いくやの斬鉄日記

オープンソースからラブライブ!、Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

Web翻訳の結果を公開のメーリングリストに投稿する場合は注意が必要という話

2017年02月26日 18時08分00秒 | 日記
Web翻訳の結果をオープンソースソフトウェア(OSS)の翻訳に突っ込んではいけませんという話で紹介した事例は現在進行中で落とし所は見えていません。

UbuntuにはCode of Conduct (CoC)というルールがあり、これを遵守した振る舞いを求められます。もちろん私もこれに署名しています。
署名していようがしてなかろうが、UbuntuのコミュニティではCoCを遵守する必要があります。

hitoさんから現在でもアクティブな翻訳者であるところの私からコメントが欲しいと言われたので、最初は淡々と書こうかなと思ったのですが、やっぱりちょっと茶化した感じにしようかと思い、書き終わったらただの洋楽好きのおっさんを披露した形になりました。本文はこれです。いくつかの単語の辞書を引いた以外は(Web翻訳とかを使わず)思ったままに書いたので、文法とかの間違いはご容赦ください。

すると程なくしてひどい内容のメールが届いてショックを受け、しばらく頭が真っ白になりましたが、まぁDM(私宛の直メール)だとしょうがないかと思っていたら(どうやら恨みを買っているっぽいことは知っています)、なんとメーリングリストにも投稿されているではありませんか。これです。

> I do not want to see your character anymore!

characterにはいろんな意味がありますが、筆頭に来るのは個人、personalityと置き換えられるものです。当然これは重大なCoC違反なので、即座に注意が入りました。
その後謎の捨て台詞を残し、退会したようです。
その前にhitoさんからCoCへの署名を求める(だけじゃありませんが)メールもあり、これではCoCは守れないのでいなくなります、という宣言と同様に捉えられます。少なくとも私はそう考えます。

Web翻訳の結果から原文を推測するという非常に高度な遊びをしている人もいて、私には無理なのですごいなぁと思うのですが、ぽぽさんがこうではないかという予測をしてくれました。許可をもらったので画像を再掲します。

いずれにせよCoC違反のような気はしますが、「文字」と「人格」では受ける印象が違います。

「文字」は日本語では不可算名詞ですが、「文字」の英訳である「character」は可算名詞です。「人格」とかは通常不可算名詞です。私が書道家として一文字の作品でも展示してない限り、「characters」が正しいということになります。それでもおかしいですけど。
よって、ここでは不可算名詞である人格と捉えるのが自然ということであり、実際にそのように取られたのでツッコミが入ったということです。

文章にはニュアンスというものがありますが、現在のWeb翻訳、もっといえば機械翻訳はそこまで考えてはくれません。
よって、送信者はCoCに違反しているといわれても何が悪いのかわからないということになります。これは大きな問題ではないでしょうか。何が悪いのかわからないと直しようがありませんから。

> Hey, AWASHIRO Ikuya!
これは私も知らなかったのですが、Heyのあとにフルネームを入れると強い挑発の意味と捉えられる(こともある)のだそうです。

> You are the Fcitx project who refused by just looking at my name:
これだと私がFcitx projectということになっています。私は私であってFcitx projectではありません。

> https://groups.google.com/forum/#!topic/fcitx-dev/U4X3GjO41xo
これは例として不適切であり、hitoさんがメールを投げています。
詳細はこれをお読みください。

というわけで、自分の意図したニュアンスと違う取られ方をしないためにはWeb翻訳の使用は程々にしておくのがいいという教訓かなと思いました。
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Web翻訳の結果をオープンソースソフトウェア(OSS)の翻訳に突っ込んではいけませんという話

2017年02月23日 01時30分00秒 | OpenSource Software
最近TransifexとかLaunchpad (のRosetta)とかPootleなどなどを採用し、オープンソースソフトウェア(OSS/FLOSS)の翻訳がWebでできるようになっています。
同時にWebの翻訳サービスも多数存在し、どんどん精度が上がってきています。

ではWeb翻訳の結果をOSS翻訳に突っ込めばいいのではないかというと、それは違います。Web翻訳にも当然利用規約があり、そのようなことは禁止されてることが多いです。世の中すべてのサービスのライセンスを確認するのは不可能ですが、概ねその傾向にあるのは事実でしょう。具体的にはExcite翻訳の利用規約だと第6条で明記されています。
OSSの翻訳にするということは、そのOSSのライセンスに従うということで、それは
> 私的利用の範囲を超えて、本サービスの翻訳結果を利用する行為、又は、本サービスの翻訳による翻訳結果を公表、引用、改変等により利用する行為。
に反することになります。明らかに私的利用を超えていますからね。
そうでなくても、道義的にまずいよなということには気づくものだと思います。

ubuntu-translatorsというメーリングリストがあるのですが、ここにBALLOON a.k.a. Fu-sen. (Keiichi SHIGA)さん(以下ふうせんさん)がメールを投稿します。
Japanese team (reviewer) is not working
日本語のレビューが行われておらず、新規レビュワーもいないという内容です。
村田さんがもっと適切な場所があるだろうというツッコミを入れます。
その返信は、チーム管理者(Ubuntu Japanese Translatorsだと思われます。私は権限がないのでわかりません)にもメールを送ったし、IRCにも反応がないという内容です。
メーリングリストにしなよという返信が村田さんよりありました。
Ubuntu Japanese Translatorsには解決が見込めないのでグローバルに投げたぜという返信は、ちょっと意味がよくわかりません。

続けてhitoさんが登場し、歴史に残る名文(だと思う)を投稿します。
長いのですが、要するに
・確かにレビューが進んでいない事実はある
・レビューを受ける方法、レビュワーになる方法
・レビューは厳しめなので、それは意図したものだ
・かつてWeb翻訳を突っ込まれてえらい目にあった(私も被害者らしいですがもう忘れました)
・変な翻訳をするよりは英語のままのほうがいい
・あなたの翻訳はいまいちだ
ということが書かれています。ちょっとざっくりしすぎですが。
それに対する返信は正直意図がよくわかりませんが、Web翻訳はそんなに否定するものではないよという一言が付け加えられています。
hitoさんの返信はNoばかりで、まぁ当然です。Web翻訳を突っ込まれていたらたまらないわけですから。
するといきなり違う話を始めて、要するに自分をレビュワーにしろということだと思うのですが、よくわかりません。
hitoさんはWeb翻訳の結果を突っ込んでないよね、という確認をするのですが、ふうせんさんは自分から始めたのにここに投稿するのは鬱陶しいと言い出して、読者を混乱させます。俺がここに投稿した意味を察しろというのは都合が良すぎると思うのですが。
当然hitoさんとしては大事なことなので念押しするわけですが、それには答えず仲裁を求めました。質問に回答しないのにどのような仲裁方法があるのかよくわかりませんが……。

ふうせんさんは回答しないので現時点ではグレーですが、もし万が一クロ(Webの翻訳を突っ込んでいた)場合どのような作業が発生するのかというと、すべてのコミットを精査して誰が訳してもそうなるようなものであればそのまま、もしそうでない場合は翻訳し直しということになります。私もいくつかは通しているので(たぶん)、当然私もやることになります。これほど辛く苦しく無駄な時間のかかる作業はありませんが、それが責任というものです。

Ubuntuの場合はまだなんとかなりそうなボリュームではあるのですが、ふうせんさんは他にも手広く翻訳されているので、それらのプロジェクト全体に関わってくる話になりかねないのです。
なので、シロであるという回答を期待しているのです。

というわけで、結果がどうであれWeb翻訳の結果をオープンソースソフトウェア(OSS)の翻訳に突っ込んではいけませんという話でした。

追記(2017/02/24)
もちろん、利用規約的に問題なければWeb翻訳の結果をOSSの翻訳に突っ込んでも*ライセンス的には*問題ありません。改めてその立場を明確にしておかなくてはと思いました。
あとhitoさんからダメ押しメールが来ました。
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AMD RADEON RX460搭載 RD-RX460-E2GB 購入

2017年02月08日 23時23分14秒 | PC
玄人志向 ビデオカードAMD RADEON RX460搭載 RD-RX460-E2GB
クリエーター情報なし
玄人志向


ケースを買い替えたのはこいつを挿すためです。
本当はもっと後に買う予定だったのですが、急な値上がりを察知してサクッと購入したら、現在は価格が戻っていてあれー?

こいつ自体はファンコントロールをしっかりしていてなかなかいいものだと思うのですが、Ubuntu 16.04 LTSでは認識せず(16.04.2で対応)、AMDGPUでもいちおうOpenCLが使えるけどLibreOffice Calcでは使えず(原因不明)、AMDGPU-PROは(ピー)で、どうすればいいんだ状態です。
果たして私の投資は回収できるんでしょうか。

ふつーに使う分には、
MSI ロープロファイル対応 GeForce GTX 1050 グラフィックスカード GEFORCE GTX1050 2GT LP
クリエーター情報なし
MSI COMPUTER

とかにしたほうが絶対にいいです。Ubuntu 16.04 LTSでの使い方も明記されていますし。
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mini-ITXケース SST-SG05B-USB3.0 購入

2017年02月08日 23時06分14秒 | PC
SilverStone Sugoシリーズ PCケース Mini-ITX SST-SG05BB-450-USB3.0(80 PLUS Bronze規格対応SFX 450W 電源付き)
クリエーター情報なし
SilverStone

↑の電源が300Wモデルですが。

・mini-ITXのケース
・前面にUSB 3.0のポートがある
・2スロットのビデオカードが入る
・安い

という非常に厳しい条件で調べていたら、これの箱汚れ品と称するもの(どのへんが汚れているのだろう?)が9890円送料込みで売られていたので、サクッと買ってしまいました。
今調べてみたらもう売り切れているようです。
現在使用しているPCをバラして組み立てたとはいえ1時間半ほどかかったので、なかなか無謀だったなと思いました。
ゆくゆくはCPUとマザーボードとメモリも変えたいですが、当面先ですね。
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Ubuntu Weekly Recipe 第457回 Celeron J3455で省エネPC生活

2017年02月08日 22時51分26秒 | Ubuntu
Ubuntu Weekly Recipe 第457回 Celeron J3455で省エネPC生活

ASRock Apollo lake搭載 Mini-ITXマザーボード J3455-ITX
クリエーター情報なし
ASROCK


昨年末くらいからOpenCLについていろいろ調査していて、そのためにビデオカードを買ったりしているのですが、その一環でいろいろと調べてみるとApollo LakeでOpenCLが使えることを知って、じゃあちょっと試してみるかと思って買いました。
本当は上位モデルが欲しかったのですけど、諸事情により廉価版になりました。
本当はもっと上位のCore i3とか欲しかったのですけど、予算が足りないので断念しました。OpenCLのテストができればいいので、一応要件は満たしてはいるのです。
今のところOpenCLの有効な使いみちってLibreOffice Calcぐらいしか知りませんけど。
あとは4k動画が再生できたのは(サンプルが1とはいえ)びっくりです。すごい時代になったものです。
Apollo LakeはGPUを強化しているということだったので一応ゲームのベンチマークも走らせてみましたが、箸にも棒にもかかりませんでした。

個人的にはこれだけの機能があれば充分なので、次があるとしたら当分先になるんじゃないかと思います。
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