Etchでuimが自動的に起動する仕組み

インストール時に「デスクトップ環境」を選択すると、GNOME起動時にいきなりuimも起動するようになります。
それはなぜかを、インストールされるパッケージで示していきます。im-switchがどう動いているのかとかは省略します。

まず、インストール時に日本語を選択し、デスクトップ環境もインストールする設定にした場合、japanese-desktopというtaskがインストールされます。
そこにuimがあるのでuimが自動的に起動します。なお、uimはメタパッケージです。

日本語を選択し、デスクトップ環境なしでインストールし、gnome-coreなどをインストールして起動しても、uimが自動的に起動するようにはなりません。
日本語を選択するとjapanseというタスクがインストールされます。この中にuim-anthyがあり、それに引きずられてuim-commonが、さらに引きずられてim-switchが入ります。
ただ、im-switchから読み込まれる設定ファイルはuim-ximに入っているので、uimは起動しません。

ちなみに、KDE版のインストーラを使用してインストールしてもuim-toolbar-gtkが起動します。uim-toolbar-qtはuim-qtパッケージに入っているものの、これは自動的にはインストールされないようです。
さらにuim-toolbar-qtを使用するためには、im-switchコマンドでuim-toolbar-qtを選択する必要があります。
全然関係ありませんが、kdmではなくgdmが起動したのはちょっと＿|￣|○な気分でした。いちおうkdmもインストールはされるのですが。

参考:
ikuya@etch-kde:~$ tasksel -t --task-packages japanese
language-env
manpages-ja
uim-fep
manpages-ja-dev
doc-linux-ja-text
nkf
lv
anthy
uim-utils
unifont
jfbterm
uim-anthy

ikuya@etch-kde:~$ tasksel -t --task-packages japanese-desktop
openoffice.org-help-ja
openoffice.org-l10n-ja
kde-i18n-ja
ttf-kochi-gothic
iceweasel-l10n-ja
ttf-kochi-mincho
doc-linux-ja-html
ttf-vlgothic
uim

ikuya@etch-kde:~$ dpkg -L uim-xim
/.
/etc
/etc/X11
/etc/X11/xinit
/etc/X11/xinit/xinput.d
/etc/X11/xinit/xinput.d/uim-toolbar
/etc/X11/xinit/xinput.d/uim-systray
/etc/X11/xinit/xinput.d/uim-toolbar-qt
/etc/X11/xinit/xinput.d/uim
/usr
/usr/share
/usr/share/doc
/usr/share/doc/uim-xim
/usr/share/doc/uim-xim/NEWS.gz
/usr/share/doc/uim-xim/AUTHORS
/usr/share/doc/uim-xim/copyright
/usr/share/doc/uim-xim/NEWS.Debian.gz
/usr/share/doc/uim-xim/changelog.gz
/usr/share/doc/uim-xim/README.gz
/usr/share/doc/uim-xim/changelog.Debian.gz
/usr/share/man
/usr/share/man/man1
/usr/share/man/man1/uim-xim.1.gz
/usr/bin
/usr/bin/uim-xim
/usr/lib
/usr/lib/uim
/usr/lib/uim/uim-candwin-gtk

追記:
gdmを使用しているというのは間違いで、kdmになっていました。失礼しました。