.45口径で、
アルミニウム銃身を持つ超軽量タイプのニッケル
メッキ仕様になっている。



この『クイック・アンド・デッド』(1995)はC G演出が出始めの
頃だが、作品中では様々な
撮影上の試みがなされている。人物が静止
したまま背景のみがグーンとアップになったり、
逆に引いて行ったり
する映像はブルーバックによって撮影された人物と、キャメラクレーン
移動した背景を合成して作られている。この作品で初めて登場し、
以降、映画界では一般化
された。
また、撃たれた人物の着弾もすべてではないがC Gが導入されている。
ただし、C Gではなく、実際に親指をふっ飛ばす実写も使われている。
だが、角度によって
本物の親指を内側に折り曲げているのが写って
しまっているので、惜しい。親指をすべて
隠すような皮膚色のゴム
手袋をはめて撮影した方が良かっただろう。

ただ、これは「ミス」の範疇には入らないだろう。『柳生一族の陰謀』
で、ラストに柳生但馬の
右腕が床に落ちた時に、明らかに石膏で作った
腕形のように「ゴットン」という音がしたが、
あれはその部分だけは
同時録音ではなくアフレコで「ドシャッ」という音を入れるべきだった

だろう。こういうのは「ミス」だと思う。

アクション映画には映像上の「齟齬」「錯誤」がかなり多い。映像的
につじつまが合わないことが
かなりあったりするのだ。山田洋次監督
はそれだけは避けたいと『たそがれ清兵衛』で神経質に
配慮したのだが、
肝心の決闘のシーンで大杉漣さんが左手薬指に大きな指輪をしたままで

撮影にOK出してしまったことに気付かなかった。取り直しできなかった
ので、そのシーンは
そのまま採用した。
こういうちぐはぐさ、ミスがアクションものにはかなりある。
この『クイック・アンド・デッド』では、ミスではないが、整合性が
ないシーンもある。

それは、唯一、対決者の配置の位置関係からか、射撃者を逆焼き
(裏返し)にしているシーン
があるのだ。本当はあり得ない絵なの
だが、その向きの方が映像的に違和感がなく見えるから
そのように
逆に焼いて編集したのだろう。

クイックだったが、お気づきになったろうか。

もうひとつ、日本人には多分解りにくいだろうシーンを。

牧師であるコートが無理やり決闘に引き出されていくシーン。
心無い町の人々は、罵声を浴びせながら彼に石や汚物を投げつける。
コートは無言でなすがままに歩く。
これは、この作品でコートが救世主であることを表しているのだと
思う。
このシーンは、十字架を背負わされてゴルゴダの丘へと歩かされた
イェスと重なり、私は胸が痛くなった。
キリスト者でなくば、あまり意味が解らない演出のシーンだと思う。
単に町の人が牧師に怒声を浴びせているだけのシーンと映るだろう。
だが、このシーンはラストシーンへの布石として宗教的にもとても
意味があるのだ。

この映画、字幕も日本語吹き替えも戸田奈津子ではないのに、かなり
原語と異なり、原語のニュアンスを捉えていない部分もある。
特に、とても大切なレディの回想シーンの惨劇でのヘロッドの言葉の
訳が原語とニュアンスが違いすぎる。日本語吹き替えの声優さんが
すばらしい演技をしているだけに(本当に素晴らしい)、実に翻訳が
惜しい。あのシーンでヘロッドが少女に言った That's close enough.
がどんなにひどい言葉か。翻訳は単に「いい腕だ」となっていた。吹き
替えも日本語字幕も両方ともだ。
さらに吹き替えでは farmer という原語が「どこかの流れ者」となって
いた。
字幕では「農民」。「どこかの流れ者」と、開拓民で土地に定着した
農民では大きく異なる。よくよく西部開拓時代のニュアンスを考えて
ほしいと思う。それなくば、なぜ西部開拓時代には「鉄条網」によって
殺し合いが起き、多くの映画のテーマにもなったのかが消し飛んでしまう。
映画作品においては、原語を原語のニュアンスで正確に伝える翻訳を心掛
けてほしいと私は願う。

なお、この作品はアメリカ映画ではなく、日米合作である。私は佳作
だと思う。

DVDでカットされたのはこんなシーン。




シャロン・ストーンいいわぁ(^^

かっこいい。

ピースメーカーもかっこいい。

マイ・フォーティーファイヴ。

こちらのファスト・ドロウ・スペシャルもいいけどね。


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