いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

Ubuntu Weekly Recipe 第296回 Ubuntu 13.10と日本語入力

2013年10月31日 00時36分17秒 | Ubuntu
Ubuntu Weekly Recipe 第296回 Ubuntu 13.10と日本語入力

もともとはFcitxも入れて1回分ぐらいかなーと思っていたのですが、とんでもない……。これだって、ほぼRecipe2回分の分量があります。
書いてて、こりゃよくわからんのもむべなるかなと思いました。
とりあえずIBusを継続して使用したい方には、充分に役立つ情報になったのではないかなーと。

私が書いたim-setup-helperの解説を誰か別の人が書くことになるんだろうなぁと考えるとちょっと楽しいですが、どのような経緯でこういうことになったのか、というのを当事者として語れるのは私しかいないわけで、それだけでもこの記事は充分に価値があるはずです。

ってか、事前にこのぐらいの情報を出しておけば、あまり混乱を招かなかったのかも知れません。そのあたりは反省材料です。
IM周りがクソいから13.10をインストールしませんとか言われるとそりゃ凹みますよ。どうしようもないことなのですけど。
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山形県のMicrosoft Office再評価は「OpenOffice.orgからの逆戻り」ではない

2013年10月28日 23時55分13秒 | LibreOffice/AOO
山形県のMicrosoft Office再評価は「OpenOffice.orgからの逆戻り」ではない

初出時に誤りがあったので、修正していただきました。
主旨としてはそのとおりなのですが、じゃあ誰がリスクを追うの(=お金を出すの)、というところで止まってしまうんだと思います。
特にヨーロッパだとプロプラなソフトを買うためにお金を出すなら、その分お金を集めて自分たちに必要な機能を実装してもらおうぜーという活動があったりするのですけど、日本だとタダだから使ってるけどお金出すならプロプラな製品を買うわ、という思考になりがちなので、どう転んでも難しいというかリスクが大きいのがアレです。
翻訳だって今は何とかなってますけど、今後はどうなるかわかりませんよ。私も長く続ける気はないって以前から公言していますしね。
はてさて、どうすればいいんでしょうね。受益者負担が理想なんですけど。私は全然受益者じゃないです。
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結局IBus 1.5の何が問題なのだろうか。

2013年10月20日 21時56分43秒 | Ubuntu
オーケー、いったん話を整理しよう。

まずはお手元にUbuntu 13.04をご用意ください。そして、ibus-mozcパッケージをインストールしてください。
日本語Remixの場合はそのままでいいですね。
ibus-anthyとibus-mozcが使用できる状態になっており、日本語キーボードを接続していると仮定します。
(SKKユーザーは蚊帳の外でごめんなさいね)

とりあえずログインしてgeditか何かを起動してください。
次に半角/全角キーを押してください。IBusが起動します。
アクティブな変換エンジンはAnthyでしょうか、それともMozcでしょうか。左Alt+Shiftキーを押して、Anthyにしてください。
これでAnthyで全角文字を入力できるようになったと思います。
デフォルトのキーバインドでは、ここでCtrl+jを押すと半角モードになります。もう一度押すと全角モードに戻ります。
ATOKキーバインドにしている場合は変換キーでもいいです。というか私は変換キーを押しまくります。

これがIBus 1.5ではどうなったのかというと、
IBusの起動(半角/全角キー)…常時起動しっぱなしなのでなくなった
アクティブな変換エンジンの切り替え(左Alt+Shiftキー)…変換エンジンだけではなくキーボードも切り替えるようになり(まとめてテキスト入力/入力ソースになった)、Super+spaceに変更
変換エンジンごとの半角/全角切り替え(Ctrl+j)…半角/全角キー(Ctrl+spaceもアサインしてあるけど機能しない?)

私的にはこれが暗黙の了解だったのですが、どうも変換エンジンの半角/全角切り替え(ここでの例ではCtrl+j)を使っていない人がたくさんいるようです。

というわけで、半角/全角キーで起動していたのがSuper+spaceになった、というのをクリアしたとすると、IBus 1.5の一体何が問題なのでしょうか。
・やっぱり半角/全角キーで切り替えたい→入力ソースを変換エンジンだけにすればいけるけど、常に全角で開始するので鬱陶しい
・Super+spaceキーが効かない→indicator-keyboardの問題(mozc-setup-helper 0.6で対応したつもり)
・現在半角/全角モードどちらかがわからない→GNOME Shellだとわかるので、indicator-keyboardの問題
・日本語キーボード以外で変換エンジンを使いたい→ibus-anthyでは設定可能。ibus-mozcでは設定できなさそう。よってibus-mozcの問題
・言語パネルがなくなった→つД`)・゜・。・゜゜・*:.。..。.:*・゜

今まで半角/全角キーでIBusを起動していて、半角/全角の切り替えも半角/全角キーを押しているような大多数のユーザー(?)にとっては、IBus 1.5での変更はさしたる問題はないように思います(indicator-keyboardは別です)。Super+spaceはCtrl+spaceであれば変更できますし、そもそも初回ログイン時にSuper+space押してちょっていうメッセージも出ますしね。
その条件から漏れてしまったユーザーはFcitxその他を使用すればいいですし、そのような層にアピールすべくFcitxのあれこれをやってきたわけです。
今まで出来てたことができなくなった! デグレードだ! というのは確かにそのとおりですが、GNOME(ry

今一度自分の入力方法を見つめ直すチャンスです。というか私にはそうだったのですが、20年近く続けてきたやり方を変えるのはかなり難しいので大人しくFcitxを使います。

追記:
リリースノートはちゃんと読もう。

さらに追記:
「常に全角で開始するので鬱陶しい」は、ibus-anthyには当てはまりません。設定で起動時に英数のままに変更できます。
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IBus 1.5がUbuntu 13.10に投入されるまでの流れと現状

2013年10月20日 09時10分15秒 | Ubuntu
インプットメソッド(IM)は空気のような存在であるべきであり、現状のように語られてしまったら負け、という性質のものです。動いて当たり前、動かすための苦労なんて誰も知らない。それでいいんだと思いますし、少なくともUbuntuでは今までそうだったと思います。

私からはあるべき論ではなく、事実関係をば。

IBus 1.4はどうだったかというと、適切にメンテナンスされているとは言いがたい状況でした。それはUbuntuにはIMの専門家がいなかったということです。換言すれば、CanonicalはIMの専門家を雇用しませんでした。
あと、UnityのIndicatorをサポートするためにでかいパッチを当てていました。
これものちのちまで足を引っ張ることになります。

去年の11月頃、13.04ではIBus 1.5にはしないという決定がなされます。理由は
・クオリティがまだまだ(そらそうだろ……)
・[すべてのアプリケーション間で同じインプットメソッドを共有する]の設定変更ができなくなった
・Indicatorサポートの欠如
だいたいこんな感じでしょうか。

IBus 1.5ではIndicatorパッチを当てるのではなく、独立したindicatorを開発することになり、それがindicator-keyboardです。3月頃から開発が始まりました。たぶんそのために雇用もしてるんじゃないでしょうか。あくまで推測ですが。

実際に投入するという告知が出たのは7月です。indicator-keyboardもこの時点で動作するようになりましたが、できがあまりにもあんまりでした。現在でも特に変わっていません。

バグ報告の数からも明らかです。indicator-keyboardのバグは今現在で24個登録されています。しかし、IBusはSaucyサイクルではたった3つであり、しかもおそらくどれもほかにアサインされるべきものです。
ついでに、13.10からすべての言語でIBusが起動するようになりました(ただしUnityを使用する場合)。そうしないと、[テキスト入力]の設定が変更できないのです。そらそうですね、統合してしまっているので。

IBusはGNOME 3.6から統合されるようになりましたが、この統合というのは主として
・GNOME Shell
・gnome-settings-daemon
・gnome-control-center
を組み合わせて使用されることを意図している、と考えられます(参考資料)。
GNOME 3.8からはgnome-initial-setupもこれに加わりますが、UbuntuではUbiquityでやってることであって現在もパッケージはありません。とりあえず13.10では問題になりませんでしたが(正確には問題になりましたが修正してもらいました)、今後は顕著化するはずです。

UbuntuだとGNOME Shellがないので、その代わりにindicator-keyboardやUnityでやるべきことがおざなりになってしまっているのというのが現状、と言っていいと思います。ただ、この組み合わせて使えるようになったのが7月からなので(しかもPPAでありリポジトリに入ったのはもう少し後)、どうやっても"ちゃんとした形"で間に合わせるのは不可能だったとも思います(だからmozc-setup-helperとfcitx-setup-helperを書く決意をしました)。
Fedoraでは特に問題になっておらず、VineやMomongaの開発版でもIBus 1.5になっていることからも、やはりUbuntu(というかUnity)での問題が多いということの証左になるのではないでしょうか。

次に起こすアクションは明白ではあるのですが、私は言語パネルがなくなった時点でIBusを使う気がなくなったので、最低限動くところの面倒は見る気ですが基本的には頑張ってくださいというスタンスです。
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Ubuntu 13.10にアップグレードしてみた その1

2013年10月19日 12時31分29秒 | Ubuntu
その2はないかも。

まずはうちのU24Aからアップグレードしました。13.04がまだ9ヶ月サポートと決定する前にインストールしたのです。Windowsは消したのでシングルブートです。
主な用途は寝転がって原稿書きですが、メモリ16GBとSSDであることを生かしてVirtualBoxもガンガン使ってます。
もともとUbuntuをインストールし、その後GNOME Shellをインストールしました。Fcitxの実機での動作確認もやっているので、アップグレードにあたっての問題は特にないはずです。
というわけで(?)碌にバックアップも取らずに開始。真似しちゃダメですよ!
結果はもちろん成功です。パッケージもそんなにたくさん入れているわけでもなく、カスタマイズもそんなにしてないですしね。
ってかSSDだとアップグレードが本当に速い……。

むしろアップグレード後が大変です。まずは/etc/apt/sources.list.d/の精査から。
5つのリポジトリが登録されていました。
・dropbox…当然有効にする
fcitx…有効にする
VirtualBox…有効にする
・libreoffice…当面いらないか。必要になったら再登録
・phablet-team-tools…saucyにはあるはずなので不要のはず
有効にしたら当然apt-get update;apt-get upgradeします。

あとはGNOME Shellの拡張機能をアップデートするだけです。というか自動アップデート機能はどうなった……?
インストールしてるのは
AppIndicator Support
Dash to Dock
TopIcons
の3つです。Installed Extensionsにアクセスして、拡張機能にそれぞれある緑のアイコンをクリックしてアップデートするだけです。簡単ですね。

ぬお、今気づいたけどCapsLockがCtrlになってない……これはバグだ……。Tweak Toolでいけると思ってたのですが。
とりあえずこれで。
$ setxkbmap -option ctrl:nocaps

追記:
[自動起動するアプリケーション]に放り込んでみました。ちゃんと動くかは次回起動時に(ぉぃ
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Ubuntu 13.10 リリース!

2013年10月17日 23時37分44秒 | Ubuntu
ダウンロード
リリースノート
Ubuntu Weekly Topics 2013/10/18号

今回はこれまでにないほど大変でしたね……。
Fedora 17だったかな、を使ってIBus 1.5だと今までとは全く違う使い方をしなきゃいけなくなるなーというのがわかって、じゃあ何にしようかと思って、Fcitxに白羽の矢を立てて、まずはボコボコの翻訳(そもそも翻訳されていたのはごく僅かですが)から着手し(4月ぐらい)、ざっくり完了。同時にFcitxやfcitx-anthyやfcitx-mozcの不具合報告をし、修正してもらってそれをテスト、というのを繰り返し、半年ほどで実用レベルになりました。開発者さんには本当に感謝しています。
それはそれとしてIBus 1.5も何とかせにゃいかんということで、7月半ばからとりかかり、ibus-anthy 1.5.xが動作しないという絶望的な状況から開始しました。
それでもやっぱりどうにもならなさそうな問題が山積みだったので、mozc-setup-helperとfcitx-setup-helperを書き始め、im-setup-helperというパッケージにまとめたと思ったら、gnome-settings-daemon 3.8がAnthyを認識しないという不具合が……。結局seb128にアサインしたら直してもらえましたが、その後無実の罪を着せられてムキー!

皆さんが艦これだモンハンだと楽しそうなときに私は一体何やってるんだろうという自己嫌悪もありましたが、幸か不幸か私しかできなさそうなことでしたし、とりあえずリリースに間に合ってよかったです。
もっといい方法とか、もっとできることもあったんじゃないかと思いますが、私のリソース配分と能力とリリースまでの時間ではここいらが限界でした。
14.04ではどうあるべきなのか、今一度考える必要があるように思います。

……とまぁ敗者の弁っぽいですけど、Fcitxを使えば何とかなるんじゃないでしょうか。たぶん。なにせ13.04ユーザーはアップデート必須ですからね。
SKKユーザーは……まぁ頑張れ。

あ、Ubuntu GNOMEユーザーはRecipeも参考にしてくださいね。

追記:
リリースノートの翻訳が完了しました。また日本語独自の記述のも多いので(って私が書いたんだけど)、ぜひとも一度目を通してください。
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VirtualBox 4.3 リリース!

2013年10月16日 20時17分46秒 | OpenSource Software
プレスリリース(英語)
新機能解説(英語)
窓の杜の記事

まさかRC1のあとにリリースとは思いませんでしたが……。もうちょっとRC重ねるのかと思ってました。
ちなみに翻訳は確認してません。

個人的な体験では、X.Y.4か6あたりから安定して使用できるようになりますので、それを待ってもいいでしょうし、バシバシバグ出しするのもいいでしょう。
まぁDebian/Ubuntuにパッケージが入らないとどうしようもないのですが……。

そうそう、リリース日一覧を更新してみました。未だに3.2系列がメンテナンスされているってすごい!
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Ubuntu Weekly Topics 2013年10月11日号 im-setup-helperのCall for Testing・vUDS 2013.11・UWN#337

2013年10月11日 23時40分40秒 | Ubuntu
Ubuntu Weekly Topics 2013年10月11日号 im-setup-helperのCall for Testing・vUDS 2013.11・UWN#337

というわけで、よろしくお願いしますー。
まさか自分がインプットメソッドの設定変更ツールを書き、パッケージにし、日本語Remixに含めて配布され(予定)、Topicsを飾ることになるとは思っていませんでした。
どうしてこうなった……。
ご批判はいろいろあるかと存じますが、リリースまでの時間とかけられる労力を鑑みて現実的な選択肢がsetup-helperしか思いつかなかったのですよ。
ってかここだけの話(どこだけだよ)IBusよりもindicator-keyboardのほうがヤバいと思いますね……。14.04までにはまともになるのかしら。
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VirtualBox 4.2.16+Ubuntu Saucyで共有フォルダーが使えなくてイラッとした話

2013年10月10日 23時44分59秒 | Ubuntu
なんで最新の4.2.18ではないのかというと、単純にSaucyのリポジトリにないからです。

表題のとおりですが、Ubuntu Saucyにvirtualbox-guest-utilsをインストールし、共有フォルダーを有効にしても見られるようになりません。
/media/sf_hoge/でlsしても、ファイルやフォルダーを表示しないのです。
前から気にはなっていたのですが、致命的ではなかったので放置していました。しかし、今日ついにイラッとしてしまってバグ報告を探したらありました
何ともう直っているではありませんか。
というわけで、このソースを元にパッチを作成し、パッケージに当てて試してみるとうまく動くようになりました。

使ってみたい方は、*ゲストOS*で
$ sudo add-apt-repository ppa:ikuya-fruitsbasket/ppa
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install virtualbox-guest-utils
(再起動)
を実行するといいです。自分をvboxsfグループに入れるのを忘れないでくださいね。

Oracleのバイナリを使うのではなく自力でメンテナンスしていると、こういうことができて便利です。
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VirtualBox 4.3の翻訳をしました その2

2013年10月09日 23時23分25秒 | OpenSource Software
VirtualBox 4.3の翻訳をしました その1

翻訳が取り込まれ、4.3 RC1としてリリースされました。
VirtualBox 4.3 Release Candidate 1 released
ダウンロードほか詳細情報です。

RCは3くらいまではリリースされるはずですので、誤訳やわかりにくい訳を発見された場合は、お知らせいただければと思います。締め切りはよくわかりませんが。。
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