ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

エラゴン Eragon

2006-11-24 | ENGLISH BOOK & STUDY
ついに映画館にスタンディーがたつようになりましたね、エラゴン!
12月16日から公開らしいですけど、楽しみです。

で、こちらは原作のお話。
ず~~っと前に読んじゃったのですが、映画公開の前に、キャストが発表されたので、脳内変換してもう一回読んでみました。

とくにBromがジェレミー・アイアンズというのが嬉しくて・・・・
もう、jesterのイメージぴったりだったんですよね~

Eragon (Inhertitance)原書は、Chiristopher Paoliniが19歳のときに書いたものです。19歳!!
それを家族のやっている出版社で出したそうで。
天邪鬼jesterはそれだけで「ほんとにおもしろいんか?」と疑問を持ちましたが、読んでみたら結構面白かったんですよね、これが。


この表紙のSaphira(ドラゴンの名前です)、すごく可愛い♪ので大きいバージョンで。


いろいろなファンタジーの影響が色濃く出てますが、とくに「指輪物語」の影響は濃いと思います。
もちろん欧米のファンタジーの基礎になっているものが同じ系統のものなので、それもありますけど、Farthen DurとかEragon、Elessariなんていう固有名詞だけでも、指輪アンテナぴりぴりしちゃうほどで、全体の展開もそれを裏切りません。
エルフ、ドワーフ、ドラゴン、魔法が大活躍で、全部指輪の世界に入っていてもおかしくないんですよね。

若い作者にありがちな、無理やりのつじつまあわせも今のところなくて、とても自然な流れで安心して読めます。

話は2冊目の本に続いていく感じなので、先が気になりますが、指輪ほど「お話の途中で~~」ということはなくて、一応完結してます。

ペイパーバックの本の最後にはA spesial preview of Eldestとして、2番目の本、Eldestの最初の章が載ってるんですよね~(予告編、って感じでしょうか。)

最初読んだときは2巻目がまだ出ていなかったので、その後空いてしまいましたが、いま2巻目のEldestを読んでいるところです。

1冊目は500ページ強、2冊目は700ページ弱、と分厚いので、その厚さだけでめげる人もいるかもしれませんが、英語は平易です。
(分厚いので、持ち歩いて読めないのが玉にキズで、なかなか進みませんが・・・・)
簡単なのを何冊も読むのもいいけど、こういう世界にどっぷり浸るのも楽しいです。

ハリポタ2巻ぐらいかな。指輪よりはずっと簡単。
文法も難しくないです。会話の中に少しだけ古い倒置法が出てきますが、意味が分からないほどじゃないと思います。

和訳を読んだ方が「語彙が少なくて疲れる翻訳」とおっしゃってましたが、英語ではあまり感じません。(というか、語彙が少ないほうが優しく読めるのでラッキーかも)
特に指輪のファンなら、映画などで単語に慣れているので、最初のほうでなれない動詞なんかが出てきても、それに慣れれば、あとは楽でしょう。

本の最後に、特有の言葉をどう発音するかが載っていたり、言葉の説明、エルフやドワーフ、Urgal(敵のモンスター)の言語の単語帳があったりして、その辺の懲り方も指輪を彷彿とさせます。


映画を見てから読むか、読んでから見るか、人それぞれですが、英語で読みたいと思っているなら、読んでから見るほうをおすすめ。
結末が分かっていると、読むモチベーションが下がっちゃいますから。

まだ公開まで1ヶ月弱あるので、原書が気になってる人はトライしてみるといいんじゃないかと思います。