医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

仲間はずれ

2024-04-20 05:32:33 | 薬局
仲間なんだから意地悪しないで仲良くやった方がいいんじゃないのかな。

先日もブログに書いたが、今回の報酬改定は何かとわかりづらい気がする。
厚生労働省が出している「令和6年度診療報酬改定について」のホームページを開くと、下の方に長く続く。
何が大事なのか探すのに苦労する。
かなり下がった【事務連絡】の部分に4月12日に出された「疑義解釈資料の送付について(その2)」があった。
すでに所属する組織団体から連絡があったと思う。
はっきり言って、こんなことを問い合わせていたのかと疑いたくなる内容である。
何となく常識的に考えれば自ずと答えは出そうなものだ。
それをわざわざ厚生労働省に問い合わせているとしたら、叱られるかもしれないが情けない。

疑義の中に地域支援体制加算、連携強化加算及び在宅薬学総合体制加算の施設基準にある地域への周知について詳しく説明がある。
ところが結論から言うと「保険薬局においては、当該薬局の所在地の地域でこれらの対応を実施することになる行政機関又は薬剤師会等と相談されたい」となっている。
何とも他人任せで具体的な答えになっていない。
例えば行政への主旨徹底をしているので確認して欲しいならわかる。
行政がやるとは限らない。
地域の薬剤師会に相談しても規模が小さいとホームページなどない可能性が高い。
県単単位ならわかるが、県では地域性などない。

さらに、薬剤師会のホームページへの掲載に対して会員は無料で非会員は有料って言うのも何か違うような気がする。
この掲載は特権なのか。
独占業務なのか。
あくまでも地域の薬局に関する公的な掲示じゃないだろうか。
有料がいくらなのかは知らないが、仲間はずれな気がする。
国も周知出来る組織団体を絞らず、ある一定の組織団体に認めたらいいのではないだろうか。
まさか仲間割れを秘かに促しているわけでもないと思う。

私にはどうでもいい話だ。
肝心なことは今回の報酬改定に絡むもろもろのことは多岐に渡る。
情報を追っている当社でさえも意味不明に陥ることが多々ある。
ともかく「令和6年度診療報酬改定について」を見逃さないことだ。

令和6年度診療報酬改定について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00045.html
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ちょっと先取り

2024-04-19 05:04:45 | 薬局
営業は「足」で稼ぐから「ネット」で稼ぐ時代のようだ。

今回の調剤報酬改定は在宅に厚い。
しかも抗がん剤治療や点滴の患者への配慮がはっきり見えている。
将来を見越した政策的な誘導だ.

知り合いの薬局は基本的に在宅が専門である。
しかも抗がん剤治療などにも積極的に対応して来た。
自前のPCAポンプの貸し出しも行っており、現場では重宝がられているそうだ。
かなり大変な思いをしながらも歯を食いしばり頑張って来たと思う。
今回の改定は、そんな努力に報いる報酬である。

患者や医師、看護師からの依頼はどんなに困難事例であっても決して断らない。
24時間365日対応は当たり前だそうだ。
その甲斐があってか営業をしなくても依頼が入ってくる。
あまりに忙しいので手狭になった店舗を増やす計画もある。
見ている人は見ているものだ。

最近では、自分たちの活動をSNSで発信しているそうだ。
ここでも見ている人は見ていた。
在宅医師から問い合わせが入る。
特にPCAポンプの対応が求められるそうだ。
医師だけじゃない。
訪問看護師からも問い合わせがくる。
まさに”開いててよかった”のコンビニ状態だそうだ。
探していたそうだ。
そこで、ちょっと気付いた点がある。
それはキーマンが誰かである。
キーマンにSNSなどが引っかかると結果に結びつく。

そんなこともあり、私のブログはキーマンに向けているはずだが、なかなか引きが弱いようだ。
釣具屋の息子だったが釣りなどしたこともない。
それでもカレイ釣りならこの天秤がいいなど、今と同じで”講釈師、見てきたようなうそをつく”である。
そのせいか

国はそんなニーズを知ってか、知らずか時代を読んでいる。
そんな近未来に向けた新しい薬局の業態が求められている。
何と言っても死亡原因の1番は悪性新生物だ。

生物だったんだ!



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見直しの見直し

2024-04-18 04:30:40 | 薬局
ダメだからってコロコロ変えちゃだめだろうが。

マイナ保険証の利用率はどうなっているだろうか。
はっきり言って全くダメだ。
10%にも達していないんじゃないだろうか。
これでは国の思惑も何もあったものじゃない。
このままでは日本の医療DXは地に落ちてしまう。
そんな危機感が厚生労働省にはある。

あまり意識されていないようだが、昨年10月の利用率から。今年の1月から5月までの平均利用率によって支援金が支給されることになっている。
すでに4月も中過ぎである。
いろいろ聞くが芳しくない。
後半の6月から11月の第2段には全く期待できない様子が見えてきた。
要は第2弾はやっても意味がないってことだ。
そこで、第2弾は見直して、新たに集中取組月間を作るようだ。

今年の5月から7月のいずれかの月のマイナ保険証利用人数について、昨年の10月実績及び同月利用人数から増加量に応じて、薬局の場合は最大で10万円の支給がある。
詳しくは調べてもらえばいいと思うが、そんなことをやってもどうだろうか。
そもそも5月から始まるようだが、周知徹底がなされていない。
何やら本日、厚生労働省からセミナーがあるらしいが、ドタバタで気付かない薬局が多いのではないだろうか。
https://youtube.com/live/7Lw9GuKNud8?feature=share

この集中取組月間を行っても昨年の実績が低過ぎて、ハードルは低いと思うが”のど元過ぎれば“になりそうだ
何だか無駄にお金のばらまきばかりしているような気がする。

「保険」が頭に付くと、やったことに対して診療報酬が支払われる。
やることは国の保険行政への協力に対してである。
であるなら、もっと強制力を持ってやらせるべきじゃないだろうか。
やらされるのが嫌なら「保険」をもらわなきゃいい。
これは薬局だけじゃない。
薬剤師にも当てはまる。
やって欲しいことは「新設」の報酬となって時代を反映している。
それを算定できない薬剤師は、これからを生きてはいけないような気がする。

どちらにしても厚生労働省の弱腰に日本の医療はどうなるのかと心配になる。
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資金に介護

2024-04-17 04:30:59 | 薬局
先が見えない将来に不安を感じる。

3年ぶりに介護保険料が見直されている。
介護給付費が急増しているために65歳以上の高齢者による介護保険料も急増している。
介護保険は2000年からスタートしている。
当初の介護給付費は約3.6兆円だった。
それは2022年には11兆1,912億円にまで膨らんでいる。
ある面での国の誤算かもしれない。

財源的には公費と保険料の半々で賄っている。
公費の50%のうち都道府県が12.5%、市町村負担が12.5%で、残りの25%が国からとなっている。
保険料は65歳以上の第1号被保険者が23%、40歳から65歳未満の第2号被保険者が27%を介護保険料として負担している。
40歳過ぎると給与の手取り減らされる。
この23%の第1号被保険者の保険料が見直された。

介護保険が始まった2000年は2,911円だった。
それがほぼ倍の6,013円にまで増えている。
思わず自分がもらっている年金専用の郵便貯金通帳を見ると、2カ月分の振込額が11万円しかない。
基礎年金から介護保険料が天引きされている。
これでは8時過ぎのスーパーでお値下げ品を吟味するのもわかる気がする。

今回の保険料改定で最も高いのが大阪市で9,249円だそうだ。
大阪市は65歳以上の高齢者のいる世帯のうち1人暮らしの割合が45.0%と全国平均より15.4%も多い。
それによって介護サービスの生活支援も多いようだ。
わが街の札幌は5,773円で胸を撫で下ろす。

介護保険制度は始まって25年目を迎えている。
このままでは制度自体が持たない。
先日発表された人口推計によると75歳以上の高齢者人口が2,007万8千人と2,000万人を超えたそうだ。
まさに団塊世代が75歳以上のピークを迎えている。
保険料の引き上げは限界に来ている。
そうなると介護報酬引き下げは必須となる。

国の検討会議で外来患者は2025年まで、入院患者は2040年まで増える。
ここまでがピークと推計されている。
ところが在宅患者は2040年以降も増え続けるそうだ。
その要因は85歳以上の高齢者が増え続けるからだ。
85歳以上の高齢者の6割は要介護認定を受けている。
何度も繰り返すが85歳以上の高齢者は「歩行が困難なもの」「通院が困難なもの」である。

あなたなら…どうする?

そうそう!
疑義解釈(その2)が出てるよ。
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ウーバードラッグ

2024-04-16 05:32:44 | 薬局
自分のものだから自分で好きなようにもらうのは勝手だ。

処方箋医薬品をウーバーイーツが届けるサービスが始まっている。
凄い時代がやって来た。
オンライン診療を行う医療機関から直接ウーバーイーツが処方薬を届ける。
あえて薬局を経由する必要がないのかもしれない。
患者にとっては薬局にかかり費用分がウーバーイーツの配送料になる。
おつりがくるかも。
季節は通り過ぎたが花粉症の薬やあまり人に知られたくない性病治療薬などにも利用されそうだ。
さらに、中高年男性が”あったらいいなぁ”のEDも届くと便利だ。
ところが、最近では薬局からの処方箋薬についてもウーバーイーツによる配薬サービスが増えているそうだ。

いつも言っているがFAXやメール処方箋は本物の処方箋ではない。
調剤は本物の処方箋で行われることになっている。
従って、FAXやメール処方箋ではあくまでも”みなし調剤”となる。
本物の処方箋を受け取って初めて“みなし調剤”が“本調剤“に切り替わる。
要は、本人若しくは家族が薬局に行って処方箋を出す必要がある。
それならあえてウーバーイーツに届けてもらう必要がない。

どうもこの辺の仕組みがどうなっているのかいささか疑問が残る。
ただし、電子処方箋での対応なら可能となる。
電子処方箋自体が本物の処方箋扱いである。
その後はオンライン服薬指導を行って、お届けは誰でもいい。
基本的に服薬指導の終了後の薬の所有権は薬局から患者に移行している。
患者がウーバーイーツであろうが宅配便であろうが自己責任となる。
薬局は配送支援をしただけだ。

もし薬が患者の元に届かなかったらどうなるのか。
服薬指導後の薬の所有権は患者に移行しているので患者が失くしたことになる。
薬局のせいではない。
患者は配送業者への責任を追及することになる。
再受診で処方箋の再発行になった場合の費用は配送業者に請求することになる。
でも、薬局のせいにするんだろうな。

多少の配送費用が掛かっても利用する人は増えると思われる。
何と言って面倒がり屋が増えている。
贅沢な世の中になったものだ。

薬局が無料で配送する場合はどうなのかと聞かれたことがある。
別に問題はない。
無料と言う料金設定もありだ。

薬局から患者に届く最後の物流を「ラストワンマイル」と、こじゃれた呼び方をする。
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必殺技

2024-04-15 05:33:45 | 薬局
薬にも四十八手なる技が必須のようだ。

「地域支援体制加算」の体制要件の中に48薬効群のOTCの取り扱いがある。
「連携強化加算」にも48薬効群とは言っていないが要指導薬等の提供がある。
求められる内容は同様じゃないかと思う。

OTCの仕入れはどうしたらいいのか。
単品バラ発注でも届けてもらえるのか。
仕入れ価格はドラッグストアより高いなら初めから売れそうにない。
この辺の議論がなされないうちになぜ体制要件に組み込まれたのか。
そもそもOTCを買うに困っているのだろうか。
2022年度のドラッグストア数は約22,000軒もある。

「医薬品の販売制度に関する検討会」において、薬局による処方箋医薬品以外の医療用医薬品の販売(零売)に厳しい規制が入りそうだ。
なぜ零売を認めないのだろうか。
厚生労働省の発表によると薬局数は約62,000軒ある。
この中からドラッグストアを除くと3万軒になる。
この3万軒にはOTCではないかもしれないが医療用医薬品が在庫としてある。
この在庫を有効に活用すると国民のセルフメディケーションは確実に向上するように思う。
なぜ売ってはいけないのか。
そんなに危険なのか。
危険ならスイッチOTCでも売ってはいけない。

国は医療費抑制を含めてセルフメディケーションを推奨している。
それをOTCで対応するには無理がある。
消費者が自分の判断で薬を選択する。
そこには相談も受診勧奨もなく会計だけがある。
ところが薬局で処方箋以外の医療用医薬品ならどうだろうか。
少なくとも薬剤師が症状を確認するのではないか。
それによって相談も受診勧奨も出来る可能性は高い。

これから薬局による零売に関する是非が議論され、2025年には医薬品医療機器等法で正式に提供の在り方が決まると思う。
もっと薬剤師は本来の薬剤師の役割を考えて欲しいような気がする。
おかしな販売方法は法的に規制して、本来の医薬品供給はもっと自由であってもいい。
販売がダメなんじゃなく、販売方法に問題がある。

そんな気がするんだけど、何か裏に違う圧力があるような気がする。
この国には「裏」がまかり通る不思議さがある。

因みに、OTCは高過ぎじゃないか。
誰かが儲け過ぎな気がする。
利権かな?
コメント (3)
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たけのこの里

2024-04-14 05:24:58 | 薬局
今だから、今を楽しむことが大事じゃないか。

東京の桜はそろそろ終わりじゃないだろうか。
先週の土日が満開だったと思う。
近所の公園の桜もあっという間に咲き誇ったと思ったらである。

火曜日から札幌に帰っていた。
新千歳空港からのバスの中から”ふきのとう”がちらちら見えた。
ひょっとするといつもの私でも採れる”ふきのとう”も芽吹いているかもしれない。
早速、10日の日の出前に自家用車で出かけてみた。
ありました。
黄緑色のきれいな”ふきのとう”の群生が期待通りだ。
紙袋いっぱい採ってきた。
葉の部分と花の部分を分けて一晩あく抜きして“醤油炒め”と“ふき味噌”にしてもらう。
出来上がったものしか見ていないので醤油なのか味噌なのかの味付けは不明だ。

ひょっとしてスーパーに”行者ニンニク”が出ていないかと家内に連れて行ってもらう。
ありました。
8本ほどで500円近い高値だ。
まだまだ手が出ない。

近所の老夫婦の青果店に行ってみると、ちょっと元気がないが300円だった。
これは貴重と買い占めてきた。
夜は豚肉と炒めて、味付けは塩麹だ。
さすがに紅麹は避ける。(基本的にない)
季節を感じる旬の臭いがする。
もう少し安くなったら生を醤油漬けにする。
10日くらい漬けたのをご飯と一緒に食べる。
何と向言えない美味だ。
私の時別な人に毎年送っている。
喜ばれるので送る量が増える。
かなり大量に買い占めてくる。

忘れちゃいけないひと品がある。
それは”えぞわさび”だ。
ホースラディッシュとも呼ばれる白い”山わさび”である。
これをすりおろしてカツオ節と醤油でいただく。
鼻に抜けるワサビの辛さがたまらない。
まさに「ご飯がススム君」である。

その他にも北海道はグリーンアスパラがそろそろ旬を迎える。
この時期のアスパラは太くて甘い。
これもお勧めである。

もちろん桜の開花は今月の末じゃないと始まらない。
と、思いつつ12日の朝には東京に戻ってきた。
忙しいことに今は九州に来ている。
この地での旬はなんだろうか?
くさかんむりに旬かな…。

旬はいいなぁ~。
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気が付けば

2024-04-13 05:23:29 | 薬局
忘れられているけど大きな存在には違いない。

4月からは薬価だけが改定になった。
患者の反応はいかがだろうか。
表現は不適切かもしれないが、ある面での値上げチャンスである。
患者負担に伴う「地域支援体制加算」に必要な実績に挑戦するチャンスだ。
もちろん嘘はいけない。

その薬価の引き下げであるが、自薬局の引き下げ率がいくらなのか把握しているだろうか。
加重でどれだけの影響があるのか通常は気になる。
セミナー等で参加者に問うが、意外にもきょとんとしている。
要は、あまり把握していないような感じを受けた。
調剤報酬改定の影響も大きいが、薬局の売上の70%超に及ぶ薬剤費の影響はより大きい。
今回は薬価調査から乖離率は6.0%だった。
これに調整幅の2%を配慮して平均で4.0%の引き下げとなっている。
ところが薬局でよく使われる血圧降下剤の乖離率は12.3%で調整幅があっても平均で10.3%も引き下げとなる。
その他にも消化性潰瘍剤の乖離率は10.6%、精神神経用剤も9.3%と大幅な引き下げとなる。
自薬局の薬価引き下げ分は利益を直撃する。

そんな薬価改定であるが、早くも来年の中間改定にあきらめムードが漂い始めている。
どうも自民党内でも中間改定を反対できる状態ではないようだ。
そうなると私の予想通り、今回の価格交渉は暗礁に乗り上げた難航になる。

未妥結減算に係わる報告書の「医療用医薬品の取引の状況」の部分に「価格交渉を代行する者に依頼して交渉した」がある。
この報告がこれからどうなるのかちょっと気になる。

初めにも書いたが調剤報酬への対応に追われて、薬価の影響がおろそかになってはいないだろうか。
売上の7割を超える大きな存在を他人任せでいいのだろうか。
価格交渉の委託だけじゃない。
薬価差益そのものへの関心度が薄れているような気がする。

製薬メーカーは薬価の中間改定は避けられないと覚悟を決めている。
そうなると医薬品卸への仕切り価格は高め設定になる。
リベートで調整すると、リベート依存が高まり価格が下がる。
あくまでも仕切り価格での販売を強いることになるだろう。
医薬品卸も品薄を理由に価格交渉には強気になれる。

実は薬価改定が大きな落とし穴になる可能性が高い。
厄介な薬価になりそうだ。
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追加支援

2024-04-12 04:41:04 | 薬局
ここまでくると情けない。

マイナ保険証の利用率がひどすぎる。
今年の3月時点で5.47%しかない。
1月からの支援金などどこ吹く風だ。
これだけ進まないと責任問題である。
さすがに厚生労働省も焦っている。
苦肉の策として支援金の上乗せが始まる。
昨年の10月の実績と今年の5月から7月の増加した利用人数に応じて支援金に上乗せが出る。
何とも情けない話だ。
金を出せば踊るとでも思っているのだろうか。
そうは言っても、その仕組みが気になると思うが、それは社会保障審議会の医療保険部会を覗いて欲しい。
001243199.pdf (mhlw.go.jp)
(これでいいと思うけど張り付け方が分かっていないので不安だ!)

どんな支援金を出しても現場に伝わっていないような気がする。
先日もブログに書いたが知らない薬局経営者が多い。
はっきり言って、厚生労働省はどこに通知しているのかと思ってしまう。
例えば、日本医師会や日本歯科医師会、日本薬剤師会を経由して周知徹底を促しているのだろうか。
”促す”じゃ弱いかもしれない。
実績の悪い組織団体には何らかのペナルティーを科すぐらいのことをしないと動かないのかもしれない。

また、政府はくだらないことに予算を使わずに、マイナ保険証に関するテレビCMくらいあってもいいんじゃないだろうか。
裏金の一部があればCMの回数が増やせる。
チラシやポスターではアピールが弱すぎる。
はっきり言ってやり方が茶番だ。
療養担当規則の中に「原則義務化」となぜ言えないのか。
何となく強そうな組織団体への忖度なのか。
くだらない。
何でも特例や中途半端な妥協では前に進まない。

ということで、もらえるものは何でももらう者は強くなる。
今回も先ずは、情報をしっかりとらえて着実に準備するのが賢明だ。
言っとくが、大手調剤チェーンとドラッグストアはしっかり取り組むはずだ。
もらえるものは何でももらう者だからだ。
出遅れるのは”知らぬが仏“で、この情報を知らない又はブログを読まない人かもしれない。
他からのメッセージがあるのかないのか。

支援金などもらはなくてもやっていけるなら、それはそれでいい。
私は知らない。

あなたはだれを頼っているんですか。
頼っていたら助けてくれるのですか。
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ちぃ~ん!

2024-04-11 04:37:12 | 薬局
毎年欠かさない私のささやかなお勤め。

本日は私の父親の命日である。
思い起こせば37年前になる。
早いものだ。
私が30歳の時に亡くなっている。
残してくれた財産は貧乏な釣具屋の息子を薬科大学に行かせてくれたことかもしれない。
それが今につながっている。

私の大学入学とともに、釣具屋では学費が難しいと思ったのか花屋に転業している。
どちらもそれほど儲かる商売ではない。
従って、私の大学時代は”花売り息子”だった。
夏休みや冬休みなどは朝から生花の水替えから始まる。
葬式が入ると花かごを運んだ。
年末にはしめ飾りも露店で呼び掛けた。
根っからの商売人の子である。

そんなお金がない家にもかかわらず大学生活は“酒と女と部活“の生活を謳歌していた。
クラスでは私がいても、いなくても優しい女性が“代筆”をしてくれた。
とりあえず試験だけは絶妙にくぐり

卒業して何をするでもなく自宅の仕事を手伝っていた。
気が付くと4月も中旬を過ぎたころ先輩から「喝」が入る。
「いつまでふらふらしているんだ」
そんな先輩が紹介してくれたのが医薬品卸だった。
1年間は管理薬剤師として暇な時間を費やした。
その後の4年間は営業として医療機関を回った。
もう辞めようと当時の専務に相談すると「ちょっと待て」と言われて未開のコンサル部門を立ち上げさせられた。

10年間ほど医薬品卸のコンサル部門を担当する。
全国に見本などない。
しかも28歳の若造である。
大阪のコンサル会社で3ヶ月の研修を受けた。
毎日が新しいことへの挑戦だった。
医師を前に、病院の事務長を前に恐れを知らずに講演も行った。

38歳の時に新規事業部長になった。
誰もやりたがらない介護事業を任された。
介護保険はまだ始まっていない。
40歳になると給料が安すぎて子供たちの学費が足りない現実に気づく。

当時の社長に辞表を提出するが受け取ってくれない。
かなりの話し合いの経過の後に、おもむろに「今度、新しく薬局を始める」と切りだされた。
「それは良かったですね」と関わりたくなかった。
辞める気持ちに変わりがなかったが「社長で」の決め手に負けた。
お陰様で薬局はゼロから始まり10年間で16店舗の50億円、介護事業は道内7拠点で10億円、従業員180人の会社になった。
いい経験を積ませていただいた。

そして何よりも今の自分は尊敬する父親がいたからこそと感謝している。
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