渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

中秋の名月

2020年09月30日 | open



あすは中秋の名月です。

10数年前、東京の御嶽山の上から中秋の
名月を見た。
邯鄲が長く鳴いていた。
宿に戻り、お供えをして、また窓から月
を見て、ゆっくりと杯を傾けた。
澄んだ良い月だった。

あしたは、どうやら残念ながら全国的に
雨空のようです。

ナイフの造形

2020年09月30日 | open


殆ど同じ刃の長さのナイフであるのに、
ハンドルの長さによってこれほど印象が
変わる。

上:北欧ナイフ
下:アメリカンタイプのドイツナイフ


長さはほぼ同じ。ハンドルが大きく異な
る。下のナイフは、トラベラーとあるよ
に、旅のお供のようなコンパクトなナ
イフだ。それにしては厚みは4ミリもある
のが特徴だ。しかも、どフルタング!


重ねると違いがよく分かる。


旅とは、西欧の列車の旅なのだろうか。
まるで、アウトドア用に作られたような
丈夫な作り込みとなっている。


かなりコンパクトだ。
列車の旅での果物ナイフとしても使えそ
うだ。


昔は果物ナイフなどは世の中のお母さん
たちは必ず持っていた。
病院のベッド脇などには、果物ナイフが
あるのが当然だったし、そこでリンゴや
ハッサクや桃を女性が剥いてくれたりし
た。
お見舞いのメロンを切るのは包丁だった
が、ナイフはごく自然な道具として喜び
をもたらすことに貢献していたし、それ
を人が受け入れていた。
今の時代、包丁以外はアウトとされるよう
な風潮が警察によって「作られ」た。
特に、ナイフなどは、ナイフが好き、刃物
が好き、というだけで危ない人扱いされる
ような世の中になった。
とことん、トンチキでおバカな迷える羊
たちの群衆が棲息する日本になったと思
う。
毎日、刃物で切られた食材によって生を
享受しているくせに。




武器と武技

2020年09月30日 | open


先ほど、テレビの警察ドラマで、刃物を
振り回す犯人に対して刑事が特殊警棒を
出して格闘し、取り押さえるシーンがあった。
「武器」は一般人は携帯が認められては
いない。
しかし、法執行官は武器の携帯が認めら
れている。それは警察官や自衛官や海上
保安官や麻薬Gメンなどの銃の携帯など
がそれにあたる。自衛隊などは「兵器」
さえも保有している。

さて、武器である特殊警棒を出した刑事
は、犯人を打ち据えて、最後にその特殊
警棒で突きをすることで犯人を取り押さ
えた。

ちょいと待て、ゴルァ。

どうして、こういうデタラメの演出に監督
はOKを出すのだろう。
というか、このドラマの擬闘殺陣師、アク
ションアドバイザーは誰なのよ?
確かに、警察特殊警棒は降り出すと硬く
締まるので、ちょっとやそっとの突きで
は縮まない。壁や床に強く叩きつけない
と伸びが緩まない。
しかし、だ。
そこなのよね。「技法」としては、さて、
という。

ま、被告人を被告と呼び、留置場は網で
はなく鉄格子だったり、接見室のアクリル
穴開き丸部分が二重でずらしてなかったり
とか、デタラメまんぼのテレビドラマに
ケチつけてもせんなきことなんだけどさ。
武技の嘘くささは、なんかチープさを増幅
させるように思えるけどね。
銃器の発砲の効果音がバキューンみたい
な。
まあ、マカロニウエスタンも銃の音は
全部ドビュヒューン!だったもんなあ。
そんな音するか!っつーの。
6連発から無限大に弾出るしさ(笑)。
作り物ではあるからエンターテイメント
なんだけど、なんだか興が覚める。
嘘ものでも本物のように見せるのが、
活劇の妙味だとは思うんだよなあ。

でも、ドラマ自体は凄く良かった。
東山、演技うめえええ!












港のある街

2020年09月30日 | open



スピードウェイを走っていると、神戸は
横浜によく似ていることに気づく。

古巣ヨコハマ。この街で妻と暮らし始め
た。
生まれは東京目黒だが、ガキの頃からの
育ちはハマ育ちだ。ふるさとどこよ?と
なると難しいが、ハマ時代が一番すんな
り馴染む。空気が自分に合う。ここは、
よその土地とは全く違うここだけの空気
がある。
少しだけそれは東京原宿に似ている。


ハマに港があるのなら、三原にも港があ
る。こじんまりとしているが、空気はい
い。(撮影私)
時々、夜ここに来て、ぼーっと海を見て
時間を過ごすのが好きだった。


マイタウン、ミハラ。
この港が完全閉鎖となったら悲し過ぎる。


港があるからこそ、明かりが灯る港に面
した店の佇まいも映える。
三原は港町ではなく城下町だが、人々が
親しんだ港のある街から港が消えるとい
うのは、その虚脱感といったら無い。




プラグ

2020年09月30日 | open


走った後の2スト2気筒の9番プラグ。
なんだかんだいって、このノーマル電極
が一番良かったりして(笑)。
メインジェットはかなりデカくしてある。

三原港終了か

2020年09月30日 | open









三原は港自体が無くなってしまうのでは
なかろうか。
栄枯盛衰とはいうが、それは繰り返しの
巡りを表している。もう三原には盛んで
あったことが繰り返される様は起きない
ように思える。
かといって、福永武彦の『廃市』に登場
する舞台の古い町の風情を奏でる文学的
素材なり得る要素にも乏しい。
一番栄えたのは昭和30年頃、国道2号線
が開通した頃ではなかったろうか。
もしくは、江戸時代。
江戸時代の幕末までは、それは賑やかな
都市だったことだろう。
全国でも稀にみる武芸尚武の海上都市の
城下町だった。鍛冶屋も数十軒鎚音を
かせ、城前を通る山陽道の商家街は大
行列で賑わった。人々の活気に溢れる
「街」がそこにあった。


駅前にまだデパートもあった頃の三原。
今世紀初頭の写真。
この頃から一気に雪崩のように三原は
衰退を続けている。
百貨店天満屋三原店は閉店し、建物を
取り壊した。長らく駅前は広場になって
いたが、今年、図書館等が建設された。


保険料

2020年09月30日 | open


よく車でもバイクでも何台も持っている
人いるじゃないですか。
バイクだけで5台以上、四輪車も数台以上
か。
そういう人たちは、任意保険とか大変で
はないのかなあ。
任意保険は個体ごとにかけなければなら
ないから。
自分と家族の生命保険まで入れたら結構
な月額になると思うよお。家は家で火災
保険等々かけるだろうし。

車とかバイクは買うのだけでなく、維持
がかかるよね。
保険は万一の時の為の保険なので、車両
の任意保険も家族の生命保険もまず絶対
にかけるのだろうけど。
強制の自賠責だけで四輪や二輪は走らせ
られないし。

狭き門

2020年09月30日 | open

(アンドレ・ジッド)

「狭き門より入れ。
滅にいたる門は大きく、その路は広く、
これより入る者おおし」
(マタイ7-13)

アンドレ・ジッドは、カミュ、サルトル、
福永武彦と共に、高2の時にかなり影響を
受けた。



日本の実寸

2020年09月29日 | open

【世界のウソ】世界地図に騙されている。
日本は大きい国だ(メルカトル図法)



このソフト、おもしろす。
日本はフィンランドから地中海まで
突き抜けてしまう(笑)。




道具の使い方

2020年09月29日 | open
 
 
世の中、道具の使い方にしても車の乗り
方にしてもいろんなやり方があります。
例えばこのナイフというものですが、
同じ「
削り切り」においても、ナイフを
並行移動
させて押し切る方法と、ブレー
ドの刃の
「切り代」とブレード断面形状
を利用してスライスさせて切る
方法等、
いろいろあります。
切るケースにより、それは使い分ける。
 
二輪の操縦においても、様々な方法があ
ります。四輪も然り。
これもケースバイケースで、私の場合は
任意に使い分けます
。多くの人も固定的
な一辺倒の操作で
はなく、無意識のうち
に状況に応じた対処
で操縦していること
かと思います。私もそれと同じです。
 
ただ、このようにストリートのツイスティ
ロードのきつい下りの右コーナーで、
わざ
とリヤをスライドさせてフロント
をインに回頭
させるような乗り方は、
あまりやらない
ほうがいいだろうと
思い
ます。
制御下での意識的な短い瞬間ドリフトと
はいえ、舗装路でタイヤを滑らせて
いる
からです。
オフロードの場合はスライドやドリフト
は人間によるトラクションコントロール
と併用させながら実行するのは常識的な
乗り方では
あるのですが、あまり舗装路
では二輪で
やらないほうが無難と
思われます。
実際には、ストリートでも場面によって
は微細に両輪ドリフト
をさせることも
あるのですが、一般論としてはおすすめ
しません。良き手本にはならない。


しかし、これはスリップではなく、意識
的にわざと瞬間的にドリフトさせて向き
を任意に変えています。コントロールを
失っ
たいわゆる「スリップ」ではありま
せん。面圧をかけてタイヤを潰してやや
滑らせる感覚。トラクションコントロール
の範疇の動作です。
そして、向きを変えながら短い立ち上が
りの下りでも加速させて、すぐに切り返
してブレーキングしながらタックインの
体勢に移行しています。
全部細切れのバラバラ動作ではなく、す
べて同時に操作の重なる部分が繋がって
います。
ドリフトやスライドはコントロールでき
ますが、スリップは意図しての操作では
ないため「対処」が必要になり、その分、
本来の「前進」の目的から離れるの
で、結論的には走る為には「要らぬ
事」にな
ってしまいます。
識別と実行の実際の弁別行動が求め
られて来ます。
 
物を使うのは、技法などという大層な
ものではなく、いろんな方法、取捨選択
があります。つまり「やり方」という
類に属するもの。
しかし、そのやり方は固定的観念で決め
つけな
いで、その人なりの最良策を採
ことが
刃物でも乗り物でも怪我しない
コツかと私は思います。
二輪の場合は、上体ガチガチになって
フロントのステアを人間が殺す乗り方、
運転の仕方だけは非常に危険なので避け
たほうが良いでしょう。

一つだけ強調したい概念理解としては、
交通法規とは別次元の問題として、
「遅く走る事=安全」では絶対にあり
ません。これ結構大切。
遅い事が安全値に多く属するので、
「遅い=安全」「速い=危険」と早計に
短絡的に考えがちですが、これは誤認識
です。
120km/h制限の高速道路で60km/hで
走行したら安全どころか危険極まりない
事を犯していることになります。
また、30km/h制限の市街地の路地裏で
80km/hも出したら、これは飛び出し等
があった場合瞬間的に対処できる速度を
物理的に超えてますのでとても危険。
法定速度や規制速度は安全最大公約数
として計算値で設定されています。
速度を守れば安全、犯せば危険という
ことではなく、法規を守るのは当然
ですが、安全への配慮は別な次元の
意識性の問題として存在しているの
です。
危険は遅いか速いかではないのです。
遅かろうが速かろうが、不正確でデタ
ラメでチグハグな操作をしたら危険度
は倍増します。速度が遅くとも危険が
増します。的確に適切で正確な操作を
「操縦」として運転者の意識の制御下
において実行しないと、本当に危ない。
テクなんて無いんです。意識です。

刃物も乗り物も、常にその使う道具と
対話をしながら、どうだろう、どうな
んだろう、と気を張って気遣ってやって、
正確な動作を実行に移す事で危険を回避
することができる事が多いみたいです。
これは経験上。
そのように、極限に集中力を高めて
刃物を正確に適切に扱うと日本刀の
操作でも、いくら抜刀や納刀が速か
ろうが遅かろうが、手を切ったりは
しません。
自動車の運転も相通じる不朽の定理
のようなものが働いていると思います。
多くの方が安全に好きな事をエンジョイ
できることを願っています。



 
 
 

ラグビーにヤカン

2020年09月29日 | open


かつてラグビーでは、脳震盪を起こした
選手に「やかんの魔法の水」をかけて
意識を回復させることが常だった。
しかし、現在ではこれはやっていない。
脳に深刻なダメージを受けているかどう
かを現在では医師がその場で診察する
ように変更になった。
今は、脳震盪は脳の外傷とみているから
だ。
こりゃ賢明かと私は思うす。
水かけて意識回復させて、そのままプレー
に復活なんて危なくねえのかなあ、とか
思ってました。
力石徹の件は劇画の世界の中だけではな
く、ホントに危険な事なので。

スポーツ選手がプレー中に事故で重篤な
障害を負ったり、死亡したりするのは、
悲しすぎます。
やはり、安全を確保してこそスポーツは
競技として成立すると思うんですよ。

キャンプナイフのオススメ

2020年09月29日 | open
 

(オールドガーバー)
 
キャンプではナイフの存在は必須となり
ます。
最近はナイフで薪割りをするバトニング
(薪でナイフを叩いて薪を割るサバイバル
術)が知られて来て、ナイフバトニングに
耐える丈夫な造り込みと断面構造のナイフ
に人気が集中しているようです。
そのため、40年程前の1980年代から米国
ナイフの影響を受けた日本のナイフで標準
化してしまったホローグラインドは廃れつ
つあります。
私個人はホローが好きではなかったので、
コンベックス(ハマグリ)やフラットをあえ
てホロー全盛時代にも多用していました。
 
どうしても米国の影響下にあった日本は、
ホローグラインドという新規の肉えぐり
の断面形状がさも至高であるかと思い込
む時代が続いていました。

この2口のうち、私が真に多用したのは、
下のド蛤刃のハットリのほうです。


上の山下刃物オリジナルは、私がハンドル
部を加工再構築した。かなり箱出しとは
シルエットを変えてある。製作者が契約
切れのため今は山下刃物製のマウンテン
ブレードは製造されていない。カスタム
ナイフメーカーによる下請ショップライ
ンナップだった。この人の小型渓流ナイ
を私はフライフィッシングでは愛用し
いました。今でも使います。


元々はブローニングのモデル・チーター
をOEMで服部刃物が請け負った時にこの
優れたブレード形状は根付いたみたいで
す。後年、ハットリの実力ナイフとして
ラインナップに加わります。


但し、チーターはフラットグラインドだ
ったが、OEM解消後に服部が手掛けた
3716はハンドルを少し伸ばしてブレード
をハマグリにし、鋼材をVG10にした。
最高に切れる。
ただし、マグロ真っ黒な黒檀が希少な為、
現在は注文生産となっている。
 
ベースのチーターもハットリも、唯一の
ウィークポイントはハンドルが彫刻刀の
ように細すぎることです。
これは細かい作業には向くが、大技には
適していない。
フェザーも作りにくいし、バトニングな
どにも不適といえます。
 
しかし、そのまま指を咥えてポケーッと
しているアウトドアマンなどはいない。
工夫する。
時計ベルトを巻くだけで、北欧プーッコ
のようなハンドルタッチになる。


このブローニング・チーターとハットリ
3716は、素晴らしいナイフなのだが、い
くらナカゴ突き通しのナローであるとは
いえ、フルタングではないので、ナイフ
バトニングなどすると壊れる可能性があ
る。これが、ハンドル材が堅木ではなく、
レザー ワッシャーならばバトンにも耐え
る。


私自身が作る鍛造ナイフも、フルタング
でない物は、バトニングには適していな
い。たとえ材料と作り方が斬鉄剣工法で
あろうとも。
(私が製作した打ち刃物。斬鉄試験済み)


(材料)


キャンプで使うナイフは、バトニング等
のハードな使い方に耐える云々よりも、
見落としがちな大切なことがある。
それは、長さだ。
長すぎる刃物は非常に使いにくいのであ
るのだが、短い小型ナイフでは食材など
をカットするにとても使いづらい。とい
うか、使えない。
これはやってみれば判るかと思います。
 
せめてこれくらいの長さがないと、調理
においては使えない。
その凡その長さは8センチあたり。
それ以下ではロープ切り等では能力を見
せるが、野外での汎用性には劣るのだ。


このブローニング277フォールダーなど
は、デスクナイフ、細かい作業ナイフ、
開梱ナイフとしては最高だが、野外活動
での全域をカバーすることはできない。

無論、これでバトニング薪割りなどは
できない。
先日、テストで杉の薪をこれでバトニン
グで割ってみたが、フォールダーの定め
の通り壊れてしまった。
まず、ライナーロック部のかかり面が破
損する。ボルトピンも歪んで曲がる。
それを今は全バラ完全修理を施して再び
日常的に使用している。これは365日離
さず共にある。


キャンプで使うナイフの長さの目安は、
大きなトマトをスライスカットできる位
の長さなのではないでしょうか。
大体、それは8センチ以上となります。








かといって、ブレードの長さが11センチ
を超えると大型ナイフの分類になってき
て、これまた不思議なものでかなり使い
にくくなって来る。用途が限られて来る
んです。
 
ところが、デザインが秀逸なためブレード
を握ることで、大型ナイフなのに小型ナ
イフのような働きをするようなナイフも
あります。


この関の石川刃物IC-CUTの大型ナイフ
がそれ。


このようなホールドでゲームのスキニング
や細かい作業にも対応させられます。
このナイフの唯一の欠点は、時代の流行
の為か、ホローグラインドであったとい
うことのみ。


このナイフでバトニングもバンバンやり
ますが、全然平気です。
なんだかんだいっても、このIC-CUTの
使用率が私は非常に高い。
スチール缶やアルミ缶をサクサク切って
現場で物を作るのもこのナイフを多用し
ています。信頼度ハンパない。安心。
形はタイガージェットシンの靴みたいな
感じですが。不人気だった初代ウルトラ
マンの何話かで登場した靴先みたいな。


全般的な汎用性の高さと、心置きなく使
い倒しができる価格帯としては、モーラ
がオススメかなあ。
ただし、こうした一般モデルはタングが
途中までなので、バトニングはやめてお
いたほうが賢明です。ナイフ壊れます。
バトニングやるなら、タング=なかごが
突き通しでエンドまで貫通しているナイ
フにて。フルタング構造がベストです。


このような私の短い8センチナイフでも、
このモデルのようにフルタングならば、
ハードなユースにも耐えられます。
このモデルなどは肉厚も4ミリもある。
トラベラーズというモデルですが、見た
目のギャンブラーナイフのような華麗さ
とはかけ離れたタフネスさを持っていま
す。こういう「いかにも」とした仰々し
さのない可憐なナイフが実はとんでもな
い実力をもっている、というのは、なか
なかイキなことやってのけてるように思
えます。
こういうのがカッコいいんだよなあ。
見た目でオラオラしてるのではなくても
実はすげーぜ、みたいなのが。
猿の惑星のゴリラみたいなマッチョ脳筋
系ではなく、沖田総司系みたいな。
私はこのシルエットとホワイトのアイボ
リーマイカルタが好きで、このモデルは2
丁持っています。
 
クラブブラザーに支給するコマンドナイフ
は、このモデルをベースにハンドルを延長
し、ヒルトを無くしたフルタング、コン
ベックスグラインドで私が作ろうと思って
います。刃厚はベースモデルと同じく4ミリ
計画。SUS鋼材なので熱処理は八田さん
に出します。ステンレス鋼は鍛冶炉では
焼き入れも焼き戻しは絶対に出来ない。
規程温度で一定に規程時間保持しないと
熱処理ができないからです。炭素鋼の様
にやって上手く行く筈もない。冶金とし
て、それはあり得ないんです。
無論、サブゼロも鍛人では出来ません。

ただ、ナイフは作れるけど、私はシース
がド下手くそなんだよなあ(笑)。
ツーリングナイフだから、カイデックス
で作ろうかしらん。
でも、そうなると、ギャンブラーズのよ
うなホワイトハンドルとは似合わなくな
るよなあ。思案どこ。
計画は、焦らずぼちぼち進めます。
フルタイムのプロビルダーではないので。
 
今後は、しばらくは、太くて短い同田貫
のようなこの謎のナイフをこれでもかと
いう程に使い倒してみようと思っていま
す。ハードなユースから繊細な作業まで。
切り屋兼作り屋としての知見を得るため
のテストとして。
刃厚5ミリ。ナイフとしては厚い部類で、
武器である刀剣に肉薄するブレードの厚
みで作られています。


ただ唯一の欠点。
製造者、リリース販売者共に詳細不明の
謎のナイフなので、リピート購入ができ
ない事がそれ。
まあ、でも、こういう出所不明ながら、
なかなかやるなというナイフが一本位は
あっても良いのでは。
差し当たり、フェザーはとてつもなく作
り易いナイフです。これ、実に優秀。






ハンドル形状は左のリアルスチールのほう
が優れているが、リアルスチールは軽すぎ
てチョップには向かない。
 
バトニングやチョッピング技法は、実は
日本では江戸時代から薪割りや竹割
りに
広く行なわれていた。棟に打撃
痕の残る
日本刀刀身は多く存在する。
短刀や残欠
刀などに多く見られる。
戦闘武器としての役目を終えた日本刀は、
道具として農村部や市街地で使用される
シーンも多かった。
一番頭痛くなる事実は、日本刀を人力車
のスプリングに使っていたことだ。
「加州兼若はさすがによい弾力だ」など
と笑うに笑えない実話が伝えられている。
残欠刀ならば、現代でもナイフとして再生
させてあげるのもアリかと私は思う。

キャンプにナイフ、これ必携

2020年09月29日 | open


キャンプにナイフ、これ必携。
アウトドア活動には必ずナイフを持って
行きましょう。
ラブレスでなくともいい。肥後守でもいい
んです。モーラなどは安くて実用性高いの
で慣れてない方にもおすすめ。

これはフィンランドのラップナイフの
プーッコの現代版モデル。マルティーニ
というメーカーで、大手で手広くヨーロッ
パでは販売しているメーカーのナイフで
す。
日本ではまだまだ北欧ナイフは入って
ないのですが、スウェーデンのモーラが
脚光を浴びて、北欧ナイフの実力の高さ
が広まって来たのは、私個人はとても嬉
しく思っています。
なぜならば、ナイフとしての能力の高さ
だけではなく、日本刀に通じる造形や発
想が北欧ナイフには強いからです。
戦後の日本のナイフの流れは、ドイツの
影響時代、アメリカンナイフの隆盛を経
て、今世紀10年以降は北欧ナイフが着目
され始めています。
実は、今のキャンプブームは、かつての
レジャーファミキャンよりも、むしろ、
単独行の北欧形森林野営的な要素が好ん
で求められている傾向がある。
プライベートキャンパーだった芸人のヒロ
シさんもソロキャンプの中でだんだん北欧
的な要素のキャンプにシフトして来ていま
す。ブッシュクラフトに挑戦、とか。
ただ、ヒロシモデルとか称して、商業的
営利活動に繋げるのは、私個人はどうか
と思いますよ。
そういうのって、実はとても北欧的では
なく、生馬の目を抜く商魂こんめぇてー
大金でえ〜、だから。
そうした商業主義にハメて行くと、どん
どん新製品売らんがなの「ハヤリ」を作ら
ないと成り立たないタコの脚食いになって
来るんですよ。
それで、古い物をポイ捨ての流れを作って
しまう。
それって、本来の森から学ぶアウトドア
活動ではないんですよね。
「楽しけりゃ人それぞれどうだっていい
じゃん」じゃないんです。大自然の中で
生きるという事に触れる生き方というの
は。

ナイフが無いと何にもできない。
人類が最初に作り出した道具がナイフで
す。人間に一番近しい道具がナイフとも
いえる。
こんな小さなナイフでも、1丁あると無い
とでは野外活動では天地の差になります。


家や町の生活ではあまり刃物の必要性を
感じなく「させられて」いる現代ですが、
野外活動ではナイフの存在は絶対的な物
です。
私は小さなツールナイフを梱包して車載
工具としてバイクでの道行きの時には必
持っています。正当に。タイラップや
タイトロープ等を切る道具として法的に
も「正当な理由」の要件を満たして。
車載工具なので、直ぐには取り出せませ
ん。

先月の同人キャンプでは笑った。
当然といえば当然なのかも知れないが、
私が到着したら、テーブルの上の角材の
に参加者のナイフがズラーっと突き立て
られていた。その数10数本。
幼児は別として、野郎どもでナイフを未
携帯の奴は一人もいなかった。
壮観なその画像は無いの。
皆んなが撮り忘れてたというオマヌな
実話(笑)。
でも、到着してそのナイフズラーッの図
に出会った時は、ニヤリとしたぜ。
これよ、これ。この空気よ、と。

これは室内だけど、こんな感じで10数本
がズラーッとあった。


商品金額

2020年09月29日 | open


これ、元々5万もするのか?という話は
ある。
似たようなの使ってるけど(笑)。
66リットルのやつ。


分厚いバカ長(ゴム製ウェーダー)の素材
みたいな厚いゴム製。
かなり丈夫だが、紫外線と縛り癖による
疲労が蓄積されると、割れが発生しそう
な気もする。
ま、防水だけは完全防水だ。完璧。

遺跡復元の齟齬について 〜竪穴式住居〜

2020年09月29日 | open


「竪穴式住居の出入り口は屋根だった」

非常に興味深い。
古代製鉄についても復元モデルには疑問
が多くあるが、縄文時代の竪穴式住居に
おいても、同様の「決めつけ」が行なわ
れていたのかも知れない。