ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

先生、いいんですか??

2005-01-18 | a day of my life
引き続き歯医者さんに通っております。
例のやたらと料金設定が高いが、1時間付きっ切りでハンサムでさわやか系のちょと柳葉君似の歯医者さんがみっちりと治療してくださるところ。技術も上手。手先が器用なんですね。

昨日は型取をしたんです。あの、ミント味の馬鹿でかいガムみたいなのをぎゅうっと噛んでしばらく待つやつ。
で、下の歯の型取をしたときのこと。
口に巨大ガムを押し込むと先生はおもむろに
「あっかんべーをしてください」

え。
あ、あの~~~・・・・
と疑問に思いましたが、いつも婦人科で貧血の状態を見るのに、かかりつけの先生が「失礼」といいつつ、わたくしの下まぶたをべ~~とおやりになるので、
「こ、これは貧血の状態を調べたいのかな?」と思い、そろそろと右の人差し指をまぶたの下に。
(でも先生、貧血の状態をなぜ歯医者さんが見るのですか? それに、どうしてご自分のゆびでなさらないの?)
疑問渦巻く私の顔を先生は真剣な面持ちで覗き込み、あかんべーをじっとお待ちになっています。

いいんですね、先生、あかんベーをしても。

ガムを口に突っ込まれ口の利けぬまま、指を頬まで持ってきて、もう一度視線で確認をしたわたくしに、先生はうなずくと
「そう思いっきり。舌を出してください」

頬の辺で待機していた指をあわてておなかの上に戻し、べろを出したわたくし。そうか、舌を出せって言う意味だったのね!!

よかった、べっかんこしなくて。
で・でも・・・・冷静に考えるとおかしくておかしくて、腹な皮がよじれそう・・・。タイマーが鳴って口に入れていた型取り剤をかっぽんとはずしていただいてから、口をゆすぐ振りをしてむせるほど笑ってしまいました。

怪訝な顔をする先生に
「先生、わたくしの認識では『あかんベー』というのはこのようにすることなんです」とべっかんこをしてさしあげると、先生も
「そうか・・・・だから今まで患者さんに『あかんベーしてください』というと、迷っている人がいたんですね・・・」と爆笑しつつ納得なさっておりましたです。かわいいぞ。